2005年08月31日

「弓(The Bow)」Vキム・ギドク

はてさて私は一体何を言おうとしているのでしょうか。自分でもよく解りません。あえてまた断っておくならここで書いていることは独断としか言いようのないものです。まだ手がかりとなる情報もないし、あるのは一枚の韓国語と英文によるDVDだけ。韓国語は解らず、乏しい英語読解力だけで会話を読み取っているのでいつもながら、勘違いしている事が多々あると思いますが、どうぞご了承ください。しかしいつもながらキム・ギドク監督の映画はセリフよりも映像で見せる表現をとっておられるので言葉がわからないものには大変親切な映画なのです。

この映画は孤独な老人とともに暮らす少女の愛の物語です。だけどハン・ヨルム演じる少女はまったく言葉を話さないので自然その心理は全て表情から読み取る事になります。それは老人も同じでこの二人には言葉と言うものがナイのです。何故なのでしょうか。

最初少女は他の男に興味は示していても老人を特に嫌っているようには見えません。「愛している」とは見えませんが、「従順」という言葉が当てはまるように思えます。
もしかしたらこの映画が宣伝される時は「老人と少女の許されない愛の物語」と言うような言葉が付されるのかもしれません。が、私にはやはりどうしても父と娘にしか見えてこないのです。しかも私には少女の方がキム・ギドクなのです。「キム・ギドクの世界」という著書には彼がどんなに父親を恐れ憎んでいたかが書かれています。何万回も朝鮮戦争の話を聞かされ、またひどい暴力を受けたかを。しかも幼いキム・ギドクは父親を憎む事すら恐ろしくてできなかった、という哀しさを切々と訴えています。なぜ彼はこれをそのまま映画にせず、少女を介して語ろうとしているのでしょうか。

この映画はいくつかの面を持っています。一つはお伽話。「孤独な魔王(老人)が美しい姫(少女)をさらってきて自分の妻にしようとしている。姫は幼い時から魔王に育てられたのでそれが運命と信じて疑わない。だが一人の若い王子(青年)の出現によって姫は目覚め、王子とともに魔王を殺して幸せになる」
もしくは頭のおかしな老人がロリコンで、少女をさらってきて自分の欲望のままに犯そうとした。少女は何も解らなかったのでそれでもいいと思っていた。
もしくはこれは年齢を超えた純粋な愛のドラマなのである。青年は凡庸な世間を表している。
もしくはこれはキム・ギドクの心を表している。俺は本当は父親が憎い。俺を縛って自分の欲求不満の捌け口にした。だがそれをそのまま映画にするのはまだ怖くてできない。自分を少女に変えて老人がさらってきて欲望の捌け口にする、と言う話にすりかえようか。
こういった思いがプリズムのように様々な色合いをみせるので、はっきり一つの話が浮かんでこないような気がするのです。

こういう風に言うとこの映画で私がキム・ギドクに何かしら不満を持ってしまったかのように読めるかもしれません。しかし、幼い頃、父親によって受けた傷をそのまま映像にするというのが怖いというのは人間として当然のことと思いますし、それでもこの映画が父親に対する憎悪というものを一番表しているのではないかと感じます。

少女が青年を好きになり、老人から嫉妬を受けて初めて反抗心を持つ。この時。キム・ギドクは多分彼自身はできなかった父親への反抗を少女にさせている。この時の少女はまったく老人を憎んでおり、弓矢で老人を(当たりはしないが)射ることすらしてしまうのだ。老人は驚き、愛する少女が自分の手から離れてしまう事を恐れる。
青年は少女が誘拐され老人の自分勝手から誰とも会えない船の生活を強いられている事を弾劾する。
青年は少女を連れ帰ろうとし、老人は失意で自らの首にロープを結わえ、その先が少女と青年が乗る船に括られている。従って老人は首を絞められもう少しで死のうとする。だが老人は届く所にナイフを置いており、ロープを切断しようとする。だがそれより早く少女はそれに気づき、すぐさま老人の下に帰る。老人は命を懸けようとした綱を切りかけたナイフをすかさず隠す(なぜ?)
こうして青年は少女を救う事はできなかったのだ。老人と少女は結婚式を始める。青年はもう何も言わない。ただじっと二人を見つめているだけなのだ。

しかし話すのも気の毒な事なのだが、この話は日本でのあの少女誘拐事件をどうしても思い出させる。幼い時から10年間、若くて可愛らしい時期を一つの狭い部屋で生きなければいけなかった少女を思うとどうしてもこの映画の老人をまともに見れないのだ。キム・ギドクは父親にそれと同じだけの憎しみを持っている、ということなのだろうか。
posted by フェイユイ at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | キム・ギドク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いかーん、これを見忘れちゃ。

東京記メ会見ジェイ.jpg東京記メ会見3.jpg東京記メ会見4.jpg東京記メ会見6.jpg東京記メ会見5.jpg
(註)写真は下の記事のものではありません。華やかになるように出しただけですにゃ。

昨日は浮かれてこちらをチェック忘れ。いかーん、こんなおもしろい事書いてあったなんて!

さらに杉本彩とのエピソードがジェイらしくて可愛い。確かに目の前にこんなセクシードレスで美女が現れたら女性でも目のやり場に困ります。がんばれ、ジェイ。

また「イニシャルD」における鈴木杏ちゃんのミニスカートにも話題が。あれはほんとにきわどかったからなあ。なのにもっと短いとよかったなんてアンソニーは正直(?)ですな。

それにジェイの弾き語りもあったということで実に羨ましい限りです。

先刻は書き間違えてたので書き直したの。ごめんよ。最初に見てくれた方たち。加筆し、おまけもつけました。
posted by フェイユイ at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「弓(The Bow)」Uキム・ギドク

さて、あてどない旅は続きます。この映画は単純に考えるなら「サマリア」のもうひとつの物語なのでしょうか。少女との結婚を考えている老人は単に娘を見張っている父親なのかもしれません。
少女の前には色々な男たちが訪れますが、少女自信は決して男たちを嫌ったり恐れたりはしていないのです。老人は好色な目で少女を見る男たちを理不尽にも矢で射るのです。
だが不思議なのは老人が大事なはずの少女に向かっても「占い」と称して矢を放つ事です。一つ間違えば命さえ落としかねない行動です。
その時昨日言ったロメーン・ブルックスの「陵辱された女」の絵を思いだしました。この絵は美しい痩せた若い女性が海辺と思える場所で杭に裸で縛られているのです。反対側に何か醜悪な感じのする侏儒がまさに女性に向かって矢を放った瞬間を描いているものです。女性は恐れるでもなく何か仕方がない、とあきらめた表情です。侏儒が何を示しているのかは博学な澁澤龍彦さんも「何の象徴であろうか」と言われているので私にはこの絵が何を示したものかはわからない。ただ、キム・ギドクの「弓」を観てこの絵を思い出してしまった。やってくる男たち、特に少女が好意を持った若者に対して激しく嫉妬する老人はこの侏儒そのものではないか。
少女に対して矢を放つ事も少女はずっと甘んじてきたのですが、決して当たり前の行為というわけはないはずです。少女は老人に対して今まで疑問というものを持たなかったのに、若者に恋をした瞬間から老人がただの醜い存在になってしまうのです。
老人は狼狽します。お風呂にもいれ、花嫁道具もそろえてやった娘が反抗するとは。
老人は毎日一つずつ消していたカレンダーの日付を慌てて数日まとめて消してしまいます。早く結婚の日が来るように。夜の空に向かって弓で音楽をかなでもしますが、それは今までの音とはまったく違うものでした。

ここでまた一つ考える事があります。キム・ギドクは男性ですから、普通に考えれば、年齢もかなり老年に近寄っていっているわけですし、確か娘さんがおられるはずなのでごく当たり前にに父親よりに見てもいいはずです。だけどキム・ギドクの映画はいつも女性の側に目があります。ここでも見ているのは少女の目だと感じます。少女が老人に頼っており、男たちと仲良くなり次第に老人を疎ましく見てしまうのです。
キム・ギドクには非常に厳しい父親がいて彼は父親の存在を恐怖と憎悪で見ていたと書いています。キム・ギドクが父親でありながら、同時に少女の立場でもあると感じるのはおかしいでしょうか。私にはどの映画を観ても彼は少女の目で見ている、と感じさせられるのですが。
posted by フェイユイ at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | キム・ギドク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

「頭文字D」ジェイ・チョウ世界

公式メールで送られてきていたのに、見逃してました。遅ればせながらご紹介。

「ボクとハチロク日記」
「ディープ「D」の世界」

です。こちらに画像など情報盛りだくさんでした(笑)見て下さい〜(情報遅すぎ)
posted by フェイユイ at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テレビでジェイ・チョウ来日見ましたっ!!

