2005年10月30日

アクセスついに10万超でありがとうございます。

うれしい限りです。皆様のおかげとひたすら感謝です。

ご報告も久し振りにさせていただきます(笑)

なんと言っても今は金庸ドラマが独占!状態。さすがにまだまだ「天龍八部」を筆頭に「笑傲江湖」「射[周鳥]英雄伝」と続くのですが、これに負けじとなぜか今頃「西太后の紫禁城」が!なぜ?ドラマでもやってますか?これもアップ当時は淋しい状態でしたが・・・面白いですよ、是非どうぞ(笑)

そして観てもいないのに「ゲルマニウムの夜」特に昨日は検索ワードで凄くて申し訳ない。「観たいよ〜」と言う記事のみで。いやあ、観られる方が羨ましいです。長年の夢だったのに、くすん。

ワードとしてはいつもながらリウ・イーフェイをトップにエディソン・チャン、胡軍など。うれしいですね。

これからも今までどおりアジア映画・ドラマで(ちょっと偏ってはおりますが)いくつもりですので、「笑傲江湖」も乗ってきましたし(笑)どうぞよろしくお願いいたします。

posted by フェイユイ at 23:15| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[薛/子]子(ニエズ)第八集・ロンズ(龍子)

アチンは海辺で火を焚きながら母の言葉を思い出していた。
「母さんが死んだら、廟へ行ってお線香を上げ、仏様の前で私の罪を許してもらえるよう祈って。私は死ぬのは怖くない。怖いのは地獄でうける罰よ。私が苦しまなくてすむようにお願いしてちょうだい」
アチンは母の言うとおりに仏様にお祈りした。そして激しい雨の中、母の遺骨と写真を父の住む家へ持って行った。
父は、留守だった。アチンは塀を乗り越え父の座る机に母の遺骨を置いた。着ていた雨がっぱを脱ぎ、アチンは部屋を眺めた。壁には若い父と母が仲良く並んでいる結婚の時の写真が飾られている。一度、父が怒って割ってしまったものだが、今ではガラスも替えられていた。自分とディーワーが寝ていた狭い部屋はそのままで寝台の上には二人の服が畳んで置かれてあった。アチンはソファに座り何かを考えているようだ。あれほど怖れていた父親に会う決心をしたのだろうか。だが、父は帰ってこず、アチンは家を後にした。手紙と母の残した指輪を置いて。
追い出されたあの道をまた走って行ったのだった。

夜になり父は帰宅して手紙を読み、置かれていた妻の遺骨を胸に抱いた。黙ったまま二人の結婚写真を見てあやすように遺骨の入った包みを持ち身体を揺らしているのだった。

激しい雨の中、アチンは一人新公園の木の下に座っていた。ずぶ濡れになったままで。そこに一人の男が通りかかった。男は驚いたようにアチンを見つめていた。アチンは悲しみの眼差しで男を見返した。アチンは歩き出し、男は後を追った。男がアチンに追いつき、アチンも男を見た。男の指がそっとアチンの顔に触れた。アチンは黙ったまま男の肩に顔を寄せた。

このときのアチンはすばらしく美しいです。この時点では解らないのですが、男はこのときアチンにかつての恋人アフォンを重ねて驚いたのです。戦慄が男の身体を走ったのでしょう。それに相応しくアチンの表情は悲しみに満ちていました。
そして今回ほぼここまで、殆どセリフのない描写で表現されています。

身体を拭きもせず二人は一室で抱き合った。男は何か取りつかれたかのように激しくアチンを求めた。が、アチンは突然あやまって身体を離す。男も謝って君を驚かせたね、と言うのだった。男はアチンに年を聞き、アチンは18だと答える。
男は10年前、ある人を知った。その子も18だったよ。あの晩、君のようにあの木の下にいた。全身ずぶ濡れで、辛そうに泣いていた。私は彼に聞いた。何故泣いているのか、と。彼は答えた。胸が痛いのだ、泣かないと苦しいのだ、と。変な子だった。君は何故泣いていたの。
アチンは先日、母が亡くなったのだと答えた。母はずっと前に家出していてやっと見つけて看病できたのは僅かだった。でも泣きはしなかった。
男も話をした。「フランスの小説を思い出したよ。母親を失った日、女と出会い愛し合う。そして皆が理解できない理由で人を殺す。太陽がまぶしかったから」「おかしいよ」「もしかしたら、道理のない世界にもともと多くの事があるのかもしれない。常識は通用しないのだ。僕のように。僕も父を先日亡くした。泣かなかったよ。葬列にも参加しなかった。墓の場所も知らない。もう10年戻ってなかったので台北の街並みも変わってしまったよ。つい先日アメリカから戻ったんだ。自分の家すら解らなかった。」「あなたは留学生なの」「違う。逃亡していたんだ。10年前父が言った。私がこの世にいる限り、戻る事は許さん、と」「どんな間違いを起こしたの」「蓮の花さ。知ってるかい」「詳しくないけど、お役所が全部抜いてしまったって聞きました。とても綺麗だったそうだけど」「美しかったよ。あの時僕は蓮を摘んでその人に渡した。彼の手の中でその花はまるで炎のようだった。その時彼は君と同じ18歳だった」「僕は行くよ」「家に戻るの」「追い出されたんだ」「君も追い出されたのか。また会えるかな。名前は」「アチン」「僕は、ワン・クイロン(王kui龍)」


アチンは自分の部屋へ戻るが、シャオユイは留守でリーユエに仕事仲間が遊びに来ていた。アチンがゲイだということで口の悪い一人がからかった。心がいらだっていたアチンはかっとして怒鳴りつける。いつもにないアチンの様子にリーユエは心配して訊ねる。アチンは母が亡くなったといって泣き出した。母も弟もいない。どうしたらいいのかわからない。リーユエは優しく頭を撫ぜてくれた。

ワン・クイロン=ロンズは部屋の整理をしていた。手紙の束などと一緒にシャツは入っていてその中の花柄のシャツをそっとロンズは撫ぜた。それは愛した人が着ていたものだった。
そこへ爺やが入ってきた、ワン家でずっと働いてきた老人だ。ワン家の行く末とともに跡取りである一人息子のロンズ坊ちゃまの事を心配していた。
「父は死ぬ際に僕のことを許してくれたのかい」だがフォン爺は忙しいからとその場を立ち去ってしまった。

アチンは職場でウエイターの仕事をして、もらったチップをあの意地の悪い先輩に取られてしまいそのうえ殴られてしまう。むしゃくしゃしているアチンはつい先輩を殴り返してしまう。その様子を社長に見られ注意を受けた。
アチンがくさくさした状態で公園に座っていると、シャオユイとラオシュウがやってきた。シャオユイはもう林さんのところで働いているのだ。アチンは二人に不満をぶつけた。
そこへ呆然としたシャオミンがやってきた。張さんのことですっかりしょげているのだった。その様子にシャオユイはむかっ腹をたてて、死んでしまえば?張さんになぶり者にされてさ、どうせ生きてても死んでるのと一緒さ。これにシャオミンは「僕は馬鹿かも知れないけど、ホントに何故ダメになってしまうのか解らないんだ」シャオユイは「どうせ他の奴に心変わりしたのさ」などと言うからアチンはなだめて皆でいつものようにローラースケートをして楽しんだ。
アチンは思う「僕はあの人から逃げ出した。彼の目は原始林の中で燃え盛る二つの野火のようだ。執拗で切実だ。まるで命がけで探り求めているようだ。何を求めているのか。僕は不安と動悸を覚えた」

