2006年03月19日

「ブラザーズ・グリム」マット・デイモン&ヒース・レジャー

「グリム」と言うタイトルにしてはそれほど突っ込んだグリム童話ではない、と思われる方もいるのかもしれないが、この映画はあくまで「グリム兄弟」であって、「グリム童話」ではないからであろう、と思っている。
兄弟萌えにはおススメの作品なのだ。

昨夜観てから、すっかりマット&ヒースのグリム兄弟にはまってしまった。なぜ兄が弟に弟が兄になってるのかはまだわからないが。あべこべの世界、という比喩なのだろうか?

マット・デイモンは何作か見ているが今回のウィル兄さんが一番好きである。こんなにゴリラ顔だったっけかなあ、と思いながらもゴリラ顔好きには申し分ないお顔立ちであります(私には前回サッカーワールドカップのドイツ代表ゴールキーパーであるオリバー・カーンが理想なのです)現実的でちょっと身勝手で結構怖がりである。
弟ジェイコブのヒース・レジャー。まだこの顔しか知らないが、繊細かつ情熱的なジェイコブを魅力的に演じています。時折見せる思いつめた表情にはっとしますね。夢想家でそのため向こう見ずな所もある弟だ。

ところでこの映画の導入部。貧しい家。病気の妹のために弟ジェイコブは牛を売りに行ったのだが、騙されて豆と交換してしまった。
ん、これはイギリスの民話であってグリムじゃないのでは。別にグリムだといってるわけではないから文句は言い難いが。それとこういう場合、お兄さんが行くべきじゃないのか。このことが弟のトラウマとなる。

グリム兄弟の仕事は村を回ってはそこに伝わる物語を聞いて書き留めること。それをまとめたものが後世に残っていくわけだが、映画のグリム兄弟はちと違う。話を聞くまでは同じだが、そこにでてくる魔女を捕らえたり事件を解決する事で大金を巻き上げていくのだ(ドイツ国民から怒られそうだが)これを兄弟、力を合わせて仕掛けを作り芝居をするのであった。

そしてグリム童話といえば黒い森(シュバルツバルト)。赤頭巾が木の枝に引っかかっている様子は恐怖を感じる。
女の子達が次々とさらわれていく事件が絡んでくる。すでに10人の少女が狼にさらわれたと言う。
話を聞くグリムたち。書き取っていく弟ジェイクと傍らに立つ兄・ウィルの姿がなかなか決まっている。
かくしてグリム兄弟は少女失踪事件の謎を究明することとなる。そこで森の道案内をするのが女だてらに猟師をしているアンジェリカ。女性の登場で兄弟との恋愛模様が予想されるがこの女性、兄貴が好きなのか、弟なのかよくわかんないなーと思っていたら、結局は何もなかった(笑)通例としてヒロインはどちらかと恋に落ちるはずでは。テリー・ギリアム不思議である。

物語は様々なグリム童話を絡ませながら進行する。眠り姫、ラプンツェル、ヘンゼルとグレーテル。そしてシンデレラを現すためにマット&ヒースが女装。小間使い姿でお掃除している。

兄弟に絡んでくる奇妙なイタリア人がカバルディ。なぜかフランス軍の手先である。拷問が得意であるらしい。いじめられキャラでもあるが。
一体彼がナンなのかまだよく判らない。

村の娘サーシャが捕らわれ泉に浮かぶシーンはオフィーリアのようである。これはシェイクスピア。色んなものが溶け込んでいるのだ。

幻想的な場面が次々と出てくるが少女が馬に飲み込まれるシーンが特に印象的だ。少女は「大きな目ね、大きな耳ね、可愛い口ね」と馬に語りかける。これは赤頭巾ちゃんがお祖母ちゃんに化けた狼に言うセリフだ。

