2005年09月09日

西太后の紫禁城 第25・26・27集 皇太子

攻め入って来た八か国連合軍から逃れるため北京から離れて田舎に潜んでいた西太后一行はやっと北京へ戻る事となった。
町には外国兵が闊歩し紫禁城にも万国旗なるものが掲げられ、皇太后は不興を感じた。皇帝陛下は、珍妃が投げ込まれたという井戸にしがみつき嘆かれた。その様子を見て皇太后は陛下を再び離れの宮へ送ってしまわれる。
吟児が気分が悪くなったのを見て皇太后が見つけると小回回が「珍妃様の呪いでは」と答える。

吟児は逃げ延びていた時に再会した栄慶との間に子供が出来たのだった。吟児は医者に見てもらい医者は皇太后におめでたであることを告げる。西太后の喜びは大きかった。吟児を皇帝の側へ置いたのは皇太后なのだ。途端に吟児は一女官から側室となったのだ。そして珍妃がおられた景仁宮にすむ事となる。小回回もお側仕えとなる。

勿論、皇帝は皇太后に呼び出されてやっとことの次第を飲み込む。

その頃、栄慶は吟児との愛を確かめたものの自宅で悶々としていた。相変わらず瑞王家のお転婆娘・小格格がしつこく栄慶との結婚を無理強いしにやってくる。娘に大甘の父親にもごり押しするのだった。

次第に大きくなってくるおなかを抱え(ちょっと早すぎると思いますが)吟児は悩み、落ち込んでいる。そして小回回に蹴羽根を用意させ皆の前で蹴り続ける。吟児は子供をおろそうとしているのだ。

吟児がふさいでいるのを聞いた皇太后は珍妃の呪いと考え、夜中、井戸の前へ行き、八か国連合軍が攻め入ってきたため、お前の殉死は仕方ない事だったのだと珍妃に言い聞かせる。それを吟児は聞いていた。皇太后が去った後、今度は自分の身の潔白を(つまり皇帝陛下とは何もないと)訴える。引き返してきた皇太后がそれを見てお前も同じ気持ちだったかと吟児を慰める。前の言葉は聞かれてはいなかった。
皇太后はお前のため清国のために祈ったのだ、と言い、吟児はお礼を言うのだった。

ご機嫌になった皇太后は栄慶の罪を許し乾清門衛士に復職することになった。また栄慶は小格格から皇帝の子供を女官が身ごもっていると聞く。それは吟児のことで自分の子供だと感づいた栄慶は喜ぶ。

吟児はどうしても食欲が出ない。心配する皇太后に皇帝が「私が会いましょう」「忘れていた」と皇太后。どうしても影の薄い皇帝である。

皇太子を身ごもったということでいつの間にか側室に格上げされていた吟児に皇帝は優しかった。吟児はこの子を産むわけにはいきません、と嘆くのを後のことは私に任せなさいと吟児に子供を産むように言われる。皇帝は時が来て落ち着けば子供を返すからそれまでは皇太子ということにすればよい、と言われるのだった。皇帝は久し振りに珍妃が住んでいた景仁宮を訪れて珍妃の思い出に浸るのだった。

吟児が懐妊したのを聞き、皇帝から全く相手にされない皇后が出てきた。そして小回回に状況をききだすのだった。その顔は何かよからぬことを考えている顔だった。側室が産んでも皇太子の親は私になるのだからうれしくてたまらないわ、と皇后は言った。

栄慶は再び城の乾清門の衛士に戻った。吟児は産気づいた。産婆はこれは難産だ、母と子どちらかをあきらめねばならない、と言う皇后は母親は見放して、子供を助けなさいと言い出す。小回回は慌てて景仁宮から皇太后の元まで続く人の列を通じて問いかける。皇太后は母と子どちらも助けよ、と命令し、吟児・子供どちらも助かった。

母子無事で生まれたと言う知らせが入り皇太后と皇帝はすぐに赤ん坊を連れて来いと言い渡す(ああ、なんと言う事。大事なことならば自分が行くべきだったね)果たして赤ん坊は自分の出世を狙う李総監と小回回の手から、今度は「抱っこさせて」という皇后に仕方なく渡される(皇后の命令は絶対なのかよく解らないが、ここは皇太后のご命令だということで知らん振りしていくべきだったね)皇后は小回回に返すそぶりを見せてうっかりした様子で赤ん坊を地面に落としてしまう。あっという間の出来事だった。

皇太子が死んだという知らせを受け。皇太后と皇帝は激しく怒る。皇帝は怒りをぶつけたが、皇太后はむしろ静かにいつもは肩をもつ姪である皇后を牢に入れよと命令する。

皇太后が吟児を見舞うと吟児は精神状態がおかしくなっており枕を赤ん坊と言って抱きしめている。そして父親は皇帝ではない。と口走る。が、皇太后がでは父親は誰だ、と言う問いにはもらす事はなかった。
皇太后は怒りが納まらない。逃走中に会った兄に違いない。あの兄は偽物だろうと言い、吟児の言っていた兄・福貴をよびつける。果たしてその兄はあの時であった男ではなかった。吟児の元婚約者栄慶が乾清門の衛士だと聞いてすぐさま呼び寄せろと命令を下す。だが栄慶は吟児が頭を使って送ってきた桃が暗号の逃げろ、と言う意味だと気づき、急いで逃げ出す。ここでもまた叔父さんが自分の身の危険も顧みず栄慶を逃がしてくれる。

そしてまた元六さんに案内され、連れて行かれた家にはお茶係の茶水章さんがいた。

何だか結構淡々と話は進むのだがこれ以上ないくらい酷い話である。黙ってりゃいいのに、とか話せばいいのにとかの繰り返しだ。いくら赤ん坊がいたら困ってしまうとは言え、悲しすぎる。それにしても皇太后じゃないが、皇后の仕打ちは許せない。こんなことばっかりやってたら40年間子供が生まれてないのはあたりまえだよ。一体どのくらいの赤ん坊が闇に葬られたことだろうか。

出演 スーチン・ガオワー、レネ・リウ、朱旭、ホアン・ハイビン
posted by フェイユイ at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 西太后の紫禁城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月08日

徐克(ツイ・ハーク)『頭文字D』撮るはずだった、主役はやはり周杰倫

ツイ・ハークが「イニシャルD」を撮っていたら?!どうなっていたのか、私には解らないが(笑)いや、おもしろいものになっていた、とは思いますが、どうだったんでしょう。こんなに売れたのでしょうか?それとももっと売れたのでしょうか?

主役はやはりジェイ・ジョウに。ということでちょっと一安心(笑)エディソン・チャンは高橋啓介、というとこなんかちょっと納得。涼介が金城武というのはすごいね。
続編を手がける事になったらどっちが「イニD」らしいか競えるわけですが、ジェイはもう出演しないような気もするけど。どうでしょうか?

posted by フェイユイ at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月07日

天龍八部第32集

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蕭峯(喬峯)