東京記メ会見7.jpg
あははは、ジェイっ、やる気なさすぎ、他のみんなをごらんなさい。

やったー。「目覚ましテレビ」で「台湾スター・ジェイ・チョウ来日」というニュースが放送されましたっ。
その前にヨン様極秘来日ニュースがたっぷり報道されましたが(笑)かなり短時間だった(と感じた)とはいえ、ジェイが成田空港に到着し、香港スター+鈴木杏と合流しての記者会見の様子が放送されましたね。(ショーン、エディソンファンとしては一瞬の映像でした。あんまりだ)
ジェイは相変わらず控えめな雰囲気(笑)もっと目立ってもいいんでしょうが、シャイだからなあ。でもお得意の手品を(杏ちゃんを使って)披露して、成功し満足げ(?)でした。挨拶も綺麗な日本語で「私はジェイ・チョウです」と言ってましたし(^_^)vサングラスも取ってましたしね。

かっこいい「イニシャルD」の予告映像も加えてくれてましたので、これで日本でも観客動員アップ、上映館増加、上映期間延長てなことになるといいなあ。
とにかくテレビでジェイの姿を見たのは初めてだったので、興奮でした。他でもまた見たいなあ。
posted by フェイユイ at 09:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月29日

「弓 (The Bow)」Tキム・ギドク

弓矢.jpg
この映画の弓矢と言うわけではありません。

今、なんと書いていっていいか、まだ悩んでいます。大体私はさっとひらめく頭じゃないので。それにゆっくり観て考えたい気持ちもあるので少しずつ書いていこうか、と思っています。

この映画はすぐ観終えてしまいました。いつものようにひどく人を惹きつける映画なので夢中になって観ました。この飽きさせない観せ方というのは何なのでしょう。
この映画を観て最初に思い出したのはロメーン・ブルックスの「陵辱された女」という題の絵。写真を探したが見つからず。私は澁澤龍彦氏の「幻想の彼方へ」で見たのだけれど。

かなり古びた船に一人の老人(チョン・ソンファン)と16歳の少女(ハン・ヨルム)が暮らしている。彼らは釣り人(男性ばかり)をもう一つの小さい船で運んできては釣りをさせて生計をたてている。釣り人は可愛らしい少女にちょっかいを出さずにはいられない。その度に老人は船の操縦室から弓矢を射ては客人を脅かすのだ。
客の一人が老人に「占いをしてくれ」と言い出す。老人は少女に手首に5色の細い布を巻きつけて船から垂らされたブランコに乗せる。少女のブランコが揺れている船の側面には仏様の絵が描かれている。
釣り客があっと驚く間に老人はもう一つの小さな船からブランコで揺れる少女の身体に当たるのかというすれすれを通って船に書かれた仏の身体を射抜くのだった。矢は3本放たれ、終わると少女は矢を抜き取って老人の耳元に何事かをささやく。うなづいた老人がさらに占いを頼んだ客の耳元でささやくのだ。この不思議な占いは何を意味しているのだろう。少なくとも少女の生命もしくは身体を損ねてしまうかも知れない危険な占いだ。まさかこんな占いはこの世にはないと思うのだが。

釣り人たちは噂する。あの娘は7歳からこの船にあの老人と住んでいる。老人はどうやらあの娘と結婚するようだ。

夜になると老人は昼間男たちを射た弓矢を楽器に変えて音楽を奏でるのだ。
老人は少女の身体をたらいで洗ってやり、カレンダーに5月12日を「結婚」の日と記して(今は2月なのだが)その日までをかけ印で消していくのを楽しみにしている。そして2段式ベッドの上から下で眠る少女の手を握る事を楽しみにしているのだ。

老人が釣り客を連れてくるのを待つ間、少女は一人きりでご飯を食べ、弓矢や音楽の練習をし、ブランコに乗る。何事もないがそれなりに穏やかな日々が過ぎていったのだ。

老人はその間にも少しずつ結婚式の衣装などを買い揃えて一人微笑むのだった。

ある時2人組みの釣り客が礼によって少女にいやらしい事をしようとするが老人にすぐ見咎められ、矢を射られる。頭にきた二人は老人を縄で縛って少女を追い詰める。だが、少女は慣れた船の中を逃げ回り、逆に男たちを追い詰め矢を放った。矢は男たちの脚を射止めた。少女は嫌らしい男たちを懲らしめてにやりと笑う。

だが、そんな老人と少女の船の生活は、一人の若い男の釣り客がやってきたことから変わってしまうのだった。

もう一度観てみたが、海に浮かぶ古ぼけた船と横に寄り添う小さな船はそのまま老人と少女を表しているのだろう。老人の身体の如く船のエンジンはいつも止まってしまい修理しようとしてもなかなか動き出さない。あちこちが古ぼけてはげてしまっているのだ。
posted by フェイユイ at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | キム・ギドク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホントに周杰倫、28日来日!!でした。

ハービン6.jpg
来日写真じゃないです(笑)早く映像も見たいものです。

ジェイ・ジョウ来日、どうだったのかなあ、と心配しておりましたら1000人のファンが出迎えたという事でよかったー(ほっ)
テレビ見てても(といっても時間はたかが知れてるが)そのようなニュースをやってはいないし、本当に来たのかな、誰か迎えには行ったのかな(友達か)と案じておりました。
墨鏡(サングラス)で帽子なんでも少し皆さんお顔を見たかったでしょうけど、こんなに集まってくれてジェイはうれしかったでしょう。ほんとにファンの皆さんには感謝です。
posted by フェイユイ at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月28日

「浮気雲/天邊一朶雲 (The Wayward Cloud)」・後半、蔡明亮

李康生.jpg

李康生のワンピースミュージカルのとこからもう一度観ました。考えたら、李康生って無表情か思いつめた顔が多かったので(私が知ってるのでは)こんなにはじけた顔は初めて見るのかも。はじけてると言うより壊れてます。「はっはっは、ひっひっひ」というかなり高揚した歌にあわせて李康生があるときはピンクのワンピース、またあるときは別のワンピースに着替えて踊ります。女の子のほうが男装していてると言う倒錯ミュージカルです。スイカ輪切りをそそまま傘にしたデザインがかわいい。アメリカものと違ってその辺の人たちが踊ってる感じがまたよいです。

後半はよりいっそうエロティックな展開が多くなってきます。

とりあえずは鍵を失くした彼女ですがかなり奇妙な行動を取るお姐さんであります。まず鍵を失くしアスフェルトの中から掘り起こしてもらう。スイカが大好き。スイカのジュースをいつも何リットルと作ってる。尚且つスイカを川から拾って来る。水不足対策のため、ペットボトルの水を大量に集めてる。冷蔵庫も水のペットボトルだらけ。大きなスイカがその中にごろんと転がっている。お姐さんそのスイカを皮の上からぺろぺろちょいとスケベチックに嘗め回します。それからスイカを服の下に入れて妊婦さんの真似をして階段を登り途中で苦しみだしてスイカを出産(?)します。

日本人AV女優がペットボトル(また)で自慰をするのを撮影してると蓋がなくなってしまったり(!)蔡明亮お得意の公共トイレでのミュージカル(別にトイレのミュージカルが得意なのではない)では李康生が男性性器に扮していたり(何だか私この前から男性性器にとり付かれてる?)鍵の縁で仲良くなったお姐さんとレンタルDVDショップのアダルトコーナー(別室)でラブシーンやったり。

なぜかしらん日本人AV女優さんが気絶したまま元に戻らなくなる。AV撮影中止かと思うとそうではなく女優さんが気絶したままの状態で撮影続行。李康生再びポルノ男優として仕事開始。仲良くなった男性がポルノムービーの男優だった事に気づかされたお姐さんは窓の外から李康生の撮影現場を観察。李康生が激しく女優を攻めるが女優は一言も発せず。見てるうち、お姐さんは次第にあえぎ声を出していって、李康生も彼女の視線に気づいて。そして・・・!!

