2006年01月25日

[薛/子]子(ニエズ)第十五集 弟の思い出 前半

父母の肖像画を見ながらロンズはアチンに聞いた「アチン、君は将来、何をするつもりなんだい」「元々は僕の父の意向で軍校に行こうとしていたんだけど、全部ダメになったんだ」「まだ勉強を続けるつもりはあるの」ロンズはアチンに勉強を続けるよう勧めた。学校には行かせてあげようとも。「本当にすべきことは何かよく考えるんだ。でなければいつまでも公園の中で交わっている事になる」「でも僕はあなたのお金を使いたくないよ」ロンズはではお金を貸す事にしよう、将来仕事についたら返してくれるといい。アチンはよく考えさせて、と答えた。「しかし早いほうがいいよ。でなければまた1年浪費する事になる」そういってロンズはアチンに家の鍵を渡した「ここに越してきなさい」「あなたは怖くないの。僕はあの外国の子供と同じかも」「僕は今まで彼の面倒を見て後悔したことはない。さあ、いつでも君が帰ってくるのを待つよ。ここは君の家だ」

アチンとロンズはまた家の掃除をしながらふざけあった。どちらともなく雑巾をぶつけ合い。バケツの水をかけあって廊下を水浸しにした。通りがかったフォン爺がそれを見て微笑んでいた。
またある時は木陰でフォン爺が笛を吹きロンズが歌を歌ってアチンがぼんやりとそれを聞いていた。

ある夜、アチンとロンズが一つのベッドで眠っていた。アチンはもらった鍵を指で弄んでいた。と、ロンズが苦しげに言った「アフォン、アフォン」夢を見ているのだ。
アチンは思った、この鍵はまるで僕らの間の扉を開くかのようだ。だがこの扉は所詮ロンズの心へ簡単に入っていけるわけではない。その部屋は固く閉ざされ見る事はできないのだ、と。

書斎の本の整理をしながらフォン爺はロンズ坊ちゃまに話した。ロンズがアメリカへ旅立ってしまった後の将軍の様子を。
副官であるフォン爺が話しかけても将軍は何一つ答えず真直ぐに前を見つめていた「あなたは敵に対しても寛大だった。彼らにも父母や親しい人がいるのだと。まして自分の子に対して。私はあなたを理解しております。坊ちゃまは大丈夫です。ご安心ください」
フォン爺はその時の様子を思い出しロンズにつぶやいた「あの時、将軍はあなたに大変期待されていたのです」

ある日、ロンズの屋敷にシャオユイとラオシュウがやって来た。アチンがいない間にレコードをかけて踊っている。それを見つけたアチンは驚いて止めようとしたが二人は悪ふざけをやめない。そこへロンズが入ってきた。アチンは二人を紹介したがロンズは気のない挨拶をして出て行った。
二人が帰ってしまいアチンがロンズの部屋へ行くとロンズはアチンに参考書を渡した。
その夜、アチンはロンズの寝床を抜け出した。
アチンは思う。僕は突然逃げたくなった。そしてもう戻らない、と。

アチンは逃げ出す時、脚に怪我して痛んだ。
どこからか子供の泣き声がする。見ると幼い男の子が泣きながら男に引っ張られ連れて行かれそうになっているではないか。こんな夜更けに。
アチンはすぐ近寄った「何をしている」「何でもない。可哀想だから連れて行って面倒を見ようとしているんだよ。いい子だ、行こう」「あんたとは行きたくないって」「笑わせるな、私は金を払ったんだ」「変態か。ついて行きたくないと言っているんだ」「ルールってもんを知らんのか、お前の師匠に言い付けるぞ」「言えよ。この前、お前はラオシュウに火傷させたな。師匠はあんたを探してけりをつけると言ってたぞ」「じゃ、せめて金を返せよ」アチンは持っていた金を叩きつけた。「足りないぞ」と男は叫んだ。
アチンは男の子に「これからはこんなに遅く公園へ行ったらいけないよ。あんな奴に連れていかれる。家へ帰るんだ。バイバイ」だが男の子はアチンのあとについてこようとする。「うちはどこ?話せないのか。家だよ。眠るとこ」男の子は何も言わない。アチンははっとして男の子の手を取って歩き出した「行こう」

「お腹すいたか」アチンはリーユエの家に帰り、男の子をテーブルに座らせ、冷蔵庫に入っていた牛乳とマンゴーを与えた。男の子は美味しそうに口にする。
アチンは男の子を風呂に入れ、眠った。
目が覚めると男の子は先に起きてアチンの服を着てみせた。笑いながらアチンは昔の弟の事を思い出していた。母の愛情を独り占めしている弟からハーモニカを取り上げ肩に噛み付いたこと。寂しい時抱きしめあっていた事、ご飯も分け合っていたこと、いなくなった母を一緒に探しに行ったこと、ハーモニカをあげたこと、酷い台風に襲われた時のこと。そしてそれが元で熱が出て弟が倒れ死んでしまったこと。
小さな男の子はアチンに弟のことを思い出させた。
そしてアチンは男の子をシャオユイ・ラオシュウと共に川へ連れて行って泳ぎを教えた。その時もアチンは弟に泳ぎを教えた事を思い出させたのだ。


posted by フェイユイ at 22:49| Comment(2) | TrackBack(0) | [薛/子]子(ニエズ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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きょうフェイユイの、提出したかった。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「じえるん」がmaka LOVE happyを読んで書きました。
posted by フェイユイ at 09:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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