2005年07月31日

「愛の神、Eros(エロス)」ウォン・カーウァイ

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「愛の神、エロス (Eros : 愛神)」
何と言ってもチャン・チェンが美しいのだ。コン・リーの美貌はもう何度も讃えているが、チャン・チェンがこんなに繊細な美しさを持っていたとは。
いつもの如くウォン・カーウァイの背景の魔力。闇の中に紅い灯がともっている。研ぎ澄まされたようなチャン・チェンの思いつめた顔だけを映している。声だけしか聞こえない女との会話。女は病気のようだ。「初めて会った日を覚えている?私の手を覚えている?」妙な質問だ。だが、それが何の意味を持つのか次の場面で知る。
仕立て屋になったばかりのチャン(チャン・チェン)は師匠に言いつけられ上客である高級娼婦のホア(コン・リー)の家を訪れる。ちょうど客を迎えていたホアの部屋の隣でチャンは男女のあえぎ声を聞きながら、終わるのを待っている。
チャンを部屋へ招きいれたホアはチャンの様子を見て、ズボンを下ろすよう命じる。羞恥で震えながらも命令を聞くチャン。美しい娼婦ホアの手はチャンの内股、そしてさらに奥のほうへと撫でていく。チャンはただホアの手の動きを耐え忍んでいた。

チャンを見上げているホアの顎がきれいだ。ホアはこの感覚を覚えておく様にチャンに命じる。そして自分の服をあなたが作るように、と。
チャンは懸命にホアの服を作り上げていく。この時、服を仕立てているチャン・チェンの横顔がレスリー・チャンのように見えてはっとする。きちんと撫で付けられた髪型のせいだろうか。顔が似ていると言うわけではないのに。

腕を上げていくチャンとは逆にホアはかつての華やかさを失いつつあった。客の足が少しずつ遠ざかっていくのをホアはつなぎとめるよう焦り出していた。そんな時もチャンはホアの服を仕立てるため、黙ってピンで補正をしているのだ(このピンを刺す行為というのは何だか色っぽいと思うのだが)ホアの身体に僅かに触れ、寄り添うように立つチャンがまた切ない。

ホアの仕事場である寝室の隣部屋でチャンはいつも待たされるのだが、その調度もまたいつも同じに整えられている。だが、来客の様子は次第にひどく変わっていく。この時、チャンはどのような気持ちで去っていく男たちを見ていたのだろうか。もしかしたら喜んではいなかったのだろうか。

落ちぶれていくホアは仕立て代も払えぬようになり師匠はチャンに催促を促す。

ホアはチャンに、旅に出るのでこれまで作らせた服を売りたいと申し出る。承諾するチャン。お礼にと酒を注ぐホア。この時、チャンの肩に何気なくホアの手がのせられ、チャンはじっと自分の肩を見つめる。二人は酒を飲み干す。このときのチャンのホアを見つめる目の凄まじいほどの色っぽさ。心が引き裂かれるような悲しい目である。

ホアはいなくなった。

再び彼女に呼ばれチャンが侘しいホテルを訪れる。ホアはチャンが結婚していないと知り、私はどう?と聞く。チャンはホアに近寄る。だがホアは服を作って欲しいと話し出す。愛人に気に入ってもらえる最後のチャンスを逃さないような綺麗な服を作りたい。そしてなけなしの金を渡そうとする。チャンは「あなたの服は取っています。それを作り直せばいい」と言う。ホアは「ではサイズを測って」チャンは「あなたの身体は知っています。ただ手で少し測るだけでいい」チャンはホアの身体に手を触れます。ホアはチャンの腕に抱かれるようにして涙を流すのだった。

チャンは丁寧にホアの服を仕立て直していく。大雨の中、仕上げてホアに会いに行くが彼女はいない。しばらくするとホアは客をとって帰ってきた。またも廊下で事が終わるのを待つチャン。仕上げた服は渡せなかった。

店に戻り彼女が切るはずだった服のすそから手を差し込むチャン。その行為だけでチャンは陶酔してしまうのだった。

彼女はついに病気で倒れてしまう。彼女の部屋代を払うチャン。チャンはホアに会う。ここで出だしのシーンに戻る。チャンの苦しい顔が映し出される。今度は何故彼がこんなに苦しんでいるのかが解っている。ホアは、うつるから会いに来ないで、と言う。大丈夫だ、とチャン。こちらに来て。最初に出会った時のことを覚えている?私を恨んだわね。いや、僕はあなたに感謝しています。私には何もないわ、でもまだ手だけは残ってる。ベッドに横たわり苦しそうなホアはそのまだ美しい手でチャンを触っていくのだった。あの時のように。チャンは長い間夢みていた感覚を再び知ったのだ。唇を触れようとするが、感染を案じて、ホアは拒絶する。二人に許されたのは互いの手の感触だけだった。

チャンは店に戻り師匠に、ホアが行ってしまった、と伝える。師匠はホアが愛人に連れられていったと思い、こうなるとは思いもよらなかった、と笑う。「そう、思いもよらなかった」それでホアさんの服は上手くできたのかい、と聞く師匠の問いにチャンは答えない。どうした?
チャンの顔が映される。

チャンの悲しい思いに涙があふれてしまう。

いつもの撮影監督クリストファー・ドイルと美術監督のウィリアム・チョンはすばらしい。
またこの映画はほぼチャン・チェンとコン・リー、そして仕立て屋の師匠ジンを演じるティン・ファンの3人なのだが、このティン・ファンさんは「ニエズ」でロンズの家の爺やをやった方ですね。


posted by フェイユイ at 23:08| Comment(6) | TrackBack(1) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月30日

天龍八部第13集

重くて辛い一話です。段誉の物語は血筋正しい王子様ということで、自然と明るく楽しいのですが、喬峯には重い過去があります。今までは義理人情に厚い男と、皆から尊敬されていたのに、契丹人ではないかという疑いをかけられたために地位と信頼を失ってしまいます。血筋という自分ではどうしようもない事実のために。

