2005年04月06日

「最愛の夏/黒暗之光」前半

カンイ.jpg

チャン・ツォーチ祭りであるw制作順を逆に見てしまった。どうもそういう傾向があるな。

ネタバレです。

またもや出だしの幻想的な星空の垂れ幕の前の写真撮影から引き込まれてしまう。あのシャッターをフラッシュをたいた後のキィーンという金属音が心地よい。そしてコンクリのアパートに私はとても弱い。そういう場所で生まれ育ったからだ。
「きらめきの季節」と同じように皆で囲んで食べる食事。終わらないおしゃべり。皆が一度に話すのでがやがやと騒々しい。あれをとってだの、なんだの。
ヒロイン・カンイとこれも「きらめきの季節」にも出演していた弟役の知的障害者のアギイとのやりとりのおかしさ。
チャン・ツォーチとキム・ギドクの違いの最たるものはこの家族の騒々しさなんだろう。時に優しく時にうっとおしい。可愛い目のカンイが好きになる青年にはまたまた「きらめきの季節」で主演のファン・チイウェイ。役的にはとても彼らしい感じです。誠実だけど何かの時にはかっとなる。
そしてこれも同じく登場の水槽。でもここでは今のとこ少し控えめに配置されてます。
この映画の中で特にすばらしいのはそういうアパートも含めての港町基隆(キールン)の風景。港町の美しさ特に夜景はカンイも言うように本当にすばらしい。これだけは映画館で見たいものですね。そして実際の場所で。カンイとアピン(ファン・チイウェイ)が見ている港の情景を見てみたい。
カンイの部屋の窓からはそんな港町や海が見えているのです。停電になってぼんやりと夜景を眺めながらアピン(ファン・チイウェイ)のことを考えてるカンイ。姉を心配してろうそくを持ってきてあげる弟アギイ。その弟に空想を中断されてつい怒ったりしてしまう。
女の子が主人公のせいもあるのだろうけど、「きらめきの季節」よりずっと夢の世界のような映画ですね。
とはいえまだ前半です。これも「きらめきの季節」のように後半に何かが起きるのでしょうか。
posted by フェイユイ at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「きらめきの季節」アウェイと双子の姉

姉.jpg

昨日の続き少し、やはりねたばれなのでよろしく。

映画の中で突然というか少しずつアウェイが具合が悪くなっていく。これはもしや双子の姉が癌なのだから彼も・・と思いながら見ていた次第に病状が悪化して吐きまくってる。姉の元夫と海に行ったときはとうとう耐え切れず病院へ。そして遅れてアジェが帰ってきた時「アウェイに大変なことがあった、と。だが、それは双子の姉の死だった。それからアウェイの病気について説明がない。???と思ってたのだが、後でお風呂に入っててやっと気づいた。アレは双子の姉の苦しみが彼に伝わってたんだー。と思いましたが。

ところでこのアウェイの姉の死ぬ前の苦しみは見ててものすごくかわいそうなものだった。映画でこんなに痛みを訴える場面を見たことはない気がする。家族のものの悲しみもつらく、「また戻って来い」とか「私もすぐ行くよ」というおばあちゃんとか、確かに死は綺麗なものではないのだということなのだ。

謎解きをするようなストーリー、幻想的な映像、癒しを感じさせる。とだけ言えば、キム・ギドクのようだが、中身はまったく違うなあ。全然別の世界と思います。
でもね、キム・ギドクの「空き家」の美青年を見た時、「あ、なんだかファン・チイウェイに似てる」と思ったの。なんとなくね。それだけ。




posted by フェイユイ at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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