シャオミンが大好きな風呂に入っていると張さんが浴室に入ってきた「背中をこすってやろう」などと言い出す。「相談したい事がある。このままずっとはやっていけない、ということだ。私はお前に明日出て行ってもらいたいのだ。お前を傷つけたくなくてずっと我慢していたのだが、このままでは私自身が壊れてしまう」シャオミンは泣きそうになり「悪い所があるなら改めますから、言ってください。別れたくありません。努力します。追い出さないでください」手をつかんで話さないシャオミンをついに怒鳴りつける張さん。シャオミンは思わず手を離し泣き出した。「私が仕事から帰る前にいなくなっていて欲しい」

シャオミンは誰も気づかない場所で手首を切った。その手首を押さえながらシャオミンは座り込んでいた。

どうしようもないシャオミンが切ないです。この頃のシャオミン役・張孝全はむっちり肥えていて可愛いです(太ってるわけじゃないですが)びしっとはねつけるシャオユイも気持ちいいんですが(彼は強いからですね)アチンはひどく落ち込んでいたのにシャオミンが泣きそうになりながらやって来ると心配してしまうので本当に世話焼きなんですね。

そしていよいよワン・クイロンの登場。彼の思いつめた目は何を見ているのか。今後彼から目が離せません。

原作:白先勇 監督:曹瑞原 出演:柯俊雄(李父)柯淑勤(李母)范植偉(李青)張捷(幼年李青)楊祐寧(趙英)金勤(小玉)阿鳳(馬志翔)龍子(トゥオ・ゾンファ)楊教頭(丁強)呉敏(張孝全)老鼠(呉懐中)林義雄(林茂雄)李昆(老周)
posted by フェイユイ at 20:53| Comment(4) | TrackBack(0) | [薛/子]子(ニエズ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月29日

笑傲江湖・第八集

何だか、話が複雑になって来ましたよ。

相変わらず令狐冲に差し入れを持っていくところを父・岳不群に見咎められてしまった岳霊珊。代わりに大有が持っていくと令狐冲も落ち込んでしまう。
そしてなかなか上達しない林平之に岳霊珊が稽古をつけてやってると胸元から綺麗な布が落ちた。見ればそれは岳霊珊のもの。林平之は酒場で助けてもらった時手に入れた岳霊珊のハンカチ(?)を大事に身につけて時にはお線香を上げていたらしい。私は観音菩薩なの、と笑う岳霊珊に林平之は「私はそう思っています」とひれ伏そうとする。慌てて岳霊珊は止めさせるが林平之の真剣な眼差しを岳霊珊は見てはっとする。

岳霊珊が来ないので,大有が持ってきた酒で憂さを晴らそうとするが、淋しい気持ちはどうしようもない。師妹はどうしたと聞いても大有は煮え切らない返事をする(なんだか大有はおかしいですね。何かあるのでしょうか)

林平之はちっともうまくならない自分に嫌気がさし、また皆が羨む「辟邪剣譜」を伝授されてなかった事を後悔する。
が、必ず「辟邪剣譜」を手に入れる、と誓いますます懸命に修行に励むけなげな林平之であった。本当に涙ぐましいリンちゃんの努力であります。

嵩山派も性懲りもなく懸命に崋山派を観察しております。ナンかこの二人がしょぼく感じるのは私だけでしょうか。

儀琳さんも相変わらず、令狐冲を案じています。仏様に祈りながら「二人が結婚して・・・」と祈ってたのでちょっとじんとしました。自分はやはりそういう立場ではない、と思っているわけですね。何だかしんみりします。
そこに何だかまた妙なボウズが!と思ったら赤ん坊の儀琳をこの寺に預けた父親というではありませんか。定逸さんも「16年顔も見せないで」と怒っておられますよ。
16年、ということは儀琳ってせいぜい17歳くらいってことですか。どおりでとんちんかんなんですね。ハー今わかった。見た目が上なんで感想間違えてましたね(笑)16・7歳ならこんな感じも肯けます。他のリンちゃんとか、岳霊珊とか令狐冲もまだ10代なのかしら?
とにかく突然出現の父親に儀琳はびっくり。儀琳におばさんとよばれてる女性は父親不戒の出現にどうしてなのか、憤慨し仏様の前で椅子をぶっ壊す。どうしたんだろう?
定逸様がボウズは本当に儀琳の父親だと話して、やっと納得した儀琳はボウズにすがり付いて泣き出す。思えば儀琳は親の顔も知らずにこの寺で育ったのだな、とここに来て深く同情。可哀想な境遇だなあ、儀琳って。ぐす。

岳不群は岳霊珊に、令狐冲に差し入れを持っていくことを許し「よく反省し今後につなげろ」と伝えるよう言い渡す。
令狐冲は岳霊珊が来た事を喜び、また師父がそれを許してくれたと聞いてさらに喜んだ。
だが、令狐冲は岳霊珊と剣術の稽古をしている時にうっかり岳霊珊の剣を谷底に落としてしまう。岳霊珊は令狐冲が、自分と林平之の修行に嫉妬してわざと落としたとすねた。
ま、これ何とも言えませんが、令狐冲は追いかけるわけにも行かないので気の毒ですね。
その夜、林平之の姿が突然消え、皆で心配して探し回る。実は林平之は無くなった岳霊珊の剣を探しに山へ入っていたのでした。またけなげさを出して点を稼ぐ林平之でした(イヤ、別に皮肉ってるわけじゃないんですが)

一人寂しい令狐冲は雪の降る中、剣術の稽古。そこに突然白髪の老人のような人影が。令狐冲としばし剣を交わし去って行った。「玉女十九剣」とも思え、崋山派の武功だったが、とつぶやく令狐冲であった。

出演:リー・ヤーポン(令狐冲)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)陸大有(ゴン・リーフォン)
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2005年10月28日

東京国際映画祭・レッドカーペット

東京国際映画祭レッドカーペットが見られます。
「ゲルマニウムの夜」から再び、がるーさんから教えていただきました。本当に感謝です。ありがとうございます。

私同様、見られてない方はどうぞ見てください。「ゲルマニウムの夜」チーム、「長恨歌」チーム、そして高倉健さんと張芸謀監督のツーショット、などほかたくさんが見れまする。
posted by フェイユイ at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | リンクページ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

崔洋一監督の韓国映画+wowowドラマ

崔洋一監督が演出する韓国映画、ということもあり非常に興味深いです。日本の漫画が原作と言うのは結構聞くけど、これは韓国の漫画、なのでしょうね。タイトルは仮題となってますが「ダブルキャスティング」どういう話なのかが全く書かれてないのですが、是非観たいものです。

そしてWOWOWでは、11月13日(日)夜8時から、土屋アンナ主演で監督・崔洋一のノンストップアクションドラマと言うのがあるそうな。タイトルは「アルバイト探偵/100万人の標的」椎名桔平共演です。これもおもしろそうです。土屋アンナファン必見!

wowowの「アルバイト探偵」サイト見ようとしたらまだ「準備中」だった(笑)しばし待とう。

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posted by フェイユイ at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「血と骨」崔洋一・後半

ギル.jpg

後半に入ってますます面白くなった。特に金俊平の半身が動かなくなってからは、どうしようもなく面白い。
前半は若い頃なので性的暴力が多く、嫌悪感を強く感じたが後半になり年を取ってからの父親は以前のような肉体の躍動はない代わり、さもしいだけの金の権化に変わっていくのが見ごたえがある。
妙におかしさが出てきて、娘の葬式の場面など悲しいはずなのに滑稽感が漂う。血肉を分けたはずの息子からは逃げられ、いいように扱っていたはずの女からは金を奪われる。
体が動かなくなった時、俊平は浅ましく助けを求める声を出す。だが妻から与えられた言葉は「いっぺん死ねや」
だが金俊平は死なず半分動かない身体を引きずっても金の取立てに行く。
金俊平がそこまでして貯めた金は全て共和国に捧げてしまう。長男・正雄は言いなりにはならない為、ずっと欲しいと願い、やっと生まれた我が息子を道連れに共和国へと渡るのだ。最後まで生きたいように生きた父親だった、と長男・正雄は言う。