喬峯の師匠・玄苦は瀕死の際におられた。呼び寄せられ急ぎ近づくと師匠・玄苦は喬峯の顔を見て非常に驚かれた様子だった。そしてそのまま息を引き取ってしまわれたのだった。喬峯は大声で呼ばわり師匠の死を少林寺中に知らせた。
駆けつけて来た僧侶たちは夜中に突如現われた喬峯を訝しく思いながらも玄苦が闇討ちに会い、重傷を負った事を伝えた。そして玄苦がどうしても下手人を明かさなかったことも。
その時一人の小坊主が喬峯を見てこの男が玄苦様を襲った奴だと言い出した。喬峯は下手人が俺に化けていたので何も知らない師匠・玄苦が自分の顔を見て驚いたのだと察する。たちまち僧たちが騒ぎ出し、喬峯はやむを得ず、灯りを消して身を隠す。

喬峯が菩提院の本尊の影に隠れていると目の前で若い僧たちがお経を唱えだす。一人が立ち上がったかと思うと他の僧たちを打って気絶させてしまい、傍の銅鏡から経文を取り出し懐にいれた。見ているうちにその僧は喬峯がいる本尊の傍に逃げ込んできた。やがてすぐ老僧たちに見つかってしまう。そして老僧たちと喬峯の戦いが始まる。共にいた盗人僧は激しい戦いの中で身体に衝撃を受けてしまう。やむなく喬峯は凄まじい威力を持つ技を見せつけ、盗人の僧と共に少林寺を逃げ出した。

気を失った盗人僧の胸に手を当てるとなんとその僧は女であるとわかった。さらに顔に貼り付いた皮をめくると現れた女性は、阿朱であったのだ。驚いた喬峯は医者に見せるが医者はもう命はないものという。喬峯は自ら、阿朱の背中に真気を送り込み、阿朱を助けようと手を尽くすのだった。

床についたまま、阿朱は喬峯に眠れないので歌を歌ってほしいと頼む。大の男が歌など、断る喬峯。ではお話を聞かせて、と言う阿朱に喬峯は貧しい夫婦と少年の話をする。少年の父が病気になるが医者に見せる金が足りない。冷たくあしらう医者にすがりつく母、少年は刀を盗む。母親はそれを見て少年が金を取ったと言う。少年は夜中、刀で医者を殺した。阿朱は「なんという子供なの。まるで契丹人のよう」と言う。穏やかだった喬峯が、がばと立ち上がり、「何だと」と叫ぶ。阿朱はその子供はあなたでしょう。でもあなたのようないい人が契丹人のわけはない、と言う。喬峯の心は晴れない。今ではもう自分が契丹人ではないかという思いが強いのだろう。しばらくして阿朱は「例えあなたが契丹人でも私はあなたの傍にいます」と言う。喬峯は喜び、阿朱の手を取るのだった。

喬峯は真気を送ってもなかなか全快しない阿朱を天下の名医・薛神医に診せようと考えていた。

苦しい話なのですが、喬峯が阿朱を心を尽くして看病する様子は胸を打ちます。自分の内功を送り込むのは自分の力が失われることになるのですが、喬峯は何度も気を送るのです。
しかし、喬峯が阿朱の服をはだけて薬を塗るシーンと気を送り込むシーンはなかなか色っぽいです。ひたすらまじめな中国ドラマにおいてかなりのドキドキシーンといえましょう。喬峯と阿朱さんはすごくいい感じなのです。

出演 胡軍 ジミー・リン リウ・イーフェイ 修慶 蒋欣(木婉清)
posted by フェイユイ at 23:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月29日

「箪笥」もう一度

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もう一度「箪笥」を観て、きちんと感想を書いてみたくなった。以前観て書いてはいるのだが、あえてそちらには触れず、今回観た感想と言うことで書くつもりだ。なので、読み比べて疑問に思われる方もおられるだろうことは確信せざるを得ない。

とても美しく撮られた映画だ。静かな音楽も雰囲気にあっている。人気のない洋館に可愛らしい姉妹がやってくる。出迎えたのはこれも美しい女性。姉妹にとても気さくに接しようとしている。だが、姉妹の態度はかたくなだ。その女性は姉妹の父親の新しい奥さんなのだ。次第に女性・ウンジュが正体を現す。姉妹、特に気の弱い妹スヨンに辛くあたるのだ。姉・スミはそんなスヨンをかばい、ウンジュと対立する。父親・ムヒョンはその様子をまるで気づいていないか、のようにスミには感じられる。そして苛立ちを父にぶつける。父親はそんなスミに「いい加減にしないか」と声を荒げるのだった。

とても入り組んだ手法で繊細に撮られている。観るものがすぐにそれと解らないように細工が施され迷路へと連れ込まれてしまう。
だが、見返してみるときちんと手の内は明かされているのだ。出だしでスミが病院にいること。ウンジュとスヨンが同じ日に生理になってしまうこと。スミが飲むべきであろう薬を父親がウンジュの前に置いたこと。数えていけば様々に3人の女性が実はスミ一人の人格であることがわかる。
また最初はなんと気のきかない親父だろうか、という苛立ちも後になって納得がいく。

このラストシーンは酷い。なんともやるせない気持ちになる。このようなあの時こうしておけばよかったのに、という悔やみを覚える映画を韓国映画では多く観るような気がする。
結局は自分自身への悔しさなのだ。だからこそスミは堂々巡りの時間の輪の中に閉じ込められてしまい、そこから出ることができなくなってしまった。

大事な母・妹を自分のちょっとした行動で失ってしまう、という恐ろしいことでなくともスミの心に共鳴する人は少なくないのではないか。

姉妹が洋館に着いたばかりの時(勿論それはスミ一人だったのだが)二人が手をつないで走るその手がクローズアップになる時、苦しい思いがする。スミの悲しさがそこにこめられてるような気がする。

また、これも出だしなのだが、妹スヨンが洋館の前に生えている鬼灯をみつけ、口にするシーンがある。鬼灯は日本ではお盆の時、亡くなった方を弔うための線香の代わりとなるものだ。韓国ではどのような意味を持つのだろうか。このシーンを見ると同じ意味があるように思えてならない。

監督:キム・ジウン 出演:イム・スジョン ムン・グニョン ヨム・ジョンア キム・ガプス
2003年制作
posted by フェイユイ at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月28日

「イニシャルD」感慨深げ

藤原とうふ店.jpg

何とはなしにカテゴリ「周杰倫」見たら、もうそれこそ最初の頃、10月半ばの記事に「イニシャルD早く観たいよ」というのと「藤原とうふ店」の写真貼ってた。
ただそれだけなんだけどね(笑)感慨深かったので。

