2005年11月30日

「新座頭市 破れ!唐人剣」 に心服する。

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まず久し振りに観た日本映画の時代劇の様式美に感銘を受けました。例えば出だしのシーンで草の影をアップにして向こうに座頭市を立たせている構図などはその典型ともいえますが、こういうのもいいものだな、と新鮮に感じたり。また映画の撮り方が現在の奇をてらったもしくはまとまりのないやり方でなく(映画技法の名前を知らないので適当な言い方でしか言えません)単純で骨太な撮影法なのも観ていて落ち着く。
このシリーズは座頭市の強烈な個性で魅せている映画なのであくまでも市さんを映し出していくのだし、その市さんの個性と言ったら、現在ではこういうヒーローというのはもう探しても見つからないのだろうな、と思います。しかし本当にかっこいい男なんですよね。単に正義の味方と言うのではなくむしろ影の部分が強いのですが、そこがまたたまらないヒーローなのですね。
 
物語は、日本で大道芸をやっている中国人親子が日本に着たばかりの片腕の武芸者である中国人・王剛と出会う。
日本では殿様に献上する物が侍によって運ばれる時は道行く平民は土下座をせねばならない掟があるのに、中国人の幼い息子はついうっかり凧を追いかけたばかりに侍に斬られそうになり庇った両親が身代わりに斬られてしまう。怒った片腕武芸者・王剛はその侍達に切りかかり、取り押さえられそうになるが何とか逃げ延びる。そしてなぜかその様子を見ていた日本人達も皆斬られてしまったのだった。

ヤクザに追われる身の座頭市はその斬られた中国人夫婦の幼い息子と出会い、見捨てておけず連れ歩く。街では逃げた中国人・王剛が日本人を滅多切りにしたという噂で指名手配中だった。市は王剛にも出会うが言葉が通じないまま、行動を共にすることに。
そして偶然現場に居合わせて王剛が犯人でない事を知っている親娘の家でかくまわれる事になった。
が、市が出かけてる間にかくまった夫婦は嫌疑をかけられ殺されてしまったのだ。王剛とその家の娘は帰ってこない座頭市に疑いを持つ。金の為に王剛の居場所を知らせたのだと考えたのだ。
言葉が通じないばかりに市と王剛は気持ちを訴える事ができないまま、戦うことになる。激しい戦いの末、市の剣が王剛を倒す。二人は「言葉さえ通じたら分かり合えたはずなのに」とつぶやいた。

なんだか外国語会話教室の宣伝のようですが、実際それで解り合えないでいることが多いわけですから、真面目な映画であるわけです。市さんも王剛さんもいい人なのですから、悲劇です。それにしても市さんが勝ってしまっていいのだろうか、と気をもみました。「座頭市」は香港でも大人気と言う事できっと香港でも観られるわけでしょう。そしたら、これ香港バージョンでは王剛が勝つらしいのです(笑)市さん、死んじゃったわけですか。ははー。それは是非観たいと思うのですが、そのバージョンの映画は今では観られないそうですね。残念。

そして市さんの魅力ですが、まず声がいいですよ。かっこいい。もうこればっかしなんですが、こんな風に声がかっこよくてしゃべり方が個性的で思わずまねをしたくなるような主人公って今いないんじゃないかと。坊主頭でずんぐりした体型で尚且つかっこいいんですからね。目が見えないという普通なら辛いハンディも市さんになったら一つの強い個性なのだから。
そして仕込み杖による居合い斬りの鮮烈さ。これははでな香港アクション(だけじゃなくアメリカのなんかも含めてね)を見慣れた目にはこんな迫力のあるドスの効いたアクションと言うものがあるのか、と思えるだろう。昔観た市さんの剣がこんなにも鋭いものであったとは今更ながら感動してます。
そしてそれらを盛り上げていく映像効果もあると思います。影の多い画面、障子越しに人を斬り、白い障子に真っ赤な血飛沫が浮かぶ、などの演出。昔の映画とは言え、市さんのやり方は結構凄くて耳を切り落としてしまう過激さもあるのですが、今と違ってその残酷さを執拗に出さない所が大人びているとまた感心。

後、とにかく出演者がいいのですね。
市さんに心寄せる(市さんはもてるのだ)女郎のお仙に浜木綿子。色っぽくてかっこいい女性です。やっぱこのタイプは是非いてくれないとね。
王剛の友達・覚全に南原宏治。目が大きくて怖い。いかにも一癖ありそう。
てんぷくトリオ。伊東四郎さんが出てるのも楽しいですが、三波伸介さんがおかしい。映画は絶対笑う部分があるのが好きです。「ブレード/刀」はそこがなかったかもね。
追われる王剛をかくまう優しい百姓に花沢徳衛。この顔を見るだけでもうれしいです。

この映画を観て、ちょっとこれは「座頭市」と王羽も観なけりゃな、とまた観なきゃいけない映画を増やしてしまいうれしい悲鳴のフェイユイなのでした。市さん観なけりゃだめだよ!

制作:勝新太郎 監督:安田公義 出演者:勝新太郎 王羽(ジミー・ウォン)1971年制作
posted by フェイユイ at 22:32| Comment(5) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笑傲江湖原作・続き

さてまた少し読みました。
記事でも書いたと思うんですが、儀琳の登場が何とも??だったわけなんですが、原作だとその辺はさすがに納得いく感じです。というか、ドラマは随分儀琳と令狐冲のパートを削ってるのですね。通りでワケ解らないはずです。だって令狐冲が儀琳と売春宿で添い寝するシーンなどがあるし(期待するでしょう(笑))令狐冲が儀琳をからかうシーンなどもあったりするんですが、ドラマではそんな感じじゃないですね。その分、岳霊珊とのやり取りはかなり忠実に再現されてて作り手の意図が解ります。多分、あっちもこっちもじゃ令狐冲が軽薄な男になってしまうのでドラマでは令狐冲は儀琳に対しては随分そっけなく岳霊珊に対しては愛情深く演じ分けている気がします。と言っても原作でも令狐冲は浮気な感じはないんですよ。
令狐冲は本当に岳霊珊が大好きだったんですね。文章で読んでると彼の小師妹への苦しい恋心がより伝わります。そして突然現れた林平之への嫉妬も。
そうそう令狐冲の師父への畏敬の念と言うのもよく解りました。師父が武芸の手本を示していると「さすが、君子と言われるだけあってすばらしいなあ」とか言って見とれてるとこなんか可愛いです。でもそれだけに洞窟で師父から教えられた剣術ではない技を見出し、崋山派からそれていってしまうところは苦しいです。この辺りは原作と違うわけではありませんが、どうしても読んだ方が解りやすいですね。やはりこれは中国では原作は読んでて当たり前。それを知ってる上でのドラマ作りと思った方がいいのでしょう。
posted by フェイユイ at 21:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新座頭市 破れ!唐人剣 勝新太郎VS王羽

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ツイ・ハークの「ブレード/刀」を観て「座頭市」の要素がある、と書いたのですが、自分で書いてて無性に「座頭市」(勝新太郎に限る)を観たくなってしまった。子供の頃多分TVシリーズを観たような記憶がぼんやりとあるだけの私。知識がないのでとにかくDISCASさんを覗いてみる。色々あってどれがいいのかわかんないなあ・・・えええ!?「破れ!唐人剣」というのがおもしろそうなのがあるではないか。しかも共演が王羽(ジミー・ウォン)!!てことは「ブレード/刀」の元映画「獨臂刀」の主人公と「ブレード/刀」の要素になってると思われる座頭市が戦っているのだ。いやー、知りませんでした。と言うかこのタイトルを見てそういえば昔こういう映画があるんだなーとぼんやり思ったような気も(頼りなさすぎ)
とにかくそんなで興奮気味に借りましたよ。私はジミー・ウォンはそれこそ中文字幕のDVDで見たくらい。改めてみると細身でかっこいい。むっくりした体格の市さんとはいい対称です。言葉が通じないまま戦う羽目になるという悲劇なのですが、てんぷくトリオ(というのだね)の三波伸介・伊東四郎が出てきてまじなストーリーを一気に笑わしてくれて楽しいです。
もう少し書きたいのですが、今夜はここまで。また明日もうちょい気合入れて書いてみたいです。では、お休み〜。
posted by フェイユイ at 00:05| Comment(4) | TrackBack(1) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月29日