この物語に出てくる男たちは皆こうあって欲しくない嫌な男ばかりだ。人気の韓流スターのようなさわやかで頼もしい男などいない。女たちは哀しい。母親だけでなく姉の花子も痛々しい。好きになった男は政治活動で投獄。好きでもない男と結婚し、その男も父親のような暴力的な男だった。好きだった男は出所した後、「詩を書く」と言い残して北の共和国へと旅立ち何の便りもないままだった。
仕方なく結婚した夫の暴力はやまず、弟からはうっとうしがられ、ついに自殺を選ぶ。葬式の場まで父親によってめちゃめちゃに破壊される(しかもその様がおかしいので気の毒だ)

女たちの中で一人気を吐くのは定子だ。金俊平のために男子が生まれるまで何人もの子供を生み、俊平の体が動かなくなったのを見て金を隠し、ののしってくる金俊平を思い切り叩きのめす。正直何の魅力もない定子だが、この時は見てて溜飲が下がる思いであった。ざまあみろ。
ついこちらも気が荒くなってしまうが、人間の欲望・醜さ・弱さをむき出しにして見せ付けてくるこの物語の中では体裁を整えてもしょうがない。

金俊平を兄と呼びつつ、その妻・李英姫に思いをよせる高信義もある意味情けない。病気のため放射線治療を受けて真っ黒になった英姫の手を取る姿は寂しいが、彼は何もできないのだ。

「血と骨」というのは息子のことだ。
最初の息子は若くしてちんぴらにあっさり殺されてしまった。

英姫との間の息子・正雄は姉・花子に「だんだん父親に似てきたわ」と言われる。彼もやはり金俊平のようになってしまうのだろうか。

もう一人の最後の息子は無理矢理父に連れられて朝鮮へと渡る。寒い共和国で黙々と地面に穴を掘り、寝たきりらしい父親が寝台の中で死んでしまっても何も言わず飯を口に運ぶ。大丈夫、金俊平の血骨はしっかり受け継がれているようだ。
舟でやって来た時の金俊平を演じた伊藤淳史がその役を演じている。
posted by フェイユイ at 01:07| Comment(0) | TrackBack(2) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月27日

笑傲江湖・第七集 後半

嵩山派・左冷禅は崋山派に内紛を起こすために陸柏を使って気功流と剣術流の25年前の抗争を蒸し返させようとしていた。
掌門・岳不群と妻・寧中則はそれを察して案じていた。岳不群は令狐冲を1年の面壁を言い渡し、それがすめば軽はずみな性格もよくなるだろうと考え、その時に「紫霞功」を授けるつもりだった。そして寧中則は娘である岳霊珊に「玉女十九剣」を伝授する事に決めた。

嵩山派には泰山の玉[王幾]子と言う客人が招待され、遊び女たちの歓待を受けていた。これも左冷禅が武林制覇のための陰謀だった。

岳霊珊は酒とご馳走をかごに入れて令狐冲のいる洞窟を訪ねた。
うーむ、罰則として洞窟にいるのに、可愛い女の子が酒を持って行ってたら何もならないと思いますが。随分ゆるい罰則ですねー。まあ、可愛い女の子は勝手に来てるわけでもてない男にはこんな特典はつかないわけですが。おまけに一緒に反省しましょう、とかって。
しかも令狐冲考えれば考えるほどこんがらがっておかしくなってしまいます。うう。令狐冲は郭靖とは違う!と思ってたのにあまり変わらないみたいだわ(笑)岳霊珊が「大師兄、どんどん馬鹿になってるわ」というのには笑いました。
とにかく罰則中なのにイチャイチャで、他の弟子が見たら嫉妬されそうですが、野暮を言うのは止めましょう。
岳霊珊が言うには考えなくてもとにかく父に従っていけばいいの。そうすれば掌門になれるわ。令狐冲が不満そうなのがよかったです。しかも岳霊珊が「玉女十九剣」を伝授されると聞いて令狐冲は「信じられない」

岳霊珊は懸命に林平之に剣術を教えるのだが、林平之は何ヶ月たっても上達しない。とうとう岳霊珊は音を上げる。陸大有が令狐冲に持っていくという差し入れのかごを奪い取って逃げてしまった。剣を押し付けられた大有も林平之を残して去ってしまう。
可哀想に林平之は見捨てられて悲しそうにたたずむのだった。

出演:リー・ヤーポン(令狐冲)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)陸大有(ゴン・リーフォン)
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「血と骨」崔洋一・前半

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さすがに引き込まれて観てしまう。原作を読んでいたので普通なら比較してどちらがいいとか言う話になるものだが、今回ばかりはどちらもすばらしく比較できるものではないと思っているところ。

金俊平なる父親像が恐ろしい。朝鮮・韓国における父権の脅威もあるだろうが、日本でも昔よく聞く話でこういういて欲しくない恐ろしいばかりの父親と言う存在があった。
子供たちにとっては尊敬も何も無い。ただ、消えて欲しいと望むばかりだ。私自身の父親は優しい人なので、我が身に重ねてみる事はできないが、友人の父でそういう片鱗を感じ取れる人はいたし、実際友人からはその辛さを聞いたものだ。金俊平ほどでないにしても。

父親としてだけでなく、夫としても隣人としても雇い人としても金貸しとしてもこれ以上の恐怖はない、といった感じの男性権力の権化のような男である。
蛆のわいた肉を食らい、酒を飲む。妻に対してのいたわりなど考えることなど決してない。そこにはただ性欲の捌け口と妻としての役割があるだけだ。

一体何故このような男が存在し、このような男を描かねばならないのだろうか。まるで反吐を吐くように小説も映画もこの男の有様を描いていく。これを吐き出さねば心の毒が抜けきらぬと言わんばかりだ。
金俊平が少しだけ優しいことをやってあげる女がいる。キヨコという若い女だ。こともあろうに妻の住む家の隣に女を住まわせ、性交を行う。が、それは結局は自分の子供が欲しい、という願望のためであってキヨコに子どもができないと知るや、たちまち乱暴を働くのだ。
が、キヨコは脳腫瘍のために体が不自由になってしまい、金俊平はキヨコの身体を盥に入れて洗ってやる。これは何だろう。子供が出来ない、と責めた女へのせめてもの償いなのだろうか。とは言え今まで酷い仕打ちばかりを見せ付けられたため、せいぜい自己満足のためとしか思えないが。

この恐ろしいマッチョ男を北野武がやる、と聞いた時は原作のイメージと大きく違ったため、驚いたものだ。だが、こうして観ていると、北野武がやったのはよかったと思う。時々、江戸っ子のたけちゃんが関西弁を話すのが難しそうで笑ったが、私が関西人ではないのでそう変には感じなかった。
鈴木京香はもう抜群にうまいですね。色っぽくて綺麗でしかもおかんの強さもあって、また弱さも見せて、これ以上はないくらいです。
オダギリジョーの息子役(金俊平が別の女に産ませた息子)もかっこよくもあざとくてみとれちゃいましたね。
新井浩文。暴力親父にどうしても勝てない息子を好演してます。子供時代が長いのでまだこれからですね。
そして最初に出てきた金俊平の若き日の役をした伊藤淳史。僅かの時間に印象深いです。
また、かまぼこ工場の職員で北村一輝が出てるのもうれしかったです。