「イニシャルD」オフィシャルサイト(当ブログの左下のバナー)さらにグレードアップされてますよ。
posted by フェイユイ at 18:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月27日

「花火降る夏」後半(原題:去年煙花特別多 THE LONGEST SUMMER)

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たまらなく悲しい花火だった。タクシーのおじさんが言う。「花火だ外へ出よう」気が乗らなかったガーインだが、つい花火を見てしまう。香港が英国の支配から中国の支配へと変わる式典だ。香港の空が真っ赤に燃え上がるかのように花火が打ち上げられ、ガーインの頭上に広がる。「20年、軍隊にいて何もならなかった」と言う仲間たち。だが、弟シュンが金を持ち逃げし、行方がわからなくなり、皆あきらめてしまった。ガーイン以外の仲間はそれなりに仕事を見つけた。ヤクザのボスはガーインに戻って来いと言ってくれてる。が、ガーインの心のもやもやは晴れない。「自分は誰なんだ」と鏡を割るガーイン。
ガーインは大きなナイフを持って街へ出る。ある少年がそのナイフを見つけ「こんなナイフじゃ人を刺せないぜ」と絡んでくる。黙ったままのガーインの目の前でその少年たちがでかいナイフを持ち喧嘩を始める。ガーインの精神が狂いだす。少年たちの一人が弟・シュンに見える。ガーインは叫び絡んできた少年を追いかける。逃げる少年。だが、追い詰められ、金属製の保護服をつけた身体をガーインに滅多打ちにされる。ガーインは少年をまるでシュンであるかのよう二叫ぶ「なぜ銀行強盗をさせた。お前には失望した」そして喚き散らす少年の脚と腕を撃ち抜く。そしてさらにその頬に風穴を開けてしまうのだった!(この少年が出だしの地下鉄の穴の開いた少年だったのだ)なおも興奮が収まらないガーインの後頭部が突然撃たれた。ガーインは倒れた。花火が打ち上がっている。ガーインの目にもそれは見えた。

ヤクザの娘ジェーンは、英国に旅立つ前にガーインに会いにきた。一緒に行かないか、と誘いに来たのだ。だが、ガーインは承諾しない。あきらめて一人旅立つジェーンにガーインは出合ったとき投げられた白いシャツを窓から放り投げて返そうとする、だがシャツは途中の電線に絡まってしまう。
ガーインの事件の後、ジェーンが帰ってきた。すぐにガーインを訪ねる。今ではガーインも運送の仕事についている。が、ガーインはジェーンを思い出さない。ジェーンはいらだった文句を言う。ガーインの後頭部には大きな傷跡が付いていた。幸せそうに笑いながら仕事をするガイン。ガーインはもう何も考えることはないのだろう。これからは、ガーインも幸せに笑って生きていけるのだ、何も考えずに。

という、陳果監督の皮肉である。圧倒されるエネルギーがある作品だ。惹き付けられるシーンが随所にある。かっこいいまたせつないシーンも。ガーイン・ジェーン・シュンの3人がオープンカーに乗って香港の街中を駆け抜ける場面など、まさにかっこいい場面だろう。解放軍が来た、ということでガーインたちがつい戦車に向かって敬礼するシーン。そして警察が爆弾犯人と間違えて男を取り押さえ、壁に投げた爆弾がスイカだった、というシーン。スイカは砕け真っ赤な中身が飛び散った。

それとエンディングでガーインと仲間たちが水辺で子供のようにはしゃぐシーンがある。いずれも頭も薄いおじさんたちなのだが、とても楽しそうなのだ。

出だしの頬に穴が開いた少年、というのは香港人の心の穴を演出したものらしい。特に若者たちの不安な心を。だが、劇中では完全におじさんたちが主役になってるようだ。ガーインはまだ若いけど少年たちには「おじさん」といわれているし。若い人向けの映画、と陳果監督は言われてるが、昨日も書いたように歳をとってから解る映画でもあると思う。

監督:フルーツ・チャン 出演:トニー・ホー、サム・リー、ジョー・クーク 
1998年制作


posted by フェイユイ at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月26日

「花火降る夏」フルーツ・チャン・前半

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これが、前に一度観た陳果監督の映画だった。しかし、今回観て全然受け取ったものは違うのではないか、と感じた。

1997年3月30日、英国から中国へ返還間近の香港。蛍の光がバグパイプで演奏される中、イギリス軍香港駐屯部隊が解散した。

地下鉄の中、居眠りしている男の顔を覗き込む少年。男の頬にはなぜかぽっかりと穴が開いていて、向こう側が見えるのだ。

主人公・ガーイン(トニー・ホー)は放り出された軍の兵士仲間と仕事を探しているが長年、軍隊にいた彼らに仕事はみつからない。父親からは上手く立ち回って稼ぐんだ、と言われるばかり。ヤクザになった弟を見習えとさえ。仕方なく兄・ガーインは弟・シュンがいるヤクザのボスの運転手として雇われることになる。

前作「メイドインホンコン」で鮮烈な印象のサム・リーはここでもちょっとキレた弟役を魅力的に演じています。軍人で堅物の兄との対比がおもしろく、といっても兄弟の絆も感じられて引き込まれます。あの細いサム・リーの身体は健在で(ずっと細いですが)ペッタリした髪型と身体に張り付いたTシャツと共に彼の魅力を浮き出させています。

自分たちの仕事を奪った英国と香港に不満を持たざるを得ない彼らはとうとうヤクザの一味・シュンの提案で英国系の銀行を襲おうと計画する。

訓練はしていたが戦争の経験はない彼ら。「戦争がなんだ。今がその戦争だ」と喚くシーンがある。まったくだ。日々、必死で働いていてもいつどうなるのか、わかりはしない。稼げる金は僅かで、休みもなく働き続けてようよう生きていけるしかないのだから。

彼らは暗号も決めて銀行強盗へと赴く。だが、なんと言うことか!彼らの前に先客の強盗が入ってしまい、そこに勤めていた仲間が殺されてしまうのだ。そして飛び出してきた先客強盗と鉢合わせ。警察も駆けつけて銃撃戦となってしまう。本物の銃は持ってなかった彼らだが、弟・シュンだけがヤクザの仕事がらみで手にしていた銃をぶっ放す。慌てて逃げ出したガーイン一行、だがいつの間にやら車の中に先客強盗の一人が間違って乗り込んでいた(点呼の暗号でばれたのだった)しかもそいつはヤクザのボスの娘でガーイン・シュンとちょっとした事件で顔見知りであったのだった。

