2006年02月19日

ジェイ・チョウ日本コンサートの映像が観れる!

じえるなさんからうれしい情報いただきました。
いつもありがとうございます。

下記のサイトで5日のコンサートの映像が見られます。
下方のDownloadをクリックしてください。

http://www.sendspace.com/file/9xw3qt
http://www.sendspace.com/file/8jikjj
http://www.sendspace.com/file/fcibq4

どうぞ皆さんお楽しみください。


posted by フェイユイ at 22:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「紅いコーリャン」張藝謀 (チャン・イーモウ)

「紅いコーリャン」.jpg

久し振りに観ました。
やはりその観るものを圧倒する力強い映像に見入ってしまいます。

何と言っても張藝謀のイメージともなっている真っ赤な色彩。風に揺れざわめくコーリャン畑。恐怖そのものである日本軍の残虐な行為。ヒロイン・九児(ジウアル)(コン・リー)の運命。男達の血と汗。眩しい太陽の光。などが強烈な映像により、殆ど襲い掛かってくるように迫ってきます。

まずはこの映画には登場しない、主人公たちの孫の語りと言う導入部。
これは実にうまい方法で私は大好きなんですが、祖父の行動を幼い父親の目を通して孫に語られているわけなので、映画は自然寓話的になる、ということですね。
もし観客が「おかしいんじゃないか」と思っても孫が祖父の思い出を父から聞いているわけですから、多少記憶に間違いがあってもいいわけですね。
そういえば主人公役の姜文は自分が監督した映画「太陽の少年」(原題「陽光燦爛的日子」)でちょっとしたいたずらをやってます。

実に計算された効果的な演出がなされていると共に非常に男性的な匂いの強いこの映画が張藝謀 の処女作であり代表作でもあります。
私は張藝謀 というと「紅いコーリャン」というイメージが浮かぶのですが、ここまで「生」に「憎悪」と言うものを出している作品は他にはそうないのですね。実はこの「憎悪」と感じるものももしかしたら張藝謀 の職人芸でうまく演出されたものにすぎないのでは、とさえ思えます。

張藝謀 の作品の魅力の一つは大変に解りやすく見ごたえのあるストーリー構成・演出にあると思うのですが、その技にすっかりはまってしまった私は彼の作品を(彼の出演作である「古井戸」から)「紅いコーリャン」「ハイ・ジャック/台湾海峡緊急指令」(←いや別にこれは観なくてもいいと思うけど)「菊豆」「紅夢」「秋菊の物語」「活きる」「上海ルージュ」「キープ・クール」「あの子をさがして」「初恋のきた道」「至福の時」「英雄HERO」と観てきてしまいました。
こうやって並べてみると初期の「紅いコーリャン」と「菊豆」は確かにグロテスクなまでに欲望・憎悪・悲嘆などが噴出する激しい作品なのですがそれ以降は彼の技巧的な要素のほうが大きくなっています。「紅夢」は私が初めて観た張藝謀 作品なのですが、その美しさやトリック的な感じのする物語の巧みさに大変に惹かれたものです。
むしろ「紅いコーリャン」のみなぎっている迫力はエンターテイメントな「英雄HERO」に近いような気がします。あの矢の飛んでくる圧倒感は「紅いコーリャン」の押し寄せてくる苦しみに似ている気がします。「活きる」でも運命は恐ろしい勢いで押し寄せて来るのですが、その辺りの見せ方というのは張藝謀 の特徴であり、それが退屈せず観れる技術だとは思っています。
例えば同年代のチェン・カイコー作品が意外と説明が足りない気がするのに比べ(とはいえ勿論「覇王別姫」は大好きですが)、張藝謀の表現の的確さには目を見張ります。ただあまりにも押し付けがましい演出なのでうるさいと思う人もいるのではないでしょうか。

「紅いコーリャン」の壮絶な設定、ハンセン氏病の結婚相手、レイプまがいの求愛、病気を怖れての消毒、日本軍の残虐行為(実際こういうことをしていたわけでもっと酷いことが行われ、もっと多くの人が苦しみ怖れていたと思っています)九児の死、皆既日食などの描き方が強烈すぎるのです。
だからこそ後の彼の作品は次第に抑えたものになっていったのでしょうか(それでも充分、押し付けてますが)

とは言え、そう感じながらもつい観てしまうのはむしろそのテーマ以外のコン・リーのアップや化粧法、花嫁を担いでいく時の酷い歌。砂埃の風景や酒造りの様子。姜文らのやりとりなどが比べようのないほど面白いものだからでしょう。
久し振りに観た私は非常に荒っぽい生(き)の張藝謀を大変面白く観て楽しみました。

監督:張藝謀  出演:コン・リー、姜文、トン・ルーチュン 1987年製作
posted by フェイユイ at 21:25| Comment(49) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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