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阿朱

少林寺の方丈は「少林寺は戦いを好まないがあなたが戦いを挑むというなら受けてたとう」と自ら游担之と戦いだす。だが、またもや游担之は星宿派の技を出すので丐幇らは憤慨し降龍十八掌で戦えと騒ぎ立てる。阿紫を捕まえた丁春秋は「星宿派こそ降龍十八掌より優れているわ」と言い返す。
「降龍十八掌より星宿派が強いだと」と朗々たる声が響き渡る。その声の主は蕭峯その人であった。十数騎の馬が疾風の如く現れたのだ。そして阿紫が丁春秋に捕らえられているのを見てまさしく降龍十八掌・亢龍有悔を打ち込んだ。卑怯にも丁春秋は阿紫を盾にした。飛び込んで蕭峯は阿紫を抱え揚げ、丁春秋だけが蕭峯の拳を思い切りあび飛び上がる。
この蕭峯の登場はまさしく英雄(ヒーロー)の威厳があり、堂々としていた。阿紫でなくとも惚れ惚れします。
蕭峯は人混みの中に段正淳・阿星の姿をみつけ阿紫を預ける。段誉が久し振りの義兄弟の対面で喜ぶと蕭峯もこれに答えた。が、群集は蕭峯の出現で騒然とし始めた。蕭峯を仇と思う者の声が高まってくる。少林寺の僧らも玄苦を殺した犯人と信じて蕭峯を恨みここで帰してはならじと囲みを作る。聚賢荘の戦いで身内を殺された者も多い。そこに丁春秋、游担之、そして慕容復までが「ここで皆に恩を着せておけば後で燕復興に役立つ」と蕭峯と戦わんと思い立つ。蕭峯は「北の喬峯、南の慕容」の相手と出合った喜びを示すが慕容復は「中原武林の為、お相手いたす」段誉はこれをとりなすが慕容復は却ってこれに憤懣をぶつけた。

かくして少林寺に集った英雄が蕭峯を取り囲むことになった。しかも3人の武芸者が同時に蕭峯と戦うというのだ。しかし段誉と大理の段正淳たちは恩のある蕭峯を手助けしようと決意する。

蕭峯は大笑し、酒の入った皮袋を取り上げ、「さあ、酒を飲もう!」と部下らに渡しはじめた。段誉にも「兄弟」と酒を渡す。「そなたと契りが交わせてよかった。心ゆくまで飲もうぞ」そこに虚竹が「私も入れてください」と駆け寄る。
段誉が「3人で義兄弟の契りを結びたいのです」突然のことだが、蕭峯はこの大勢の敵のなかで義兄弟になるという男の心意気に打たれ、では、とひざまづく。3人の義兄弟の誓いの声が響き、皮袋から酒を浴びるように飲み干した。
虚竹は丁春秋を指し、「この星宿老怪は私の師父・師兄玄難大師と玄痛大師の仇なのです」と言って打ってかかる。驚いた蕭峯だったが二兄・虚竹の巧みな掌法と内力に感心する。
戦いを見守る段正淳・阿星、慕容復の家来も虚竹のその舞い姿にも似た美しい逍遥派の戦いに思わず見とれる。
蕭峯は慕容復と游担之を相手にし、さすがに体力を消耗するのは目に見えている。段誉は人影に隠れていては義兄弟ではない。と蕭峯を助けるため慕容復に呼びかける。すぐに慕容復に踏みつけられてしまうが段誉は参ったとは言わない。段誉にまさに刀が打ち降ろされるかという瞬間。そこへ息子を案じた段正淳と師匠を案じた南海鰐神が慕容復を打ち返す。
慕容復が父・段正淳に一撃を与え、父が血を吐くのを見て段誉は怒りで思わず「六脈神剣」を打ち込む。
仁義を旨としてきた丐幇の数百年の侠名を汚した游担之を蕭峯は蹴り落とした。そして慕容復との戦いに難儀している段誉に「一手に絞れ」と助言する。うなづいてたちまち段誉は六脈神剣を鋭く発し、慕容復の剣を打ち砕く。段家の凄まじい技を見た蕭峯は「阿朱はこれを心配して俺を止めてくれたのだ」と思う。(ここで阿朱の深い愛を感じた蕭峯。なんてかわいそうなのだろうか。かけがえのない人は戻って来ないのだ)

虚竹のもとに霊鷲宮の女たちが駆けつけ「ご主人様、生死府をお使いください」虚竹は渡された酒を用い氷片を作って丁春秋の口に生死府を打ち込む。たちまちたまらないかゆみに襲われる丁春秋。

段誉は慕容復に六脈神剣で襲い掛かる。だが従兄を心配した王語嫣の「ご容赦を」の一言に手を止めてしまう。が、その隙に慕容復が段誉を攻めた。それを見ていた蕭峯は「命の恩人になんと卑劣な。殺す気も失せたわ」と慕容復の身体を持ち上げ、投げ飛ばした。
屈辱に慕容復は刀を取って自害しようとする。

その時、空を飛んで一人の顔を隠した男が現れた。「燕の血筋をここで絶えさせるのか」慕容復ははっとなり、「浅はかでした。よくご指摘くださった」とひざを折る。「偉業には艱難辛苦があるものだ」そして蕭峯に向き直り、「ご教授願いたい」が、また一人の顔を隠した黒衣の男が舞い降りてきた。蕭峯はこの黒衣の男がかつての恩人と見抜いた。
二人は揃って顔を隠しており、数十年と少林寺に身を隠していたと言う。そして捜し物がやっと見つかったと言うのだ。

虚竹は方丈の言葉で丁春秋に解毒剤を与える。その薬は三日効き、三日後にまた薬をもらえるかは自分次第、と梅剣は言い渡す。丁春秋の手下どもはボスの無様な負け様にあっという間に寝返って虚竹たちに平伏する。

戦いが終わり、虚竹は言い渡されていた棒叩きの罰を受けることになった。大勢が見守る中で虚竹は肌を表し僧たちから棒で罰を受ける。その背中には整然と九つの焼き痕が並んでいる。それを見て飛び出してきた女がいた。四大悪人の一人「無悪不作」葉二娘であった。「その焼き痕は私がつけたのだ。お前は私の息子。本当の息子を今見つけた。誰がこの子をさらったのか」「私だ」と出てきたのは先程の黒衣の男。「この子の父親は誰だ」「それは言えない。あの人はいい人で、お金もたくさんくれたのだ」まわりにいる者たちは皆、段正淳を盗み見る。段正淳も己の胸に問い詰め、出合った女の一人か?もしそうなら例え名前が地に落ちても償ってやらねば、と思いやる。

ものすごい一話でした。大感動の蕭峯登場。目を見張る武芸のやり取り。蕭峯の阿朱への思い。友情・親子の愛・師弟の愛に感激し、蕭峯・段誉・虚竹の魅力を堪能し、虚竹がそれでも罰を受ける所まではもうひたすら大感動の嵐だったのですが、虚竹の身体にすごく大きな焼き痕があってそれが実の母・葉二娘のつけたものというのはもうあんまりひどすぎのような。自分の子供なんだからせめて目立たぬとこに一つにして欲しい(泣)阿朱たちの「段」くらいならまあいいとしてもだね。段誉にしてもここで阿紫が妹と気づきがっくりしたすぐ後にまたもや父への疑いが。果たしてどうなりますやら。突然の大波乱に混乱しつつもここで一旦筆を置きます、というかキーを離します。
posted by フェイユイ at 21:43| Comment(16) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月06日

天龍八部第31集

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阿紫

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游担之

果たしてそれまで虚竹をしっかり罰してくれてた縁根は途端に虚竹にひれ伏し酒を注ぎましょうか、町に遊びにいきませんか、とおべっか使い。この坊さんもちょっと困りものですよー、少林寺の品格が失われるって。自分を罰したい虚竹はあっけにとられていると方丈様から集まれという合図があった。(しかしここで縁根が足かせをはずしましょうと言って鍵がないので困っていたら私がやりましょう、と手で鎖をちぎってしまった虚竹。その力はすごい事になってますね)

方丈様の下に皆が集まっているとあの吐蕃国の国師・鳩摩智がやってきてもう少林寺の地位は落ちたから無くしてしまえと無茶を言う。さすがに僧たちも顔色を変えるが達人である玄寂が技比べで負けてしまう。そこへ虚竹が戦いを許され鳩摩智と競う事になる。そこにまた梅剣・竹剣が助太刀に来たものだから、鳩摩智は女が少林寺は女がいるのかと侮蔑する。たちまち力を失う虚竹(だから困るって)

