2005年12月24日

笑傲江湖・第三十五集 前半

五岳剣派の見守る中で泰山派の掌門の座を巡っての争い。天門も師淑らが左冷禅に買収されたと気づく。
そこへ突如現れた謎の笠男。天門をののしり、顔に刃物を突き刺してさんざん殴りつけ絶命させた。だが自分も天門にやられてしまった。男は青海一梟という男で左冷禅が仕込んだ殺し屋だったようだ。

左冷禅は新しい泰山派の掌門に合併の賛否を問う。新掌門は「いい事ばかりで大賛成」と答える。
左冷禅は「五派のうちすでに三派が賛成。恒山派の前掌門・定逸師太とは生前、合併の話をしたが、全面的に賛同されていた」と言うと尼僧・儀和は「定逸師太は強く反対されていました」と反論する。左冷禅は「定逸師太は最も優れた方で生きていれば五岳剣派の総帥になるべきだったが」と言うとそこへ突然割り込んできたものが。「左盟主の話はおかしいぞ」それは桃谷六仙であった。「定逸師太はお前を総帥に推薦したがった。合併には反対だったが、もしされるのなら左冷禅が総帥になるがいいと」「そう言われたのなら恐れ多い」とかしこまる。桃谷六仙は「そう慌てるな」と言い「左冷禅は陰険悪辣。もし五岳派の総帥になるなら、恒山派の尼僧たちは苦労する。そこでだ、総帥にはこの桃谷六仙が最も相応しいと」「こうも言ってた。五岳剣派は総帥に桃谷六仙を選ばなければ今後の発展はありえないと」
尼僧・儀和は「そのとおり。定逸師太は五岳派の合併など望んではいませんでした。合併賛成など誰も聞いていません」桃谷六仙はさらに続けて「桃谷六仙なら五岳派に一人ずつ駐留することにして残った一人が大総帥になればいいと」
左冷禅は声を荒げて「令狐掌門。こんなふざけた事を」令狐冲はやや笑いながら「彼らは天真爛漫で嘘はつきません。定逸師太の遺言の話も他の派の噂話より信用できます」「どうやら恒山派は孤立したいのだな」と左冷禅。
令狐冲は私は崋山派の岳不群先生に深い恩があります。孤立はしません。恒山派は崋山派と協力していくのです。岳不群先生の言われる事に賛成します。と明言する。
岳不群は崋山派では気功派と剣術派が争うと言う悲惨な出来事がある。同門での戦いという悲しい歴史だ。ゆえに五岳剣派でも統合を望む。五岳派が一つの家となり兄弟となれば争いはもう起きないでしょう。
岳不群はさらに令狐冲は破門されてからも崋山派へ戻る事を望んでいた。これでまた同派になれるのだ、と言うのだった。
これを聞いた左冷禅は大満足でほくそえむ。が、不戒和尚は「岳不群に騙されるな」と言い、桃谷六仙も「おかしなことになった」と心配し(桃谷六仙、ホントは凄い頭脳の持ち主?)またまた奇妙なそれでいて筋の通った論理を展開する。定逸師太の復讐をしなければ掌門ではない、それなら令狐冲は掌門でない、掌門でないなら崋山派の言う事を聞くなどということは決められない、それなら合併はしない、と。はっはー、物凄く理路整然。恐れ入りました。
令狐冲は「師父が言われるなら私は師父に従います(やはり令狐冲にとって岳不群は絶対なのだね)でも定逸師太の復讐が」これには岳不群「令狐冲。合併すれば恒山派の事も我が派同然。3年以内にこの岳不群が定逸師太の仇を討つ」
左冷禅「これで五岳派全てが合併に賛同した。今から武林に二度と各剣派の名前が出ることはない。各派の弟子は全て新しい五岳派の弟子になるのだ」