何だろう、絶対に見たくないもの嗅ぎたくないもの味わいたくないものをどうしても試してみたくなるような気持ちで観ています。また明日も。後半。

日本に渡ってきた朝鮮・韓国人たちが見る大阪がもうもうと煙を上げる工場の見える海岸と言うのも象徴的である。
posted by フェイユイ at 00:30| Comment(0) | TrackBack(1) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月26日

笑傲江湖・第七集 前半

岳不群は妻であり師妹である寧中則に林平之を合わせる。寧中則は「武芸と言うより学問に剥いているようね」と言い、「科挙の試験を受けたらよいかも」岳不群も崋山派から学者が出るのもよいなと考える。

崋山派の皆の前で掌門・岳不群は林平之を弟子入りさせる事を表明。また、令狐冲に対しては崋山派の規則を破った罰として山奥で一人反省するために「面壁」1年を命じる。洞窟の中で一人閉じこもっていなくてはならないらしい。師妹・岳霊珊は父親に必死で罰の軽減を願うが空しく、母からも「父上は大師兄を成長させたいのよ」と説得される。
罰を言い渡された時は荒れた令狐冲だったが、(剣を取って狂ったように振り回し「抜いたら殺す」と喚いて怖かった。誰を殺すつもりでいたのか)しばらくするとけろりとして岳霊珊をおんぶしたりしてる。明るいなあ。岳霊珊の方はどうにも心残りらしく両親からもらった婚約の時に使う宝剣を令狐冲に渡してこれを私と思って、と伝え、令狐冲も喜んで受け取る。何ともさわやかな二人であるな。

嵩山派では、費彬の葬儀が行われていた。子弟の一人は「憎き仇・岳不群を討たねば」と言うのだがあっさりと退けられた。左冷禅にはその傷は莫大先生の刀跡だと解ったのだった。
嵩山派の左冷禅は「五岳併合の目途が立たない」ことを案じ、陸柏が「剣術流の多くは亡くなり生存者も行方不明」と言うと左冷禅は陸柏に「お前の責任で剣術流の残党を探せ」と命じた。そして「早急に岳を抹殺しないと」とつぶやくのだった。

尊敬する師父に「正邪の区別もつかないのか」としかられ、「今度であったら必ず邪派を迷わず殺せるか」と問われ答えられない冷狐冲。一部始終を見ているこちらは歯噛みする思いです。くー。だから、邪派のどこが悪いのか解らないので、名前だけで悪いと言われてもね。正派の嵩山派からは命を狙われているのに、何もしてない日月神教を目の仇にしてもな。こうなった原因の話があるのかも知れないが、教えてもらわない事には、何も判断できませぬ。
板ばさみになった冷狐冲に同情するだけですね。
それにしても岳霊珊のお母さんの寧中則さんはあの髪を乱すこともなく剣を使えて凄い!肝も据わってらっしゃててかっこいいです。
posted by フェイユイ at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月25日

笑傲江湖・第六集

いよいよ「笑傲江湖」世界にすっかりはまった感があります。全てがしっくりいく感じ。
今回は崋山派の紹介という所で、師匠の岳不群が皆に尊敬され威厳ある様子が伺えました。

またもや聖姑様は優しいお方だと念をおされましたね。聖姑様が子アヒルちゃんたちを愛おしそうに可愛がっていると手下が無神経に子アヒルちゃんを蹴散らしてやってくるので聖姑様はたちまちお怒りになって手下の一人を放り上げておしまいになる。当然ですね。あんな可愛い子アヒルちゃんがもう少しで踏み潰されるとこです。もし踏み潰してたらあれくらいではすみませんよ。子アヒルちゃんが盥で泳いでいる様は何とも可愛らしいものです。

しかし嵩山派は林平之を捕らえたがっているようですが、青城派に多数の仲間を殺され、また聖姑様が曲洋老人の仇を討とうとお怒りになっているので上手く行きません。
仲間を殺され嘆く陸柏の帽子を取った姿が物悲しい。

聖姑様は東方不敗教主から帰ってこいと命じられますが、まだやるべき事がある、と断ります。

林平之は亡き両親を偲び必ず仇を討ちます、と言って泣いています。その姿は崋山派の者たちの心を打ち、岳不群も「孝行者」だと感心します。その一方、令狐冲に対しては深く反省しろと言い渡し、飲酒と外出を禁じました。

舟で移動していた崋山派一行は埠頭に着きますが、岳不群は皆にも外出を禁じていました。が、娘の岳霊珊は陸大有と林平之をつれて遊びに行きます。

茶館では陸柏が岳不群に魔教の日月教と戦うには正派が手を取り合わねばいけない。あなたの力が必要だ。と説得していた。
うーむ、ここまで観て来た分ではどうしても正派の方が嫌ーな感じなのでそういわれても納得しかねる。一体邪派の何がいけないのか?正派は子供や老人を殺したり、同派といいつつも争いが絶えないようですが?

舟に閉じこもった令狐冲はしょげているかと思ったら、お酒を勧めに来た師弟に(年上だが大師兄と呼びかけているので弟弟子なのだな。しかしこの時の令狐冲ってすでに酔っ払ってるみたいですが?)酒は飲まない!と言い切ってやはり理想は師匠だ。品行方正で物事の判断が的確だと褒め称える。あんなに怒られたのに師父を尊敬してるなんて素直なんだなーと改めて感心。令狐冲、やはり魅力的ですね。

嵩山派が日月教に変装して暴れている事や崋山派、嵩山派、青城派が林平之を奪ってしまおうとしている事が聖姑様に知らされました。

舟の上で林平之を巡って嵩山派と青城派が争ってますが、ここでもまた聖姑様から助けられるのです。

岳不群の妻であり剣の達人・寧中則が弟子たちに剣の稽古をつけています。弟子たちが束になってかかって行っても寧中則の剣さばきにはかないません。それを見ていた令狐中はその剣の速さは田伯光のようだ、と讃えて剣を交えます。
ここで披露されるリー・ヤーポンの女形風剣法は一見の価値あり、色っぽいですよ。ニウニウニエニエという言葉が頭に残りました(笑)
二人の剣さばきに岳不群を始め、皆見とれました。が、ついに寧中則が令狐冲の動きを封じ、剣を弾き飛ばします。
そして寧中則の剣が令狐冲の胸に深く差し込まれてしまった?!

出演:リー・ヤーポン(令狐冲)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)陸大有(ゴン・リーフォン)

posted by フェイユイ at 23:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月24日

笑傲江湖・第五集

第五集に入って急にしっくりしてきたように感じました(笑)いやコレは私が勝手に感じたことなので根拠はないですが。

何と言っても風景がすばらしいです。日本では望むこともできない光景。切り立った山々。そこにかかる霧。美しい川の流れ。その中で琴と笛に興じる老人と中年男。見守る若者。まさしく一幅の絵のようですね。

嵩山派に捕まった3人の前に実像ではない聖姑様の姿が浮かび上がる。聖姑様は3人の内一人だけを助けよう、というのだが、3人が自分でない者を助けてやってくれというのを聞いたためなのか、3人とも助けてくれた。
うーん、また助けてくれたんですが。正派の人は誰も助けてやくれないし、やはり邪派の方が親切です。それに引き換え正派は邪派を悪人呼ばわりする割には自分たちが悪人みたいなのが多いんですけど。