秘曲 笑傲江湖・原作を読む。

「天龍八部」の原作は持っているんですが、他の金庸小説は購入していない私です。この前図書館で「射[周鳥]英雄伝」を借りて読んだら面白くて、今度は「笑傲江湖」も、と思い借りに行きました。ところがさすが田舎の図書館、「笑傲江湖」は置いてなかったのです。うーむ。残念。しかしあきらめ切れず、「リクエスト」することにしましたよ。この「リクエスト」と言うのは購入する、ということではなく、他の(大きな)図書館から借りてくることなのですね。おお、私の為に遠い街からわざわざ「笑傲江湖」が運送されてきました。かたじけない。大喜びで帰って早速読んでみたら・・・!!!なんと中国語の「笑傲江湖」ではありませんか!!ががーん。うれしいっちゃうれしいがただでさえ時間が乏しいのにゆっくり原語を解読する時間はありませぬ。時間があれば、解らないなりに楽しんでみてもいいが。それに早く日本語で読みたい死、泪。図書館員さんに連絡し、日本語の「笑傲江湖」を再度リクエスト。そういや、表紙の絵がついてませんでした。気ばかりあせって、中を検めなかったのが悪い。そして今日!とうとうやっと日本語版「秘曲 笑傲江湖」到着。李志清さんの絵もちゃんと表紙になっております。やっと読めるー。なにせ12月17日には返さねばならない。全7巻、がんばって読みまする。

して、第一巻。ドラマと原作が大きく違うと言う事で金庸さんからもクレームがついたということでしたが、なるほど、これは原作の方が全くもって面白い!美少年の林平之のお坊ちゃま振りを描く所から始まってるが、これだと林平之にも感情移入しやすいし、何とも綺麗な美少年と言う描写で読んでいて楽しい。江湖の武人達が欲しがる「辟邪剣譜」の説明もすんなり入ってくるし、こうなると何故ああいうドラマの筋にしたのかわかりませんね。なんだかとても解りづらい展開だったと思うのですよ、この原作の筋立てと比べると。あっちでは儀琳がいきなり出てくるから、その辺も凄く戸惑ってしまったし、むむー。もう一度作り直して欲しいです(笑)キャスティングはそのままでよいから(とは言うものの東方不敗にちょっと疑問はあるのですよね)令狐冲を最初から出したかっただけだと思うのですが、そのせいで構成がすっかりゆがんでしまったのですねー。
物凄く解りづらくなったせいで視聴者の皆さんが???状態になってしまったと思うのですよ。
とは言え一度ドラマで見慣れたストーリー、前後左右ふらふらする感じに陥りましたが、儀琳が皆の前で、田伯光に襲われ令狐冲に助けられたと言う話をする所まで読みました(物凄い飛ばし読みではあります)
12月17日返却の日まで読みまくりたいものです。
posted by フェイユイ at 21:27| Comment(4) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月28日

[薛/子]子(ニエズ)第十三集・思い出 後半

僕はアフォンを抱きしめていた。アフォンの血が熱く流れ出した。それがここなんだ。

アチンは、話し終りうずくまって泣くワン・クイロンをじっと見つめた。雷鳴が聞こえてきた。「雨になるよ、ワンさん。行こうよ」

アチンは思った。ロンズの話を聞いて当時の情景が突然現れた。これがあの哀しく美しいロマンティックな神話だ。遠い世界のことのようだ。この話は本当にアフォンの死によって終わったのだろうか。

アチンはロンズの部屋で一夜を共にした。
目が覚め、アチンが聞いた「気分はどう」「十年間、ふさがっていた事を話せてほっとしたよ」アチンが出て行く様子を見てロンズは「行ってしまうの」と聞いた「うん、仕事を探さなきゃ」「お金なら僕がなんとかできるよ」「いや、あなたのお金は取れないよ。僕達の関係を複雑にしたくないんだ」「じゃ、僕達は今どういう関係なんだい」「友達さ」「どんな」「うーん、いい友達」「友達」ロンズはアチンを背中から抱きしめた「僕もう行かなきゃ」「何をそんなに怖がっているの」「何も」「じゃここにいて僕に面倒を見させなよ」ロンズがアチンの腕を掴んで話しかけているとフォン爺が朝食だと呼びに来た。アチンも一緒に食べる事になった。フォン爺は親切にご飯を勧めてくれた。だが世間話のつもりで家のことを聞いて来た時はロンズが「調査でもするのかい」と助け舟を出した。 
朝食がすむとロンズはアチンと外へ出て屋敷を眺めた。大きく立派な屋敷だが、長く放っていたためにあちこち剥げて水ももるという。ロンズは自分で修理したいからアチンに手伝ってくれないか、と頼む。もし君がいやじゃなければ、だけど。バイト代は払うよ。そうすれば仕事を探す必要もない。「いいよ」とアチンは答えた。じゃ決まりだな。そう言って握手をした。

アチンはロンズが自分の屋敷を修理したいと言うのを聞いて、不思議な感じがした。まるで戻る家のない放蕩息子がついに安定した場所をみつけたかのようだった。二人はふざけながら、家の修理を始めた。その様子を見てフォン爺はアチンだけにそっと言った。感謝します。坊ちゃまはあの事件以来笑う事がありませんでした。ずっと苦しんでいたのです。しかしあなたと知り合って明るくなりました。私は古い人間ですから、あなた方の考えは賛同できません。が、受け止めることはできると思います。坊ちゃまはアフォンの時と同じようにあなたを真剣に思っているようです。どうか、あの方によくしてあげてください。わたしは年寄りです。私の願いは今後坊ちゃまが楽しい生活を送られることだけです。

ペンキだらけになったアチンの服をロンズはフォン爺に洗わせた。アチンは裸のまま「じゃ何を着たらいいの」「心配ないよ。僕のを着れば」と言って箪笥を開けた。ちょっと躊躇して落ち着いた色の花柄のシャツを手に取った。「これを試して」「花柄だね」「嫌かい」「ううん。でも大きいみたいだ」「大丈夫。とてもいいよ。鏡で見てみて」ロンズはじっと見つめている。アチンは言った「これは彼が残したものだね」「あの頃僕達ふたりは・・」「解ってる。何でも聞いたよ」「いやなら着なくてもいいんだよ」「かまわないよ」

再びロンズはアフォンと海に行った時の事を思い出している。

強い風が吹き波しぶきが上がる海岸でアフォンはすらりとした身体にその花柄のシャツをつけていた。
僕は言った「もしずっとここにいられてもいいことばかりとは限らない」「俺が思うのはあんたには前途がある。外国へ行けよ」「僕はただ君といたいだけだ」「何の価値もないぜ」「僕は死んでも君といたいんだ」アフォンが言った「よし一緒に死のう。口先だけじゃ甘い。本当に一緒に死ぬんだ」アフォンの顔を見て僕はその腕を掴んだ「よし。行こう。さあ」アフォンは引きづられながら僕の後を走った。が、その手を振り払うと僕を抱きしめた。「一体どうしたらいいんだ。まさか本当に僕の心を掴みだしたいのか。それでやっと信じられるのか」二人が二度と離れないかのように抱き合っているのを小さな女の子がじっと見ていた。やがてアフォンがそれに気づききまり悪そうに僕から離れた。
僕は女の子に近寄りお菓子をあげるから写真を撮ってくれないか、とカメラを渡してやり方を教えた。「ここを押してね。さあ、見えたかな。待って」僕はアフォンと寄り添って浜辺に座った。

浜辺に寝転んでハーモニカを吹いていたアチンは吹くのを止めてロンズに聞いた「何を考えているの」「何も。君のハーモニカを聴いていたよ」「君は鼻歌を歌っていたよ。海をぼんやり見ながら」「僕はここへアフォンと来たんだ」「解ってる」アチンは笑いながら言った「あなたは彼と行った場所を全部僕に話したいの。これからはあなたが昔を懐かしむ時を避けておじゃまするよ」

ロンズとアチンは新公園に来ていた。ロンズはアチンに仕事をしてくれた事を感謝した。アチンは自分の家が古くてよく修理をしたことを話した。
二人が歩いていると楊教頭とシャオユイたちと出会った。師父は驚いていた。そしてワンさんと話があるからと言ってアチンと引き離した。仲間達はロンズの出現にざわめいた。
楊教頭はロンズに忠告した。「彼らはよく似ているだろうが、あの子はきみには合わないんじゃないか」「あなたは以前アフォンにもそう言いましたね」「そうだな。だが彼は私の忠告を聞かなかった。結果悲劇がおきたのだ。違うかい、ワンさん。怒らんでくれ。生まれつきの性質は改めにくいものだ。私は勿論君と言う人を信じている。だが知ってのとおりアチンは私の弟子だ。力の限り彼を守ってきた。彼を傷つけたくはないだろう。帰りなさい。ワンさん。彼らがどんなに似ていても結局彼はアフォンではない。アフォンも帰ってはこない。帰りなさい、ワンさん」
歩いてきたアチンを見てロンズは声をかけた「先に帰るよ」

深夜までアチンたちは公園を歩き回っていた。そこへ突然警察がやって来て林を彷徨う男達を次々に殴り捕まえだした。「逃げろ!」だが、仲間達は逃げ切れず捕まってしまった。
師父は愛想を振りまいた。ラオシュウがまず尋問を受けた。彼の本名は頼阿土(ライ・アトゥー)と言うのだった。皆初めて聞くらしく笑った。ラオシュウは警官にさんざんからかわれたださほど気にとめてはいなかった。それより兄貴には話してくれるな、と懸命に頼むのだった。
警官は次にアチンに目を留めた。新入りの名前を聞き、住所を聞いた。アチンは答えなかった。警官が父親に通知して家へつれ戻ししつけをさせると言うとアチンは「公園で友達と話すのが違法ですか」と食ってかかった。警官は途端に怒った。「その態度は何だ。全てが堕落した悪業だ。恥知らずが」「何だって」警官がアチンの胸ぐらを掴んだ。