最後の構図はかなり笑えると思うのですが、あなたはどうでしょうか?

いつも哀しさの中に笑いがある、と感じる蔡明亮監督の映画ですが、今回は笑いの中に哀しさがある、と感じました。ずっとおかしな演出が続くのですが、鍵の彼女のようにぽろりと涙がこぼれるのかもしれません。

監督:蔡明亮 出演:陳湘[王其]、李康生、楊貴媚、夜櫻李子(すもも)、陸筏琳  2005年制作
posted by フェイユイ at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月27日

「浮気雲/天邊一朶雲 (The Wayward Cloud)」・前半、蔡明亮

天膕一朶雲.jpg

副題が「スイカとエロとミュージカル」である、と言うのはうそだが、まあまさに前編のみとはいえその3つが繰り返し、盛沢山である。

当たり前のようで不条理としか言いようのない相変わらずの不思議世界。医者と看護婦の格好に扮した男女が(男は李康生)ベッドの上でスイカを女性の性器の上に乗せそれを性器に見立ててセックスをする。汁は飛ぶは、種は飛ぶはで事後にシャワーを浴びようとするが、水不足で水を止められ出てこない。かくして二人は蟻に食われる事となる。という無茶苦茶な始まりである。

途中いきなり李康生が半漁人になって美声で歌いだしたり(別の人の声?)ワンピース姿の女性(!)になって踊ったり、と大奮闘である。しかもポルノムービーの男優をやっている役なのでものすごく体力いって大変な運動量である。

水が溢れてくるシーンはやはりこの映画でも健在。李康生がスイカのべたべたを洗い流すためビルの水槽タンクの下の方に水がたまってるとこで身体を浸すんだが、この時、半漁人になって歌いだすのである。また、鍵をなくしたと言って道路工事をしているそばをうろうろ捜す女の子が出てくるのだが、この女の子の鍵が舗装したばかりの道路の表面にめり込んでしまっていたのだ。李康生が鍵を掘り起こすとその穴から水がじわーっと染み出してくる。

そしてスイカが画面に溢れているのだ。出だしから、地下道のような場所を女の子がスイカを抱えて歩いてくる所から始まる。テレビでもスイカのニュースをやってるし、川をスイカがぷかぷかと流れてくるし。
また、鍵を取り出してもらった女の子が李康生に差し出すスイカのジュースを馬鹿でかいコップになみなみとついでくるのだ。小康はイヤとは言わず受け取って捨てちゃうのだが。

とにかく映画がスイカの甘い匂いとエロと美声の歌声と奇妙なコスチュームと造花などで構成されておりチープというかド派手というか物悲しくもあり、またおかしい。

李康生はいったいいくつなのか想像がつかないがいつまでたっても年を取らない人である。裸になる場面が多いのだがすごく引き締まってるしね。

また、いつも蔡明亮映画に出てくる地味なお母さん役が多い陸筏琳 ルー・シアオリンもあだっぽい歌姫となって歌い踊っておられました。つかDVDパッケージの中身写真は陸筏琳だものね。
posted by フェイユイ at 23:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジェイ・ジョウ来日は28日か?

スペシャル.jpgじぇい.jpg

えと、勝手に「イニシャルD公式メールマガジン」より、以下ご報告。

まさかの情報が飛び込んだ。
都内某所のマスコミ向け記者会見場にて われらが、ジェイ王子が歌うらしい!!!!
この模様は、D−MAG編集部員が映像を押え、皆様に報告する予定です。
日本でまさに、初の歌声を披露する。
イ二D軍団の快進撃は止まらない。

日本デビューも決まった「音速のカリスマ・ジェイ王子」こと ジェイ・チョウ!
『同じ月を見ている』で窪塚洋介と共演が決まった「ブレイク必至の 香港“新”トップスター」 エディソン・チャン
次回作『ベルベッド・レイン』ではおはこの黒社会の若者を熱演! 「モデル並みのルックスで人気急上昇」 ショーン・ユー
香港映画界の名俳優、実物もかなり味のある人物! アンソニー・ウォン
華流パワー炸裂必至だ。
某作品の韓流スターときしくも、ガンチンコ同日来日。激戦バトルは免れない。。。
29日が、例のシネ・シティのイベントだから、前日来日か?場所は、成田か。。。
編集部がGETした情報によると、成田に昼頃、Jが来るらしい。。

驚愕のイベントが実現した。あのスーパースターたちが、惜しげもなく 新宿は歌舞伎町シネ・シティ広場に集結する。
最高の男たちに、花を添えるのは、ヒロイン茂木なつきを演じた鈴木杏だ。

ということです。福岡に住む私には如何ともしがたいが、近辺の方是非是非ジェイを見に行ってやってくださいな。ヨン様以上の騒ぎになることを願いますわ。勿論ショーン、エディソン、アンソニーファンもね。(お、韓流スターも同日来日とありますね。誰でしょか)
posted by フェイユイ at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月26日

「DEAD OR ALIVE FINAL 」三池崇史

dead-or-alive-final1.jpgdead_or_alive_final.jpg

これはうっかりして完結編を借りてしまったのです。いつも最後から見てしまうへんな癖がここでも出てしまった。まあいいや。

「黒社会3部作」ですっかり好きになってしまった三池崇史監督。どういう作品かと思ってみたら、テイストは同じでしかも正統派SFだった。

まずいつもながら街並みというか舞台自体が荒れてていい。主人公のリョウをやってる哀川翔は一般の評価はどうなのかよくわかんないんだけど私にはあまりかっこよくない印象の方(すみません)しかしそのかっこ悪さがあんまり決めすぎにならなくて却ってよいのかも(これは私の勝手な言い分。ファンにとっては最高なんだよね)そしてここでも男の子と仲良くなって何だかいい感じのお父さんみたい。(この辺、「日本黒社会を思い出させる)一見かわいい風の(失礼)リョウ(哀川翔)が常識を逸脱した強さを持つ。なんたってピストルの弾なんて簡単に素手で取っちゃうし、その弾を蹴ったら相手の頭をぶち抜いてしまう。彼は黄色のパーカーとスヌーピーのTシャツを着て「あ、そう」というのが口癖のとぼけたレプリカントなのだ。

2346年横浜。広東語を話すウーが市長をしてる。ウーは人口の増加が世界を滅ぼしたと考えている。そのため市民に種を根絶やしにする薬、というものを強制服用させ、破ったものは荒れ果てた外界に追放される。例外は許されない。という何だか今の少子化問題を正面から扱っているようだ。今の日本では育てる環境が整ってないため、子供を作らない、作れない、と言う人々が多く、私もそうだと思っているのだが、この抑圧された社会では何とか子供を作ろうと若者たちは考える。働いて子供を育て、いい教育をしてやるのだと。
ウーさんの右腕である警察官であるホンダ(竹内力)は美しい妻と可愛い息子がいる。ウーは子供禁止を言い渡してるのになぜホンダには子供がいるのか。
ホンダはロボットでありウーによりロボットの家族を演じさせられているのだった。ここでもなんだかお上が願う形の家族だけが許されているのか、と言う疑問符。ホンダはロボットなのに若い男女がこっそりと身ごもったのを許して逃がしてしまう。これもロボットの方が人間的(まあ、普通使ってる意味で)という皮肉。
とはいえ、この正統派SF、と言う形・アイロニカルな風刺というものはハチャメチャをやるためのいわば飾りに過ぎない、ということなんでしょうね。殆ど定番と言ってよい設定ですし。

私はまだ見てないんで想像するしかなかったが今までのリョウとホンダのかつての戦いの回想シーンが織り込まれそれが何故だか抱腹絶倒なんですが。今度はちゃんと最初から観ます。そうして戦い続けた男二人はFINALの戦いの果てに合体してしまう。これはすごい。合体と言うと諸星大二郎なんだけど理想郷ではやはり合体してしまうのかなあ。これはぎょっとするデザインではありますが物語のテーマからして子供をたくさん作ろう!ということなのか(違う?)美少年レプリカントを愛でていたウーさんもびっくり。でした。