青馬大橋落成で花火が打ち上げられる。6月ではあるが暑そうな香港の夜である。花火だけでなく、映画そのものも熱く動いている。やるせない怒り、あきらめ、願い、などが画面を通してぎらぎらと伝わってくる。これは、昔観た時には、むしろ感じなかったものだ。若いときでなく、日々の生活に追われている今のほうがこの映画の持つエネルギーを感じ取れる気がする。若くて可愛いシュンでなくお兄ちゃんの苛立ちがわかるのだ。

このおもしろい映画を前半だけというのは心苦しいが、また明日続きを語りたい。
posted by フェイユイ at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月25日

周杰倫のMV。そして思い出したこと

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ジェイの話ばかりしてるので、またミュージック・ヴィデオ見たくなって、「葉惠美」のVCD「尋找周杰倫」と「FANTSY」観てました。
ジェイが「イニシャルD」原作の藤原拓海にそっくりと言う話はしたけど、特に「尋找周杰倫」観てるともうそのもの。前髪なんてこの時からすでにイメージ通りだもの。

「晴天」のときのジェイが一番、拓海っぽいでしょうか。単に私の好みかもしれませんが。そして、「東風破」のジェイの色っぽさ。映画で是非この姿を観たいのですが。

何度みても見入ってしまうジェイのMVなのですが、うれしいのは歌詞も一緒に出ることで、私のようなのは歌を聴きながら、歌詞を見れるのはすごくいいのですよ。

それにしてもこの歌詞と音楽の融合性。中国語と言うものがこんなに美しいものかといつも思わされてしまいます。とにかくかっこいいのです。方文山の歌詞のすばらしさをジェイの曲が最大限に引き出しているのですね。いや、この場合はジェイの曲の魅力を方文山の歌詞が盛り立ててるというべきなんですね。

音楽に聴き入ってる上にジェイのビジュアルのよさはなんと形容していいのかな。映画は初主演でもこのMVにおいてジェイの動きの美しさは確認済みですから。
この寂しそうな横顔と言うのは魅力です。

と、またもやうっとりじっくりジェイを見つめていたわけですが、ここに来て「あ!」と思い出した。今頃いうことでもないや、遅すぎなんだけど(^_^;)「頭文字D」と騒ぎ続けていたわけですが、ジェイが出した本も「D調的華麗」でしたね、ってことなのだ。今更、遅すぎですね。しかし、そうだった!と思い出して、感心。うーむ、やはり何か縁があったのでしょうね。「イニD」でファンになったら、きっとこの本、「イニシャルD」関連本と思いそうですね。




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2005年07月24日

「fabulous」と出会う

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またもや関係ない写真です。

ああ、久し振りに本屋に行ったせいで手に取ることもない芸能人雑誌(って言っていいのか)をついつい見てしまう。
しかし田舎の本屋なのですが、韓国スターの雑誌が山のようにあるね!表紙の名前はやはりペ・ヨンジュン様、イ・ビョンホン、ウォンビン、チャン・ドンゴン、クォン・サンウ、カン・ドンウォンと華々しー限り。きりがないので見ない。その中でおや、台湾スター・F4のお顔も(すまん、名前は知らない(^_^;)そしてジェイ・チョウの名前も見えてるではないかー。わわ、これは手に取らないわけにはいきません!!その下にはエディソン・チャン、ショーン・ユーとある。これはもう「イニD」関連ですぜ(あたりまえじゃ)
雑誌の名は「fabuiousファビュラス」アジアエンターテイメント・マガジンということで台湾・香港・韓国などを網羅。F4がメインで次いで「イニシャルD」を扱っているのだが、ああ、馬鹿だな、見てしまって買わないわけにはいかないじゃないか(涙)

F4は時間がある時、見させてもらうこととして、早速「イニD」
3人の写真とインタビュウ。ジェイはハチロク買っちゃったンだね。相変わらず買い物好きです。大体ジェイは昔の車が好きらしいし。ハチロクがその範疇なのかよく解りませんが(笑)
(註:イニシャルDの主人公が乗る車トレノ・ハチロクは20年近く前の車なのですよ)
そしてなんとホウ・シャオシェンや北野武の映画に出たい、と。おお。ジェイが出たなら北野映画、絶対見るよ(笑)「以父之名」ばりにかっこいい役をやって欲しいものです。ホウ・シャオシェンなら「半島鉄盒」のような感じで。

そしてまた新事実!つーか私の思い込みだったんだけど、「頭文字D」の感想でも書いたんだけど、ドリフトシーンは絶対スタントマンと思うじゃないですか!あのドリフトシーン、ジェイとショーンは自分でやったらしい!!!えええ!!あのドリフトを?!確かに香港の役者さんはアクションシーンを自分でよくやるけどまさか?!(エディソンは自分はスタントマンに任せた、と言ってます。難しいとこは。正直)あのガードレールぎりぎりの走行もやったのですか?ジェイは「思い切り走られることが引き受けた理由の一つ」なんて答えてるし。はー、参りました。その辺も宣伝材料に使って欲しいんですけど。かっこええ。

なお、余談だが、中に「ニエズ」についての記事あり。1ページ使って紹介されてますぞ。
posted by フェイユイ at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「新宿黒社会チャイナ・マフィア戦争」後半

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「黒社会3部作」はいずれも裏社会を描いているのだが、そのテーマは家族愛になっている。「極道黒社会」では擬似親子と言う関係であったが、それは確かに親子の愛であったし、「日本黒社会」とこの「新宿黒社会」では家族愛と共に兄弟愛が謳われている。どちらも行き過ぎの兄と頭はいいが頼りない弟、と言う設定なのである。弟は反発しても結局は兄に頼っているし、兄は絶えず弟を心配している。それは彼らが単なる兄弟としてだけではなく幼い時に辛い思いを共に過ごし慰めあってきたと言う過去を持っているからなのだろう。とくにこの「新宿黒社会」においてそのテーマは強く現れていた。結局この映画の中で兄・龍仁がやったことは弟・義仁を助けるために奔走し、ついには命を落とした、ということだけなのだ(例えば映画で不可欠ともいえる「男女の愛」は断片としても語られはしなかった。