桃谷六仙また出てきて「じゃ五岳剣派の総帥は桃谷六仙に」ここで陸柏むかっ腹をたて「令狐掌門。こいつらを言わせておくのですか」それを聞いて六仙「おい、先刻、各剣派の名前が出ることはない、と言ってたな、令狐冲を掌門と呼んだからには総帥にする、ということだな」これには陸柏も慌ててそんなつもりではなかった、と否定する。
すると今度は(また多分左冷禅の回し者)「最近、五岳剣派は左冷禅が盟主を務めていた。五派を長く統一し、信用も厚い左冷禅は総帥をやるべきだ」と言う者がひょっこり登場。
が、桃谷六仙、負けてはいない。「せっかくの合併だ。古きを捨て新しきを選ぶ。前と一緒じゃ変わりがない。日替わりでまわしたらどうだ」これには皆大笑い。
泰山派が左冷禅を推すつもりで「総帥には才も徳も高い方でないと」と言えば六仙は「では方証大師だ」「少林派は五岳派とは関係ない」「関係ない?少林派も嵩山にあるぞ」
「こういうのはどうだ。剣で決める。まず桃谷六仙と戦って勝ち、冲虚道長、方証大師に勝てばいい」
ここで泰山・新掌門・玉[王幾]子立ち上がり、「相手になってやる」桃谷六仙、玉[王幾]子を担ぎ上げぐるぐる回りだす、と、左冷禅がやおら剣を取りあげて何と見方のはずの玉[王幾]子の脚を叩き斬ってしまった。あまりのことに令狐冲は立ち上がろうとするが、不戒和尚がおしとどめた。六仙も怒って「お前は賄賂の口封じをするつもりか」腹を見透かされ左冷禅も妙なごまかしをつぶやいた「私が切らねば、八つ裂きにされていた」

令狐冲、人混みの中に男装の盈盈の美しい顔を見つけ、思わず立ち上がる。盈盈も微笑むが令狐冲が近寄ろうとしたので慌てて首をふる。それを見て令狐冲もあきらめる。二人の心が通じ合っている美しい場面です。
令狐冲は「最も相応しい人がいます。岳掌門です。他にはいません」桃谷六仙、話し合って「ダメだ、やはり剣で決めよう。武功の高い人が五岳の総帥になるのだ」皆がこれに唱和した(桃谷六仙がみんな決めてしまってるよ。凄いね)


posted by フェイユイ at 22:31| Comment(7) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笑傲江湖・盈盈と冲児の恋愛講座

またまたまたまた脱線。終わるまで待てない、今夜はインインとチョンアルの恋愛講座。以前もラブストーリーと言う副題で書きましたが、ナンと言っても恋愛は女性にとって最も関心のある事柄ですので何度でも書きたくなってしまいます。
と言ってもお話はほんの少しだけですが。(例によってネタバレ気味になりますのでご注意を)

原作のどこだったか忘れてしまったのですが(なのでドラマはこれからの部分かもしれない)誰かが(おいおい)(岳師父だったかも、だとしたらやはりドラマまだですね)向問天や盈盈を殺そうとするんですが、令狐冲は向問天兄貴を殺させるわけにはいかん、と思うんですね。でも盈盈は死んでもいいと思うんですよ。なぜなら盈盈はもう自分と一心同体だから盈盈が死ぬならすぐ自分も死ぬのだから、と。これはもしかしたら、今の感覚から言ったらずれているのかも知れないんです。恋人と言っても他人なのに生死を勝手に決めちゃいけないんでは、とか。でも私はこの令狐冲の盈盈への愛を信じる強さに震えますね。愛する人の精神を信じきってる言葉ではないでしょうか。きっと盈盈も自分と同じように考えていると。

「射[周鳥]英雄伝」で郭靖が黄蓉と別れねばならなくなった時、「鈍感な自分は耐えていけるけど、繊細な黄蓉は耐えていけない」と郭靖が考えるのですが、この時も自分の悲しみは放っても黄蓉を思いやる郭靖の優しさにぐっときたものです。

この二つのエピソードでどちらが好きか、これも考えちゃいますね。郭靖の方が何だか包んでくれるような暖かさを感じますが、令狐冲の愛はもっと刺激的で官能的ではないでしょうか。それはそのまま、二つのカップルの特徴を現しているように思えます。
つまり家庭的な感じのする郭靖・黄蓉ペアと永遠の恋人のような令狐冲・任盈盈ペアと。

それにしてもこんなどきどきするような恋愛物が書けるなんて、全く金庸という方は凄い人です。





posted by フェイユイ at 19:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笑傲江湖・第三十四集 後半

令狐冲は祖千秋、老頭子と話し合い、五岳剣派の集まりには不戒和尚、藍鳳凰、桃谷六仙などの連中は連れて行かないことに決めた。
尼僧たちを連れて、令狐冲、祖千秋、老頭子が山道を急いでいるとなんと不戒和尚と藍鳳凰が仲間を連れて待ち伏せしていたのだ。「皆、令狐冲のために集まっているのに、なぜ連れて行かない」老頭子は皆を抑えて「もし五岳剣派が合併したら皆が嫌な思いをするのではないかと心配したのだ」不戒和尚は「令狐のために来たんだ。針の山でも登るぞ。五岳派が何だ」皆も一斉に声をあげる「ありがとう」令狐冲は礼を言った。「桃谷六仙は?」「奴らは吊るされて魚でも食ってるだろう」「では行こう」(納得していくのもおかしいが)