人間性を無視した政策に抵抗する若い革命家たちのリーダー・フォンをやるのがテレンス・イン。あの耽美映画「美少年の恋」に出演していました。こちらは全く申し分なくかっこいいです。いかにもヒーローという風情です。

監督:三池崇史 出演:哀川翔 竹内力 テレンス・イン ジョシー・ホー 2001年制作
posted by フェイユイ at 00:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月24日

天龍八部第24集

虚竹がおかしいキャラクターなのでここら辺りちょっと一息つけますね。

虚竹は改めて蘇星河に自分は少林寺のものであって今更流派換えなどできませんと言う。が、蘇星河は虚竹に「掌門となって丁春秋を討ち取ってもらいたい」と頼む。

その頃段誉は王語嫣から離れ難く慕容復一行から嫌がられながらもくっついて行く。お供の朱丹臣がよしましょうよと段誉を説得するが段誉はしつこい。
とうとう慕容復たちからはっきりと離れてくれといわれてしまう。

少林寺の師匠と蘇星河が丁春秋の毒「三笑逍遥散」によって殺されてしまい、虚竹は蘇星河の弟子たちの前で「丁春秋を討たなければ」と思わず叫んでしまう。虚竹が掌門の指輪をしているのを見て弟子たちは虚竹をすぐさまに掌門としてひれ伏す。だが虚竹は残された蘇星河の弟子たちに気兼ねしながらも早く少林寺に帰りたくてたまらない。「すぐ戻る」と嘘を言い、先に戻った少林寺の僧たちを追いかけるのだった。

追いかける虚竹の脚力は恐ろしく速くなっていた。それを見た慕容復が虚竹と駆け比べをしたがまったくひけをとらない。
宿での慕容復はなにやら考え込む様子で王語嫣は愛想よく従兄に飲み物など勧めるが慕容復はにこりともせず王語嫣の親切もうっとおしいだけのようだ。「これほど英雄が多くては復興の大業が成らん」とまったくご機嫌斜めなのだった(そんなにぶりぶりしていては何にも成らんと思いますがね)

段誉もご機嫌斜めだったがそこへ巴天石が駆けつけ「慕容家へ忍び込んだところ、亡くなったはずの慕容博(慕容復の父)の亡骸が棺の中になかった」と報告した。皆、唖然とし、では亡くなったはずの慕容博は生きており、息子をうろつかせ、自分は陰で殺しをしているのだ、と話し合う。しかし謎は以前残っており、大理で考えようということになる。
しかし段誉は王語嫣と離れてしまったことだけをいつまでも悔やんでいた。

慕容復は王語嫣や共と離れ一人酒を飲んでいた。そこへあの虚竹がばたばたと入り込んできて精進の麺を頼む。その虚竹の横に座ったのが、男装をした阿紫であった。ここでも阿紫はいたずら心を発揮して肉や油をとってはいけない僧侶である虚竹の麺の中に肉汁や鶏肉をこっそりいれてしまう(とんでもないことを!)
だがとんでもないことにそうやって悪ふざけしているその店に師匠である丁春秋が共を引きつれて訪れたのだ。すぐに隠れた阿紫だったが目ざとい丁春秋にすぐ見つかり、盗んだ神木王鼎について聞かれる。阿紫は持ち前の弁舌でこの危機をなんとか乗り切ろうとする。だが丁春秋はその頭の良さに感心したものの許さない。
その時隣で一部始終を聞いていた慕容復が「人前で弟子をしかるのは如何か」と口を出す。たちまち慕容復と丁春秋の技の戦いが始まる。そして丁春秋の発した毒が阿紫の目を射てしまった。「目が見えない」暴れまわる阿紫。その時、弟子となって丁春秋についていた游担之が阿紫を抱え連れ去ったのだ。

目の見えなくなった阿紫は自分を助けたのがさんざん弄んだ鉄丑(游担之)とは気づかない。荘聚賢と名乗る游担之を荘兄さんと呼び感謝する。だが、こうなっても阿紫は阿紫。嫌がる荘兄さん(游担之)に無理矢理遼国へ連れて帰らせて、と頼み込む。阿紫の頼みは断りきれない
游担之はついに阿紫の手をとって歩き出すのだった。

矢継ぎ早で目が放せませんね。醜男と称される虚竹ですが、この役者さんはなかなかかわいくて別に醜男ということはないですね。しかも3枚目でおもしろいのでまたどうなるか楽しみです。しかしちょうど中ほどに来て中だるみしそうなものですが新しいキャラクターもおもしろいなんてやはり人気の小説だけのことはあると改めて感心します。
原作で女扱いの上手い父親に比べ、息子の段誉は女一人も上手く扱えない、と岩穴の老人に揶揄されるところがあっておかしかったです。でもまだ若いからですねー、と言ってもあんな父親になってまた嘆く母子が増えては困ります。かわいい王語嫣に振り回されているくらいでちょうどいいと思いますがね。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)
posted by フェイユイ at 22:37| Comment(3) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キム・ギドク「空き家」が2005年度最高映画に!

キム・ギドク監督の「空き家」が国際批評家連盟(FIPRESCI)により「2005年度最高映画」に選ばれました!

すばらしいですね!あの作品ならその評価もまったくうなづけることではありますが。まずはめでたい。
ところで、映画館に観に行かない私としても気になり続けている「空き家」の日本公開はまだなんですよね。どうしてなのか、さっぱりわかりません。これを機に少し早めていただけませんか?勿体無い、と思うのですよねえ。
posted by フェイユイ at 19:33| Comment(2) | TrackBack(0) | キム・ギドク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天龍八部第23集

幻覚を見せる棋盤「珍瓏」を前に武林の英雄たちが集まり、碁の腕を争う。ここで知勇ともに優れているはずの慕容復が大いに混乱してしまい、自害しようとする。助けようとした王語嫣を撥ね退けて失態を表す。段誉はすぐに助けに入ったが、撥ね付けられた王語嫣も動揺を隠せず段誉はかける言葉も見つからない。
そこへ4大悪人も登場する。大兄貴である段延慶は以前もあったが碁の達人である。が、次第に蘇星河に追い詰められ、段延慶ほどの悪人までが自害しようという欲求に襲われてしまう。が、ここで少林寺の頼りなげな若い僧・虚竹が目をつぶったまま適当に碁石を置き、危機を脱してしまった。我に返った段延慶は助けてくれた虚竹を今度は確かな碁の技で、他には聞こえぬささやき声にて助言する。
やがて蘇星河は「師が作られた「珍瓏」を御坊が解いてくださった」と感心し岩の中に入ってくれと言い出す。戸惑う虚竹を段延慶が放り込んでしまう。
岩の中には人が住めるような穴がありさらに虚竹が進むと一人の老人が座っていた。この人が「逍遥派」の師匠であった。最初は虚竹の顔を見て不細工だと嘆いたが、話す内に気に入られ、虚竹を弟子にすると言い出す。虚竹はわけのわからぬままに今までの少林派の内功を抜き取り代わりに70年間の逍遥派の功力を注ぎ込まれる。そして大理無量山に住む女性から教えを乞うよう言い渡される。さらに自分は死ぬと言い、逍遥派の指輪を渡して丁春秋を斃してくれと言い残して亡くなられた。

外では蘇星河と星宿老仙が戦っていた。星宿老怪は状況が不利になると逃げ出してしまった。
蘇星河は弟弟子ができたことを喜びすぐ虚竹を従えて師匠がいる部屋へ入っていく。
老人はすでに事切れており、蘇星河は嘆き悲しむ。そして虚竹を掌門であるとひれ伏すのだった。まだ未熟な小坊主である虚竹はたまげてしまう。しかし蘇星河は師匠が虚竹に内功を与え、掌門の印である指輪も授けられていることを指摘し、他にも師匠が何か残されなかったか訊ねる。虚竹が困っていると蘇星河はあなたは掌門なのだから言いたくない場合は無理に言われることはない,と言う。そういわれると返って仕方なく虚竹は女性を訪ねよと言われたとき渡された巻物を取り出す。開けてみるとそれは王語嫣のようであった。だが、書物は3,40年はたったもの。不思議ではあったが師匠のなさることに間違いはあるまい、と蘇星河は言い、さらに虚竹に師匠の命に従い、武芸を身につけ、丁春秋を討ち果たすのじゃ、と続ける。そしてまだ弟子になるのを渋っている虚竹を説得するのだった。

