2005年10月09日

[薛/子]子(ニエズ)第四集・青春鳥たち

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シャオユイは、新公園にいた仲間シャオミンとラオシュウに声をかけた。
ラオシュウは肌が浅黒く楽天家と言った表情だ。小さい頃父母と死に別れ、ウーヤー(カラス)兄貴に育てられた。ウーヤーは華西街の売春宿の用心棒をしている。性格が凶暴でラオシュウは何かと言うと殴られ蹴られていた。まるで奴隷のような扱いだが、ラオシュウはいつも笑って暮らしていた。
シャオミンは呉敏(ウーミン)という名前。髪はとても短く刈っていている。背が高くて大きかったが、その壮健な身体に彼は繊細な心を持っていた。シャオミンは母は行方不明で父親は刑務所に入っていたが、官庁に勤めている張さんという年上の恋人がいた。二人は綺麗で快適な一軒家に暮らしているのだった。
シャオユイの紹介でアチンは二人と仲良くなった。
シャオユイはママがご馳走を食べに来いと言うので明日皆で行こうと約束した。

その時、警察が見回りに来た。皆はすぐ察して逃げ出した。アチンは初めてのことで緊張した。

我々の王国は非合法だ。政府はなく、憲法はない。承認は破らず、尊重も破らない。無法でも庇護を与えた。我々はただ自らの動物的本能に頼っているのだった。真っ暗な中、一条の生存の道を模索して。

公園の中の建物の屋根の下でアチンとシャオユイは語り合った。
シャオユイは継父の暴力で家を出たのだった。シャオユイは本当の父の顔を知らなかった。父は日本華僑だ。化粧品の資生堂の販売の仕事をしていた。父は彼と母を捨てて日本に帰ったのだ。シャオユイのママは父を18年間待っていた。僕は誓った。ママのために必ず父を探し出してやると。けりをつけてやるんだと。
アチンは聞いた。もし彼が死んでたら?シャオユイは答えた。死んでも骨があるだろう。その骨を持って帰って立派なお墓を作ってやる。上には金字で「林正雄」と刻むよ。そしてお墓参りをするんだ。馬鹿だな、僕は。君にこんな話をしてしまうなんて。君は思ってるんだろう。きっと僕が連続ドラマでもやってるんだろうって。

シャオユイは父の名前「林」を名乗らず母の姓・王を名乗っていた。父の日本名は中島正雄といった。

シャオユイは3人を実家に連れて行った。シャオユイは母の今の夫をひどく恐れていた。彼は不在だった。シャオユイにそっくりの若くてきれいなママが出てきた。シャオユイを見るととても喜んだ。それを見守る3人は笑った。
シャオユイのママは隣のフオワン叔父さんの家が大きなブタをつぶすのでご馳走になるのだ、とつれていった。その夜はシャオユイがママと歌を歌って盛り上がった。

アチンはシャオユイの勧めで彼の部屋で共に暮らすことにした。グオ老の家をでる日、数十枚の撮った写真の中から一枚を選び、「青春鳥集」に入れられた。アチンは87号。「小蒼鷹」と名づけられた。
グオ老「行きなさい。アチン。君は飛び出さねばならない。君たちは野生の子供たちだ。君たちは帰る巣のない群れだ。海を越えていく青春鳥だ。最後にどこに辿りつくのか、君たちも知らないことだ」

シャオユイの部屋は彼の親戚のリーユエ(麗月)のアパートを間借りしているものだった。そこにまたアチンが来たのだ。リーユエは最初驚くが快く承諾してくれた。彼女にはアメリカ人の男性との間に生まれた赤ん坊の男の子がいた。アチンはふと弟を思い出し、その子をかわいがる。

シャオユイはひとりホテルで中島正雄もしくは林正雄という人物が宿泊してはいないか調べていた。

アチンはスイカを切ってあげてリーユエを感心させた。アチンは家事なら得意だという。シャオユイは何にもしないのよとリーユエは話した。リーユエはアチンが気に入った。

アチンは小東宝歌舞団が来ていた場所を訪ねた。アチンは母の名・ホアン・リーシア(黄麗霞)の行方を知らないか訊ねた。自分は子供だと言って。訊ねられた社長はまさか彼女にこんな大きな息子がいるとは。若い女性だと思っていた。社長は言いにくそうだった。彼女は少しの金のためにやったことで病気になった。すっかり落ちぶれてしまったよ。そういって住所を渡してくれた。