その頃魚を目の前に吊るされた桃谷六仙は男装した盈盈に助けられていた。「わしらが嵩山についていくと掌門に迷惑をかけると不戒和尚に吊るされた」らしい。それを聞いて男装の盈盈は(何故男装?)急ぎ馬に乗って駆け出した。それを見た桃谷六仙も「今のは任お嬢さんの男装だ」と見破り(結構眼力あるね)後を追いかけた。

令狐冲・恒山派は途中崋山派一行と出会ってしまう。狭い山道でぶつかった両派。令狐冲はさっと岳不群の前に出て(弟子の手前、ややとまどったが)跪いた。岳不群は相変わらず「何をしておる。掌門なのだぞ。笑われてしまう」寧中則が優しく令狐冲を立たせた。「恒山派掌門になったと。おめでとう」「ありがとうございます」と言いながら背後を見る令狐冲に「小師妹は先月結婚したの」令狐冲は祖千秋、老頭子と話し合い、五岳剣派の集まりには不戒和尚、藍鳳凰、桃谷六仙などの連中は連れて行かないことに決めた。
尼僧たちを連れて、令狐冲、祖千秋、老頭子が山道を急いでいるとなんと不戒和尚と藍鳳凰が仲間を連れて待ち伏せしていたのだ。「皆、令狐冲のために集まっているのに、なぜ連れて行かない」老頭子は皆を抑えて「もし五岳剣派が合併したら皆が嫌な思いをするのではないかと心配したのだ」不戒和尚は「令狐のために来たんだ。針の山でも登るぞ。五岳派が何だ」皆も一斉に声をあげる「ありがとう」令狐冲は礼を言った。「桃谷六仙は?」「奴らは吊るされて魚でも食ってるだろう」「では行こう」(納得していくのもおかしいが)

その頃魚を目の前に吊るされた桃谷六仙は男装した盈盈に助けられていた。「わしらが嵩山についていくと掌門に迷惑をかけると不戒和尚に吊るされた」らしい。それを聞いて男装の盈盈は(何故男装?)急ぎ馬に乗って駆け出した。それを見た桃谷六仙も「今のは任お嬢さんの男装だ」と見破り(結構眼力あるね)後を追いかけた。

令狐冲・恒山派は途中崋山派一行と出会ってしまう。狭い山道でぶつかった両派。令狐冲はさっと岳不群の前に出て(弟子の手前、ややとまどったが)跪いた。岳不群は相変わらず「何をしておる。掌門なのだぞ。笑われてしまう」寧中則が優しく令狐冲を立たせた。「恒山派掌門になったと。おめでとう」「ありがとうございます」と言いながら背後を見る令狐冲に「小師妹は先月結婚したの」令狐冲はやや呆然としながらも「左冷禅は五岳剣派の統合を考えているよう出会う。どう思われますか」「お前は」「私は師父に従います」「武林で大切なのは正邪の区別だ。お前を破門したのは無情だからではない。お前が規律を破ったからだ」「お二人のご恩には感謝しております」「おぬしは家族同然じゃ。今までの過ちを悔い改めるのみ。五岳剣派が統合すればおぬしもわしも同派になる」そして礼をすると先にたって崋山派を引きつれ歩き出した。岳不群を見送る令狐冲は何をつぶやいたのか。そして何を思ったのか。なぜここで岳不群は家族などと必殺の言葉を令狐冲に言ったのか。老頭子の先を急ぎましょう、と言う言葉に答えた令狐冲は明るく答えたように思える。令狐冲はまだ崋山派に戻りたいのだろうか。

嵩山派の屋敷の中に各派の掌門たちが集まった。左冷禅はまるですでに総帥であるかのように皆を見下ろすように座る。そして五岳剣派の統合が決まったかのように話し出した時、莫大が抗議の声を上げた。急いでとりなす左冷禅。莫大の疑問に答えながらも弱みを引き出して反対を言えないようにしてしまった。
次は泰山派に問うがこちらはどさくさに紛れて天門掌門がその座を玉[王幾]子に奪われてしまう。周りの派もあきれて見守るばかり。
posted by フェイユイ at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。