美しい風景の中で蕭と琴で合奏した曲洋老人と劉正風は満足します。令狐冲は「俺だけがこの楽の音を聞いた」と言うんですが隣にいる儀琳は数にはいらないんでしょうかね?
ひっそりと聞いていた聖姑様(つい様をつけて呼んでしまうな(^^ゞ)は「曲洋を殺せ」と叫ぶながらどやどや駆けつけて奴らをなぎ払ってくれました(また、助けてもらったのだな。曲洋さんがらみとは言え)
また私にはどうしても解せない事でしたが、家族の命を犠牲にして劉正風が曲洋老人とともに仲良く作り上げた曲が「笑傲江湖(シャオアオジアンフー)」だったのです。
私としては劉正風には家族を亡くしてしまった呵責はないのか、と思っていましたが、曲洋老人の方が「助けに行くのが遅れ、家族と弟子を犠牲にしてしまった」とあやまっていたので驚きました。「まさか正派があんなひどいことをするとは」とも曲洋老人が驚くのはもっともです。
ずっと曲洋老人に付き添っていた少女が「嵩山派を皆殺しにして仇討ちよ」と言うのを聞いてでてきた費彬は悪辣なことにその少女を殺してしまう。
そこへ現れた劉正風の師兄・莫大先生。費彬は正派の莫大先生には一応礼を取って「あなたの師弟をどう思われますか」と聞くと「殺すべきだ」と言いながら、莫大先生は費彬のそばを通りすぎた。莫大先生が通り過ぎた後、費彬の腹はいつの間にか深く切られておりおびただしく血が流れかつ費彬は血を噴出した。「子供を殺すような奴は死すべし」
かっこいいです。

曲洋老人と劉正風は令狐冲に「我らが作った曲“笑傲江湖”の真の理解者を探してこの曲を伝承して欲しい」と頼みどこかへ去っていった。

令狐冲が儀琳を待たせて山道を行くと師匠・岳不群と青城派の余滄海が戦っている最中だった。余滄海は変面でぱっぱと顔が変わるのだが、見栄えはするが何の意味があるのか?素の顔がとにかく怖いひとです。結局、余滄海が負けて逃げてしまったので、令狐冲はさらに階段を上って行くと人の声が。
見ると、林震南夫妻があの木高峰に縛られてひどく痛めつけられているようだった。木高峰はしきりに「辟邪剣譜」のありかを聞き出しているのだった。が、林震南は決して話そうとはしない。木高峰が出て行ったのを見て令狐冲はすぐさま二人の繩を切る。
林震南は息子林平之が岳不群の弟子になりたがっていると聞き、令狐冲にどうぞよろしくお願いします、と頼み込みまた福州にある旧宅に先祖代々伝えられているものがある。が、決して見てはならない。見たら最後地獄の日々がまっていると、そう言うと死んでしまった。妻もすぐさま後を追って自害する。

林平之は両親の墓の前で悲しんだ。崋山派の皆もこれを見守る。掌門の岳不群が慰めると「どうか弟子にしてください」とまた頼む林平之だった。またも渋る岳不群の前に定逸が来て「そう言わず、弟子にしてあげなさい」と言って林平之はとうとう弟子になってしまった。儀琳持ついてきており、令狐冲に「師匠と恒山に戻ります」と告げる。岳霊珊は「また来てちょうだい」と優しく声をかけた。
そこへ嵩山派がまたもややって来た。「まさか崋山派が福威[金票]局の跡取り息子を弟子にとるとはな」

出演:リー・ヤーポン(令狐冲)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)
posted by フェイユイ at 22:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月23日

新浪首頁の中の同志愛コーナー

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「御法度」

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「マイ・プライベート・アイダホ」

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「男男女女」

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「東宮西宮」

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「藍宇」

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「覇王別姫」

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「ブエノスアイレス」

こういうものを見つけたのでちょっと貼っときます。興味のある方だけどぞ。

同志愛(同性愛)

その中でも
同志愛映画

その中から
同志愛映画ポスター

好きなのは表に貼ってしまったが(笑)

などなど、他のもクリックしてみてくださいませ。
posted by フェイユイ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[薛/子]子(ニエズ)第七集・シャオミンと張さん

アチンはシャオミンに「父の家に手紙を置いてきてくれないか」と頼みに行った。母親が死にそうだからと。シャオミンは引き受けてくれた。

アチンが母の看病をしていると大家のおばさんがアチンに耳打ちした。溜まった家賃を払ってくれないかと。可哀想だとは思っているけどね。アチンはしばらく待って欲しいと頼んだ。が、母親は、このあばら家で金を取るなんて、とののしる。

シャオミンは彼を住まわせてくれてる張さんに懸命につくす毎日を送っていた。張さんもシャオミンが料理の腕前を上げていることを褒めた。シャオミンはうれしくなっていつもはしないのに、弁当をつめて張さんの会社へ持って行ったのだ。
弁当を持ってきたシャオミンを見た張さんは動揺していた。同じ部署の女性たちの前で慌てて弁当を受け取るとシャオミンを外へ追い出した。何をしに来たんだ。もうこんな事はするんじゃない。早く帰りなさい。

良かれと思ってやったことで厳しく怒られたシャオミンは思い悩んだ。そこへアチンが通りかかった。「ぼくの手紙届けてくれたかい」「うん」「父は何か言ったかい」「何も」アチンはシャオミンに金を持っていないかも訊ねた。シャオミンはなけなしの金をアチンに渡した、自分は張さんに世話になってるからいらない、と言って。
シャオミンがアチンに訊ねた「ぶらつかないか」「どこへ行きたいの」「どこでもいいんだ」
夕暮に二人は話し合った。シャオミンが聞く「家の事を考える?」「弟のことを考えるよ」「君に似てるの?」「いや、君に似てるよ」「おかしいよ」「ほんとうさ」
二人は川に向かって石を投げた。アチンは「君の負けだな」二人は笑いながら自転車で競争して遊ぶのだった。

シャオユイは林さんを連れて台北を案内して回った。
林さんは母校を訪ねた。彼は親友だった呉春[日軍]を思い出していた「瞬く間に30年がたってしまったよ」林さんはシャオユイに話しかけた。「ウー・チュンフイと私はよくここで本を読み、疲れると将棋をさした。彼とは兄弟も同然だった。彼と約束をした。日本で医学の勉強をして台湾に戻ったら診療所を開こうと。が、戦争が始まり、私は大陸で長い間過ごした」「では彼は一緒ではなかったのですか」「彼は南洋へ行ったのだ。今まで消息を知らないのだよ。生きてるかどうかすら知らないんだ」「彼はどんな人なんですか」「私が知ってるのは彼の若い時だからね。おや、君にちょっと似ているよ」「それなら僕が彼を探しますよ」「君は面白いことを言うね。こんなに長い年がたってしまったんだ。もう会っても解らないよ」「大丈夫。きっと見つけられますよ」「お伽話のようなことだな」「僕はまじめですよ。あなたは僕にとても良くしてくれた。僕はご恩に報いるため、きっと彼を探しだしますよ」「君のその心だけで私はうれしいよ」

周さんは見かけなくなったシャオユイを探しまわっていた。ラオシュウとアチンが周さんに捕まってしまい、「シャオユイのお母さんが病気なんだ」と嘘をならべたてていると折悪しくシャオユイが来てしまった。喜んで駆け寄る周さん。が、シャオユイが香水をつけているのを嗅ぎ取るととたんに「誰に会ってた」と嫉妬する。シャオユイは持ち前の機転で「お母さんの看病をしていて、薬代も無いのに周さんからも皮肉を言われるなんて」とすねる。とたんに周さんは「私が悪かった」とシャオユイにたくさんのお金をぽんと渡すのだった(アチンが欲しがっていたのと同じ金額)