仕方なく方丈は虚竹に師匠の分まで含めて130回棒叩きの罰を申しつけ、虚竹は素直にこれを受け入れる。だが、破門だけはお許しくださいと頼むのだった。

そこへ丐幇の全冠清と游担之が各地の武芸者たちに出した知らせで次々と人々が集まってきた。またその噂を聞いて是非少林寺と他の武芸者の力比べを見たいと言う者たちが続々と集まってきた。彼らはやはり武林では少林寺が一番強いはずでその少林寺に戦いを挑むということで興味津々なのだった。

やって来たのは丁春秋、まだ残っていた鳩摩智、段正淳と阿紫の母・阿星、そして段誉も駆けつけ久し振りの父親との再会に喜んだ。さらに段延慶ら四大悪人。慕容復・王語嫣一行。無論、丐幇の面々。游担之と阿紫も到着した。阿紫は目が見えないが丁春秋が来ているということで仇が討てると大喜び。丁春秋も阿紫に戦いを挑んだ。が、阿紫の前に游担之が飛び出し、丁春秋に挑みかかる。が、游担之の繰り出す技は阿紫から教えられた星宿派のもの。これには
丐幇たちが幇主が他派の技を使ったと不満を持つ。そして丁春秋と互角に戦ったものの阿紫を捕まえられ突然丁春秋に平伏して許しを請いだす。丁春秋は阿紫の命が惜しくば弟子になれと言い、游担之はすぐに承知する。丐幇の幇主が星宿派の弟子になったとあって丐幇たちますます不満が高まる。
さらに丁春秋はでは少林寺の方丈と戦えと命令し、阿紫を失いたくない游担之は言われたとおり方丈に向かって言う。「戦って勝った方が武林の盟主になる」方丈は今まで何百年と少林寺と丐幇は仲良くしていたのになぜ戦うのだ、それにあなたはもう丐幇でなく星宿派であろう。星宿派は西域の門派で武林のものではない。従ってあなたに盟主の問題は関係ないと言い放つ。
この言葉に段正淳が賛同した。

武林の英雄が続々と集まり緊張感が高まっていきます。それにしても全冠清がなぜ游担之を推しているのか。全くの部外者で仲間の賛同を得られるはずもなし。毎度のことながら游担之のエムに徹した態度は恐れ入ります。

それにしても虚竹が師匠が30回の棒打ちになるのを自分で引き受け、破門だけはお許しくださいというところは泣けました。虚竹には少林寺が家、師匠たちが親なのですから、悲しいことだと思います。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)周冰清(梅剣)周玉[さんずい吉](竹剣)
 
posted by フェイユイ at 19:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天龍八部第30集

気が合い酒を酌み交わす段誉と虚竹。虚竹は酒の戒めも破ってしまい、酔ってしまう。段誉は「ここに蕭峯兄さんがいたら3人で兄弟になれるのに」これを聞いた虚竹、「では先に二人で兄弟となりましょう」ということで段誉と虚竹は義兄弟の契りを結ぶこととなった。

やっと蕭峯の名がでてきましたね。しかも3人兄弟となる約束を。蕭峯が大兄、虚竹が次男、段誉が末っ子です。

立派な寝台で目覚めた虚竹。そばには可愛らしい梅剣・竹剣が着替えを持って待っている。着てみるとまるでロックスターの如き華々しい衣装である。
段誉はすでに霊鷲宮を出たということで虚竹はたくさんの美女にかしずかれて暮らす事となる。虚竹が断ると気に入らないのですかと言って泣き出すのでどうしようもない。
約束どおり三十六洞七十二島の者たちの生死府を解いてやった。この虚竹の骨身を惜しまぬ行為を見て私が思ったのは「気持ちよさそう」であった。肩こり体質なので、こういう肩をもんでいるような(肩はもんでない)場面を見ると気持ちよさそうでしょうがない(虚竹の技を按摩に使うなー)あの蕭峯が阿朱の身体を直してあげてるときも背中をばんとするのが気持ちよさそうで、やってもらいたかった(そんなのに内功使わされたら蕭峯も泣くよ)
さらに虚竹だけが入れる部屋で修行も続けたが、虚竹の心には満たされないものがあった。ついに虚竹は伸びていた髪を自ら削いでしまい、衣も元に改める。そして女たちに「孤児であった自分は少林寺に拾われ育ててもらった恩を忘れる事はできない」と少林寺へ戻る事を伝える。全く夢のような豊かな生活を捨てて坊主に戻るという虚竹なのだ。
女たちは皆悲しみいつでもお戻りください、とお別れを言う(あの天山童姥に仕えたことを思えば虚竹に仕えるのは極楽ですよね)
だが、可愛い梅剣・竹剣はこっそり旅支度をして虚竹の後を追ったのだった。

厳しい少林寺へ戻れば、戒律を犯した虚竹は思い罰を受けるのは覚悟の上。戒律院の掌律長老が忙しい為、虚竹は罰を受けるまで肥やし汲みをしていなさいと言われる。
菜園に行くとそこに縁根という年配の僧がいて虚竹に足かせをし、薪割り、肥やし汲みと命令しその上、棒で容赦なく殴りつける。だが、許しを得たい一心の虚竹はひたすらに仕事をこなしていくのだった。
しかし、それを見守っていた梅剣・竹剣の二人は大事な主人をひどい目にあわせている縁根が歩いてるところを捕まえ、それこそひどい目にあわせ、目をえぐられたくなかったら、言う事を聞け!とどやしつける(うーむ、可愛くて主人思いはいいけれど、虚竹は坊主に戻りたくてがんばってるのだから却って困るんだけど。でも可愛いからなー)
 
一方、慕容復は西夏国が養子婿を募集しているのを知り、それを機に燕の復興をとまた考える。従者たちも賛成するのだが、何だかちょっと女性的な復興作戦ですね。ここまで必死というのも偉いものです。ただお婿にいくと王語嫣に言うわけにもいかずとりあえず王語嫣を故郷の姑蘇へ帰すことに。ところがそこにまた段誉が現れ、一行についていく事に(段誉も偉いもんだ)

そして久し振りの蕭峯(やっぱりかっこいい!←節操なし)は丐幇の一人を捕まえ、その後の丐幇の様子を聞く。男は喬峯かと驚き,蕭峯はきまり悪げ。男は新しい幇主が決まった事を教える。そして阿紫という凶悪な女が一緒だとも。阿紫と聞いて蕭峯は驚く。男はさらに新幇主が各地に知らせを出して武林の盟主の名をかけて少林寺で戦おうとしている事を告げる。それは全冠清が游担之に天下を取りたくないかとそそのかした結果であった。

虚竹が髪を剃って坊主頭に戻したのを見てなんて清い人なんだろうかと見とれてしまいました。いつものように強情と言ってしまってもいいのですが、虚竹はやはり少林寺の人なんだなあと思って。それにずっとお寺の人たちを父親とも兄弟とも思って育っているのですから、寂しかったんだろうなあとも。虚竹の少林寺への強い思いはじんとします。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)舒暢(天山童姥)謝雨欣(李秋水)
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高虎ファンクラブ(うそ)第三弾!

虚竹2.jpg高虎5.gif高虎2.jpg高虎3.jpgおでこ高虎.jpg
大サービス!