無理なこじつけだが、先日観た韓国映画「ブラザーフッド」とよく似てるとさえ思う。兄が自分を犠牲にして地位ある仕事についたまたはつくであろう弟を家族のために生かせた、という筋立てなのだから。

無論、その二つを同時に語る必要はない。が、激しく兄弟愛を謳いあげることのできる韓国映画と違って日本ではそのものだけでは羞恥を覚えるのか、様々なもので隠さねばならないようだ。

王志明を演じる田口トモロヲがその大きな役を担っているのだろう。彼の演じる異常なマフィアのボス像が主題の心地よさを苦く変えている。曰く、少年愛好者である(愛人の少年がいる)父親の血を疎んじている(手から流れる血を水道で洗い流そうとするのできりがない)他人の身体を傷つけることを平気でやってのける(老女の目玉をくりぬく)自分の身体を傷つけることをも恐れていない(ガラスのコップを握りつぶして血だらけになってしまう)

繰り返しになるが、そういうことは兄・龍仁が弟・義仁を愛して守り抜くという甘い主題を苦いオブラートに包む役割を果たしているに過ぎない。

この映画の最初と最後は王志明の愛人の少年・周潤のナレーションによるものだ。最初に彼は言う。「甘ったるくて笑っちゃうけど ボクの知ってる愛について伝えておきたいことがある」これは、王志明の自分への愛のことだろうか。それともこの兄弟の愛のことだろうか。

監督:三池崇史 出演:椎名桔平 田口トモロヲ 井筒森介 柳愛里 益子和浩 大杉蓮
1995年制作
posted by フェイユイ at 22:08| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「新宿黒社会チャイナ・マフィア戦争」前半

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暑苦しい真夏の夜に観るにはまたぴったりの映画である。ベッドに横たわる裸体の少年。首を切り離された死体。その傍には青龍刀が落ちていた。麻薬。警官の腕と首を何の感動もなく切りつける少年。その少年は新宿で急激に勢力を伸ばしている中国マフィア「龍爪」の仲間である。

歌舞伎町で起きた警官惨殺事件の捜査にあたっているのは、中国残留孤児2世というハンデを持ちながら刑事になった桐谷龍杼仁(椎名桔平)である。彼には病気の父と中国人の母、そして弁護士である弟義仁がいる。兄・龍仁は弟・義仁が弁護士の立場を利用しながら中国マフィア「龍爪」に関わり、暗黒街で名を上げようとしていることを知る。

三池崇史監督の劇場映画デビュー作ということだが、ここまで観ても溢れてくるエネルギーに圧倒される。その筆頭が他の作品でも狂気を感じさせた田口トモロヲであるが、中国マフィアのボス・王志明を演じ、ガラスのコップを握りつぶして手が血だらけになったり、金が足りないとわめく老女の目玉をくりぬいて血だらけになったり、「日本黒社会」でも血だらけになっていたが、まったく切れてるお方である。

桐谷龍人は中国マフィア「龍爪」が、子供たちの内臓を売り飛ばすような悪辣な商売をしていることを嗅ぎつける。
内臓売買という恐ろしいキーワードである。アメリカドラマ「Xファイル」で確かチャイナタウンを舞台に内臓売買の奇妙で恐ろしい話があったのを思い出す。脚本を書いていた人も中国系だったような。

椎名桔平という方も私は初めて映画で観るのだが(テレビで顔を見たことは何度もあるが)甘いハンサムで場が和らぐ。と言ってもやってることは、刑事の立場を利用して金を取るような不正をやって母親に渡しているのだが。自分の弟は真っ当な仕事をして欲しいと弁護士をさせるのだが、弟はそんな兄を疎ましく思うのか、次第に悪の世界に入り込んでいくのだ。
posted by フェイユイ at 01:39| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月22日

到着!「頭文字D」及び「周杰倫 頭文字D事件簿」及び「メイキング・オブ・頭文字[イニシャル] D」

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毎度!またもや「イニシャルD」報告です(笑)あきれた方は飛ばしてください。いや、でも読んで。

映画「イニシャルD」の写真集を購入。「頭文字D」の方は出演者全員を捉えて編集したもので、人物紹介、それぞれの車の性能などが記載され、イラストなどを交えて構成されておりかっこいい仕上がりになっております。写真がふんだんに使われてるのでそれぞれのファンが楽しめるのではないでしょうか。

「周杰倫 頭文字D事件簿」はタイトル通りジェイが中心ではありますが、こちらも映画中の様々な場面を捉えてストーリーやセリフなども書かれてます。写真は前者以上に載ってますね。またジェイが歌う主題歌・挿入歌の歌詞や譜面まで記載されておりますよ。
しかしいつも思うのですが、ジェイは写真で見ててもとても寂しげな雰囲気があって、すごく見とれてしまうのですよね。これも天性のものなのでしょうか。

まったくどちらもファンなら必見です。

さらに「メイキング・オブ・頭文字[イニシャル] D」VCDです。日本での楽しそうなでもすごい迫力ある撮影現場が収められています。「ジェイの演技は地だから」などと失礼きわまることを書いてしまいましたが、やはり藤原拓海になるために色々工夫したようです。ごめんね、ジェイ。
でもいつもぼーっとしているとこが似てるそうです。ははは。後、無口な所ですって。ほんとによく似てると思います。

当たり前ですが、実際に車を運転してる人の技術はすごいものですよね。それと車を調整していく人と。ほぼ車の走りが見せ所の映画ですので、その辺の苦労はここには表せないほどあるのでしょう。

ジェイの友達であるリウ・ゲンホンがずっと話をまとめてくれてます。惜しむらくは二人が絡むシーンが欲しかったかな(映画の中でも)

ハチロクの中でアンドリュー・ラウ監督がジェイにキスするとこがあってジェイは恥ずかしそうに嫌がってました。困るよ、監督、職権乱用ですぜ。
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ジェイ・ジョウがスカパーガイド誌に!