段誉ときたらまったく王語嫣の事しか考えてません。が、あれほど会いたかった王語嫣は慕容復のことしか眼中にない様子で段誉はすっかり落ち込んでしまうのでした。かわいそうではありますが、他の人は色々な事で悩んでいるのに一人幸せな奴、としかいえませんね。
posted by フェイユイ at 01:32| Comment(3) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月22日

天龍八部第22集

物語は蕭峯から阿紫へと変わっていきます。さらには。

忙しい蕭峯にかまってもらえない阿紫は修行を積んでいる。がそれは恐ろしい修行であった。阿紫は鉄丑(游担之)を従えて特に毒々しいムカデを鼎の中に捕まえて、鉄丑の手をその中に入れさせさされて腫れ上がったところで、鉄丑を離し、阿紫自身はその鼎を抱えて自らの中にその毒性を吸い込むかのようであった。

引き換えに鉄丑は倒れてしまう。仕方なく阿紫は鉄丑を埋めてくるように命じた。だが鉄丑は死んではおらず、蕭峯が落としていった書を見て毒消しを行なったのだった。
生きて帰ってきた鉄丑を見て阿紫は喜ぶ。鉄丑が死ぬと遊び相手がいなくなるので阿紫はすっかり機嫌が悪くなるのだ。阿紫はまたもや鉄丑を使って毒蜘蛛で修練する。鉄丑はまた書物にしたがって毒を中和するのだった。

阿紫はさらに恐ろしい毒をもつ大きな蚕を見つける。蚕は逃げ出してしまったが、怒った阿紫は鉄丑に蚕をつかまえて来いと命じた。鉄丑は命じられたとおり山寺でその蚕を見つけ持ち帰る。
阿紫は大変に喜びこれですごい修練ができると鉄丑に手をいれるよう言い渡す。さすがに鉄丑も「私を忘れないでいて下さい。私は游担之です」と言い恐ろしい蚕の入った鼎に手を差し込む。と見る間に凄まじい冷気で鉄丑の身体が凍りつく。とうとう死んでしまった。阿紫は大喜びし、最高の毒虫を内功で吸い込んでいく。

鉄丑は再び家来によって今度は川に流された。が、ここでも毒消しの「易筋経」の技で彼は命を永らえたのだった。

助かった鉄丑がさまよい歩いていると丐幇の者達が新しい幇主を誰にすべきか話し合っている場面に出くわす。どうやら蕭峯を陥れたあの全冠清が有力のようであった。そこへ段王子閣下がお見えです、という声があり、段誉が朱丹臣を連れてあらわれた。段誉は父の使いで白長老が亡くなられたことを丐幇に知らせにきたのだった。段誉は義兄・蕭峯をおとしいれた全冠清を心よく思ってはいない。

段誉たちが帰路に着くのを呼び止めるものがいた。渡された手紙を見ると「蘇星河、棋芸の才子をお招きし、10月8日に擂鼓山にて対局したし」とあった。囲碁好きの段誉はすぐに承諾する。
段誉が聡弁先生・蘇星河とは誰なのか、と問うと朱丹臣は即座に「逍遥派、無崖子の弟子、聾唖老人のことです」段誉はうなづきさらに「王語嫣さんも来るだろうか」と朱丹臣に聞く。朱丹臣は「きっとこられますよ」と答えるのだった。

游担之(鉄丑)は星宿派の春秋丁に出会った。春秋丁は游担之が毒にやられたものに触ってもなんともないのを見て驚き弟子にするのだった。

物語にまた一人虚竹という少林寺の僧が登場する。一人修行をしているが、まだ武芸に自信はなさそうだ。虚竹は対局があることを聞きおよび、擂鼓山へ赴く。そこにはすでに段誉たちが到着しており、虚竹と段誉は「珍瓏」と名づけられた岩壁につくられた棋盤を眺めた。それは単なる棋盤ではなく玄妙な道理がふくまれているのだ。そこへ続々と豪傑たちが到着する。段誉が慕う王語嫣も恋敵慕容復と一緒にあらわれた。春秋丁や鳩摩智もいた。
そして彼らが「珍瓏」に向かうとなにやら不可思議な幻影がみえるのだった。

まったく言語道断な阿紫の行動。しかしどんなにひどい目にあわされてもそれが幸せと感じてしまう鉄丑の哀れさよ。幸せならいいか。
お久しぶりの段誉です。明るくていいなあ。そして王語嫣。ほんの少し出ただけですがぱっと華やぎますね。美しいんですがまだ可愛らしいのですよね。しかも才媛ですからね。また美貌と才能が見られると思うとうれしいですね。
posted by フェイユイ at 23:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「画魂」が日本語字幕で見れるのだね

画魂フー・ジュン.bmp画魂.jpg

コン・リーの映画「画魂」ではなく、ミシェル・リー、胡軍、リウ・イエ出演のドラマ「画魂」である。今日discas見てたらレンタルされてた。
以前の記事では途中で「もう嫌になった」というようなことを書いてしまったのですが、字幕で見たらおもしろいかも、です。少なくともフランスに行く前の娼館の話はなかなか好きでした。
ミシェル・リーより娼館の友達の女性の方が好きだったのだ。
また「天龍八部」とは違う胡軍を見られますし、リウ・イエ君も少し出演。「藍宇」がらみで期待してもダメですが。
しかしなぜこれが日本語字幕付きでレンタルされるのですかね?かなり渋い話だと思うんですが・・・いやいいんですが。
スタンリー・クワン監督で質は高いですので、見ごたえはあります。

私としては周迅の「橘子紅了」して欲しいですが。か、「像霧像雨又像風」なんか。趙薇(ヴィッキー・チャオ)の「還珠格格」やった方が楽しくてファンがつきそうなのですがねえ。(どれも古くてすみません)

コン・リーの「画魂」はけっこうおもしろかったです。

追記:ドラマで思い出しましたが、最近、韓国ドラマに続いて台湾ドラマも多いのですが、なぜ「ニエズ」はないのでしょうかね?私的には謎。

追追記:「笑傲江湖」もDISCASでレンタルされているのでチラッと見たらやっぱりおもしろそうです。いつか見ねば。
posted by フェイユイ at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「不見不散:不散」(さらば、龍門客桟)蔡明亮

なんともまた蔡明亮らしい映画というのであろうか。

かつては客もいっぱいになったのだが、今は老朽化し閉館となる映画館の最後の一日を描いた作品だ。かといって何か感動的な出来事が起きるわけではない。
降りしきる雨の中一人の青年が雨宿りといった様子で映画館に入る。中ではキン・フー監督の古典的名作「龍門客棧」が上映されているのだが、観客は数名という侘しさだ。
青年が席に座ると隣の椅子の背もたれに足を投げ出してくる男(青年の顔にあたりそうになる)や空席だらけなのに隣の席に座ってくる中年男性(どうも怪しい)画面を食い入るように見つめている年配の男性(もしかしたら上映中の映画の主人公なのかもしれない)などがいた。

映画にはもう一人足の不自由な若い女性が従業員として登場する。ひどく足を引きずらなければならないのだがひとり歩き回って働いている。映画はこの従業員の女性と観客である青年を交互に映し出す。

やがて青年は倉庫らしき場所を徘徊するが、どうやら同性愛者のハッテン場となっているらしくそれらしい男たちが青年に擦りあうように歩いていく。青年も別にその状況に戸惑っているわけでもない。

その中に一人若くハンサムな男性がいて青年を誘うように狭い廊下に導く。青年はその男性に近づく。その男性は青年にこの映画館には幽霊がいる、とささやく。青年は男性に身を寄せると、男性は静かに立ち去ってしまう。青年は男性に言う「我是日本人(私は日本人だ)」男性が答える「サヨナラ」
 
従業員の女性は黙々と働くのみで感情がわからないのだが途中上映されている武侠もののヒロインを熱心に見ている目が印象的だった。

それにしても螺旋階段や狭い階段、地下室などが次々と出てくる不思議な映画館だ。そして建物は雨漏りがし、水がたまっており、どこもかも古臭い黴の匂いがしてきそうなのだ。