高虎さん、調べていたら、とても大変な事があったようで彼の人気にも関係すると思うのでここでは書きませんが(それほど正確に訳することも出来ないし勘違いしてたら困るので)いくつかソース貼ってますので興味がある方はご自分の判断の上で覗いてください。

私生活のことは人によって受け止め方は違うでしょうが、その役者としての魅力は皆さんが認めるところだと思います。特に虚竹の彼は可愛くて誠実でとぼけてて愛さずにはおれません。

これからもますます活躍して欲しいですね。

虚竹アップ

一石二鳥

「神雕侠侶」

高虎
posted by フェイユイ at 14:55| Comment(7) | TrackBack(0) | 高虎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月05日

天龍八部第29集

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慕容復。かわいそうといえばかわいそうな人だな。
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王語嫣。美しい。

少林寺での生活しか知らない虚竹が果たして天山童姥の後を継ぎ人々を治めていけるか、という困難な話。

霊鷲宮の主であり、多大な力を持っていた天山童姥が死に、後を任された虚竹が童姥に仕えていた数多い女しもべたちを従えて童姥の住居である霊鷲宮に急ぎ戻る。
道すがら虚竹はさりげなく身につけた技を見せてしもべたちから感謝される。

虚竹が童姥の霊鷲宮へ入ると中では女たちが烏老大をはじめとする三十六洞七十二島のものたちにひどい目に合わされていた。慕容復一行と段誉もいたのだがどうする事もできない。そこへ虚竹が慌てて飛び込んできて女たちの穴道を開く。

虚竹は烏老大に腕を捩じ上げられ、三十六洞七十二島らからは天山童姥はどこだ、と怒鳴られる。彼らは急いで童姥に仕込まれた生死府を取り除きたいのだ。童姥が死んだと聞き、では死に際の言葉はという問いにそれは愛する夢姑との事だったので言うわけにもいかない。どうにも煮え切らない虚竹の態度に皆いらだつ。
卓不凡も出てきて虚竹を操ろうとするがどうにも虚竹はつかみどころがなく、さすがの卓不凡も手にあまる。そこで武力にものを言わせようとするが、さすが逍遥派と天山童姥の力を授かった虚竹は信じられぬ力を秘めていた。

が、虚竹は胸に隠し持っていた美女の絵の巻物を見られ、それが王語嫣にそっくりなのでたちまち皆から誤解を受けてしまう。

ところが三十六洞七十二島の一人が生死府の効き目で苦しみ始めてしまったのを虚竹がたちどころに解いてしまったので、突然皆、虚竹に向かって平伏する。そして「私たちが悪うございました。どうぞ罰してください。そして生死府を解いてください」と頼むのだ。人のいい虚竹は皆が平伏するので慌て困ってしまう。そこへさすが王子の段誉ゆるりと登場して「代わりに私があなた方に罰を与えましょう。皆。天山童姥と殺した女たちに叩頭して喪に服すこと。そして虚竹殿の言いつけを守り、騒ぎを起こさぬ事」虚竹は大いに感心ししもべもその寛大さに感銘を受ける。
続けて虚竹がやっとの思いで言ったのは「どうぞ皆さんこれから少林寺の人に会っても手を出さないでください、いや、これは命令じゃなくてお願いです」が、烏老大が「みんな、決して少林寺の方には手を出すな」「おう」「それとできるだけ無意味な殺生はおやめください。平和が一番です」「みんなわかったか」「おう」というわけでぐにゃぐにゃの虚竹の言葉もなんとか三十六洞七十二島の者たちに通じた。というのも皆生死府を解いて欲しい一心なのだ。

一部始終を見ていた慕容復はその場を立ち去ろうとする。これを虚竹がもう少しいてご指導をいただきたい、といったのが慕容復のカンに触り、慕容復は指導して欲しいなら技をみせろと口調を荒くする。そしてこれも離れがたき段誉を残し王語嫣と慕容復一行は立ち去った。あまりに無礼な態度に烏老大はこれでは虚竹様のメンツがたちません、と怒るが、当の虚竹は追いかけるのを止め、どうして急に怒ったんだろうかとつぶやくだけだった。

憤う然と立ち去る慕容復はまだ腹の虫がおさまらず、段誉をののしると王語嫣がなだめるのでますますいらだち、今度は王語嫣叱責するのだ(一体ナンなの、こいつ)(まあ一番おかしいといやおかしいが)

また丐幇たちのなかでは全冠清が実権を握りながらもお面をつけた游担之を幇主に仕立て上げていた。

霊鷲宮に残された虚竹と段誉はそれぞれの思い人を胸にへべれけになるまで酒を酌み交わすのだった。

虚竹が以前どおりのひょろひょろなのにさすがに逍遥派の掌門になり、天山童姥の教えを受けただけあって胸のすくような強さになっていてますますかっこいいです。
それに引き換え、慕容復(がっくし)一体ナンなんでしょうか。段誉が刀を受けて傷を負ったのを王語嫣が心配そうにした事と、皆の前で自分が何も言い切れず、段誉がかっこよく虚竹を助けたのがしゃくにさわったのだ。そんなら自分が先に言ってみりゃいいじゃないか。自分の国の再興しか考えてないから全くかっこいい事ができないんだよね。こんなに頭にくる人も珍しいです。
ま、ここで段誉と虚竹がかみ合わない話をかみ合わせるというおとぼけ二人じゃないと出来ない技を繰り出してるのも見ものです。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)
posted by フェイユイ at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

しつこいけど「藍空」一周年記念。感謝

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貼りそこねた写真。さあ、私は誰でしょう。

え〜。というわけで9月5日「藍空」一周年記念です。ありがとうございます。あと少しで6万アクセスということで皆様のおかげです。1万ごとにご報告をしていたので、またやるのもナンですからここで一緒にやっちゃいます。

と言っても最近はジェイ・ジョウ来日と「天龍八部」がほとんどですね。キム・ギドクの「弓」も何だか未完成感想ながら読んでくださっててうれしいです。
検索ワードもこの3つに殆ど絞られてます。でも耶律洪基とか南院大王とか出てるとそういうとこに興味もって見られてるのかとうれしくなっちゃいますね。

「天龍八部」をどんどん観たい気持ちと残り僅かになっていく寂しさとが交錯しております。が、まだまだ観たい作品もちょっと溜めちゃってんですよねー、ここんとこ。韓国映画ですが。
で、2年目の抱負といたしましては相変わらず、好きなものを観ていこう。と言う事ですね。ただ願いとしてはもう少し中国映画が観たい。ホント観てないものね。「青の稲妻」のような感じとか。勿論金庸・武侠ものは続けたいです。でも「天龍八部」終わったら、ちょっと違うの観ようかな、と思ってもいるんですが。

そういう感じで「藍空」2年目が始まります。どうぞよろしくお願いします。
posted by フェイユイ at 22:28| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高虎ファンクラブ第2弾

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高虎さん、やはりドラマが多いですね。映画は「一石二鳥」「風流奇侠」ですか。おもしろいかどうかは、なんとも言えませんが(笑)ここをクリックしていただければイエスアジアでの作品名が見れますよ。
posted by フェイユイ at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 高虎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高虎ファンクラブ第一弾!

高虎1.jpg高虎4.jpg高虎5.jpg
このめくれた上唇がかわいくて好きです。

高虎とはドラマ「天龍八部」の少林寺の僧・虚竹を演じられている役者さんの名前です。ファンクラブ、というのはジョークでございますが、たった一人のファンクラブ(公認にあらず、当たり前)というものです。まだ、何もわからないのでインターネットで拾ってまいりました情報だけでも。

本名:高虎
生肖:虎
生日:1974年4月25日
身高:185cm
体重:74KG
出身:山東青島
代表作:「天龍八部」「北京夏天」

ということですねー。高虎さんで寅年、覚えやすいです。4月25日生まれだからおうし座ですね。ははは。いやあ、まだこれしかわかりませんが。映画に出ておられるならそれが一番なんですがねー。
posted by フェイユイ at 00:31| Comment(13) | TrackBack(0) | 高虎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月04日

天龍八部第28集

虚竹.jpg童姥.jpg秋水.jpg

虚竹編になって止められなくなりました。もうツボです、高虎さん。名前書きやすい。しかし検索すると藤原高虎さんばかり出てきて困ります。もっと有名になって欲しい。寅年だと言う事と身長185センチということは解りました。是非ぜひ、別の映画も見たい方です。

