2006年03月13日

「妖怪大戦争」三池崇史

妖怪大戦争a.jpg妖怪大戦争b.jpg

妖怪の世界、と言うのに憧れるのである。大好きなのだ。僅かではあるが別室でもその思いを書いていたりはする。
その割には詳しかないが。

が、故郷は化け猫で有名だし、今住んでいる所には河童がいるので小さい子は溺れさせられないようにおまじないの小さい瓢箪の飾りを首につけている。近くには小料理「川太郎」がある(関係ない)
ていうかある程度田舎に住んでいたら誰でも妖怪は傍にいると感じるのではないだろうか。東京にはいないらしいが。
(大概どの物語でも東京にはいないことになっているからね)(でも本当だろうか。妖怪というものは人間の傍にいるのだと言う気がする。東京には東京の妖怪が住んでいるのではないのかな。よけいいそうな気もするし。東京砂漠に住むため心が乾いていつも癒しを求めている淋しい妖怪とか、いかん!田舎モノの思い込みです)
ちょっと別の話だが、「小豆は身体にいい」といつも義母が言っているのでお祖父ちゃんの説はすんなり解ったという話もある。

柄本明さんから始まって(この方だって充分妖怪の素質があられると思うが)妖怪総出演じゃなくて演技派俳優かつ関係者総出演。顔はもう殆どその濃いメイクで解りはしないが実に皆さん、心ゆくまで妖怪をされております。モブシーンの妖怪募集に応募が殺到したようだけど、当然でしょう。誰だって(と言うのは嘘になるが多くの人が)妖怪にはなってみたいのである。
しかし妖怪って様々な力を持つ、といいたいけど、大多数はしょーもない力しか持ってないよね。
水木しげるさんが加わっておられるので鬼太郎さんの仲間が多く登場(鬼太郎さんはさん付けじゃないと呼べない)
ぬり壁、小豆洗い、ぬらりひょん、一反木綿など何の意味があるのかよく解らない。つまりは全てのものに魂があるのだということなのか。

愛すべき妖怪たちと反対に恐ろしい力を持つものが加藤保憲である。
こちらは「帝都物語」にも登場の魔人・加藤なのだ。嶋田久作さんより少しマイルド(これで)にはなっているがやはり恐ろしい強敵なのである。

これと闘うのが女の子のように可愛い「麒麟送子」のタダシくん。華奢でけなげで観る者の心を捉えてしまうではないか。

そして最後にこの映画は「戦争はいけない、腹がへる」という反戦の強い意志を表しているのである。これは大切なことです。
だが、悲しい哉、恐ろしい哉、世の中はそう簡単に終わりはしないのであった。

監督:三池崇史 プロデュース:水木しげる/荒俣宏/京極夏彦/宮部みゆき
出演:神木隆之介、菅原文太、豊川悦司、安部サダヲ、栗山千明、宮迫博之、遠藤憲一、竹中直人、忌野清四郎
2005年製作

ところでこれを夜中一人で観ているとガラス戸ががたがた音がする。鼠だと思った私は「人間様がまだ起きてんのに騒ぐなど不届きなやつだ」と腹をたて、起きているとわからせるために戸を叩き返したり、制汗スプレーを振りまいたりした(意味はないんだけど匂いがしたら人間がいると思うんじゃないかと考えて)
後で思ったら、そいつこそ妖怪だったのかもね。一緒に観ようと思ったのかも知れない。どうも察しが悪くてね。失礼しました。


posted by フェイユイ at 22:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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