2005年12月26日

笑傲江湖・第三十六集 前半

禅院の中で皆はそれぞれの場所で休んでいた。藍鳳凰も皆に混じって座り込んでいる。
そんな中を儀琳は飲み物を盆に載せて、令狐冲と盈盈の休んでいる場所へ運んだ。
盈盈は令狐冲に正派が命がけで戦っているのが悪夢のようだと話す。あなたは何故わざと負けたりするの。令狐冲は笑いながら「そうだね、君まで巻き添えにしてしまった」「東方不敗まで出てきて戦った」それが岳不群のことを言っていると解る令狐冲は言葉をにごした。

皆が休んでいる最中に林平之が現れた。名前を名乗って「人と会う約束がある」と言って行こうとするのを余滄海が引き止める。
二人は皆の前で戦う事になる。林平之は余滄海に「お前は両親を殺した」と言い、余滄海は林平之に息子を殺されたと言う。二人が戦い始めた。林平之の様を見て盈盈は「東方不敗のようだわ」と言う。がそこに、岳霊珊が「父が戦いはやめなさいと言っているわ。お客様に迷惑をかけてはいけないと。復讐は別の時にできるわ」と割り込む。
それを聞いて去ってしまった林平之を懸命に呼ぶ岳霊珊。それを心配して令狐冲が傍に寄ってきた。「小師妹」岳霊珊は「大師兄、傷は?わざとじゃなかったのよ」「わかっている。君は悪くない」「じゃ私行くわ」名残惜しそうに見送る令狐冲。
が、その様子を見ていた尼僧たちは「気の多い女ね。どこがいいのかしら」と悪口を言う。
令狐冲はしばししんみりとなったが、はっとして盈盈の所へ戻る。悲しそうにしていた盈盈だが令狐冲が盈盈の手を取ると微笑んで「早くここを出ましょう」令狐冲も「早く山を下りよう」と賛成した。

一人きりでいた岳霊珊を突然桃谷六仙が取り囲んだ。「令狐冲を傷つけたな。令狐冲が傷つくと聖姑様が傷つく。聖姑様のために仕返しだ」襲ってきた六仙を動けなくしてしまったのは岳不群だった。「残念だが聖姑はいない」「嵩山にいるはずだ。武術大会を混乱させたんだから」納得した岳不群岳霊さんに「令狐冲と盈盈を見かけたか」岳霊珊は口ごもって「いいえ・・・」岳不群は「魔教の力が五岳派の内部に及んでいたとは。明日の朝目が覚めたら首がないかもな。誰の仕業かも解らず」「お父様。大げさよ」「珊児。あの女は最大の敵だ」と言って六仙の末弟の点穴を解く。そして言った「令狐冲に桃谷六仙を迎えに来いと伝えろ。もし来なければお前らを一人ずつ殺す」

恒山派の尼僧たちが歩いている所につむじ風のような人影が通り過ぎていった。尼僧たちは身構えた「きっと岳不群だろう。任盈盈を狙っているのだ」少し離れた草むらに盈盈は隠れていた。「一体どうすれば」問われて盈盈は「いい考えがある」

傷ついた令狐冲を六仙の末弟と不戒和尚が坂道を担架で運んでいる(いいけど、頭を上にして欲しいなあ。具合悪くなりそう)「早くおろしてください」と頼む令狐冲(怖いんだよ)「大丈夫」という不戒和尚(怖いんだって)
六仙兄弟が倒れている場所に令狐冲をおろすと不戒和尚が穴道を開く。岳不群の弟子達が「聖姑を捕まえたぞ」と言って走ってきた。令狐冲が「師弟」と叫ぶが振り向きもしない。
令狐冲は不戒和尚に桃谷六仙を連れて禅院の外に出てくれるよう頼む。「何かあったらどうする」と心配する和尚に「恩師に会いたいのです」「万一の時は嘘も方便だぞ」「解りました、さあ」

静かな禅院の中に岳不群はいた。金色の冠を頭につけている。令狐冲は「五岳派の総帥に拝謁します」と言って跪いた。「立ちなさい。嵩山に来た時、尼僧の中に聖姑と言う者が加わっていたとか。もしかして桃谷六仙は聖姑の指示で五岳の大会を混乱させたのではないか」「それで師父は総帥になれた」(おお、言ったね)「何だと」(怒ったね)岳不群が火を発し、周りの灯りを灯した。弟子達がわらわらと駆けつけ令狐冲に剣を向け叫んだ「跪け」「令狐冲、五岳の総帥に拝謁します」「お前が敵を引き込み五岳派に魔教の者を連れ込んだとはな」「確かに彼女は魔教ですが、足を洗おうとしています」「悪いことから手を引くというのか」「我々は愛し合っています。お許しを」(言った!)「わかった。もうよい。何と言っても私達は師匠と弟子だ。今後は五岳派を支える力になって欲しい。黒木崖を潰し、魔教を絶滅させれば何が起きようともお前達の仲を認めよう」「魔教を絶滅?」「そうだ。魔教の絶滅は私の使命だ。奴らの目の前で魔教を徹底的につぶしたいのだ。今後はお前は私の傍にいてくれ」「感謝します。聖姑を呼び御礼を述べさせなければ」「まあよい。五岳派のことから話をしよう」
その時「聖姑を返せ」と叫ぶ声がして戸が開いた。


posted by フェイユイ at 21:39| Comment(3) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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