楊教頭は3人を連れて(シャオミンは来れなかった)林さんの招待の食事会へ行く。その時落ちていた新聞を見て楊教頭は、はっとする。将軍が亡くなったのだ。将軍は新公園の伝説の恋人たちの一人ロンズの父親だった。

楊教頭たちは林さんに上等な食事をご馳走になる。その頃、シャオミンは帰ってこない張さんをひたすら待っていた。とうとう風呂に入った時、張さんが帰ってきた。慌ててよく拭きもせずあがってくるシャオミン。張さんは昼間のことでかんかんに怒っていたのだった。シャオミンが用意しようとする夕食も冷たく断り、また外出すると言う。こんなに遅く、と言うと「私の生活に干渉するのか」と激しく怒鳴りつけた。シャオミンはごめんなさい、とあやまり言い訳をしたが、張さんは聞こうともしない。探している黒いシャツが見つからずまたいらだっていた。シャオミンは黒いシャツを探して張さんに着せてやる。ボタンをかけてやろうとすると張さんはその手を撥ね付け出て行った。残されたシャオミンはどうしようもない心をもてあましていた。

林さんはシャオユイを非常に気に入ってまたその不安定な生活を気にかけていた。そこで楊教頭にシャオユイを是非自分の会社にいれて勉強をさせてやりたい、と申し出るのだった。教頭は驚き、シャオユイは「では懸命に勉強したら、日本の会社へ行くこともできますか」シャオユイは日本へ行けるかもしれないという期待に必ずがんばる、と言うのだった。
アチンは先に失礼します、と席をたった。教頭は部屋の外までアチンを見送り「こんな大事な時、何故私に相談しないのか」と言ってアチンにお金をくれた。アチンはお礼を言った。

アチンの母はすっかり弱っていた。アチンが持ってきた上等の料理ももう口にはいらないのだった。
その時、母は外に誰かの気配を感じた。アチンが覗くとそれは父親だった。アチンが手紙を出したのだから当然なのだが、アチンは動揺した。父が怖かった。父の「誰かいますか」の声に母は気づき叫んだ「彼を入れないで」「リーシア、私だいれてくれ」が母は泣き叫び決して入れようとしなかった。父もあえてその間を閉ざす薄い一枚のカーテンを開けようとはしなかった。その破れたカーテンが3人を隔てていた。アチンは声を出さず、父はアチンにも気づかないまま帰っていった。
母はアチンに痛みを訴えた。薬を取ってくるよ、と言っても離れることを怖がった。母は何かが見えていてそれを怖がって追い払った。「アチン、彼らを追い払って、私を捕まえようとするの」アチンは見えないそれに向かって手を振り払った「母さん、僕が追い出すよ。怖くない。あっちへ行け。僕の母さんを脅かすな。行ってしまえ」「行ってしまった?」「みんな行ったよ」「アチン、覚えていて。廟へ行って仏祖にお願いして。私の罪を許してくださるように。そして私を家へ連れて帰って。お父さんにお願いしてディーワーの側に埋めて欲しいと」「母さん、もう話さないで。目を閉じて休むんだよ」「アチン。あなたとディーワーが小さい頃、私がいつも歌って聞かせたわね。今、私に歌ってきかせて」アチンは静かに母がいつも歌っていたあの歌を歌った「風はそよそよと吹く。ひとり池のほとりで思い沈む。一面の睡蓮の花は静かに露の滴りを待つ」静かに目を閉じた母にアチンはしがみつき泣いた「母さん」

夜の海辺でアチンは火を焚いた。寂しい最後を迎えた母の葬式をアチンは一人で行ったのだろう。

ずっと疎まれ続けた母の最期をアチンは見取った。暗い海辺で母を送る場面は印象的だ。

シャオユイがすっかり好きになってしまった林さんの思い出話は切ない。アチンはシャオミンに弟の姿を重ね、林さんはシャオユイに若き日の親友の姿を重ねている。

いくらつくしても却って心が離れてしまうシャオミンの恋は悲しい。恋、なのか家族愛なのかよく解らないが。この張さんくらいむかつく人もいない。

原作:白先勇 監督:曹瑞原 出演:柯俊雄(李父)柯淑勤(李母)范植偉(李青)張捷(幼年李青)楊祐寧(趙英)金勤(小玉)阿鳳(馬志翔)龍子(トゥオ・ゾンファ)楊教頭(丁強)呉敏(張孝全)老鼠(呉懐中)林義雄(林茂雄)李昆(老周)
posted by フェイユイ at 21:02| Comment(1) | TrackBack(0) | [薛/子]子(ニエズ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月22日

笑傲江湖・第四集

今回、何と言っても正派の劉正風と邪派の曲洋との友情がテーマでした。
正派と邪派の戦いは無意味だと互いに思い、引退して畑を耕しながら、二人で楽曲を楽しみたいと考えている劉正風。やっと迎えた引退式で金のたらいで手を洗えば引退となる、と言う所で五岳剣派から邪魔されてしまう。彼らは劉正風が邪派の曲洋と通じ東方不敗とも結託していると言うのだ。したがって引退は許されず、曲洋の首を取って来いと言い渡されるのだ。
劉正風は友人である曲洋にそのようなことはできないし、引退の決意は変わらないと答え再び手を洗おうとする。「もし手を洗えば息子の命はないぞ」と脅されても決心を変えようとはしなかった。手を洗おうとしたその時、息子の叫び声が聞こえ血しぶきが飛んだ。さらには女性が。また幼い息子は五岳剣派から脅されて泣きながら助けを請う。それを聞いて劉正風は自害を決意する。その時、令狐冲が助けに入る。エーン、もっと早く入ってよ、子供が死んじゃったじゃないかー。
しかし、岳不群もきっぱりした定逸さんも邪派は悪党ばかりで信用できない、劉正風は騙されているのだ、と言うばかり。誰にもわかってもらえない劉正風であった。こうなると正派の皆さんもどうかと思いますね。っていうか、まだ邪派という人たちが何も悪い事してないんで何が「邪」なのかわかんないし、曲洋さんにしても聖姑さんにしても親切だったので(笑)このドラマの作り方はコレでよかったのかな?まず邪派の悪いとこ見せてもらわないとピンときませんね。第一「青城派」が邪派じゃないのが不思議です。あ、邪派って別に悪って意味じゃないのでしょうか?
とにかく劉正風は曲洋への友情を貫き、そしてなんとその曲洋老人が劉正風を助けにきたのだった。

林平之は木高峰という変わった髪形の男から弟子になれなどと言われるが決していうことを聞かず、崋山派の岳不群には「弟子にしてください」と頭を下げる。岳不群は「弟子にするには両親の許可がいる」などととぼけた答え。こちらは結局弟子にする事を棚上げ状態にされてしまったよ。
ところで、引退式の場所で「師父が用心するように」と年配の男に言い、岳霊珊に「大師兄は」と聞く男は「西太后の紫禁城」の宦官役の小回回だ、きっと。だからと言って何でもないが。ここではやはり男らしい感じでした。

劉正風が曲洋老人に助けられて逃げ出し、令狐冲は傷を負っているが、儀琳と岳霊珊の二人にちやほやと治療を受ける。
が、嵩山派がどやどやとやって来て令狐冲を捕らえていってしまった。ある小屋で令狐冲が縛られていると怖れも知らず儀琳と岳霊珊がやってきて令狐冲をめぐって火花を散らす。そこへ見張っていた嵩山派が入り込んできて美女二人に世話を焼かれる令狐冲に嫉妬する。3人は縛られてしまうのだった。

友情物語は尊いけどそのために幼い子供を含む家族が殺されたのはショックでした。こういうものなのでしょうか。最初の子が「怖いよ」と叫んでいたら、劉正風がすぐに自害してよかったんだけど。やっぱ、がまんしちゃいけませんね。
令狐冲もも少し早く来て欲しいものです。