ついに童姥の回復があと一日となった夜、秋水は我が城の中に童姥が潜んでいる気配を感じ取り、「お師姐さま」と呼びかける。きりっとなった虚竹またもや頼りない顔に戻ってあたふたと童姥に話しかける。が、童姥は気配は感じてもどこにいるかはわからない。と言い微動だにしない。秋水はあきらめず無崖子兄様がいらっしゃってるわ、とささやき続ける。突然、童姥が返答し始め、その声で秋水が二人の居場所を嗅ぎつけ、氷室へと入ってくる。
仲を取り持とうとする虚竹を撥ね付け、とうとう96歳と88歳の女同士の戦いが始まる。手助けはしないと言った虚竹だがやはり気にかかり様子を伺う。

修行を積んだ二人の戦いは凄まじく、やがて虚竹も巻き込んで氷室中を駆け巡る。一旦死んだかと思われた童姥の生死をめぐって虚竹が秋水に立ち向かい、童姥がその隙に生き返って(死んだ振りだった)秋水を攻め、灯りの火が燃え移り氷室を溶かし始める。今度は氷室が洪水のようになり、3人は水の中で戦う。3人が一つに連なった形になり水が今度は凍り始める。虚竹はなぜか「熱い、熱い」と叫び二人も諸共に外へと飛び出す。

3人が飛んできたのは山の中だった。童姥と秋水はもう息も絶え絶えだったのだがここにいたっても言い争いを止めない。二人はそれぞれ師弟、師兄にあたる無崖子をめぐって嫉妬をとめきれないのだった。童姥は虚竹を使って合図を打ち上げ、仲間を呼ぶ。やがて秋水が血を吐き死んだ。
童姥の手下たちが馬で駆けつける。皆、女性である。童姥は嫌味を言いながらも彼女らをねぎらう。そして虚竹に例の女の絵を見せて、と言う。童姥はこの時、初めて無崖子の描いたその絵が、思い込んでいた秋水を描いたものでないと知る。そして「あの女じゃなかった」と叫んで笑いとうとう死んでしまう。この時にはあの96歳にして童女の顔だったものがしわがより、髪も白く変わっていた。
すると秋水が目を開けたではないか。秋水は絵を見てそれが自分ではなく秋水の妹だったと知る。二人が愛していた無崖子は二人のどちらでもなく別の女、秋水の妹を愛していたのだった。秋水は童姥ににじり寄り私たちは二人とも騙されていたのよと言って死んだ。

童姥は死ぬ前に手下たちに虚竹が新しい主人となると告げていた。集まった女たちは虚竹を主人として指示を待っている。虚竹は二人を同じ場所に葬って欲しいと頼む。虚竹のことなのでとても威張っては話せない。一行が童姥の住処へ戻ろうとしたとき、手下の一人が大怪我をして駆けつけ馬から倒れ落ちた。聞くと三十六洞七十二島の者たちが童姥がいない住処に攻め入り女性たちを襲ったのだった。虚竹はまずは反乱を鎮めるのが先決です。と皆に言い渡す。

李秋水が死ぬ前に。虚竹に「無崖子と私の娘は蘇州の王という家に嫁いでいます。よかったら・・」といいかけて止める場面がある。ではやはりこの絵とあの女性像が王語嫣に似ていたのは・・・。

「天龍八部」はもともと胡軍が目的、そして途中でリウ・イーフェイが出てると知って益々見たくなったのですが、今は高虎ですね(笑)いやあ、こんなにいい人がいるとは、全く中国の役者さんって。最近は映画が何故だかあんまり見る機会がないんですが、ドラマ見てると年配でも若い人でもいい人がたくさんいるのでもっとがんばっていい映画作って欲しいです。ドラマもいいけどやはり映画の方が多くの人が観れるから。(中国国内は別でしょうが)彼は「神雕侠侶」にも出てるのですね。ああ、絶対観なきゃなあああ。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)舒暢(天山童姥)謝雨欣(李秋水)
posted by フェイユイ at 23:08| Comment(3) | TrackBack(1) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天龍八部第27集

童姥の師妹である女は李秋水という名で、童姥とは深い恨みを持ち合う仲だった。童姥は秋水のためにもう一歩で大人の身体になれるのを邪魔され、秋水は童姥によって顔に傷をつけられた。
童姥は秋水を従えようと逍遥派の掌門の印である指輪を見せた、だが秋水は盗んだものと決めてかかり、指輪をつけていた親指ごと切りけ左足にも傷をおわせる。あまりの力の差に二人は再び逃げ出すが、秋水の攻撃に崖から諸共に落ちてしまう。

童姥の力が戻るには後79日かかるのだ。どこへ逃げるのか、童姥は虚竹が碁でわが身を殺して打開した事を聞き、秋水の家である西夏国の皇居に逃げ込む事を考える。秋水は西夏国の皇太妃なのだ。敵の陣地の下に隠れようという案なのだ。

二人は皇居の氷室へと入り込んだ。虚竹はここならもう安心と少林寺へ戻ると言う。すでに少林寺の内功は抜き去られているのに虚竹はもう一度修行しなおすと言うのだ。だが、童姥はそれを許さない。

氷室で回復を待ちながら、童姥は獲物を捕まえてきては血を啜った。虚竹は相変わらずなまぐさを口にしようとはしない。腹をたてた童姥はもうひとつの獲物の生き血を無理矢理虚竹の口に注ぎ込む。そして肉料理を運んでくるが虚竹はひもじさを我慢して食べない。「無理強いはせん」と言った童姥だが、その強情さに虚竹の口に肉を無理矢理詰め込む。
虚竹がうとうとしてはっと目覚めると我が腕の中に裸の若い女性がいるではないか。女性は寒がって虚竹にしがみつく。初めて触れる女性の肌に虚竹はつい抱きしめてしまう。これは夢の中なのか、娘と虚竹は互いに相手を夢の中の人と呼び愛し合う。

だが、その事を童姥は知っていた。そして娘にまた会いたければ童の加勢をするのじゃ、というのだ。童姥の回復はあと僅かになっており、そうすればあの仇敵である秋水を討とうとしているのだ。虚竹は恨みは断ち切るべきです、と説得する。そして殺人の手伝いなどできません、と言い切り、例えあの女性に会えなくてもそれは縁がなかったのです、と立ち去ろうとする。

虚竹の強情にとうとう童姥は生死府を打ち込む「生死府の意味がわかるか」「生きるに生きられず、死ぬにも死ねない」
だが、童姥は虚竹の体から生死府を抜く方法を教えてやる。「まずは生死府を作り、使いこなす。生死府は薄い氷のかけらなので水を手にとって内力を逆にめぐらす」虚竹はすぐ飲み込みさらに童姥は虚竹の体に入れた生死府を取り出ださせた。

そして「わらわも明日には回復する」と言うのだった。

虚竹もいいのですが、何と言ってもこの天山童姥がすごいですね。はじめ出てきたときは本当に童女のようだったのが若い娘に少しずつ変貌していく様が怖いほどです。そして外見はそうなのに中身はすでに96歳の老女であると言う天山童姥をこうまで見事に演じている舒暢さんには脱帽ですね。まだかなり若い女優さんのはずですが。
また敵役の李秋水がまた美貌で見とれてしまいますね。彼女はもっと年上と思いますが実際の年齢とドラマのキャラクターが交差して不思議です。

私が思いが変わったと言うのは、まさしくこの氷室の中での虚竹の変貌によってです。今までの虚竹は少林寺の変り種っぽい抜けた感じでまたそれも可愛くて好きだったんですが、この氷室での欲望による苦悩は虚竹を変えてしまいました。無理矢理、生き血や肉を口にさせられる様子はかわいそうでならないものでしたし、また女性を抱いてしまい、もう僧としての資格はない、と自ら肉を食べ始めるのもつらいことでした。氷室で2ヶ月以上も暮らしているので髪も生え、童姥に従って修行をする内、顔つきも変わってしまってすごく驚きました。前の虚竹と同じ人とは思えない。目がすごくかっこいい人なんですよね。ちょっと私としては虚竹ファンクラブ作ろうかと・・・冗談ですが(笑)統率力ないんで。イヤ気持ちはあるので個人的にファンクラブやります(まじ)