アチンもアフォンもとても魅力的で見とれてしまいます。特にその微妙な表情と言うのが凄くよいのです。

原作:白先勇 監督:曹瑞原 出演:柯俊雄(李父)柯淑勤(李母)范植偉(李青)張捷(幼年李青)楊祐寧(趙英)金勤(小玉)阿鳳(馬志翔)龍子(トゥオ・ゾンファ)楊教頭(丁強)呉敏(張孝全)老鼠(呉懐中)林義雄(林茂雄)李昆(老周)
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ついに!周杰倫(ジェイ・チョウ/Jay Chou) 無與倫比日本演唱會

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すみませぬ。せっかくじえるなさんからいち早く情報いただいていたのに、どう記事を書こうかな、などと思ってたらもうすっかり遅くなってしまいました。

遅ればせながらですが一応これからの予定アップ。

周杰倫(ジェイ・チョウ/Jay Chou) 無與倫比日本演唱會

2006年2月5日(日)
東京国際フォーラム ホールA
開場17:00 開演18:00

チケット料金
全席指定 8,400円(税込)

一般発売日
2006年12月23日(金)

ということです!!
私は例によっていけませんが、行く事ができる方はジェイの為に是非是非盛り上げてくださいませっ!!大成功でジェイの喜ぶ顔が見たいのです!日本で成功することでジェイがきっとまた大きく成長できると思うし。皆さんお願いしますぅ。

また詳しい事はこちらで→周杰倫 無與倫比日本演唱會
posted by フェイユイ at 21:17| Comment(3) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月27日

[薛/子]子(ニエズ)第十三集・思い出 前半

僕は将軍である父に部屋に閉じ込められてしまった。

アフォンは公園で一人座りこんでいたが、じっと見つめる男に気づくと声をかけた。男は怯えながらいくらかと聞いた。アフォンは「いくらでも。行こうぜ」

僕が部屋に閉じ込められているのを母親はひどく心配した。これを乗り切れば全ては正常に恢復するわ、と言っても僕はアフォンを忘れられない。と言うばかりだった。母親は心を痛め泣いた。「あなたは一人っ子よ。家を継がねばならないのよ」だが僕はアフォンを愛している。これは運命なんだ。母は二十数年あなたを育てたのに、あなたはこの事実を運命だから受け取れと強要するのね。僕はごめんなさい、と跪いて泣いた。
母は決心したようにドアを少し開けて出て行った。そして見張り番から部屋の鍵を受け取った。そしてフォン爺にお茶を頼んでその部屋を離れた。

僕は外へ出た。そして夜の新公園を歩いた。アフォンもまた新公園を彷徨っていたのだ。
アフォンが老人に絡まれていた時、僕は彼を見つけた。あの時のように紅いシャツを着ている。
僕は言った「家に帰ろう」「俺の家はここだ。あんたは俺をどこへ連れて行くんだ」「そんなことを言うなよ。僕から離れるつもりなのか」「あんた一体俺に何をさせたいんだ」「僕はただ君の心が欲しいだけだ」「俺は生まれてからそんな物持った事がないよ」と言ってアフォンは離れていこうとする。僕は彼の背中に抱きつき「君にないのなら、僕があげるよ」「放せよ、放せ!!」逃げようとするアフォンを僕は必死で抱きしめようとした。彼は何度も放せと叫んだ。しかし泥だらけになって転がりながら二人は抱きしめあいいつしか泣き出した「どうすれば。一体僕達はどうすればいいんだ。僕達は何とかやっていけなかったのかい。僕の母さんは君に何と言ったんだ」アフォンも泣きながら叫んだ「違う!違うんだ・・・これはあの人達が言ったことじゃないんだ。俺が決めたんだ」「でも、でも僕達二人は一緒にいて凄く楽しかったじゃないか、そうだろ」「俺だって楽しかったさ。でも俺が耐え切れない性格だと知っているだろ」「いや、君は慣れてないだけだ」「俺は永遠に慣れないんだ。あんたは人に聞いたろ。俺がどういう奴か。野放しの卑しい身の上なんだ。あばずれから生まれたならず者さ」「お前は僕がそんなことを気にしてると思ってるのか。僕はただ君といたいだけなんだ」「俺の身体は毒なんだ。身体中汚いんだ」空からは雷鳴が聞こえてきた「お前の身体が毒なら僕が舐めて綺麗にしてやる。お前の身体が汚いなら僕の涙で洗ってやるよ」涙は止めどなく流れる。「あんたの話は馬鹿げている。あんたはお坊ちゃまなんだ」「アフォン、アフォン。僕と帰ろう。一緒に新年を迎えるんだ」僕はアフォンの手を取った。「俺はあんたとは戻れない。解んないのか。俺は彼と行くよ。彼は俺に50元くれるってさ。お年玉だ」僕は喚いた「彼が君にやれるものを僕がやれるじゃないか!」アフォンは泣いていた「この世ではだめだ。俺がいい家に生まれ変わったら、あんたに答えるよ。いいだろ。いいだろ!!」「じゃあ、僕の心を返せ」雷鳴が続く。アフォンが立ち止まった「俺の心か」そう言って僕にぶつかってきた「これが欲しいのか」自分の胸をはだけた「取れよ。取れ」そう言ってはぶつかった「取れよ!さあ!」僕は彼を抱きしめた。その顔がうっとりと変わる。真っ暗な空には雷鳴が轟き、稲妻が走っては明るく照らす。アフォンの胸には細いナイフが突き刺さっていた。彼は少し笑って僕を見た。そして彼の身体は地面に崩れ落ちた。その身体は痙攣し両腕は僕を抱くかのように前に差し出されていた。アフォンを見つめながら僕は稲光に映し出されるのを感じた。僕はアフォンを抱きしめた。激しく雨が降り出す「アフォン」僕は泣いた。アフォンはまた少し笑いかけかすかに痙攣して動かなくなった。土砂降りの中、僕はアフォンの身体を抱きしめた。そして空を見上げて笑った。雨がうずくまる二人の身体を容赦なく叩きつけた。
posted by フェイユイ at 23:09| Comment(4) | TrackBack(0) | [薛/子]子(ニエズ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月26日

笑傲江湖・第二十二集 

四弟によって再び梅荘に招き入れられた向問天と令狐冲はご馳走を用意した部屋に通された。令狐冲は向問天に、単に勝負というだけでなく何か隠しているのでは、と問うが向問天が何もない、と答えるのみ。
四弟は今度の勝負には向問天は参加しないで欲しいと言い出した。向問天は令狐冲に何やら玉を持たせてその長兄に会ったら渡せと目配せする。

令狐冲は梅荘の四兄弟に導かれ地下へさらに地下へと降りていく。途中令狐冲は「勝負がどうであれ、他言しないこと」と「相手に素性を聞かないこと」を約束させられる。
地下深くにからくりが施された部屋があり、その中には小さな檻が空中にぶら下げられていたのだ。
そしてその檻には「任」と呼ばれている髭が伸びた男が座っていた。
四兄弟はその男に令狐冲を倒させようとそそのかすが、男は乗って来ない。令狐冲がおだてて男が戦う気になるよう仕向け、向問天から頼まれた玉をこっそり渡すことに成功する。そして剣を取って戦いを始める。が、その「任」と言う男は内功の技が凄まじくあっという間に令狐冲は耳を押さえて気を失ってしまった。男は高笑いをする。
四兄弟も凄まじい力に押し出されるかのように部屋から出てしまった。
ご馳走の部屋では向問天が杯の酒の揺れを感じ、杯を床に落としてしまった。そして急いで地下へと走る。
向問天は「任」を見つけると教主と叫んで跪いた。

向問天は任教主が今まで縛り付けられて入た檻に身代わりとして令狐冲を縛りつけたのを確認した。そして任教主を連れて外へ出た。令狐冲に「すまん」と言い残して。
「任」と呼ばれた男は任盈盈の父親・任我行だったのだ。
向問天は倒れて気絶している四兄弟にもそれぞれ欲しがった楽譜や棋譜などを残して行った。

目が覚めた四兄弟は手元に欲しかったものが置かれていることを知り、これも任我行のおかげだと、檻には令狐冲が眠っているとも知らず礼を言い、これからはいい酒とご馳走を出す事を約束した。

やがて目が覚めた令狐冲は突然我が身が檻に入れられてわけが解らず四兄弟をののしった。が、どうする事もできなかった。

外に出て馬を駆けさせた任我行はいつの間にやら身だしなみを整えている。伸びきった髪や髭も綺麗さっぱり整った。すばやい。いつの間に。一体どこで。
向問天は駆け抜けていく任我行に追いつくのが精一杯。今、東方不敗と戦っても勝ち目はありません。自分の事でなく神教のことを考えてください、と忠告し、任我行から思い切り蹴っ飛ばされる(ひどい、助けたのにね)