アチンはシャオユイたちの師匠・楊教頭に引き合わせてもらった。彼らはアチンを褒めてくれた。教頭はアチンの手相を見て「お前もやはり罪の運命だな。可哀想に」そして弟子入りを許された。跪いて叩頭し、皆が祝ってくれた。教頭はアチンに決まりを守るように言い渡した。

シャオユイとアチンはシャオミンの家を訪ねた。アチンの家とは全く違うこざっぱりとした一軒家だった。中ではシャオミンが丁寧に拭き掃除をしていた。彼は二人を歓迎したが、途中帰ってきたチャンさんは不服そうだった。二人はその様子に居心地を悪くしたが、シャオミンはアチンを浴室に案内した。小さいがとても清潔な浴室だ。湯沸かし器もついていると言う。シャオミンはこんな気持ちのいいお風呂はないよ、と言う。シャオユイはからかったが、アチンは天国のようだね、と言った。

二人はシャオミンを買い物に誘ったが、気難しいチャンさんは許してくれなかった。シャオユイはお前は奴隷か、と文句を言った。
アチンとシャオユイはシャツを買いに行った。アチンは気に入った服が見つかったが値段が高い。シャオユイは側でうたた寝していた周さんにおねだりをしてちゃっかり自分の分も上乗せして買ってもらうのだった。シャオユイはいつもそうやって周さんから色んな物を買ってもらうのだった。

新公園でそれを聞いた教頭はシャオユイに周さんには礼をつくせよ、と釘をさした。
皆はここはアフォンとロンズが死んだ場所だと話しあった。霊がさまよっていると。
さあ、盛公の家でダンスパーティが始まる。皆は急いだ。盛公の家は若者がたくさん集まりダンスに興じていた。

ひどく辛い家庭を離れ、新公園での仲間たちと師匠との関係は家族以上のもののようだ。ほっとする空気がある。とは言え、彼らはやはり家族を欲しているのだ。アチンは母をシャオユイは父を捜している。ラオシュウには父母が無く、シャオミンの父は刑務所で、今、身を寄せているチャンさんは恋人でありながら、父のような存在でもある。シャオユイがママに会って仲良く話しているのを見て皆羨ましそうにでも微笑ましく見つめている。彼らには戻る家が無いんだと気づき胸が痛くなる。まだ子供なのに。だからなのだろうか、彼らが相手にするのは同世代ではなくいつも年上である。アチンはまた弟も求めているのだが。

最後の場面、盛公の家のダンスシーンは若いゲイの青年たちが集まって踊ってて壮観だ。しかしここであっとなる事件を目撃する。皆がダンスに夢中になっている時、ラオシュウがかけられた服のポケットから金品を盗んでいるのだ。彼は万引きの常習犯なのだ。

そしていよいよ大好きなシャオミンの張孝全が出てきました。このかわいらしさ。切なさ。たまらないです。

原作:白先勇 監督:曹瑞原 出演:柯俊雄(李父)柯淑勤(李母)范植偉(李青)張捷(幼年李青)楊祐寧(趙英)金勤(小玉)阿鳳(馬志翔)龍子(トゥオ・ゾンファ)楊教頭(丁強)呉敏(張孝全)老鼠(呉懐中)
posted by フェイユイ at 22:13| Comment(3) | TrackBack(0) | [薛/子]子(ニエズ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高虎ファンクラブ第七弾!「一石二鳥」にも高虎出演!してます

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えー、「一石二鳥」に高虎(ガオ・フー)さんが出ていますよ!という宣伝のため、アップしました(笑)
もうすでに「一石二鳥」は観て記事をアップしてますので、よろしかったらそちらもどうぞ。
当ブログの「一石二鳥」の記事の「オフィシャルサイト」をクリックしていただくとこれらの写真は出ては来るのですが。さ〜、見たくなったでしょ。

しかし背が高いです。中段右を見ると特にわかりますね。エリック・ツァンが可愛いです(笑)左下のエリックも。
posted by フェイユイ at 16:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 高虎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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