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この写真ではないのだよ。

8月号のスカパーガイド誌見てたら、華やかなる韓流セレブたちの下に、小さああく「ジェイ・チョウ」の紹介が。
「アジア編」とタイトルがうってあるが、載ってるのはジェイだけじゃん。この写真で見たってこの中で一番ジェイがかわいいのにさ(はは)横に別枠で(なぜ別枠)F4のヴィック・チョウの「戦神」の記事はあるのだが、それに比べてもジェイの記事は4分の一程しかない・・・(涙)
チクショー、9月になったらもう大人気で大変なんだから。特集組まねばいけないよっ。

スカパー誌に載ってたからといって何か番組があるわけではないようです。期待した人ごめん。
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周杰倫と藤原拓海、錯乱

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「頭文字D」の原作を読み出した時は、主人公の拓海と周杰倫が重ならず、別々に愛してましたが(今、拓海にぞっこんな私、笑えねー)映画を観てしまった今、ジェイの歌を聞いてたら(毎日聞いてるのです)なんだか拓海が歌ってるような気がした!本末転倒かな。
マンガを読んでてもジェイが見えてくるし。何だかジェイと拓海がごっちゃになって、実際にいる人物(ジェイの姿をした)のような錯覚にとらわれてる。ちょっとおかしくなってきたね。やばいです。
大体、ジェイと拓海は造形的によく似てるから投影するのはすごく簡単。ジェイが群馬にいるような気がしてきた。重症です。
posted by フェイユイ at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月21日

o艾呀呀、去哺乳(Feeding Boys,Ayaya)・崔子恩

ayaya.jpg
この写真がいいんでちょっと欲しくなるでしょ。ふふ。

崔子恩、脚本・監督作品です。名前だけは聞いてはいたのですが、初めて観ることになりました。例のyesasia「レズビアン&ゲイ映画」シリーズにて購入。

キリスト教徒である兄は弟・小宝が男娼をするのを止めさせようとしている。そして小宝の友達も説得する。が、兄の思いは通じない。やがて兄は病気になってしまう。そしてガールフレンドに「自分の死後、街角で福音を読んで弟のような男娼たちを救ってやってくれ」と頼む。彼女は頼みを引き受けるが、彼女が面倒を見た男娼たちは今度は物乞いを始めるのだった。

と言うような話であるだろうか。途中ガールフレンドが瀕死のボーイフレンドに日本語の歌を歌ってあげるシーンがある「新しくあなたらしく生まれ変わる。」とかいうのであるが何の歌かはわからない。

内容はなんとも言えないのだが、映し出される風景や青年たちがごく普通でありながらも興味深く観てしまった。この雰囲気なかなかいいです。
posted by フェイユイ at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月20日

そしてまた「頭文字D」のこと

藤原.jpg

久し振りに左下に貼ってる「イニシャルD」のバナーを押してみたら、しげの秀一さんのインタビューが。しげのさんの顔も初めて拝見しました。かっこいい人なんですね。びっくり。「イニD」読んでたらものすごい美形びいきなので(ハンサムな人は頭がよくて技術も上。かっこ悪い男は皆心根も悪いのじゃ)どんな人かと思ってました。多分、高橋涼介のような方なのでしょう。かっこええ。

でもって「イニシャルD」の映画作品については、走りの部分はすごくよくできてる、と言われてる。おお、そうか、やはりあの走りの映像は先生がみても納得なのね。では、他の部分はどうなのさ(笑)ということもあるが、マンガだってそうだけど殆ど走ってる映画だもの。多分一番ひっかかったのは夏樹の部分なのでしょうか。いや、それとも案外高橋涼介と拓海の関係かな、と思ったりもして(笑)ここんとこはマンガの(まだ途中までしか読んではいないが)キモだと思うんですがね。二人が互いに惹かれあう、という。

そして周杰倫については「素朴ですごくよかった。好きになった」と仰ってくださった。そ、素朴。確かに素朴です。中華圏を代表するスターなんですが(汗)「群馬の山の中にいそうな少年」だとも。くーっ。私としてもあまりにガソリンスタンドの制服が似合っててたまんなしし、畳の上にいるのが、何の違和感もないのだよね。そこにいた少年を香港スターの中に混ぜて作ってしまったような。それがジェイの演技だとしたら、すげーことだが。多分、地。でしょう。

なんかあんまり応援の文章ではないな。せめて「頭文字<イニシャル>D THE MOVIE avex side 」をご紹介。こちらでも予告編ありますので、是非ごらんあれ。
posted by フェイユイ at 23:26| Comment(3) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アクセス4万突破において感謝!!

恒例の感謝と報告です。このブログは去年9月に始めたので、もう少しで1年ですが、この時点でまさか、4万ものアクセスをいただけるとは思ってもみませんでした。これも皆様のおかげでございます。

最近の「藍空」の検索傾向は、「天龍八部」ですね(笑)リウ・イーフェイ検索がこれに続く。ほんとにうれしいことです。

時々、ふっと「ブエノスアイレス」(「ククルクク・パロマ」がらみ多し)が来るのもうれしい。

周杰倫及び「イニシャルD」に対してもかなりのアクセスをいただいてます。これは私としては「イニシャルD」9月の日本公開についてまたジェイのCD発売について落ち着いてはいられません。何だかどきどき。うれしいやら心配やら。映画自体はすでに見てしまったのでその出来上がりのすばらしさは確認できてるわけですが。映画ファンだけでなくジェイファンだけでなく原作「イニシャルD」ファンや車好きの人たちも多く観てもらいたいなあ、とひたすら願ってます。ジェイだけでなくエディソン・チャンやショーン・ユーの人気も上がると思うのですよねえ。すごくかっこいいのだよ。

ということでこの夏は「イニシャルD」応援活動、以前観た映画のリヴァイバル鑑賞、「天龍八部」、もう少しの「西太后の紫禁城」を観終わりたい。そしてその他色々、と相変わらずのラインナップでやっていきたいと思います。

暑い日が続きますが、皆様お体に気をつけてまた「藍空」をみてやってくださいませ。

と、関係ない話ですが、パソコンにとんと無知な私(何でもだが)最近になって自分のパソコンのスクリーンセーバー選択で「マイピクチャスライドショー」と言うのがあるのを知った。
これは楽しいですねえ。画面が切り替わると大好きなジェイやその他の写真が次々。これが出るのが楽しみに。やばいような写真は取ってないので慌てることもないし・・・ん、確か一つだけここには出してない(当たり前)全裸のブラッド・ピットの写真が。誰か見てるときでたら困るなあ。
posted by フェイユイ at 18:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

興奮の夜!映画「頭文字D」を観てしまった!!