この雨漏り(水漏れ)というのが蔡明亮映画の特徴なのだが、今回も映画の間中降りしきる雨のせいで置かれたバケツがいっぱいになる。

映画が終わり、明かりがつき観客は帰っていった。従業員の女性が掃除を始める。そして長い時間もう誰も座ることのない整然と並ぶ椅子が映される。ここでかつては様々な映画が上映され様々な人が訪れ楽しんだのだ。

上映後のロビーで一人熱心に映画を観ていた年配の男性が立っている。帰ろうとしていた孫を連れた別の男性を引き止める。主役の男性と監督なのであろうか。「久し振りに映画をみたよ」「もう誰も映画を観ないし、我々のことも覚えてません」二人は笑いながらじっとロビーに佇むのであった。

ここでやっと李康生が映写技師として登場。映画が上映されている間は姿も見えなかった。片づけをしている。従業員の女性も手早く館内を片付け自分の持ち物を持って外へ出る。映写技師がシャッターを下ろし部屋を見ると女性が置き忘れたのか饅頭があった。土砂降りの雨の中、彼はレインコートを着て女性の下へ饅頭を持っていこうとするのかバイクに乗って走り出した。だがその後を女性がゆっくりと傘をさして帰っていくのだった。

いつものように不思議な味わいのある映画です。またいつものようにおかしさもあって、トイレでいつまでも用をたしている姿は参りました。
また最後の土砂降りの雨が映画館の失われる気持ちを現しているのでしょう。

監督:蔡明亮 出演:李康生 山田村恭伸 陳昭榮 2003年制作
posted by フェイユイ at 00:09| Comment(0) | TrackBack(1) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月21日

天龍八部第21集

反逆した南院大王の軍を蕭峯は一人の力で吹き飛ばしてしまう。蕭峯の義兄弟となった耶律洪基はあわやというところで皇帝の座を守ったのであった。
耶律洪基は蕭峯に南院大王の位を授ける。蕭峯は一気に大王と言う立場になってしまった。阿紫とともに城にすみ豊かな暮らしをすることになった。
阿紫の身体はまだ元通りではないが蕭峯の優しい心使いで次第によくなるようであった。

だが大王の役目は今まで自由に生きてきた蕭峯には辛いものだった。他のものの拝謁を受け、皆、平伏するばかり。そして南京にて中原侵攻の機を伺えと義兄の皇帝に言われ、蕭峯が教示を請うと「買収するのだ」と言われ後腐れのない英雄豪傑ばかりを相手にしてきた蕭峯は気が滅入ってしまうのであった。

気晴らしに草原へ馬を走らせた蕭峯と阿紫は遼国の兵たちに捕らわれた宋の人々に出会う。その中に聚賢荘で蕭峯との戦いで自害した游驥の息子・游担之がいた。蕭峯を仇と思いはむかうが蕭峯の敵ではなかった。蕭峯は捕らえられた宋人と游担之を逃がすが、なぜか游担之は再びつかまってしまう。そして何故か阿紫のもとに連れ出された。   

ここから阿紫の悪ふざけが頂点に達していく。具合が悪くなり一旦真人間に戻ったかと思われた阿紫だが、これからの阿紫の行動は恐ろしいものとなる。

宮廷生活にすっかり退屈していた阿紫は游担之をおもしろいおもちゃが手に入ったとばかりに扱うが、蕭峯に顔を見られてはまずいと考え、游担之に焼けた鉄の仮面をつけさせる。
だが游担之は可愛らしい阿紫にすっかり心奪われてしまい、どんなひどい目にあわせられても「美しいあなたの命令なら何でも聞きます」というこれ以上ない自虐男に成り果てているのであった。
阿紫は鉄仮面をつけた游担之に鉄丑という名をつけ、ライオンに頭を咬ませたり、鞭で百叩きにしたり、と思いつくまま残酷性を発揮する。が、受けている当人が阿紫にされるなら本望と思っているのだから、どうしようもない。蕭峯も忙しいさなか、阿紫の様子を見に来て怪しい仮面を被った男を見るのだが、まさか自分にはむかった游担之とは気づかないのであった。そして遊んでと催促する阿紫をすっかり子ども扱いする蕭峯。たまらず阿紫が蕭峯の背中を抱きしめると蕭峯は、はっとしたようだった。が、蕭峯は苦しい思いを打ち消すかのように阿紫を残して去っていった。

阿紫は鼎のなかにムカデをつかまえている。それは一体何のためなのか?

何とも恐ろしい終わり方である。私が阿紫をドラマで観たいなと思ったのはまさにこの辺りなのだが、この恐ろしい阿紫の仕業をテレビでやるんだろうか?と思ったのです、が、ちゃんとやってますね(笑)さすがに原作の方がもっとひどいですが、それに焼けた仮面をつけたのは蕭峯の仕業だろうと游担之は恨んでいます。が、結局游担之は阿紫にいじめられるほど喜びを感じていて「早く鞭で打ってくれないかな」などと思うようになるのですから、阿紫がいけないのか游担之がおかしいのかよく解らなくなってきます。はっきり言ってこの辺はSM以外の何物でもないのですが、これをテレビでやっちゃう中国と言うのも不思議です。なまじな話よりよっぽどいやらしいと思うのですがねー。
しかし少しいい子になった阿紫よりこっちがおもしろい、と言ってはいけないでしょうか。
posted by フェイユイ at 00:06| Comment(5) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月19日

索引

映画に関する索引です。
タイトルと中身に間違いがあったら教えてください。
原語タイトルと日本語タイトルで迷った場合はわかりやすいよう日本語タイトルにしています。また、個人的に索引するほどもない、と考えたものは記載しないことにしました。

☆ア行
「愛の神、Eros(エロス)」ウォン・カーウァイ
「アウトライブ(飛天舞)」チョン・ジニョン  
「青い門」キム・ギドク
「青い門」ジナとヘミ
「青の稲妻」任逍遥
「紅いコーリャン」張藝謀 (チャン・イーモウ)
「空き家」前半キム・ギドク 
「空き家」後半
「空き家」キム・ギドクに
「空き家」謎の青年
「空き家」キム・ギドクの夜
「悪霊喰」ヒース・レジャー   
「甘い人生」イ・ビョンホン 
「アマロ神父の罪」カルロス・カレラ
「アモーレス・ペロス」アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ  
「アラバマ物語 To Kill A Mockinbird」グレゴリー・ペック
「ある殺し屋」市川雷蔵   
「アレキサンダー」オリバー・ストーン
「アレキサンダー」ガウガメラの戦いまで
「アレキサンダー」ガウガメラの戦場にて
「アレキサンダー」移動する帝国
「アレキサンダー」栄光への道
「1:99電影行動」
「イニシャルD」アラン・マック/アンドリュー・ラウ  
「インファナル・アフェア」T・Uアラン・マック/アンドリュー・ラウ
「うつせみ 空き家」前半キム・ギドク 
「うつせみ 空き家」後半
「うつせみ 空き家」キム・ギドクに
「うつせみ 空き家」謎の青年
「うつせみ 空き家」キム・ギドクの夜
「浮気雲/天邊一朶雲 (The Wayward Cloud)」・前半ツァイ・ミンリャン
「浮気雲/天邊一朶雲 (The Wayward Cloud)」・後半 
「受取人不明」キム・ギドク  
「英語完全征服前半」
「英語完全征服後半」
「エレファント」ガス・ヴァン・サント
「王の男」
「王の男」コンギルとチャンセンそして王  
「王の男」に血迷う 
「オーシャンズ11」スティーブン・ソダーバーグ
「オーシャンズ12」
「オーマイ!DJ」
「オール・アバウト・マイ・マザー」ペドロ・アルモドバル   
「オールドボーイ」前半 パク・チャヌク
「オールドボーイ」後半
「オールドボーイ」叩けハンマー男
「同じ月を見ている」エディソン・チャンを観たくて