また東方不敗の元で出世した童柏熊から今は任我行より東方不敗の方が強い。仁義もある。が、実権を宦官の楊蓮亭が掴んで酷い粛清を行っている。今ならまだ東方不敗を説得して神教を立て直せる、と言う事を聞く。任我行はその実直な物言いを許し、自分につけ、と言うが童柏熊は頷かない。任我行は東方不敗に任我行が江湖に戻ったと伝えろと言う。

向問天も東方不敗が楊蓮亭をますます信頼し、自分は隠れて修行をしていると話す。任我行は「まさか葵花宝典の修行か」とつぶやく。そして必ずこの手で殺してやる、と叫ぶのだった。

美しいつつじの花が咲き乱れる屋敷にいる東方不敗を楊蓮亭が訪ねる。ナメクジが絡み合う画像が入る。え〜これは宦官の楊蓮亭と男か女かよく解らない東方不敗の做愛のイメージ映像ですね。ナメクジは両性具有ですからね。うにゃうにゃ。
この後も二人が化粧をする耽美場面があります。それから東方不敗様が大量の糸を使い不思議な技で屏風にあっという間に刺繍がなされていく。美しくも妖しい技であります。その脇で楊蓮亭は「任我行が出てきた夢を見た。何故一思いに殺さなかったか」と問う。
そして手下に梅荘にいるはずの任我行を確かめるように命じた。

任我行は娘・盈盈の無事を向問天に聞く。向問天は盈盈は当方不敗の思惑で皆から聖姑と呼ばれ丁重に扱われている。だが、任教主の脱走がばれたら命をねらわれます。任我行が心配して居場所を聞くと、自分とは会うはずだったが、今は行方が知れず、仲のよい五仙教の藍鳳凰なら知っているかもしれません、と言う。

四兄弟からも見つけてもらえず、檻に閉じ込められた令狐冲。与えられた酒を飲む事しかできない。一体どうなってしまうのだろうか。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)

posted by フェイユイ at 23:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月25日

笑傲江湖・第二十一集 後半

次の日、兄弟の契りを交わした向問天と令狐冲は怪しげな商人と放蕩息子と言ういでたちで旅立った。

しゃれた佇まいの「梅荘」と言う屋敷についた。固く閉ざした門を叩くとこわもての門番が出てくる。向問天は崋山派と嵩山派の者だと偽り、江南四友に会いたいと頼む。断ろうとする門番に何やら書物を取り出し、四荘主に渡して欲しいとさらに頼む。戻ってきた門番は二人を中に招き入れたのだった。

四荘主に会った二人は嵩山派の童化金と崋山派の風二中と名乗る。
「梅荘」の四兄弟はそれぞれ大兄は音楽、二兄は碁が、三兄は書道、四番目は絵が好きで詳しいと言う事らしい。童化金(向問天)は皆が欲しがるようなお宝(楽譜・棋譜・書・画)を持ってきたのだった。しかもそれが欲しければ風二中(令狐冲)と剣法で戦って勝たねばならない。その際、内功は使ってはならない(令狐冲は内功が無くなってしまっているからね)と申し出たのだった。お宝を前に(部屋にこもっている大兄を除いて)3兄弟は向問天の誘いに乗ってきてしまう。
だがまずは門番がやればよいと言う事になり剣を合わせるが、あっという間に令狐冲の剣は門番を負かしてしまう。可哀想に門番は罰として西域まで酒を取りに行かせられることになった。
続いて四弟が戦うがやはり勝てず、三兄は頭にちんまり筆を載せた髪飾りがいかしてるし(おかしくて噴出してしまったじゃないか)大きな筆で空に字を書いて戦うが令狐冲には勝てない。筆の毛がはらはら落ちて気の毒だった。
二兄は碁で勝負だと飛んで碁盤の前に座る。この時二兄の飛んだ影が陰陽の模様になるのが凄い。二兄ははっしはっしと令狐冲めがけて碁石を跳ね飛ばす。が、令狐冲は全てをかわして剣ではじく。見ていた向問天がこの勝負は引き分けとしよう、と言い令狐冲はではもう戦いはやめて酒にしよう、と言う。が、四弟、三兄は承知せず、どうしても大兄と勝負せよ、と言う事で令狐冲、しぶしぶ音楽好きの大兄の部屋へ向かう。

大兄はかなりお年上である。「ここには剣はない。蕭と琴で勝負したい」と言う事で蕭を手にした令狐冲に大兄は琴の玄をかき鳴らし、不思議な音波ででもあるのだろうか、次々と令狐冲に襲い掛かるが令狐冲は全く動ぜず蕭でそれらの音波を受けてたつ。
大兄はさすがに疲れ果て大汗をかいて力尽きる。
大兄は江湖を離れて十数年すっかり井の中の蛙になっていたと言い、令狐冲が爽やかで武侠の鑑であると褒め称える。令狐冲は宝は皆さんにあげられるよう頼んできます、と言って向問天に願い出るが向問天は「負けは負けだ」と言ってさっさと帰ろうとしてしまう。
令狐冲は向問天に、一体何をしに来たのです。とちょっとむっとする。向問天は「大丈夫、また来るさ」と言うと果たして四弟が追いかけてきて「食事も出さず帰しては申し訳ない。是非また戻って欲しい」と話しかける。
向問天は大笑い「目的は食事だけじゃないだろう」四弟「実はもう一人戦える者がいるのだ」令狐冲は断るのも悪いですよ、ということで二人は再び梅荘の中に招き入れられたのだった。

こんなとこで終わられては。一体どういうことなんだろう。向問天はここに来たからにはわかっているのではないのでしょうか?
しかし三兄の筆の髪飾りは笑ったよ。大兄様の琵琶の髪飾りも可愛いね。

今までずっと落ち込んでばかりだった令狐冲。向問天と会えて、剣術試合して楽しそうです。巴音さんの向問天に惚れましたわ〜揺れるハート

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)
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2005年11月24日

笑傲江湖・第二十一集 前半

向問天にご馳走を用意した兄弟分の歓待は、日月神教の罠だった。向問天の隙を突いて次々と蝙蝠帽子の下っ端が襲ってきて向問天を刺しひどい傷を負わせる。が、激しい戦かった後、向問天は逃れて行った。
向問天はジェべ&くまちさんでもあるのですが、そのどちらもかっこよかったですが、この向問天さん、かっこいいなあ。一見ではもじゃもじゃ頭・髭ですが。目がかっこいいですよね、巴音さんって。

ぷらぷらしている令狐冲を呼び止め人を訪ねる連中がいた。わけの解らない様子の令狐冲を見て去っていく。令狐冲が後をつけると東屋に見知らぬ男がいてひどい傷を負っているようだ。だが、その男を追ってきたのは数種類の門派らしい。皆、その男に味方を殺されたといって激しく攻め立てる。まさに自分と同じようだ、と令狐冲は同情する。しかも深い傷を負っているのを見て令狐冲は助太刀に入った。
いきなり見知らぬ若者が大勢の敵を相手に自分の為に戦うと言うのを聞いて向門天は早く帰れと言わんばかり。だが、令狐冲は向問天の酒を一口飲んで「これでもう友達だから見捨てては置けません」と言う。敵の間から「令狐冲だ」と言う声があがる。
「かかれ」と言う声で各門派が一斉に二人を襲う。一人は傷を負い、一人は身体を病んでるが大勢の敵をばったばったとなぎ倒していく。
向問天は令狐冲を見て「見事な剣法だ」これに答えて令狐冲「剣に生きるしかないのです」二人はなおも戦い続けたが令狐冲が倒されたのを見て向問天ははっしと令狐冲に綱を投げてすくい出し、東屋の屋根を突き破って逃走する。

目が覚めた令狐冲は山の中に逃げ延びた事を知り、向問天に礼を言う。向問天は笑いながら「死んでしまってもよかったが、お前を助けるために逃げ出したぞ」そして令狐冲の剣は凄いが内功が弱っている事を指摘する。令狐冲はその男が日月神教の向問天だということを聞き、盈盈の事を訊く。そして自分が彼女の父親探しを手伝おうとしている事も話す。向問天は盈盈の父の顔も知らず探そうとしている令狐冲をすっかり気に入り、兄弟になろうというのだった。
酒を飲み交わしながら向問天は令狐冲の身体の事を心配する。令狐冲は名医に見せたが直らない。もう無理でしょう、と言う。すると向問天は「あるいはあの人なら」と言って明日、その人のところを訪ねようと約束した。
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2005年11月23日

「ブレード/刀」ツイ・ハーク

刀.jpg

「セブン・ソード」」の時、ちらりと「面白かった」の一言で片付けたツイ・ハーク監督の「ブレード/刀」もう一度観たくなって、観てみましたよ。これはもう破格に面白いですね(「セブン・ソード」よりアクションシーン迫力あるかも)