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これはすごいよ!少なくともドリフトバトル見たい奴なら必見!すごい迫力。しかもほぼ全編に渡ってバトルシーンが繰り広げられる。香港映画がいかにすごいか、かっこいいか、興奮しちゃうよ。

役者陣もまたいい!なんといっても最高なのがアンソニー・ウォンの文太パパ。かっこいいっす。原作と違ってひどい飲んだくれのしょーもねー親父なのだが、これがアンソニー・ウォンがやってるとすごくいい。狭くて天井の低い日本家屋でへべれけになってる姿はとても香港人とは思えない。下駄を履いてカラコロも決まってて、さすがにハチロクに乗ったときは「おいおい、下駄で運転?」と思ったらちゃんと脱いではだしでアクセル踏んでました、ってそれもNGでしょー。
しかし考えたら飲んだくれという設定にした方が拓海が中学生から豆腐配達を車でしなければならなかった説明がつくね。(そういう問題か)

それにやっぱ、エディソン・チャンとショーン・ユーの両雄。もうめちゃかっこいいって。ファンならもう絶対見るべし!エディソン・チャンってかっこいいねえ。しかし私はもうショーン・ユーに見とれてましたわ。素敵(誰のファンなのかわからないな私)

ジョーダン・チャンも決まってたし、イツキ役のチャップマン・トゥもがんばってましたあ。

で、一番大事なジェイ・ジョウですが、ジェイはやっぱりジェイ、という堂々とした演技でありましたね。拓海自身がぼーっとした男の子と言う役で無口でオクテという設定なのでジェイにぴったりだし。アンソニー・ウォンをはじめすばらしい香港映画人が普通の男の子という感じのジェイをめちゃめちゃ引き立ててましたね。そのすごさは涙出るくらいです。だって、ジェイがほわわーんとした感じでやってても彼らが締める締める。いやあ、本当の役者さんというものの存在感はものすごいです。

とはいえ、ジェイがやった拓海はなかなか誰でもやれる役じゃないと思う。特にファンなら拓海に対してものすごくイメージあるわけで変に役作っちゃう人より自然なジェイを選んだのはよかったんじゃないだろうか、とまー、ジェイ・ジョウ迷である私が冷静な目では見れませんよ。私はそう思った。

とにかく狭い日本の家の階段を文太パパを抱えてあがるシーン、なつきからキスを迫られるシーン、そしてバトルシーンと、ジェイの魅力は存分に発揮されていました。

しかもジェイの歌もすごくかっこよくてもうおいしいもの圧縮されてましたあ。

おかしかったのはジェイのバトルシーンの一つ。ジョーダン・チャンが相手の時、ジェイが南葛のTシャツ着てる。キャプテン翼か。日本って言ったら香港では「キャプ翼」なのね、まだ。

すごい、と思ったのの一つは夏樹の切り方。ウーム、さすが、香港映画。ばっさり切ってくれましたな。終わり方がものすごい。

しかし、見たのにナンだけどこれはやはり劇場で観よう!私もでき得る限り劇場でまた観たい!そしてそれまで何回もこれ観るよ!!

我慢できず買ってしまった、「イニシャルD」のDVD。待ちきれませんでした。ついDVDを売ってるのを見てしまったので即、購入。しょうがないさね。

大陸版なので普通語で会話しています。しかし拓海の声はジェイの声のようです。

こんなに真剣に映画観たことないくらい必死で観てしまった。やっぱジェイ・ジョウかわいいよおおお。

posted by フェイユイ at 00:46| Comment(5) | TrackBack(32) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月19日

ジェイのCD「イニシャルD(DVD付き限定盤)(日本版)」 が出るよ!

といっても8月24日発売予定だから、待ち遠しいよねえ。

「アジアのトップ・アーティストで、映画『 頭文字 D THE MOVIE 』の主演としても話題の、ジェイ・チョウの待望の日本デビュー・アルバムが登場!!その高い音楽性により、ジョリン・ツァイ、ビビアン・スー、アンディ・ラウへの楽曲提供もしている、実力、人気ともに兼ね備えた台湾のトップ・アーティスト、ジェイ・チョウが、これまで台湾でリリースした5枚のアルバムのヒット曲&主演映画「頭文字 D THE MOVIE」の楽曲を収録した、日本特別企画盤となります!」

ということであります!勿論、日本版なのだからAmazonでもOKなのですが、そちらの方はまだ写真も記載もなかったのでこちらにしました。よーく考えて注文しましょ。
posted by フェイユイ at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月18日

天龍八部第12集

胡軍3.bmp

従妹であり婚約者でもある美しい王語嫣が段誉と仲良くしているところを見て嫉妬した慕容復は西夏の李将軍に化けて二人を懲らしめる(というかいびる)武芸はからっきしの段誉を王語嫣はその類まれなる武芸の知識で介助する。それを見てますます慕容復は煮えくり返ってしまうのだが。

何とか凌いでいた段誉だが、さすがに腕の違いはいかんともしがたい。ついに絶体絶命。が、ここでも王語嫣の上手い口ぞえで慕容復の化けた李将軍はここまでとするか、とばかりに王語嫣を助ける解毒剤を置いて行く。

解毒剤で動けるようになった王語嫣は、助けてくれた若い男女の死体を葬らねば、と言う段誉にご供養までするの、と言い、水車小屋に火を放ってそこを離れるのだった。ううむ、才覚溢れたお嬢さんである。

ところでこの慕容復という男性。日本でアニメにするのだったら、一番の美形キャラであるべき人物だと思うのです。いや、修慶さんがダメと言ってるわけじゃないのですが(言ってるな)なんかこう・・中国だったらやっぱこんな感じ?(確かにぞろりとした美男子の類なのかもしれないが)

段誉と王語嫣は阿朱・阿碧に出会い互いの無事を喜び合う。そしてまだ捕らわれている丐幇の人たちに解毒剤をかがせてやろう、その時変装名人の阿朱が喬峯に化けていたら、丐幇たちも感謝するに違いない、という話になる。しかも段誉も丐幇から誤解を受けている慕容復に化ければこれもまた丐幇たちが誤解をとくに違いない。
どちらも文学青年といった風情の段誉が慕容復に変装するのは納得できるが、ほっそりした阿朱さんがごつい喬峯に化けるなんて??この結果は思わず仰天!変身した段誉は慕容復役の修慶さんがそのままやっていていかにも若者のように。そして喬峯に変身した阿朱さんは胡軍がやっております!!!(爆)これには参った。