出演:リー・ヤーポン(令狐冲)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)
posted by フェイユイ at 22:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京国際映画祭:「長恨歌」胡軍

アジア最大の映画の祭典である「第18回東京国際映画祭」が、22日に開幕。「アジアの風」部門のオープニング作品として、『長恨歌』が上映された。

おお!胡軍が日本に来てたんですねー。相変わらず堅気に見えないファッションで(笑)いきなり会った人怖いって。「天龍八部」の蕭峯しか知らない方は「あの長髪の蕭峯が!!」って卒倒されてませんよね(爆)
もう是非是非観たいですね!!楽しみです(って私はこの映画祭には行けないんで。いつもどおりずーっと後でDVDでね)
posted by フェイユイ at 21:08| Comment(4) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いよいよ始まった笑傲江湖第三集・後半

令狐冲が曲洋老人の頼みで劉正風を訪ねると、劉正風と莫大老人が師父の絵が飾られている祭壇の前で言い争っている。劉正風は武林の争いごとが嫌になり引退式をあげたいと願っている。莫大老人はもう自分は老いているので年若の劉正風に掌門を継いでもらいたいと思っている。しかも劉正風がこっそり邪派の曲洋と通じ合っているのも許せない。が、劉正風は良い知音を得たので幸せです、などと言って莫大師兄を嘆かせる。師父の祭壇の前で老人と中年男が泣いたり抱き合ったりしているのはなかなかおかしい。まっすぐ相手に言えばよいのにいちいち師父に語りかけるのがいいね。師兄は「天龍八部」では逍遥派の蘇星河ですよね。どちらも引継ぎに苦悩してますね。

正派恒山派の総帥定逸が大勢の女弟子を引き連れて、崋山派の者たちが集まっている場所に物凄い形相で入り込む。
そこには令狐冲と一緒にいた顔に大きなやけどの痕がある少女・岳霊珊がいた。たくさんの同派の男たちにからかわれて岳霊珊はそのやけどの痕を取ってしまう。やはり作り物だったのね。大変可愛らしい少女で皆に慕われているようだ。
が、儀琳をたぶらかした令狐冲を出せ、と定逸に言われ戸惑っていると、岳霊珊は身代わりにつれて行かれてしまった。
崋山派は逆らおうとしても皆撥ね退けられてしまった。恒山派の定逸という尼僧はかなりの人物なのでしょうか。

一方、とうとう劉正風は引退式を始め、崋山派の掌門・岳不群(岳霊珊の父親)も招待を受け駆けつけていた。
ところが、令狐冲にやられたという青城派の羅人傑の遺体と怪我をした者が運び込まれ、さらに定逸率いる恒山派も令狐冲を差し出せと押しかけて崋山派・岳不群は追い詰められる。
どうやら福威[金票]局が編み出した辟邪剣譜を皆が狙っているようだ。言い争っていると儀琳が戻ったという。
儀琳に申し開きをさせていると令狐冲らしき人影が?
令狐冲を捕らえて仇を打ちたい青城は余滄海は集まった者の中から林平之を捕まえ、なぜ青城派に歯向かうかと問いただす。そこへ林平之の祖父と言う男が現れ、林平之を連れ出してしまう。

色んな人が突然現れてめまぐるしい展開です。定逸さんは迫力あります。福威[金票]局が編み出した辟邪剣譜というものが物語のキーワードですね。

出演:リー・ヤーポン(令狐冲)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)
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2005年10月21日

映画の中のセリフと字幕

映画鑑賞を輸入版DVDで行うことが多いので感じるのだが、言葉がわからないまま映像を見ていてもほぼ字幕を見ていたかのように満足感が得られる物とセリフによる説明が多いためか非常に解りにくいものがある。
セリフに頼るものが悪いわけではないが(例えば台詞回しが抜群に上手い映画と言うのはあって当然だし)かっこいいセリフと言うのは私だって好きだ。
だが、そういう状況で観ている者にはセリフに頼らない映画と言うのは実にありがたい。

まあ、単純な映画なら画面だけでもわかるだろう、ということもあるけどね。私がキム・ギドクやツァイ・ミンリャンを好んで観たのはその辺も大きい事は確か。彼らは最初からセリフを無くしているのでまさに映像だけで物語がわかる。
逆にコメディなんかで役者さんが大げさにまくし立てたりしてると「ははあ、ここは笑うシーンなんだな」と情けない状態に陥る。言葉がわかればなあ、と悔しい思いをする。
身体を張ってくださるコメディは解りやすくてそれだけで好きになるぞ(「ライターをつけろ」)

勿論、日本語字幕がついてれば、セリフがいかに多くてもかまわないんだけど。

ただ、(上手いセリフを考えている脚本家の方には申し訳ないし、例外もあるが)面白い映画は大体においてセリフが解らなくても「良い」と感じる。上手い役者さんはセリフのみでなく、身体で表現しているからだともいえる。
映画にはセリフが付き物だし、甘いささやきも気の効いたやりとりも激しい魂の叫びも聞きたいが、こと輸入版DVDを観る時はできるだけ映像のみで解る映画を作って欲しい、と言うのが本音。またそういう映画を作ってくれる監督は尊敬してしまう。
posted by フェイユイ at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いよいよ始まる笑傲江湖第三集・前半

尼僧・儀琳をめぐって、座ったままなら天下第二と自らを讃えた令狐冲は変態男だが強敵の田伯光と「椅子から尻を離さずに戦う」ことになる。田伯光の腕は確かで令狐冲は何度も刃を受けてしまう。
令狐冲から「俺の運気が下がる」と言われ儀琳は泣く泣くその場を去る、がすぐ戻ってきて二人をとりなす。しかし二人は戦い続けとうとう令狐冲の椅子がばらばらに。ひっくり返った令狐冲を見て田伯光は「座って第二なら、腹ばいになって何位だ」と大笑いして立ち上がる。それを見た令狐冲は「お前の負けだ」と尻に挟んだ椅子の切れ端を取り出した。
令狐冲が強いだけでなく、とんちが効いた頭脳を持つ面白い戦いだったが、どうもこの儀琳さんが謎です。こうまでめそめそしがみつく尼僧って困り者です。「天龍八部」の阿紫の時すら、同情もした私ですが、この尼僧さんは苦手だなあ。何故この人が導入部で令狐冲に関わってくる重要な役なのか。後に何か重要な任務が待っているのでしょうか。今の段階では阿紫よりどっかへ行って欲しい。

ずっと一部始終を見守っていた小汚い格好の林平之はやおら飛び出していきました。

変態だが凄腕の田伯光から受けた傷は深く、令狐冲は倒れてしまう。そこに「青城四秀」の羅人傑が現れて令狐冲を襲う。令狐冲は「お前らの一番の技は“雁の尻吹っ飛び”だ」とからかうと胸を刺されてしまう。令狐冲は駆け寄った儀琳に「福威[金票]局の“辟邪剣譜”のことを教えてやろう。それと林平ののことだ」と言いかけ、声を聞こうと側に寄って来た羅人傑の胸を刺した。羅人傑の共はそれを見て逃げ出した。

尼僧・儀琳は傷つき気を失った令狐冲を抱えて「師匠なら治してくれる」と言いながら菜の花畑を通る途中で倒れてしまい、気づいた時に令狐冲の姿はなく、探し回る。そして自分の至らなさを恥じ、仏様にお祈りするのだった(なんなんだろね、この人)