驚いたのはこのドラマで性的なシーンというのは閉じ込められた段誉と木婉清、段正淳と馬夫人、蕭峯と阿朱はまったく清らかな関係だったのでそういう場面がなかったのに、一番どきっとするラブシーンを演じたのが少林寺の僧である虚竹とは。しかし虚竹だと(というか高虎さんだと)いやらしくなくてむしろ切ない感じがしてすごくいいラブシーンだと思いました。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)舒暢(天山童姥)謝雨欣(李秋水)
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「藍空」一周年記念、フェイユイ賞授賞式

さて昨日の予告通り、「藍空」1年目最後の日、ということでフェイユイのこの一年間の自分だけの映画賞をやりたいと思います。何度も言ってますが、新作公開映画は殆どなしのフェイユイだけの基準による表彰です。

映画部門

最優秀作品賞:「空き家」(キム・ギドク) これはもう決定的ですね。何の期待も知識もなくいきなり観てどっぷりはまったのですから偏見抜きでの一等賞です。

最優秀監督賞:キム・ギドク(「空き家」「青い門」その他)申し訳ない。これはもう一気に全作品観ていって全てに感銘を受けたということで文句なしです。

最優秀主演男優賞:サム・リー(「メイド・イン・ホンコン」)この映画がそのまま上の二つでもよかったんですが、初めて知った衝撃で上の賞は決まりました。そして知ってはいましたが「メイド・イン・ホンコン」のサム・リーの魅力には参りました。あの細い身体に表彰したいです。

最優秀助演男優賞:ぺク・ユンシク(「地球を守れ!」)の社長さんです。主役以上の過激さでしたわ。

最優秀主演女優賞:深田恭子(「下妻物語」) いかんなあと思うのですがやはり私は男性映画が多いんですね。その中で深田恭子は申し分なく主演女優賞です。

最優秀助演女優賞:イ・ウンジュ(「バンジージャンプする」) これも迷ったのですが、彼女に。何と言っても「バンジージャンプする」での彼女は美しかった。ご冥福を祈ります。

新人賞:周杰倫(「頭文字D」) いいでしょ、彼で。ほんとに新人だし(笑)新人らしい可愛い演技でしたしね。まわりがよかったです、まったく。

外国映画部門「アレキサンダー」オリバー・ストーン これはアジア映画以外の、という意味ですね。ここだけでの評価じゃ申し訳ないくらいですが。すばらしくかっこいい映画でした。

ドラマ部門

最優秀作品賞「射[周鳥]英雄伝」 勿論「ニエズ」もあるし今「天龍八部」に燃えてますので決めきれないのですが、この大作をドラマであくまでも楽しくおもしろくあのクオリティで作れるなんて感激でした。

最優秀男優賞:ファン・チイウェイ(「ニエズ」)すてきでした!あの眼差しがいいですね。

最優秀女優賞:周迅(「射[周鳥]英雄伝」)あの黄蓉は女性として理想ですよね。可愛くて頭がよくて強くておしゃれ。料理まで上手いんだから郭靖は幸せ者です。

付記 
上に出てこなかったので好きだったのは「火山高」「殺人の追憶」「日本黒社会」「オールドボーイ」「風のファイター」でしょうか。な、なんか殺伐としてますね(たはは)以前観たのを見直したのはちょっとはずしてしまったんですが、それまでいれると「ブエノスアイレス」などのウォン・カーウァイ作品を入れたいですね。

韓国映画が殆ど、というのも今年の私の映画鑑賞の傾向でした。
posted by フェイユイ at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天龍八部第26集

わあああっ。どうしよう。この26・27集で私の「天龍八部」にかけていた思いが変ってしまいました。と言っても悪くなったわけじゃなく(とんでもない!)掛け替えのないものになってしまったんですよーっ。あんまりおもしろくて2集続けて観てしまった。

とにかくこの2集は皆から離れ、虚竹の話となる。
三十六洞七十二島の頭領たちの束ね役である烏老大を中心に天山童姥がどんなに恐ろしい存在かを話し出す。天山童姥は「生死府」というもので三十六洞七十二島の者達を皆支配しているのだった。それのために彼女にさからう者はなくもし逆らえば死より恐ろしい刑罰が与えられるのだ。だが、無論皆は何とかその戒めから解き放たれたいと望みこうして集まって話会っていたのだ。
ここで烏老大が実は天山童姥の住む山からさらって来た者がいるのだ、と言い袋につめていた幼い少女を見せる。ここでも段誉はこんな幼い女の子をひどい目にあわせるなんて、と同情する。が、烏老大達は今まで自分たちの方がよほどひどい目にあってきた。ここでこの少女を一人ずつ切りつけ、天山童姥への憎しみを固めようと言い、今にも切りつけるか、と思ったその瞬間、陰で見ていた虚竹がやめろと叫び飛び込んで来て少女を担ぎ上げたかと思うとあっという間に逃げ出した。

離れた場所で行くと少女はいつの間にか虚竹から下りていた。何の力もない哀れな少女と思っていたが、虚竹に向かって話す声は威厳に満ちたものだった。そして少女は虚竹の指に逍遥派の無崖子から貰い受けた指輪を見つけ驚き、どうしたのかと訊ねる。虚竹はもらったものだと答える。少女は虚竹の言葉を信じない。そして虚竹に指輪を託した老人とはただならぬ関係のようであった。
話す内、追っ手が迫ってきており、再び逃げようとする。少女は虚竹に軽功を使い空を駆けるよう命ずる。がまだ力を使えぬ虚竹はすぐ落ちてしまう。
が、空から落ちた時、虚竹は下になって少女をかばったので少女は大いに虚竹が気に入ったようだった。

少女にコツを教えてもらい、虚竹は少女を背負い、あっという間に空を走る。
二人は追っての来ない場所まで逃げおおせた。少女は早く水を、と虚竹に命ず。虚竹は満面の笑みで少女に水を汲むのだった。

少女もやっと虚竹が無崖子より掌門に任ぜられたと認める。が当人の虚竹は私は少林寺の者なので流派は変えられませんというばかり。少女がでは、指輪をよこせと言うとすぐ渡してしまった。他には?の問いに虚竹は美女の描かれた巻物を見せる。少女は顔色を変え、「死ぬまでこのあばずれを忘れなんだか」とののしる。

少女は虚竹に腹がすいたかと聞く。虚竹がうなづくと獣の捕まえ方を教えてやろうと言う。虚竹は殺生は出来ませんと答える。少女は自分が生き血を吸わなければ死ぬのだ、と言う。
その時、烏老大と仲間が追いついて来た。少女は虚竹に松かさに真気をこめて弾き出せと命ずる。虚竹が弾いた松かさは烏老大の仲間に当たり絶命する。烏老大も胸に受け傷つく。少女は死んだばかりの男に飛びつき血を啜ったのだった。
傷ついた烏老大に少女は二粒の丸薬を与える。そして烏老大の生死府のありかである「天地穴」のある左胸の様子を問う。烏老大がはっとなり見るとそこは赤くはれている。
「言う事を聞けば死ぬような事にはならない」少女は冷たく言い放つ。

烏老大が鹿をつかまえてくると少女は首に噛み付き生き血を啜った。虚竹はお許しをと祈りばかり。烏老大は少女が少し年を取ったようだ、しかし身体はそのままだと言うと「よく気づいた。天山童姥はとこしえに女童なのじゃ」