さて変装した(?)喬峯と慕容復は出会ったこともないのに仲良く西夏の兵たちが潜んでいる寺へ赴く。修慶さんはいかにも段誉の如く振る舞い、胡軍は(なんてこと)うら若い乙女であるからして笑うときもちょっと口元を押さえたりしてかなりの大熱演。段誉を見つめる目も乙女のように可愛く見ています(汗)もうおかしくてたまりませんが、二人はそれなりに危機を機微よく脱出します。突然例の毒ガスがどこからか放たれて西夏の兵たちをしびれさせてしまったのです。段誉は毒ガスが効かないし、喬峯に化けた阿朱は慕容復姿の段誉に解毒剤を嗅がせて二人は脱出。この間に丐幇たちに解毒剤を嗅がせます。

出て行った二人と入れ違いに本物の喬峯が皆を案じて駆けつけます。先程助けてくれたことを知らないような喬峯に皆戸惑います。
「盗んだ打狗棒を置いていけ」と言う徐長老に「今の俺には何の意味もないものだ」と憤然として去り行く喬峯だった。

喬峯が実家に帰るとなんということか家の中で父母が殺されていたのだった。悲しみに沈む喬峯の前に「この契丹人め。恩義ある父母を殺すとは」と襲い掛かる少林寺の僧たちが現れる。やむなく僧たちを撃退する喬峯。
父母を葬り、二人の仇をとることを墓に誓うのであった。

喬峯は少林寺にいる武芸の師匠・玄苦に会いに行くのだった。

も一度言いますが今回の目玉はなんと言っても女性が化けた喬峯でしょう。いくら阿朱が変装の名人とはいえ、大男の喬峯に化けるのは無理と思うのですが。そこはかとない胡軍のホントは女性なのよの演技は秀逸。あの顔で出てくる声が阿朱さん、と言うのもすごすぎです。
 
出演 胡軍 ジミー・リン リウ・イーフェイ 修慶 蒋欣(木婉清)
posted by フェイユイ at 23:49| Comment(2) | TrackBack(1) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

「コーストガード」再び

海岸線.jpg

大好きなキム・ギドクの中で唯一激しく嫌悪感を覚えてしまった作品「コーストガード」を見直してみた。もしかしたら最初に気づかなかった何かがあるのでは、とも思った。
が、やはりこの映画から発せられるキム・ギドク自身の怨念というものがすさまじくてこの映画を愛する気にはなれない。

それでいいのではないかと思う。キム・ギドク監督はそう思って欲しいとこの映画を作ったのだ、と感じるからだ。

勿論、この映画への嫌悪、と言うのはその哀しい行き場のない憤りをそのまま自分自身も感じてしまうからこそ起きてくる感情であって、描き方ということではない。キム・ギドクはわざと生でこの現実を描いている。見る人が嫌悪感を持つようにと。

この映画はいつも有刺鉄線で遮断されている。人々の心のふれあいを許さない。触れれば血を流してしまうこのおぞましい鉄線が見るものの目を刺す。有刺鉄線で囲まれた小さな空間でボクシングをやっている兵士たち。ほんの少し動けば身体に突き刺さる恐怖感。

元は一つの国だった。愛し合う同胞、親戚、友人であった。それが今は海岸線に鉄柵が張り巡らされ、侵入者は撃ち殺されるのだ。その相手は同じ言葉・同じ血の民族であるのに。

主人公・カン上等兵(チャン・ドンゴン)は最初、熱心な、常軌を逸したとさえ思える献身的な兵士である。他の兵士が遊んでいる時にすら、顔に保護色を塗り、いつ敵が攻めてきてもいいように訓練を怠らない。その熱心さゆえに立ち入り禁止区域に入った民間人を撃ち殺してしまう。そのとたん、彼の精神は正常に戻ってしまった。

それまでの彼は勇敢で堂々としており、腕っぷしも強く、銃の扱いも優れている。敵を攻撃することにためらいはなかった。それが彼の願いどおり、侵入者を撃ち殺したとたん、彼はみすぼらしくおどおどと怯えているのだ。軍から表彰される勇者に相応しい落ち着きはない。

彼は褒め称えられはしない。殺してしまった家族からののしられ、石を投げられ、その恋人だった女性が狂った姿を見て、激しく動揺する。
恋人だった女性からは逃げられ、彼の動揺から来る異常な行動に軍は彼を解雇する。だが、人を殺してしまう、という悲しい出来事をおこしてしまったなら、カン上等兵の行動は決して異常ではないはずだ。むしろこの映画のなかでこのときだけは彼は正気でいたのだ。

物語はカン上等兵から離れ、恋人を殺され狂ってしまった女性の話が続く。立ち入り禁止区域に入ってしまったのは彼女だ。しかしそういう場所が存在しないのなら、彼女に悲劇は訪れなかった。彼女は狂い軍の兵士たちと次々に関係を持ち妊娠してしまう。そして軍により無理矢理堕胎させられてしまう。この悲しく酷い出来事にもキム・ギドクの怒りが吐き出されている。

カン上兵は普通の人間になってしまったからこそ、その魂は再び狂い出す。銃を扱うことしかできない彼は元の持ち場に戻るしか行き場がない。仲間たちはそんなカン上等兵に同情しながらも、もてあましている。

ラスト、暗闇の中でカン上等兵と仲間との銃撃戦となる。ここでも同志であったものたちの戦いになるのだ。夜が明け、兵士たちがカン上兵の死体があると思しき場所を覗き込むと、そこには抜け殻となった軍服が脱ぎ捨てられているだけであった。甲高く切り裂くような狂女の笑い声が響く。彼らが戦っていたものとは何だったのか。

狂ったカン上等兵の歌声「幸せだったあの日に戻れたら」だが彼の手は民間人を再び襲う。

晴れた空だ。美しい青。こんな日があったのだろうか。有刺鉄線で囲まれたコートには仲間たちが笑いさざめきながら大好きなサッカーでバレーごっこをしている。二つのコートもまた有刺鉄線が分断しているのだ。その地面には朝鮮半島が描かれている。
笑いながらゲームに興じているうちにいつしか鉄線は消えている。そんな日がいつか来ると願いをこめて。

註:この記事はshitoさんの「傍流点景」の「ギドク2作」に多大に影響を受けて書いております。是非皆さんにも読んでいただきたい記事です。
posted by フェイユイ at 01:25| Comment(2) | TrackBack(0) | キム・ギドク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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