令狐冲は邪派の曲洋老人と連れの少女に運ばれ、傷の手当を受けていた。そこへ聖姑様が現れ、衡山へ行った曲洋を咎める。曲洋老人は「その罪は死に値しますが、その前にこの若者をお助けください」とちゃっかり頼む。聖姑様が手際よく治療を施すと、たちまち令狐冲は意識が戻る。
コップみたいなのを暖めて背中にくっつかせるあれですね。悪い血を出しちゃったみたいです。
posted by フェイユイ at 00:42| Comment(6) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月20日

「ベルベットレイン〜江湖〜」エディソン・チャン

bel.jpg

エディソン・シリーズ。困ったね。初めて観た時は何も思わなかったのに。「頭文字D」の時も「お、かっこよくなったね」だけだった。なのに。ある日、突然、「エディソンが好きだ。ああ、どうしよう。エディソンが好きだ」(註:萩尾望都「小鳥の巣」より改作)となって以来彼の作品を観たくなり。
顔が凄く好き、と言うわけでないから、むしろ「イニD」の時、インタビューなど色々見てる内にその人柄に撃たれてしまったよう。こういうのは一番根強く残るのだ。最初はショーン・ユーの方がかっこよく見えたものだが、今は(比較すれば)何てことは無くなった(女心の移り変わりよ)
 
さて本作品「ベルベットレイン」って何、と思ったよ。香港版DVDでの「江湖」だったのだね。私にはこちらの方が解りやすい。
DVDのタイトルを見た時は、アンディ・ラウとジャッキー・チュンが空飛ぶのかな、と思ったけど、そうじゃなく暗黒街の男同士の友情物語だった。
アンディとジャッキーの友情物語と言ったらやはり思い出すのは「いますぐ抱きしめたい」でしょう。いい映画でしたね。ジャッキー・チュンが大好きになった。この「ベルベット・レイン」ではさらに渋くなって素敵です。
香港映画ファンならすぐあの映画を思い浮かべて、重ねてしまうのではないでしょうか。あの時、若かった二人も年を取った男としてその友情もさらに深いものになって感じられる。
特にレフティ(ジャッキー・チュン)のホン(アンディ・ラウ)への献身的な友情はやはり胸を打ちます。

そして若い二人、暗黒街をのし上がろうと意気込む一見クール実は激しい心のイック(ショーン・ユー)と軽いのりのターボ(エディソン・チャン)こちらではターボのイックへの献身的な思いがまたよいね。
若い二人は暗黒街の大物であるホンを殺ることになる。

ある時、ターボはチンピラどもに右手をぐちゃぐちゃに潰されてしまう。レフティは右手に手袋をしている。この同一性。

そしてラストでのカットバックによってこの二組が実は同じ人間。つまりイックとホン。ターボとレフティは若いときの彼らと年を取ってからの彼らなのだと知らされる。

若いイックとターボの物語は、年を取り、ついには暗黒街の若造どもに殺される運命のホンとレフティが垣間見た夢だったのかもしれない。二人は熱い心を持って駆け上がっていったあの頃を一瞬蘇らせたのだ。

「ベルベットレイン」でのエディソンはまた凄くよかった。ここではジャッキー・チュンを彷彿とさせるべく軽快なしかも熱い心を持った男ターボを魅力的に演じていた。日本映画の「DEAD OR ALIVE2」「ファイナルロマンス」「インファナルアフェア」と観て来て(この後に「イニシャルD」が来る)確実に上手くなってきているのではないか。「イニシャルD」の時はさらに貫禄あったように思う。

監督:ウォン・ジンポー 出演:アンディ・ラウ、ジャッキー・チュン、エディソン・チャン、ショーン・ユー、エリック・ツァン、チャップマン・トゥ 2004年制作
posted by フェイユイ at 00:25| Comment(2) | TrackBack(7) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月18日

「ファイナルロマンス〜願望樹〜」エディソン・チャン・後半

gan.bmp

後半にもカー・アクションがあるんだけど、抜群にいいね。ディクがジーンをさらって追っ手をまくカーチェイスやディクがジーンのパパを助けるため携帯で話しながら車を走らせるシーンがかっこよく、車を盾にして止めた時反動で頭をぶつけてしまうシーンなどもリアルだった。やはり監督が車好きなんだなと思わせる。ディクの乗る車はトヨタだしね。

ストーリーがとにかくぶっ飛んでるんでどうしても軽く見られてしまうんだと思うけど妙に細部はしっかりしてるという変わった映画です。画面もとても綺麗だと思う。

後半の筋。
香港に戻ったディクは兄が死んでから世話になっている修理工場のモンヨン(テレンス・イン)のところで再び働き出す。モンヨンはやばい仕事もやっていてディクはもうやめなよ、と言ったりするが、モンヨンは笑うだけだった。

一方のジーンも香港に戻り、結婚する予定になっていた金持ちでジーンの主治医でもある陳さんと婚約式をすることになる。ジーンは父の説得でやはり貧乏なディクより大金持ちで趣味のよい陳さんと結婚するほうがいいかも、と思ったりもしている。別に陳さんは狒々爺なんではなく若くてハンサムでもある。友達も全てエリート大学出身である。ジーンを前にどこ大学出身かを次々と言う。「修理工です」と言ってあらわれたのはディク。「僕の車に乗りたいかい」ということでドサクサに紛れてジーンを婚約式会場から連れ出す。
二人が話し合ってるとタンポポの綿毛が風にどっと吹かれて舞い上がってくる「雪みたい」という演出なのでした。

前後するが、友人セナがディクに金持ち娘はあきらめろ、と言う場面がある。お前は日本に行ってプロのレーサーになるんだろ。100キロでカーブを曲がるんだろ。ディクは答える、このカーブだけはどうしても曲がらなきゃいけないんだ、わけは言えないけど。
セナは、俺も助けるよ、わけは言えないけど。

ディクとジーンが再び心が通じ合い、ジーンが父親を説得しようと決心する。父親はなぜかすんなりとジーンにお前に任せるよ、と言って立ち去る。ジーンからそれを聞いてほっと安心したディクにモンヨン(テレンス・イン)から連絡が入る「お前の兄貴は事故じゃない。ジーンの父親に殺されたんだ」
ジーンの父はミシェルを渡したくないために、ウーを部下に殺させていたのだ。モンヨンは「復讐だ」と言って車を走らせる。セナがディクにそれを知らせ、ディクが駆けつけたのだった。崖っぷちでジーンの父を助けるために命を張って車を止めたディク。
が、なおもモンヨンはジーンの父にナイフを突きつけそれをディクは身体で受け止め倒れた。ディクにしがみついたジーンは気を失ってしまう。目が覚めた時、ジーンはアメリカにいて心臓の手術は終わっていた。香港に帰って来た時、ジーンの父は癌で死亡しており、フェイとセナは仲良くなっていた。
そしてジーンはまた湯沢を訪れたのだった。
願いの樹を見上げるジーンの前に現れたのはディクだった。彼は死んでいなかったのだ。抱きしめあう二人に雪が降りかかる。劇終。

うん、確かに凄いストーリー展開だ。が、ナンと言っても役者陣が際立って上手い。サム・リーが特に引き締めてくれている。あの話し方と飄々としたキャラクター作りはさすがである。
エディソンも可愛いだけでなくとても落ち着いてて上手いと思う。

そして勿論アラン・マック監督どうしてこんな不思議国の話になるのか「頭文字D」にしてもそうなのだが、でもそれ以外の作りは抜群にうまいのではないか。わかりやすいし。私としては不思議物語りは好きなので監督自身におおいに興味がわいてきました。というか「インファナル・アフェア」も「1:99電影行動」も観てるのでたくさん観てますねすでに。
これからもますます注目していきたい監督です。
posted by フェイユイ at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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