☆カ行
「風の丘を越えて」イム・グォンテク
「火山高をもう一度」キム・テギュン 
「風と共に去りぬ」   
「割愛」パク・チャヌク   
「カランジル」ヘクトール・バベンコ  
「カランジル」2 
「カランジル」ヘクトール・バベンコ
「カランジル」バベンコ監督のコメンタリーを観て
「河流」ツァイ・ミンリャン
「カンフーハッスル」チャウ・シンチー 
「客途秋恨」その後アン・ホイ  
「餃子」フルーツ・チャン
「グッド・ウィル・ハンティング」ガス・ヴァン・サント
「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」   
「クライング・フィスト 拳が泣く」前半 リュ・スンワン
「クライング・フィスト 拳が泣く」後半 
「クローサー」マイク・ニコルズ
「グローリー・デイズ〜旅立ちの日〜」
「恋の方程式 あなたのハートにクリック2 」
「広州殺人事件」チャウ・シンチー
「コーストガード」キム・ギドク   
「コーストガード」再び 
「GOAL!」(ゴール!)第1弾
「五月之恋」  
「極道黒社会」三池崇史
「ココシリ」陸川
「ココシリ」2
「コンフェッション」ジョージ・クルーニー

☆サ行
「サイドウェイ」アレクサンダー・ペイン
「魚と寝る女」キム・ギドク
「魚と寝る女」ヒジンとヒョンシク
「魁!!クロマティ高校 THE MOVIE」
「殺人の追憶」前半
「殺人の追憶」後半
座頭市 血煙り街道 
座頭市と用心棒 
「座頭市 破れ!唐人剣 」勝新太郎VS王羽
「座頭市 破れ!唐人剣」 に心服する。  
「サマリア」キム・ギドク
「サマリア:での男と女   
「some」チャン・ユニョン 
「some」後半
「さらば、わが愛 覇王別姫」前半   
「さらばわが愛・覇王別姫」後半   
三人三色「インフルエンザ・夜迷宮・鏡心」
「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」ケヴィン・スミス
「ジェイ・チョウを探して」オーブリー・ラム 
「ジェイ・チョウを探して」をレンタルした。前半鑑賞
「ジェイ・チョウを探して」をレンタルした。後半鑑賞
「ジェネックス・コップ2(特警新人類2)」前半
「ジェネックス・コップ2(特警新人類2)」後半
「GERRY ジェリー」ガス・ヴァン・サント   
「GERRY ジェリー」におけるマット・デイモンの魅力
「ジェロニモ」ウォルター・ヒル 
「ジェロニモ」再観賞   
「沈む街」章明(ツァン・ミン)
「実際状況」キム・ギドク
「死亡写真」前半 オキサイド・パン 
「死亡写真」後半  
「市民ケーン」オーソン・ウェルズ
「下妻物語」中島哲也  
「ジャングルジュース」前半
「ジャングルジュース」後半
「柔道龍虎榜」ジョニー・トー  
「十七歳的天空」   
「純愛中毒」パク・ヨンフン
「昭和残侠伝」高倉健 
「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」高倉健
「シリアナ」スティーブン・ギャガン  
「シリアナ」追記  
「シン・シティ」ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー   
「新宿黒社会」前半三池崇史
「新宿黒社会」後半
「親切なクムジャさん」パク・チャヌク   
「神鳥英雄伝」("楊過興小龍女")
「酔画仙」イム・グォンテク 
「酔画仙」2
「SPIRIT スピリット」ロニー・ユー
「青春神話」前半ツァイ・ミンリャン
「青春神話」後半
「青春の輝き」ロバート・マンデル 
「SCHOOL TIES〜青春の輝き〜」 
「清風明揃」再び
「七剣(セブンソード)」ツイ・ハーク 
「七剣」再び
「戦火の勇気」エドワード・ズウィック 
「戦火の勇気」その2
「先生、キム・ボンドゥ」チョン・ギュソン
「すべての美しい馬 」ビリー・ボブ・ソーントン

☆タ行
「ダーク・ウォーター」ウォルター・サレス
「ダーク・ウォーター」余談
「宅變」陳正道
ダブリン上等!
ダブルタップ 鎗王
「たまゆらの女」前半 スン・チョウ 
「たまゆらの女」後半 
「誰にでも秘密がある」3分の1 チャン・ヒョンス
「誰にでも秘密がある」残り3分の2
「箪笥もう一度」キム・ジウン 
「チェ・ゲバラ&カストロ」
「地球を守れ」チャン・ジュナン  
「地球を守れ」2
「血と骨」崔洋一・前半 
「血と骨」崔洋一・後半 
「血の涙」キム・デスン・前半
「血の涙」キム・デスン・後半
「長恨歌」スタンリー・クワン   
「ツインズ・エフェクト/千機変」前半   
「ツインズ・エフェクト/千機変」後半
ティム・バートンとジョニー・デップ  
「DEAD OR ALIVE2〜逃亡者〜」
「DEAD OR ALIVE 2〜逃亡者〜」かつて憧れた少年たちの友情の行方
「DEAD OR ALIVE FINAL」三池崇史
「天下無賊」前半 馮小剛
「天下無賊」後半 
「天国の口、終わりの楽園」アルフォンソ・キュアロン
「天上草原」マイリース/サイフ
「トイレどこですか?」フルーツ・チャン 
「トイレどこですか?」2  
「12モンキーズ」テリー・ギリアム  
「トーク・トゥ・ハー」ペドロ・アルモドバル
「ドグマ」ケヴィン・スミス  前半
「ドグマ」ケヴィン・スミス  後半
「dot the i ドット・ジ・アイ」
「ドラゴン・イン」ブリジッド・リン 前半
「ドラゴン・イン 新龍門客棧」後半
「ドラゴン・イン 新龍門客棧」と「東厰」
「囚われの女たち」フランシスコ・J・ロンバルディ
「囚われの女たち」続き   
「ドリアンドリアン」前半 フルーツ・チャン
「ドリアンドリアン」後半

☆ナ行
「夏休みのレモネード」
「南極日誌」再挑戦その1
「南極日誌」再挑戦その2
「南極日誌」再挑戦その3
「南極日誌」再挑戦その4・完   
「南極日誌」ソン・ガンホ
「No.3」ソン・ヌンハン(ハン・ソッキュ、チェ・ミンシク、ソンガンホ)
《[薛/子]子》(1986年・虞勘平監督)   
「2046」ウォン・カーウァイ
「日本黒社会」三池崇史   
「日本黒社会」再び
「眠狂四郎 炎情剣」市川雷蔵   
「眠狂四郎 殺法帖」市川雷蔵
「眠狂四郎 勝負」市川雷蔵

☆ハ行
「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」
「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」もう一つの見方
バガー・ヴァンスの伝説 」ロバート・レッドフォード
「バガー・ヴァンスの伝説」でも観てよかった!
「初恋のアルバム - 人魚姫のいた島」前半(チョン・ドヨン、パク・へイル)  
「初恋のアルバム - 人魚姫のいた島」後半
「バッド・エデュケーション」ペドロ・アルモドバル   
「ハッピーエンド」チョン・ジウ(チェ・ミンシク、チョン・ドヨン)
「花咲く春が来れば」リュ・ジャンハ(チェ・ミンシク)   
「花火降る夏」前半フルーツ・チャン 
「花火降る夏」後半
「パパは出張中!」 
「ハリウッド☆ホンコン」陳果
「HARUKO」 
「春夏秋冬そして春」キム・ギドク 
「バンジージャンプをする」イ・ビョンホン
「バンジージャンプをする」2
「バンジージャンプをする」はいい!
「バンジージャンプをする」再び キム・デスン 
「反則王」キム・ジウン
「美人依旧」前半 胡安
「美人依旧」後半
「ビハインド・ザ・サン」ウォルター・サレス
「ビハインド・ザ・サン」の幻想風景   
「緋牡丹博徒」藤純子・高倉健 
「百年恋歌(最好的時光/Three Times)」侯孝賢(ホウ・シャオシェン)2話まで
「百年恋歌(最好的時光/Three Times)」侯孝賢(ホウ・シャオシェン)第3話 
「ファイナルロマンス〜願望樹〜」前半
「ファイナルロマンス〜願望樹〜」後半   
「Feeding Boys、Ayaya」崔子恩
「ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ」ヴィム・ヴェンダース   
「ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ」その2   
「ブエノスアイレス」ウォン・カーウァイ 
「ブエノスアイレスの夜」   
「ブエノスアイレスの夜」結末の行方   
「ブエノスアイレスの夜」でのガエル・ガルシア・ベルナル
「ブエノスアイレスの夜」いくつかの謎   
「不見」李康生 
「不散」ツァイ・ミンリャン  
「ふたりにクギづけ」ボビー&ピーター・ファレリー
「ブラザー」前半北野武 
「ブラザー」後半
「ブラザーズ・グリム」テリー・ギリアム   
「ブラザーズ・グリム」マット・デイモン&ヒース・レジャー
「ブラザーズ・グリム」今夜もマット&ヒース
愛するグリム・ブラザーズよ!(マット・デイモンとヒース・レジャーに堕ちました
「プライベート・ライアン」スティーブン・スピルバーグ
「ブラザース・グリム」マット&ヒース
「ブラザーズ・グリム」パラノイア(妄想症)    「ブラザーズ・グリム DTSプレミアム・エディション」観る!  
「ブラザー・フッド」前半     
「ブラザー・フッド」後半
「ブラザー・フッド」ジンテとジンソク
「ブレード/刀」ツイ・ハーク
「ブロークバックマウンテン」アン・リー
「ブロークバックマウンテン/断背山」余韻に浸る   
「PROMISE プロミス〜無極〜」チェン・カイコー 前半   
「PROMISE プロミス〜無極〜」チェン・カイコー 後半   
「ベルベットレイン〜江湖〜」
「ボーン・アイデンティティー」  
「ボーン・スプレマシー」ポール・グリーン・グラス
「ほえる犬は噛まない」ポン・ジュノ(ペ・ドゥナ)