主人公テンゴン(趙文卓 チウ・マンチェク/ジャウ・ウェンジュオ)のアクションのかっこいい事!!凄い!!!
父を殺され、片腕を斬られ、逆さ吊りにされ、火であぶられ、徹底的に痛めつけられたテンゴン。これ以上ないほど酷い目にあわされたのですから、思う存分敵をやっつけてかまいませんとも。斬って斬って斬りまくってまわってまわってまわりまくり。かっこええ。
強くなって仇敵ルンと戦うテンゴンを見てるとかつて子供達の(大人もだったろうけど)ヒーローだった座頭市(最近のじゃなくてむかーし昔の若い勝新の座頭市ね)を思い出した。あの頃、男の子達はよく座頭市の真似をしてた。とにかく座頭市はカッコよかったのだ。(チウ・マンチェクには申し訳ないけど、あの時の勝新ほどかっこいい剣士(?)はないね)(こんな事書いたら、この映画を褒めてることになんないな、忘れてくだされ)
座頭市は目が見えなくて、テンゴンは片腕がない。この非情な身体的なハンデを持ちながらも大勢の悪人を滅多切りにしてしまう爽快さといったらない。この映画は76年のジミー・ウォン主演作「独臂刀」のリメイクと言う事だけど、きっと座頭市も加味されてるのではなかろうか。

同監督の「セブン・ソード」を観た後なので見比べてしまうわけだが、こちらの方が筋が単純なので非常に解り易く、アクションも楽しめると思う。
また、敵の親玉が似たようなつるつる頭であるのもおかしい。孫紅雷の親分も素敵だったが、こちらの仇役ルン(熊欣欣 ション・シンシン)も全身刺青、クレイジーな戦いっぷりで見ごたえ充分。迫力ありました。
まさしくラストのテンゴンとルン(可愛い名前のようにしか感じないが、そこが不気味?)の対決は文句なしに手に汗握る、息もつかせぬ凄まじさ。ここを見るためにも是非観たい映画であるのは間違いなし。

ところでこの映画には3人の女性が出てくるのだが(師匠の娘・テンゴンと仲間のチュタオが自分を狙って争うよう仕向けたつもりだが二人の男はテンで争わなかった(笑)、売春宿の女・強い美女、テンゴンを助けた娘・一番くっついてはいる)一人くらい主人公と何やら怪しい雰囲気になってもよさそうだがテンゴンはさっぱりそんな感じじゃないね。普通ラストでヒロインがにっこりしたらその後はそれらしき状況になるわけだが、「やっと二人が戻ってきた。そして去って行った」って・・・。嫌われてるだけじゃ。仕方ないか、あれじゃな。しかしこの何もしない師匠の娘リンの気だるい始まりと終わりのナレーションによる演出は私としては凄く好きなものです。話の全てが変な女の妄想だったのではないかとは考えないことにしよう。

監督:ツイ・ハーク 出演:趙文卓(チウ・マンチェク/ジャウ・ウェンジュオ)、熊欣欣 ション・シンシン、ソニー・スー 、陳豪 (チャン・ホー)、惠天賜( ウァイ・テンチ)(刀匠) 1995年制作
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2005年11月22日

[薛/子]子(ニエズ)第十二集・シャオミンの父、ロンズの父 後半

ロンズはアチンを連れて思い出の家へ向かった。それは10年前、ロンズがアフォンと共に暮らしたあばら家だった。

アチンとその家に向かいながらロンズはアフォンと自転車に乗って行き来していた時を思い出していた。
紅いシャツを着たアフォンは眩しいほど印象的だった。
狭くて暗い粗末な家の中で二人は何者にも邪魔されず、寄り添うことができた。
僕は上半身裸になったアフォンを胸に抱きながら話し合った。
「何故身体にこの刺青をしたの」「これだと誰も俺をいじめないからさ。これを一目見たら逃げだすんだ。あんたは怖くないの」「最初は少しね」
アフォンは言った「俺達は似てないね。あんたは小さい時から大きな部屋と大きな車がある家に住み、誰からも愛されるお坊ちゃんだ。俺は臭い溝の側で育ったよ。腹をすかせごみを集めた所から食べ物を探した」僕は答えた「だから君は心配しなくていい。今は僕が君の面倒を見るよ」「あんたは俺の面倒を見ることはできないよ」「何故できないんだ。僕達は永遠にこのまま一緒にいれるんだ」「俺は信じない」「じゃ、君はどうしたら信じることができるんだ」「来世で」僕は叫んだ「何を言うんだ。そんなことを言うな。言うな。やめろ」「痛い」いつの間にか僕はアフォンの肩を爪あとが残るほど掴んでしまっていたのだ。

その時、僕は突然自分がどうするつもりなのか怖くなった。こんなにも激しい欲望で彼を完全に独占したかった。僕は不安になった。もしこの欲望をコントロールできなくなったらどのような災難が訪れることだろうか。

僕は外国の小説の翻訳を出版社に持って行ったが、褒められただけで金にする事はできなかった。
そして爺が僕の後をつけて来るのに気づいた。彼は何日か前から僕をつけていたのだ。母からの頼みで僕を監視していたのだった。僕は彼に母に伝えてくれと言った「ここでとてもよくして暮らしていると。そしてこの親不孝な子を許してくれ、と」僕は去ろうとしたが、爺はひきとめ、母がくれた金を押し付けた。私は返そうとしたが、仕方なく受け取った。

新公園の博物館の前を警官がうろついているのを楊教頭は気づいた。急いでアフォンを見つけると叱りつけた「警官がお前を探しているのがわからんのか。お前があのワン・クイロンを誘拐しているのだぞ」アフォンはぎらぎらとにらみつけた。「俺がいつ彼を誘拐したんだ。あいつが俺と一緒にいるんだ」「私達は何の力もない輩だが、ワンという父親がどういう人物なのかわかっているのか。あの方がもし怒ったらお前の命など保障はできん」「俺はそんなもの怖くはないぜ」楊教頭はさらに言った「私は前言わなかったか。お前達は罪の縁だ。どうにもならない、と」「もう一度言ってみろ」「どうにもならないのだ」アフォンは楊教頭の胸を突くと行ってしまった。

僕達の家の前に一台の車が停まっていた。
アフォンが遅く帰ってきて僕はむしゃくしゃして怒鳴った。勝気なアフォンはすぐにかっとなって言い返した。僕はあやまった。アフォンはむっとして言った「こんな生活長くはやっていけないさ。外で誰か見張っているぜ。家に帰ったらどうだ。どうせ俺達は同じ世界の人間じゃないんだ」「お前は僕を咎めているのか、それとももう飽きたのか」「馬鹿野郎」「それでも僕はお前から離れないぞ」「知ってるさ」「じゃお前も僕から離れるな」そして僕は外に停まっている車に向かって走って行った。「出ろ!出てこい。帰って彼らに言え。僕は死んでも戻らないと。解ったか」その様子をアフォンは呆然と見ていた。

アフォンが一人きりで家の前の草原に寝転んでいると車が停まった。中から出てきたのは爺とロンズの母親だった。
「あなたがアフォンですね」「奴はいないよ」「知ってます。私はあなたに会いに来たのです」
ロンズの母は家に入りなおアフォンに話しかけてきた。「あの晩、私ははっきりとあなたを見ることができませんでした。こんなに綺麗な子だとは思いませんでしたよ。あなた方はどこで知り合ったのですか」「公園。新公園」「では、あなた方はどういう関係なのですか」「あんたに言うのか」フォン爺が口を挟んだ「あまり妙な事をいうんじゃないぞ」ロンズのママは爺を止めた「私はあなたを苦しめに来たのではないわ。私はただあなたの口から私に言って欲しいのです」「何を言えってんだよ。俺はあいつが好きであいつは俺が好きなんだ。そう言う事さ」フォン爺は再び口を挟む「奥様、こいつの嘘など聞く必要はありませんぞ。見てください。こいつのからだの龍と鳳の刺青を。もともとならず者なのですよ。坊ちゃまや私達とは違うのです。きっと一時的に騙されたのですよ」アフォンは哀しげな目で見つめたが何も言わなかった「アフォン。私があなた達の考えを理解できないのは許してください。でもこのことは母親として話しているのです。どうしても受け入れてもらえないのですね」「すまないね。あんた達は探す人を間違えたようだ。この話は彼にしなきゃな。俺は奴を拉致したんじゃないぜ。奴が俺と一緒になりたがったんだ。もしあんた達が我慢できないなら遠慮せずに彼を連れていきなよ」
母親は言った「あなたがもし本当に彼をわかっているならそんなことは言えないはずです。ロンズは小さいころから甘やかされてとても頑固なのです。彼がもし行かないと思うなら彼は死んでも行かないでしょう」「それで」「あなたは賢い子でどうすればいいのか解るでしょう」「あんたは俺に自分から奴と別れろと言うんだな」「あの子は外国へいって学問をするはずだったのです。あなたはもし本当に彼を好きならつまづかせないで。彼に辛い思いをさせないで」「あんたは俺達が一緒にいたらとても楽しいって解ってるのかい」「でもそれは今だけ。これからは、人目をはばかるだけだわ」「俺は他の奴が俺達をどう見るかなんて気にしないさ。あんた達には解らないんだ」フォン爺が激しく言った「解る。お前達のそういう関係は軍隊の中ではとっくに銃殺だ」アフォンは怒った「なんだと。あんた達は権力を振りかざしてそういうことをするんだ。いっそのこと俺達二人撃ち殺せよ」母はアフォンの手を取って言った「アフォン、落ち着いて。聞いてちょうだい。もしかしたら私は今まで真のあの子を理解していなかったのかもしれません。もしかしたらあなたは確かに彼を真心で愛しているのかも知れません。ただ、私はお願いするのです。あなたの為、ロンズの将来の為に。彼と別れて」