テリー・ギリアムと言えば「ジャバーウォッキー」から好きになった。本作はそれを思い出させる(と言っても見たのは遠い昔の事。もう一度観て観たい。

昨日も書いたがこの映画はとにかくマット&ヒースの演技に尽きるのではないかと。
グリム兄弟、よいです。

次にグリムのキスシーンの一歩手前をアップしておく。興味のある方はご覧ください。
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posted by フェイユイ at 23:32| Comment(2) | TrackBack(1) | マット・デイモン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ブラザーズ・グリム」テリー・ギリアム

cap145.bmp

こんなに早く観れるとは思わなかった「ブラザーズ・グリム」驚きです。

前半のみにしておこうと思ったんですが、面白くてとうとう最後まで鑑賞してしまいました。
何しろグリム兄弟を演じているのがマット・デイモンと今話題のヒース・レジャーなのですから途中でやめるのは難しいものです。
マット・デイモンが兄・ウィルをヒース・レジャーが弟ジェイコブを演じています。と、ここで疑問。グリム兄弟は兄がヤーコプ(=ジェイコブ)弟がウィルヘルム(=ウィル)だったと思うんですが?それに裕福な家庭に生まれていると思うのでここまで悲惨な生活ではないんじゃ。まあ、それはどうでもいいんですがね。(ギリアム監督の作ったグリム兄弟なのでしょう)
強い兄弟愛に結ばれていたという評判のグリム兄弟ですので映画でもマット・デイモンとヒース・レジャーの熱々ぶりが期待されるかというとこれがかなり表面的には劣悪状態。が、考えたらそれでもいつも一緒にいるわけだし、そこここでやはり仲のいい所を見せつけられる。特にヒース・レジャー弟は何かというと「兄さん、兄さん」なので可愛い弟ではありませんか。要するに仲良し喧嘩状態でして、最後には兄の緊急事態に弟が兄に熱い接吻をする!かという場面が!!(「ブロークバックマウンテン」を観てからみたかったー!と痛烈に後悔。きっとあれをみてからこれを観たらかなりおかしかったのでは。ってそのためにBBMを観るというのも失礼な話かな)兄弟愛がお好きな方にも絶品な一作でしょう。

肝腎の中身には何も触れないままでいるが、これはとにかくグリム童話好き、もしくはテリー・ギリアム好きなら夢中で観てしまうことでしょう。私はグリムはなかなかはまってしまった口なのでタイトルを見ただけでヨダレがだらり。しかもテリー・ギリアムが監督なら見ないわけにはいきません。
いくつかこの手のゴシック要素の映画を好んで観ましたが、映像のらしさといい、高得点ではないでしょうか。テリー・ギリアムなのであんまりドまじではなく笑いの要素が多いのもまたよいですね。(ティム・バートンの「スリーピー・ホロウ」もおかしく怖い映画で好きでした。どっちがいいかは比べ切れませんが、ジョニー・デップ一人とマット+ヒース二人でちょいとこちらが色っぽい?)
グリム兄弟にまとわりつくイタリア人のカバルディがいい味出してました。

とにかく主人公兄弟二人が抜群によくて、マット・デイモンのもともとゴリラ顔なのが今回余計にゴリラで素敵でした。ヒース・レジャーは私は初めて観た(!)のですが色っぽい方ですね。こんなに可愛いくていいのかと思うほど、兄を慕いつつ、反発しつつしている姿が切ない弟です。

テリー・ギリアム目的だったはずなのに、マット+ヒースの話ばかりになってしまいました。二人のファンなら身もだえできる作品だと思われます〜。

実際のグリム兄弟って凄くて、二人が別れて生活する際、弟は兄に「僕が兄さんをどんなに愛しているか、兄さんにはわからないんだ」という手紙を書いてるそうで、兄も「もう僕達は一生離れるまい」というお返事をだしたそうな。しかも兄は一生独身で弟夫婦と暮らしたという(奥さんはさぞかし迷惑だったに違いない)そう思いつつマット+ヒースを眺めているのもまた一興ではありませんか。
(映画と関係ないって)

監督:テリー・ギリアム 出演:マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチ 

マットに舐められたかえるさんが可愛かった〜。きっと女の子だったにちがいない。(あ、婆さんっていってたっけ)
posted by フェイユイ at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | マット・デイモン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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