これを聞いて烏老大は悔しがった。「早く殺せばよかったと思っているのだろう」だが少女が天山童姥である以上烏老大は生死府を握られているのだ。烏老大は童姥に命じられ鹿を捕らえに行くのだった。

天山童姥は30年ごとに若返る特徴を持つ。童姥は6歳で修行を始め、功力を戻すのに36歳で30日を費やし、66歳で60日。今年が96歳で90日を要すると言うのだ。そしてその間に少しずつもとに戻るため、今は功力を失っているのだ。そしてそのために生き血が必要となるのだ。
虚竹は動物を殺すむごたらしさと烏老大がいることから童姥から去り、少林寺へ戻ろうとする。だが虚竹は思いとどまり、童姥に鹿を無駄に殺さぬよう頼む。そして童姥から武芸を学ぶのだった。虚竹はめきめきと腕を上げた。
そんな時、一人の美しい女性が二人の前に立つ。「お姉さま」その女性は童姥の師妹なのだった。「虚竹、おぶって逃げるのじゃ。あれが私の仇敵じゃ」慌てて逃げ出すふたりを師妹は追いかけてきた。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)
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2005年09月03日

「藍空」9月5日が一周年記念 ちょっと早めに感謝と反省

このブログ「藍空」を始めたのが去年の9月5日。もう1年たつ、ということで振り返ってみる。

私にはブログ自体が初めての試みだった。
最初の記事は周杰倫のことだった。そして1年たってまたジェイの映画「イニシャルD」で騒げるとは思ってもみないうれしいことだった。第一このブログを始めたのがあまりにもその時私はジェイにのめりこみ過ぎてて、映画も観れない状態になっていたので、ブログとか始めて自分に仕事を課したらどうだろう、などと考えたのだった(なんだかよく解らない理由だ)

勿論テーマは中国映画を中心としたアジア映画(のつもりだった。このときはまだ韓国映画にはまると考えてなかった)それまで自分なりに色々観たつもりだったが、これという記録も感想も書いてはいなかったので何を書いていいやら解らない。
とにかくその頃はジェイ・ジョウの前に「ニエズ」を観て感動し、セリフを訳しては一人満足していたのでこれを書きたい、と思った。
これはとても心強い事だった。何より夢中になって書けたしね。この9月中のアクセスときたら1日15人未満。日本で放送してもいない「ニエズ」の事ばかり書いてるんだから当然だ。でも楽しかったのだった。

12月までは30〜50アクセスほどでこの辺になると欲も出てくるが、なかなかおもしろい記事なんぞは書けないので迷って苦しい時期だったような気もする。「射[周鳥]英雄伝」の感想を書き始めるが。これまたまだテレビ放送をやってなかったので今からすると信じられないほどアクセスもされないし、反響なしだったので自暴自棄だった(笑)
一番乗って書けたなあ、と思ったのが「バンジージャンプする」についての記事。自分で言うのもナンだが、これで初めて感想らしいのが書けた気がした(イヤ、笑ってもらって結構ですが)これもその時はそう反響なかったんだけど、後にイ・ビョンホンブームになって私的にはかなりのヒットだった。うれしいなあ。

そしてなんといっても私の映画観を大きく変えてしまったのが1月24日に初めて観たキム・ギドクの「空き家」だった。この日まで私はキム・ギドクの名を一度も聞いた覚えがなかった。それなのに何故DVDを買ってしまったんだろう。よく解らないのだが、まったく知らないこの人の映画「空き家」を観て全てが変ってしまった。
それからはキム・ギドクにとりつかれたかのように観ていったし、何とか彼の映画を表現したいと思った。苦しくてもうれしい作業だった。

この辺から5月辺りまで100アクセス超えるようになり励みになったものだ。キム・ギドクの記事ではナンと言っても「サマリア」が一番だった。ちょうど公開されたから。やはり同じ時期に同じものを観るというのは違う、と思った。

まったくもって他の多くは皆が観てるものじゃないものを観てるわけで、よくこんなに読んでくださるものだと感謝するばかりです。「射[周鳥]英雄伝」の記事を見てくださったのもホントにうれしかった。ありがとうございます。

実はこの1周年記念で「ニエズ」をもう一度書きたいなあ、という企画を考えていたのだが、ドラマ「天龍八部」と「西太后の紫禁城」がまだ途中なのでどちらか一つは仕上げてからにしよう、と思ってる。ちょっと残念だが。なにせ最初に書いたのが「ニエズ」の感想なのでもう少し書いてみたくなったのだ。まあ、最初の方がよかった、と言われそうな気もするが。どれも自己満足のためにやってるからなあ。

というわけで明日が一年目最後の日、なのだが、ちょいと早めにご挨拶しました。

明日はまた別の企画を考えております。お楽しみに(笑)
posted by フェイユイ at 18:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天龍八部第25集

また濃い一話ですな。しかも怒涛におもしろいです。

荘聚賢(游担之)は阿紫の手を取って歩き出すが、丐幇・大智分舵の舵主である全冠清の一行と出会う。游担之は阿紫に正体を悟られたくないので全冠清に黙っていてくれるよう頼み込む。全冠清は快く引き受け、何と游担之と義兄弟になってしまう(なんとまあ)しかも游担之の鉄仮面を剥がして別の軽い面をつけてやり、そのうえ丐幇の幇主になってくれと頼むのだった(なぜまた)聞いていた阿紫も荘兄さんなら適役よ、と喜ぶのだった。

慕容復と王語嫣は二人の共を連れて帰路に着いていたが、怪しい雰囲気の森に入り込み、奇妙な集団に出会ってしまう。
ここで期待していた慕容復の技が見られるのだが、なんとも言えず彼の武術は人間味がなくてやっぱり好きになれません。しかも襲われた時、王語嫣を木ノ上に避難させたのはよかったが(この時の王語嫣のうれしそうだったこと。なんと可憐なんでしょう)戦っている間に敵に王語嫣を「殺すぞ」と脅され「出来るものか」と言い返す。王語嫣は見捨てられた思いで悲しくなる(かわいそうじゃないかーっ)この時どこから飛んできたものか、段誉が王語嫣を必死で追いかけてきており、「その人を助けて下さいっ」と王子のプライドなぞかなぐり捨てて土下座する(ちょとじんとしました)しかも隙をみて王語嫣のそばに飛び上がり王語嫣を安心させる。敵が怒って二人を突き落とすが段誉はしっかり王語嫣を抱きとめる。それを見て慕容復、嫉妬の炎を上げますが、段誉の捨て身の愛に完全に負けてますよ。
しかも一度王語嫣を抱きかかえ、得意の凌波微歩を駆使して逃げおおせたのに、王語嫣を見捨てた慕容復を王語嫣自身が心配するので、彼女の願いなら死んでもかまわぬ、と段誉、また王語嫣をおぶって敵の陣地に舞い戻る。
武芸は中途半端な段誉だが、武芸を熟知している王語嫣の指図どおり動いて何とか敵をなぎ払う。
そこに一人の男が現れ慕容復一行と森に集う怪しい輩との戦いを止めた「何の恨みもないものたちが争うことはない」博識な王語嫣は彼が卓不凡であると慕容復に耳打ちする。卓不凡と聞けば皆その軽功に納得し言葉に従う事にする。だが、卓不凡は慕容復たちを襲った者たちに「三十六洞七十二島の頭領がた、天山同姥のことで話し合っているのなら侠義の方、慕容復殿にお願いしては」と言い出す。突然の話に慕容復も王語嫣も何の事か解らない。
実は慕容復たちを襲ったものたちは「天山童姥」という女に人間の仕打ちとは思えぬ非道な責め苦にあっており、耐え切れなくなりこうして集まって話あっていたのだった。慕容復は(ここで助けておけば後で役に立つかもしれん)と考え、突然「是非とも力を貸そう」と言い出す。一方の段誉はひどい目にあった人々に(鞭の痕、背中に釘を打ち込まれたもの)涙を流さんばかりで「私も手助けします」と言い出す(相変わらずお人よしです)
しかもどうやら慕容家のものが江湖の者たちを殺したという噂は違うのではないか、という話まで出てくる。ここでも王語嫣の智恵が皆を感心させた。一番うれしそうなのは段誉ですが。慕容復は皆が自分ではなく王語嫣に感心してるのでふてくされてましたが。どこまでも器量の狭い人です。
卓不凡が「これで皆仲間だ」と言い、一同は天山童姥について語り合う。