ロンズは急いで帰ってきた「アフォン、起きろよ。見てごらん。うまい物を買ってきたよ」
アフォンの姿はなかった。置手紙があった「アフォン」外を見た「アフォン」彼はいなかった。

ロンズは新公園を探し回った。行きかう男達に聞いてまわった。だがアフォンの行方を知るものはなかった。ロンズは探し回りつかれてベンチで眠り、警察に捕まった。
フォン爺が身柄を引き取りに来てくれ、ロンズは家に帰った。
将軍である父親が待っていた。ロンズを跪かせ棒で打った。母親が心配して間に入った。
「言え。お前とあのならず者は一体どうした事なのだ。言え、言わんか」「私は彼を愛しています」「何だと。今なんと言った」フォン爺が止めに入った「将軍、気を落ち着けて。坊ちゃまは一時的にぼおっとなっているのです」「僕はぼおっとなっていない。はっきりしているんだ。僕は彼が好きなんです。僕はアフォンを愛している。僕は彼と一緒にいたいんだ」「恥知らずが!このばか者が!打ち殺してやる!」将軍はロンズを叩きつけた。母が止めた「やめて。充分です。子供を殺してしまうわ」「見ろ、お前が育てた子だ」「ロンズ。早くお父様にあやまって。もう二度と過ちは犯さないと言いなさい。もう二度とあの人を探さないと」「嫌だ。僕はアフォンを探す」フォン爺は叫んだ「坊ちゃま。もう目を覚ましてください。彼はもうあなたと別れたのです。あなたが彼を探してどうするのです」「何だと。あんた達がアフォンを隠したのか。そうだな、フォン爺。アフォンを返してくれ」「ロンズ、あなたは彼の為に父母すら顧みないと言うの」「そうだ。僕はアフォンが必要なんだ」「坊ちゃま」
「フォン副官」と将軍が言った「この畜生は私にまかせなさい」「将軍」将軍はロンズを捕まえた「お前がやらんと言うなら、私がやろう」
「パパ、パパ、お願いです」「将軍」「パパ、僕にはアフォンが必要なのです」「将軍」

アフォンは一人でロンズと一緒に歌った歌を口ずさんでいた。とても小さな声で。ずぶ濡れになったままの姿で。

原作:白先勇 監督:曹瑞原 出演:柯俊雄(李父)柯淑勤(李母)范植偉(李青)張捷(幼年李青)楊祐寧(趙英)金勤(小玉)阿鳳(馬志翔)龍子(トゥオ・ゾンファ)楊教頭(丁強)呉敏(張孝全)老鼠(呉懐中)林義雄(林茂雄)李昆(老周)






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2005年11月21日

[薛/子]子(ニエズ)第十二集・シャオミンの父、ロンズの父 前半

まだ入院中のシャオミンの所へ彼の父親が訪ねてきた。なぜ張さんの家から出てしまったのだ、と問いかける父に答えきれないシャオミン。
代わりに看病をしていたアチンが気を使って嘘をついて答えてやる。

アチンはワン・クイロンに電話をかける約束をしていながらかけきれずにいた。そんな時シャオユイとラオシュウが来てあのレストランの意地悪な先輩をいきなり襲って仕返しする事にした。顔を知られていないラオシュウが近づいていきなり先輩に袋をかぶせて3人でぼこぼこにしてやったのだ。ところが間抜けなラオシュウは逃げる際にご丁寧にも「行くぞ、アチン」と叫んだものだ。

公園へ逃げのびて間抜けなラオシュウを小突いていると今度は楊教頭が来てラオシュウに食ってかかった。客からものを盗んで師匠の顔を潰した、と言うのだ。盗んだ物を返そうとポケットから物を取り出すラオシュウの腕をアチンが見た「それはなんだい。見せなよ」「あの爺がタバコの火で火傷させたんだ」楊教頭は驚き「何故それを言わない。奴から医療費を出させねばならない」
楊教頭はシャオミンの父親が帰って来たときいて訪ねることにした。
シャオミンの父さんはアチンの嘘は見破っていて、何故自殺しようとしたのだと聞く。が、シャオミンは聞かないでというばかりだった。
楊教頭は3人を連れてシャオミンの部屋にやって来た。シャオミンの父親と挨拶すると「噂はシャオミンの手紙で知ってました。あなたは何の師匠なのですか」これに困った楊教頭はだがすらすらと、彼らには風水や相を教えています、と答え、シャオユイもこれに乗って「そうです、ウーおじさん。師匠は道理や忠孝節義礼儀などを教えてくれます。これらをしっかり記憶し実行するのです」シャオミンの父はすっかり感心し楊教頭に感謝する。

シャオユイは化学の勉強を続け、アチンは熱心に本を読んでいた。目ざといシャオユイはそれは何だと聞き、ワン・クイロンからもらった小説だと知ると、色々と訪ね始めた。幸運だなあ、伝説の男と出会うなんてロマンチックだよ。アチンは煩がり、楊教頭には話すなよ、と口止めした。
アチンは思うのだった。皆、ロンズとアフォンのことを大げさに言って王国の中のロマンチックな神話にしてしまっているのだ。僕だってただ好奇心を持っているだけなのだろうか。

アチンはロンズに電話をした。ロンズは大変喜び会う約束をした。
執事であるフォン爺は坊ちゃまがまた素性の知れない若者と付き合おうとしているのを怖れていた。ロンズはアチンはいい子だから大丈夫、と言うとフォン爺は「二人は同じ目をしています。あのアフォンと」

ロンズとアチンは約束どおり会って電車で出かけることになった。
ロンズは言った「君は来ないかと思った」「来ないつもりだった」「何故」「ある人が僕に忠告したから。あなたと付き合うのはやめたほうがいいと」「誰?」「僕の師匠。楊教頭だよ」「彼か。何か言ってた?」「何も。僕を心配しているんだ。あなたも師匠がどう見ているか気になるの」「僕が気になっているのは彼じゃない。君だ」「僕は来てるじゃない。僕達どこへ行くの」「君に見せたいものがあるんだ。僕とアフォンが住んでいた場所さ」

行き先はかつてロンズがアフォンと暮らした郊外のあばら家だった。
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2005年11月20日

笑傲江湖・第二十集

師娘・寧中則は師父が令狐冲の破門を決めたことで心を痛めるが、何とか自分自身を説得した。そしてざわつく弟子たちにも令狐冲の破門を知らせたのだった。
さらに各派にも、その旨をしたためた書を届ける手はずを整えた。

少林寺では、突然の来訪者があった。傷ついて瀕死の状態の令狐冲とそれを抱え運んで来た盈盈であった。少林寺の高僧・方証大師は二人を受け入れた。
二人と戦った僧・方生は女が魔教の者だということを方証大師に告げた。令狐冲を別の部屋へ寝かせ、二人の僧侶は盈盈と話をした。令狐冲を救える易筋経はそう簡単に教えられるものではなく、また少林寺との縁が深いものでなければならない。
どういうお方かと問われ、盈盈は「日月神教の聖姑である」ことを話した。僧侶たちは大変驚き、令狐冲を易筋経で助ける代わりに、盈盈に10年間少林寺にとどまっていただきたい、と言われる。「そなたの重ねた罪悪を仏法で消し去るために」
盈盈は提示されたその時間の長さにためらうが、やがて決心したかのように仏像に向かい、祈り始めた。
(日月神教というのは別に宗教じゃないのでしょうか?違う宗教に祈るのは大変抵抗があると思いますが、あっさりと仏様を祈りだしたので、ふーんと思いましたよ)

盈盈は10年もいたら本当にお婆さんになってしまう、と思いながらも令狐冲に生きて欲しいと願うのだった。

二人の僧侶は手当てを始めるが、結局令狐冲が目が覚めて易筋経を身につけないと体の中にある8っつの真気を取り除く事はできないのだ。そのためには令狐冲が少林寺派にならなければならず、崋山派である令狐冲には易筋経を伝承できないのだ。思い悩む二人に崋山派からの手紙が届きそこには「令狐冲を崋山派から破門する」ことが書かれていた。これも縁だと僧は考えた。

