2006年03月28日

「グッド・ウィル・ハンティング」ガス・ヴァン・サント

グッド・ウィル・ハンティングa.jpgグッド・ウィル・ハンティング.え.jpgグッド・ウィル・ハンティング.jpgグッド・ウィル・ハンティング.b.jpgグッド・ウィル・ハンティング.贈.jpgグッド・ウィル・ハンティング.d.jpgグッド.jpg

改めて書きます。もう私としてはマット・デイモンを見ていたのか周杰倫を観ていたのか混同してわからないほどになってきたので、これはあくまでもマット・デイモンの主演ということで書いてみます。

かなり殴り書きの取り留めない話になると思うのでご容赦を。

それほどまで思ってなかった、と書いたマット・デイモンですがこの映画を再鑑賞して惚れこんでしまいそうです。
監督がゲイであるガス・ヴァン・サントということもあるのだろうか、それともそういう資質の持ち主なのかマット・デイモン演じるウィルはかなりゲイ的なニュアンスを感じさせる登場人物である。
と言っても物語的にはなんらそういう部分があるわけではない。
ウィル青年の持つ繊細な神経、内気そうな表情がそんな雰囲気を出しているのだろうか。

人物設定が普通人とはかけ離れた明晰な頭脳の持ち主であるのにも関わらず、過去に受けた心の傷のために他人との触れ合いができない青年であるとなっている。そのために学業にも仕事にも恋愛にも積極的な行動を取れないのだと。ストーリーが面白いので引き込まれて観てしまうが、かなり現実離れしている感もある。ちょっと少女マンガ的というのか、そんな感じ。
とても頭のいい感のある脚本なんだけど、かなり甘い部分もあるのだよね。(何しろ脚本がマット・デイモンとベン・アフレックなのだ)
だがまあそれは一種の例えであって判り易く極端に設定した、と思えばいいんだろう。それにしたっていい先生に出会えて、愛してくれる彼女ができて、心からウィルの人生を心配してくれる親友もいるんだから考えたらかなり幸福な青年ではある。それを打ち消すためのバランス配合として幼い頃に酷い虐待を受けた負い目を持つということになってると考えてはいけないか。
と言うと、なんだか反感を持って書いているようだが、とんでもなくその逆で主人公に大いに共鳴できると思えたのであった。
勿論、自分がこんな大天才と肩を並べられるわけではない。なのだが、妙に突っ張って、心を開けず、自分を偽ってしまうということ。過去に負った傷が性格をゆがめてしまっていることなどは誰でも共感できる心理なのではないだろうか。

現実にこんな教師や友達に出会えるとは限らない。
もっと辛い時期を長い間耐え抜いていかなければならないかもしれない。ウィルはそれに気づいたのが21歳の誕生日だった。充分すぎるほど若い。実際は中年過ぎてもどうだかわからない。
それでも同じような魂を持つと感じる者はウィルに共鳴してしまうだろう。

ラスト。ウィルはせっかく手に入れた「いい仕事」を捨てて傷つけてしまった恋人のいるカリフォルニアへと向かう。
彼は結局敗残者となってしまうのか。答えは否だろう。そう信じさせるいいラストシーンである。

出番はそう多くないがウィルの親友チャッキー演じるベン・アフレックがとてもかっこいいです。金もないのに物凄いおんぼろ車をプレゼントするのが最高。「お前が突然いなくなるのが俺の夢だ」と言うセリフの泣かせる事よ。

ロビン・ウィリアムズはまったく持っていつもの彼ですね。小さな熊さん的風貌。あの泣き出すような笑顔。みせてくれます。

マット・デイモンは若い魅力を溢れさせてます。といってもハンサムなのかそうじゃないのか判んなくて体つきもなんだかどてっとしてシャープじゃないし、そういうところがとても好きです。
そして時折、はっとするほど美しい表情になるのですよね。ゲイであるガス・ヴァン・サント監督の思い入れなのかぞくっとするほど色っぽかったり。でもなんか変な顔にもなるし。その辺の不安定さが魅力的ですね。

監督:ガス・ヴァン・サント 脚本:マット・デイモン、ベン・アフレック出演・マット・デイモン、ロビン・ウィリアムズ、ベン・アフレック
1997年製作 アメリカ


posted by フェイユイ at 00:28| Comment(2) | TrackBack(1) | マット・デイモン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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