☆マ行
「マグダレンの祈り」ピーター・ミュラン
「マグダレンの祈り」2
「ミーン・マシーン」   
「見知らぬ女からの手紙」シュー・ジンレイ監督・主演
「ミスティック・ピザ」
「ミッドナイトエクスプレス」アラン・パーカー   
「ムービング・ターゲット」エディソン・チャン   
「メイド・イン・ホンコン」前半フルーツ・チャン
「メイド・イン・ホンコン」後半
「モーターサイクルダイアリーズ」ウォルター・サレス(ガエル・ガルシア・ベルナル)  
「木浦(モッポ)は港だ」前半キム・ジフン(チョ・ジェヒョン)
「木浦(モッポ)は港だ」後半

☆ヤ行
「野生動物保護区域」前半キム・ギドク
「野生動物保護区域」後半
「野生動物保護区域」2度目
「欲望という名の電車」
「欲望の翼」ウォン・カーウァイ
「夜奔」   
「憂鬱な楽園」前半 侯孝賢/ホウ・シャオシェン)
「憂鬱な楽園」後半
「ユーロトリップ」   
「弓(The Bow)」T   
「弓(The Bow)」U    
「弓(The Bow)」V
「弓(The Bow)」Wキム・ギドク
「弓(The Bow)」Xキム・ギドク
「妖怪大戦争」三池崇史   
「夜になるまえに」ジュリアン・シュナーベル

☆ラ行
「ライス・ラプソディ」前半 ケネス・ビイ
「ライス・ラプソディ」後半
「ライターをつけろ」チャン・ハンジュン
「ラウンダーズ」ジョン・ダール 
「ラウンダーズ」再び  
「ラストエンペラー」ベルナルド・ベルトリッチ   
「ラストエンペラー」2
「ラブレター・白蘭」ソン・ヘソン 
「ラブレター・白蘭」2 
「藍宇ランユ」スタンリー・クワン
「力道山」ソン・ヘソン
「リトル・チュン」フルーツ・チャン
「リプリー」マット・デイモン
如果・愛(PERHAPS LOVE)」ピーター・チャン
「ルージュ」におけるレスリー・チャン
「レインメーカー」フランシス・フォード・コッポラ
「レインメーカー」再考 
「レインメーカー」再々鑑賞   
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posted by フェイユイ at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 索引 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月18日

「不見不散:不見」The Missing・李康生

不見不散.jpg

とにかくお祖母ちゃんが公園でちょっと公衆トイレに行った間にいなくなってしまった孫のシャオ・イーを探し回る話です。といってもそれだけじゃないことは確かです。

公園には人がいっぱいいるのでお祖母ちゃんは手当たり次第に孫の行方を尋ねまくるのですが「男の子?女の子?服の色は?いくつ?」「男の子。オレンジ色の服。3歳」を何度も繰り返すばかり。しまいには「3歳の子を見てないのが悪い」などと言われ切れてしまったり。映画の中で走り回ること走り回ること、ものすごく気の毒です。途中でスクーターに乗ったふくよかなお兄さんが手助けしてくれて一緒にバイクで探し回りもします(優しい人だ)それだけなんですが、やはり3歳の孫がいなくなったのは気が狂わんばかりの事件です。

一方、こちらが出だしになるのですが、少年・小杰はお祖父ちゃんが揚げ菓子を買ってきてくれても返事もしません。部屋に入るとおじいちゃんの姿は無く、水槽の中に「伝染病」と書かれた新聞紙の切抜きがいっぱい入ってて金魚が死んでいます。小杰は揚げ菓子を公園内の木の枝に架けて捨てています。しかも以前の分がいくつかぶら下がっています。その後、ずーっとゲーセン(ネットカフェ?)でパソコンの殺人ゲームをしているのです。無表情でずーっとやり続けます。

その間もおばあちゃんは激しく走り回って孫を捜すのですがみつかりません。ついに疲れ果て泣き出してしまいます。
少年はぶらぶらしているのですが、浮浪者があのおじいちゃんがくれた揚げ菓子を食べようとしてどうやら腐ってたのか回りにばら撒いて捨てているのを見てしまいます。その時孫を捜すお祖母ちゃんに声をかけられるのですが、小杰は知らないと答えます。しかし小杰ははっとしておじいちゃんを捜し始めます。が、どこにも見当たりません。懸命に「おじいちゃん」と叫びながら捜している小杰を再び見たおばあちゃんは彼の後について行きます。小杰は丸く柵をされた場所に入って行き、おばあちゃんも後を追います。捜し付かれ柵の中の池のほとりに座り込む二人。カメラが俯瞰になり柵の中の座った二人が見えます。すると柵の外側をなぜかシャオ・イーと小杰のお祖父ちゃんが手をつないで歩いていくのです。柵の中でしゃがみこむ阿杰とおばあちゃん。柵の外をシャオ・イーとお祖父ちゃんが歩いていってしまう。

という不思議なお話。これは蔡明亮ではなく、李康生の監督作品なのですね。後で気づきました。何だかまさに蔡明亮の作品と思えたのですが。だがいつも主役のはずの李康生が出てきませんでした(おばあちゃんが電話をかけようとした相手の名前が李康生という人だった、と言うエピソードがある)監督をしてるなら当然ですね。
それにとても上手く演出されてました。おばあちゃんと少年がそれぞれ、孫とおじいちゃんを捜す、と言うだけの話なのになかなかおもしろく観れました。
といってもそれだけの話じゃないことは確かですよね。孫とおじいちゃんは全く何の説明もなしに突然いなくなりますし、突然現れますが、肝心の二人には探し人の姿は塀によって遮断され見えない「不見」なわけですね。そして探し人はたった一枚の塀の外を歩いて去ってしまう。監督は李康生ですが、蔡明亮独特の孤独感・焦燥感が現されています。しかし映画のほとんどの時間がおばあちゃんが泣き叫びながら孫を探し回る姿なのです。観客も同じように大切なものを突然失いなきながら探し回ることがあるわけです。その結果は必ずしも見つかってよかった、というばかりではありません。ほんのりユーモアも交えながら(その辺も蔡明亮的)この悲しい話は語られます。
(中文字幕を読んでの鑑賞でしたので、間違いがありましたら、申し訳ありません。ご指摘ください)


小杰をやった少年がどこかで見たなーと思い出しました。「ニエズ」のアチンの少年時代をやった子ですね。あれから少し成長したのでしょうがまだあまり変わってないみたい。繊細な面立ちの少年・張捷ですね。(名前を見るために「ニエズ」のDVDを観たら引きずり込まれようとしました。あの音楽はやばいです)
posted by フェイユイ at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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