崋山派では林平之が両親の仇を討つことを懸命に考えていた。そのためには林家の秘伝である「辟邪剣譜」を手に入れねばならないとも。
一人占いをする林平之を見て岳霊珊はその結果を知りたがる。そのくじには「鼻と足を斬る」とあった(なんと不吉な占いだ)

令狐冲が目覚めた。
方証大師と方生は令狐冲に、易筋経を会得すれば身体の調子を整えられるが、そのためには少林寺に縁があるものでなければいけない。令狐冲は剣法を風清楊から伝授されており、風清楊は少林寺にとって恩のある方なので充分縁がある。従って令狐冲が少林派に入れば易筋経を伝授できると伝えた。
令狐冲は自分は崋山派に属するのでできないと言うと、例の手紙を見せ、令狐冲が破門されたことを教える。令狐冲は手紙を見てはっとなり、僧侶の前で礼を述べるが「自分は派を変えるつもりはない」と答え出て行った。

盈盈は令狐冲の回復を祈りながら、床に過ぎた日を刻むのだった(僧侶に怒られるよ、せめても少し目立たない場所にして)そして迷い込んだ小鳥を逃がしてやる(徹底して鳥好きですね)

崋山派では岳霊珊が林平之の敵討ちに逸るのを心配していた。まだ武功の足りない林平之ではあの青城派を倒すのは無理だった。岳霊珊は林平之に敵討ちを急がない事を約束させた。

一人、少林寺を飛び出した令狐冲は姿もやつれさまよっていた。とある店で「令狐冲を殺せば名が上がる」と言いふらす奴らがいた。令狐冲は「俺が令狐冲だ、殺せ」と言うと男は馬鹿にして令狐冲をどんと押すと力ない令狐冲はよろよろと倒れた。それを見てまわりは皆笑った。倒された令狐冲も空を見上げて大笑いし、「俺を殺せ」と叫んだ。

日月神教の反逆者・向問天はある兄弟分の家に身を寄せご馳走を振舞われていた。弟分であるその男は向問天に「死ぬのなら共に死のう」と言って酒を酌み交わした。向問天は「よい兄弟分だ」と笑った。
その屋敷に一匹の蛇が静かに近づいていた。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)

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2005年11月19日

笑傲江湖・第十九集

前回、「令狐冲を殺せ」と命じた聖姑様。命じられた老頭子と祖千秋は「解りました」と答えぺこぺこしながら逃げるように去って行きました。
が、聖姑様の背後には令狐中が立っていて「他人をまきこむな」と言う。むかっと来た聖姑様は「出ていって」言われるままに令狐冲が出て行こうとすると「だめよ。守ると言ったでしょ」ん〜女心って複雑。「君の方が100倍も強いじゃないか」と答える令狐冲。聖姑様、気のきかない令狐冲にいらいらして「私に言わせないで」風のように速く令狐冲に駆け寄って抱きついた「あなたが好きだから、殺せと命じたの。私たちが離れないですむように」呆然とする令狐冲。だが、涙を流している聖姑を見てひしと抱きしめた。(あああ、よかったよ〜)

途端に仲良しになって笑いながら夕食の準備をする二人。令狐冲が焚き火で焼いているものは・・・すずなりの蛙クンたちだった、ぎゃぎゃ。聖姑様も喜んで「侠客の令狐冲は独孤九剣で蛙を仕留めたわね」などと言って大はしゃぎ。うくく、蛙クンはちと食べたくないぞ。この後おしゃべりに夢中になってせっかく命を献上した蛙クンたちは黒焦げに。捨てられてしまったよ、南無。
とにかくここで令狐冲は聖姑様が盈盈と言う名前であると聞き、また彼女が今、父親を探していると言う事を知る。「手伝うよ」と言う令狐冲に聖姑=盈盈は「正派が神教を手伝うなんて無理よ」とやんわりと言うが、令狐冲は「手伝うよ」ともう一度繰り返すのだった。

日月神教のアジトでは楊蓮亭が悪巧みをねっていた。部下に反逆者の向問天を探させ、また目の上のこぶである聖姑を直接殺すのではなく彼女のお気に入りの令狐冲を殺させようと、同じ正派でありながら令狐冲に恨みを持つものたちに居場所を教えてやればよい、と言うのが楊蓮亭の考えだった。
崋山派の師父は令狐冲は崋山派を危機に追い詰めているとして対策を考えていた。少林寺でもまた令狐冲が魔教の女と手を組んでいたと知って江湖の行く末、嵩山派の動向を案じていた。その嵩山派では少林寺の忠告をさしでがましいとし、崋山派を攻めるには令狐冲の命を奪う事だと話がまとまった。また青海派もまだ令狐冲を息子の仇として仇討ちの機会を狙っていた。

令狐冲と盈盈は片時も離れぬ風で竹林の家に戻ってきた。盈盈は令狐冲に食事を作ったが、盈盈自身が口に入れるとその出来がわかりうっとなる。が、令狐冲はかきこんでお代わりはなどと言う。盈盈は嘘が下手ね、と令狐冲を押しとどめた。聖姑様にも苦手があったのだ。

盈盈は琴を弾きながら向問天が来るのを待っていた。もしかしたら父親の事を知っているかもしれないからだ。だが当の向問天は神教の追っ手に捕まっていた。が、彼は上手く追っ手をいなして逃げてしまった。(向問天はくまちでジェべです)

向問天を待つ盈盈と令狐冲の周りに3組の追っ手(嵩山派の手下、青海派、成不憂ら)が迫っていた。いずれも令狐冲に恨みを持つ輩である。3組は途中で出会い、目的が同じなら共に手を取っての令狐冲を殺そうと打ち合わせた。
令狐冲は彼らの目的が自分とわかると病んだ身体を奮い立たせて表へ出た。3組の追っ手が令狐冲めがけて入り混じる。令狐冲は力を振り絞って3組の追っ手と戦う。見事な戦いぶりだが遂に傷を負ってしまう。それを機に盈盈は琴を持ったまま、令狐冲を助けんとして3組の前に躍り出る。令狐冲を寝かせて戦うとその強さ、惚れ惚れとするばかりである。がさすがに敵の数の多さ、そこへ入ってきたのが緑竹翁。が、刀傷を受け倒れる。盈盈も令狐冲の側へより口から血をこぼしてしまう。その血を顔に受け令狐冲が目を開けると、倒れた緑竹翁と血を流す盈盈が。令狐冲は再び起き上がり、鬼神の如く追っ手を倒す。やがて力尽き再び倒れる。その身体を盈盈は抱きしめた。「俺が死んだら崋山に運んでくれ」周りにはアヒルたちが戯れている。

師娘は令狐冲をいつも案じていた。だが遂に師父は令狐冲を破門することにしたのだ。邪派との繋がりがある令狐冲をこのまま弟子にはしておけなかったのだ。師娘は心を痛めた。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)

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「十一月のショパン」試聴

周と周.jpg周と周3.jpg
       「四面楚歌」MVの周迅と周杰倫

ここをクリックして、さらに選曲したら、ジェイ・ジョウの「11月のショパン」の曲が聞けます。購入のきっかけにしていただけたら、と思います。


さらにこんなものも。
2005无与伦比广州演唱会.jpg

周杰倫2月17日広州演唱会ポスター
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2005年11月18日

「笑傲江湖」=学園モノ?令狐冲は番長か?

笑1.jpg

いつも書いてる記事はスジを追ってばかりなので、ちょいと感想書いてみます。

「笑傲江湖」は学園もので、正派と邪派は対立する学校のそれぞれの番長たちの喧嘩ではないのか、という見方をしてみました。令狐冲は派閥から外れてしまった一匹狼で、聖姑様はスケ番であると。一応これは昔の番長モノ漫画をイメージしております。

「天龍八部」に耽溺した身でこの「笑傲江湖」観始めたら、最初は何だか間延びして感じられ「このまま観続けきれるだろうか?」と正直心配しました。
主人公・令狐冲は「射[周鳥]英雄伝」で見知った李亜鵬ですが、はっきりと愚直さを表現していた郭靖と違って、かっこつけてはいるが、まだまだ成長過程という感じで頼りないし、ふざけたり落ち込んだりが激しいし、深い愛情で結ばれていた黄蓉と違って、岳霊珊はどうも心変わりが悲しいし、師匠だって郭靖の師匠たちと違っててんで令狐冲を信じてくれていないし、正派と邪派は(最初は)名前とやってることが逆みたいだし。
なかなかのめりこんでいけないモノがありました。
でも令狐冲の苦しみを観ていると何だか次第に感情移入してしまいましたね。「天龍八部」の主人公たちの運命はあまりにも過激ですが、令狐冲の苦悩は「大好きな先生やガールフレンドに誤解をされてしまった」という身近なものですね。岳霊珊が綺麗な服に着替えてね、と持ってきても「俺は師娘が作ってくれた普段着がいい」なんて言ってすねてみせたり、酔っ払ったり、とても解りやすい性格です。
今まで凄いカリスマ性を見せてくれてた聖姑様も令狐冲を好きになったら急に女の子になってしまって顔も可愛くなってしまいます。お婆さんに化けていたのに、令狐冲に顔を見られてからは声まで可愛くなってしまいました。
そこで、まだ途中だからわかりませんが、「笑傲江湖」って学園もの。という仮説をたててみました私。つまり、凄い強いスケ番がけんか相手の番長(というか今は群れを離れて一匹狼になってる男)を好きになったみたいな(古い(-_-;)
令狐冲って昔の番長っぽいんだもの。(今の若い人にはわかりにくい比喩だろうが)
いまから東方不敗も出てくるんでまた印象変わるかも知れませんが、そういう妙な妄想を抱いてしまいましたよ。
posted by フェイユイ at 23:48| Comment(5) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月17日

