
後半見ましたってだけですがwそんなに言うことはないのですよねえ、随分手抜きですがwだってね、きれいで気持ちよくていいなあと言うことで何も説明は要らないような。じゃなんでこれ書いてんだっていう話もあるでしょうがね。
昨日書いたことのただ繰り返しになるだけなんですが、景色も列車もコン・リーの美しさも二人の男たちも悲劇であることすら心地よいような映画でこの雰囲気が好きなら○、退屈なら×、というだけなのかもしれない。私としては周漁とチャン・チェンのシーンでアメリカの夜になる場面・すだれ越しに二人の話を聞く場面・周漁が列車に乗ったと思ってチャン・チェンが後を追って乗ったら実は周漁が乗ってなかった場面とすれ違うロープウェイを重ね合わせたところなども好きですし、また太ももをさらけ出して走り出す周漁、霧に隠れた湖の場面、どんよりと曇った空など好きなシチュエーションがいっぱい詰まった映画です。
ところで二人の男の名前チェン・チンとチャン・チェンって日本人的にはややこしいですね。漢字では陳清と張強だから全然違うからいいんですが。
監督スン・チョウさんは「きれいなおかあさん」でもコン・リーをお母さん役に使っています。これは未見というかBSで少しだけ見ました。化粧気もないお母さん役からふたりの男の間を揺れ動く美しい女性までやらせるのだな、と感心します。頑固な一途さは一緒です。
監督スン・チョウ 出演コン・リー、レオン・カーファイ、スン・ホンレイ 編集ウィリアム・チャン 2002年