この様子を影で虚竹が見ていました。

またまたおもしろい話になってきました。技は見せてもちっとも冴えない慕容復。段誉は少しは名誉回復できたのでは(というか私は感動ものでしたが)影で覗いてる虚竹も気になるし、益々これから波乱万丈になりそうですね。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)
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2005年09月02日

「弓(The Bow)」Xキム・ギドク

もしかしたら、私は何かを探ろうと思いすぎたのかもしれない。
もう少し単純にこの映画を考えてみようと思う。

海の上に浮かぶ古びた船。そこに老人と少女が10年間、陸に上がる事もなく暮らしている。二人は釣り客を連れてきてその船で釣りをさせて暮らしている。老人は少女が17歳になると結婚しようと望んでいる。

まったくお伽話のようだ。しかし、少女は青年の出現で変わっていく。青年にMDで音楽を聞かせてもらい、遠い世界を思う。
青年もまた少女をこの異常な船だけの生活から助け出したいと考え老人を説得する。老人は承諾せず、青年を愛用の弓矢で射ようとする。また老人はその弓矢で音楽を奏でる。胡弓のように。
青年は少女を連れ去ろうとする。老人は死をもって少女を取り戻そうと考え、少女は結婚を決意する。結婚式の後、老人は天に向かって矢を放つ。そして自殺する。矢は眠る少女の股の間に刺さり、少女のスカートは血で染まる。
青年は少女を連れて帰る。

これはやはりお伽話なのだ。その中にキム・ギドクは自分の苦しみや悲しみを織り込んでいるのだし、観る者も自分の苦しみをその中に見出すのだ。

少女は老人を恨む時、青年のMDに耳をすますが、老人と別れた後、老人が奏でていた弓に当てていた鼓のようなものに耳をあて聞こえぬ音楽を聴いている。

とても不思議な心に残る映画なのだ。様々な場面を思い出してはそれが何を意味するのか、考えていきたい。

追記:後日、中国ドラマ「西太后の紫禁城」を見ていると婚礼のシーンがありまして、花婿が、花嫁の乗る輿に向かって弓矢を射る儀式を行う、というものだったのです。
勿論、これは中国・北京の話でキム・ギドクは韓国なのですが、もしかしたらそういった意味というのがあるのでしょうか。
映画「弓」でのそのシーンは単に男性の性的表現として演出されたのだと思っていましたので、結婚という儀式の意味あいがあるのだとしたらより納得できると思います。
また、この「西太后の紫禁城」ではその後、花嫁が火を飛び越える儀式も用意されていて(ドラマではためらってできなかったのですが)日本の「潮騒」で男性が女性に火を飛び越えて来い、というのも結婚の意味があったのかしら、と思ったものでした。
posted by フェイユイ at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | キム・ギドク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月01日

「弓(The Bow)」Wキム・ギドク

言葉による説明がない為にこの映画をどう読み取るのか、観る者によってまったく違うことでしょう。
老人として観るのか、少女になって観るのか、あるいは青年の立場で観るのか。作り手のキム・ギドクも視点が一つではなくある時は老人にある時は少女になっているのでしょう。

昨日の話を少し戻します。
初めて少女に反抗をされた老人はがっくりと来てしまいます。それまで大事に育ててきたものが、あと少しで自分のものに出来る宝物が突然やってきた別の男に持っていかれてしまいそうなのですから。
老人はいらだつ心で自分と同じように古ぼけてしまった船のエンジンを修理しようとしますが、年老いてしまったエンジンはなかなか動き出してはくれません。それは自分そのもののようで老人はさらにいらだち、エンジンを壊そうと叩きだします。だが、破片が自分の額を傷つけてしまうのです。
これを見てそれまで怒っていた少女が急に老人に同情し、優しくハンカチで血をふき取ろうとしますが逆に老人は怒って少女を叩きます。

青年は老人に自分たちを占って欲しいと頼みます。あの少女を傷つけるかもしれない占いで。だが今度は、もう老人も少女も互いを信じる心がないのです。少女は恐れ、老人も恐れています。老人は動揺し、ためらっています。矢は少女を貫くかのように思えます。3回目で青年は少女のブランコを止めてしまいます。

青年は少女を連れて船を出る事を老人に告げます。老人は死を覚悟に少女を引き止めました。なすすべもない青年の前で少女と老人は結婚式をあげます。そして二人は小さい方の船に乗って大きい方の船を離れます。大きい船に青年は取り残されています。

この時の少女の表情は何を表しているのでしょう。うっすらと笑みを浮かべているようではありますが、かといって心から喜んでいるとも見えません。
しばらく船を進めたところで、老人は少女の結婚衣装を静かに取っていきます。かんざし、頬につけた赤い飾り、上着を脱がせて少女を白い下着姿にさせたところで、老人は弓の楽器で音楽を奏でます。少女はじっと聞いていたのですが眠くなったのか横になってしまいます。それを見て老人は楽器を弓に戻し、ゆっくりと少女に弓矢を向けるのです。今にも矢が放たれそうにになった時、老人は矢を天に向けて放ちます。
そして老人は黙ったまま海に身を投じます。

少女を眠らせたまま小船は青年の乗っている船に戻っていきます。青年は小船に下着姿の少女が眠っているのを見ます。老人の姿はありません。
青年が驚いて見つめる中で眠ったままの少女が脚を広げてまるで男性を受け入れるかのように動き出します。これはどうした事でしょうか。霊となった老人が少女の身体に戻ってきたのでしょうか。と見る間に天から矢が降ってきて少女の脚の間に刺さります。矢は老人の放ったものなのですから、老人そのものを表しているのでしょう。青年が慌てて少女を抱き起こそうとすると少女は感極まったように声を上げ、青年を抱きしめます。
青年がはっと気づくと少女の脚の間の矢から血が染み出ているのです。しかし少女はにっこりと笑って矢を抜きました。

今度は小さな船に青年が少女を乗せて大きな船を離れます。少女が離れるとエンジンが動かないはずの舟が動きだしたのです。老人がまた少女を追っているのでしょう。が、それも束の間、船は止まりました。少女は今まで暮らしていた船に向かって手を振ります。船は静かに海の中に沈んでいきました。
ここでの少女はやっと笑っているかのように思えます。だけどもやはり説明はないので、少女の心は解らないのです。

最後に言葉が書かれます。
「力強く美しい音は張り詰めた弓のようなもの。死んでしまうその日まで私はそんな風に生きたい」
これは誰の言葉なのでしょうか。
やはりここで私は少女に思いを託したキム・ギドク自信の言葉だと思います。キム・ギドクはこの映画で自らの苦しみを振り払うことができたのでしょうか。少女のように微笑んでさようならと言えたのでしょうか。
ずっと恨み続けた父親から解き放たれることができたなら彼がこの映画を撮った意義はあるのです。

さてでは観客である私はどう思ったのか、上手く言えないのです。まだ。

少女が狭い船の上で誰にも会えず、何をするでもなく過ごす日々に飛行機が上空を飛んでいきます。青い空を飛んでいく飛行機を見て少女の心がどこかへ行きたいとはっきりとは解らないけど求めている気持ちが私が最も自分を投影できた場面です。
posted by フェイユイ at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | キム・ギドク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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