笑傲江湖・第十八集

うわあああ、もう令狐冲と聖姑様=任盈盈の悲恋ですう。切ないなあ。正派と邪派の許されぬ恋。先に曲洋老人(邪派)と劉正風(正派)のおじいとおじの逃避行などもありましたが、またこちらは複雑です。
聖姑様はすっかり令狐冲に恋していて、令狐冲は聖姑様を優しいお婆様と思って深く慕うようになっている。でも令狐冲はあくまでも顔の見えないその人をお婆さんだと信じているのだ。それだけに見せかけでなく本当に心を愛しているのだとも言えるのだが。
(これで思い出すのは「射[周鳥]英雄伝」で、黄蓉が物乞いの男の子に扮しているのに郭靖が優しくしてくれたと感激する場面ですね。金庸さんの「心のふれあい」に対する考え方がわかります)

人々が去ってしまった宴会場に令狐冲が一人淋しく残っているといるはずのない竹林のお婆様の琴と歌声が聞こえてきた。令狐冲はお婆様の姿を見つけ驚く。その顔は見えないが。
そこへ少林寺の男たちが3人やって来てお婆様にからむので見かねた令狐冲は間に入り、3対1の戦いとなった。体が思うようにならない令狐冲は、必死で3人に立ち向かい何とか追い出すことに成功した。

お婆様は令狐冲に護衛を頼む。ただし醜い顔を見られたくないので、絶対に見ないようにと言うのだ。令狐冲は承諾した。
そしてお婆様に杖の端を持たせ自分はもう一つの端を持ち歩き出した。
ある店につくと大勢の男たちが酒や食事を取っていたが、お婆様と令狐冲を見るとひざまずき、一人はなんと自らの目をつぶした「私は目が見えませんので、何も他言はしません。信じてください」そして他の者もそれに習おうとする。令狐冲は酷さに慌てて他のものを抑えお婆様に皆を止めるように言う。お婆様は止めさせ、そして皆にとある島に行って2度と戻ってくるな、と言うのだった。皆喜んで去って行った。令狐冲は優しいと思っていたお婆様があまりにも怖れられ、酷いことを言うので疑念がわく。そして顔を見せないなら出て行くと言い、店を後にした。

一人残ったその店に入り込んで来た二人がいた。二人は少林寺の僧で、妖女を追って来たと言う。令狐冲はいくら残酷な事をしたと言っても命の恩人を守ろうと思って店に戻る。
僧たちは2階にひそんでいるお婆様に襲い掛かるが、若い僧はやられてしまい、老齢の僧もお婆様を倒すことはできなかった。令狐冲は痛む身体で僧と戦う。僧は令狐冲の剣さばきが風清楊のものだと察し、驚く。そして傷だらけの令狐冲に丸薬を渡し去っていった。
令狐冲はその丸薬を何とかお婆様に飲ませようして嘘を言い、戸を開けさせた。令狐冲がなだれ込むようにお婆様の部屋へ入ると、なんと言う事だ。お婆様と信じていた人は聖姑その人であった。
令狐冲は驚き、全てが陰謀かと薬を置いて外へ出た。聖姑様は憤りを抑えきれず、周りにあるものを破壊した(聖姑様がこんなに熱くなってしまわれるとは)

令狐冲が血を吐いて倒れたところに何者かが近づく。聖姑様は令狐冲を守って、薬を飲ませ、その身体を運んだ。
令狐冲が気がつくと、どこかの部屋に寝かせられていた。外では老頭子と祖千秋が「令狐冲と聖姑様が結婚したら江湖にも平和が来る」などと話している。
それを聞きとがめた聖子様。二人を呼び、命令を下す。それは「令狐冲を殺せ」と言うものだった。

聖姑様を見捨てなかった令狐冲に何故?と聖姑様が訊ねると「あなたのように優しい人にはもう会えないきがするからです」と言う令狐冲が寂しい。五覇岡にたった一人残され、誰にも愛してもらえないと感じた令狐冲の切なさ。辛いです。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)
posted by フェイユイ at 23:35| Comment(6) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「射[周鳥]英雄伝」原作・その2

黄蓉1.jpg

一応、最初から目を通し始めましたよ。

楊康パパの楊嘯天がドラマとはかなりイメージ違って硬派です。ドラマでは結構美人妻にでれでれでしたが、原作では「美人などと面と向かっていった事のない夫」と言う事で驚きました。でも妻を思う心は同じですね。

なんといっても楽しいのは郭靖と黄蓉の熱々ぶりです。前回書いた、「お母さんのように私のことを思ってくれた」とわあわあ泣く場面もすごくいいし、江南七怪改め六怪から「黄薬師の娘は小悪魔だ」と言われ交際を反対されても郭靖は黄蓉に「師匠たちを説得するよ。黄蓉は小悪魔なんかじゃない。とてもいい娘さんなんです。とてもとても・・・」とボキャブラリーのなさを露呈して黄蓉に笑われ(と言うか黄蓉はそこでまた涙ぐんじゃうんですが)私も郭靖って本当にいい男だなあとじーんとしましたね。師匠に「結婚の約束をしたのか」と問われて「してはいませんが、二人とも心の中でそう信じています」と臆面もなく言い切って師匠たちをたらーりとさせるとこが最高ですね。
そして郭靖が黄蓉から水泳を習って、二人で長江のほとりまで来ると「行くわよ」「よし」ってことで何も言わなくても泳いで河を渡ろうって解るふたり。江の真ん中まで来て二人が夜空を見上げると星が降るように光り輝いている。天地の間、ただ二人だけがいるようだった。その後嵐が来て郭靖が「怖いかい」と聞くと「ちっとも」やがてふたりは岸にたどり着き眠りについた。これは二人の運命を現す場面ですよねー。大きな長江を二人で渡り嵐が来ても怖くないという気持ち。いい場面ですね。ドラマではなかったような気がしますが。すばらしいです。

しかし黄蓉は原作でもかわいいです。ドラマでもあったとは思いますが、この後、おなかのすいた黄蓉は郭靖を置いて一人で鶏を盗んできちゃうんですね、郭靖はもうびっくりしてしまうんですが(いい人ですからね)黄蓉はけろりとして美味しく焼いてしまいます。それを洪七公が「くれ!」と言う事になるんですが!
posted by フェイユイ at 21:32| Comment(5) | TrackBack(0) | 射[周鳥]英雄伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ムービング・ターゲット」エディソン・チャン

ムービング.jpg

エディソンが見たくて観た映画ですので特に不満はございません。
ニコラス・ツェーとの美形共演、ということになっているようですね。

観ているとなぜ?どうして?がちょぼちょぼ出てくるわけですが、まあそれも楽しみの一つとして観ましょうか。
とはいえ、ニコラスのお父さんが本当はいい人だとか、いくら何でも接点があったと知った時でいいから早く言ってくれないと憎しみあまって殺したりしたらどうすんの、お母さん。
ニコラス君としては怒りをどこに収めていいのやらわからんで可哀想です。

女の子が眼鏡を取ったらかわいかったとか、エディソン・ママの彼は便器の水の中に顔をどのくらいの間つけてたのかとか自分で顔上げられなかったのかとか。
エディソンが嫌疑をかけられたり、サイモン・ヤムがワイ捜査官の射殺容疑をかけられた時その銃弾を見つけきれないとか警察仕事甘すぎ。

物凄くあっさりエディソンと女の子が結婚してしまってるとか、妊娠した妻のいる家に何故マフィアのボスを連れてくるんだ、とか。

がまあそんなことはどうでもいいくらいエディソン・チャンは凄くうまいです。はっきり言ってこういう映画に使っているのが勿体無いです。
ホントにいい映画に出てもらいたい人だと思いますね。

と言っても映像もそれなりに凝って綺麗に撮れてますし、サイモン・ヤムをはじめ脇役陣もしっかりいい味出してますし、渋めのアイドル映画としてとても楽しめるのではないでしょうか。

監督・バリー・ウォン 出演エディソン・チャン、ニコラス・ツェー、サイモン・ヤム、ジリアン・チョン
posted by フェイユイ at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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