2006年04月16日

「康煕王朝」陳道明/斯琴高娃 第18集

康煕はついに三藩の廃藩の勅命を出す。
康煕は絶対に廃藩しないと信じていた太皇太后は政治に口出しはしないと決めていたがこれには我慢できない。お前は呉三桂を知らない、と怒る。廃藩を行えば必ず謀反を起こすであろうと。もし廃藩が成功すればお祝いを言いましょうと。
これに対し康煕は呉三桂が謀反を起こしたときは皇帝をやめ新しい皇帝を決めていただきますと答えます。太皇太后はあまりの口答えに気を失ってしまいます。
後に引かない二人の弁舌の凄まじさに圧倒されつつどうなるのかどきどきしますね。これまでどおりなら太皇太后の言うとおりになるのですが、康煕が勝つ事ができるのでしょうか。

あの妖しげな朱三王子は香会なるものの繁殖させ支持者を増やしていきます。そして呉三桂の息子に近づいて手を組もうと試みます。

康煕は街中で庶民の様子を見ています。
豆腐料理を売って親の冤罪を晴らすための資金にしようとしている娘の所にやってきたのが周培公でありました。彼は書に通じ伍次友からの推薦文をもらっているのに「権力者に媚びたくない」と言う理由でそれを使わず、日々腹を減らし泊まる場所もない生活を送っています。科挙の試験を受けるつもりが追い出されてしまったのでした。
豆腐料理売りの娘との会話を聞いて康煕は興味を持ちます。彼をお茶に誘うと周培公は普通の服を着た(上等そうですが)康煕を皇帝だと見破ります。
そんな時、豆腐料理の娘が歌う歌が朝廷への反逆だとして娘を捕らえた長官がいました。康煕は怒って長官を呼び出し減給を言い渡し、娘には田舎へ送っていき父親の冤罪をはらすよう伝えるのだった。

こういうお上が庶民の苦しみをわかってくれて悪徳役人を罰してくれる。というのはいつでもどこでも必要なドラマですね。



posted by フェイユイ at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 康煕王朝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ロスト・イン・ラ・マンチャ」観たかった「ドン・キホーテ」

「ドン・キホーテ」の映画製作は呪われた企画であるらしい。
以前にもオーソン・ウェルズが映画化しようとして失敗した事があるという。
「ラ・マンチャの男」と言うミュージカル&映画があるがこれはセルバンテスとドン・キホーテをミックスしたような仕上がりになっていた。ドン・キホーテが主人公というのは難しいのだろうか。
スペインの最大のヒーローであり、憧れを抱く人が多いが(大概は男性であると思うが)私にはこの気持ちがあまりよく判らなくて(正直言うと)それゆえ余計にテリー・ギリアムが作ったドン・キホーテを観てみたかった。
ギリアム監督が言うには「昔から好きだったが年をとってますます彼の生き様に憧れる」のだそうだ。理想主義の夢想家。まさしくテリー・ギリアムそのものなのでありましょう。他人に見えないものが見える、というのも共通点だとスタッフの一人が語っています。なるほど。
そういえばテリー・ギリアム監督はもうかなりの年齢なのですね。現在66歳?なのに「ブラザーズ・グリム」のようなチャーミングな映画が作れるんですねえ、改めて感動。年齢は関係ないか。
そしてまた年齢の話だが60歳ほどの時に挑戦したこの「ドン・キホーテ」の映画化に対しての天災・不運。まるで何者かが作らせまいとしているかのような逆境にギリアム監督は荒れ狂う事もなく、むしろ静かに立ち向かっていく。主役が病気になってもできる部分から少しでも映像にしていこうともがく姿は見ていて辛くなるほどだ。
外見からしてかなりの異世界人間に見える方だが、スタッフを庇いながら夢を捨てまいと努力する様子は本当にドン・キホーテのようである。

テリー・ギリアム監督のイメージアニメや絵コンテなども見ることができる。実に漫画が上手い(当たり前だ。アニメーターです)
ところで「バロン」は相当に製作に困難を生じ、その上興行失敗だったようで中で「バロンの二の舞になる」と言う言葉が何度も出てくる。が、「バロン」はそれでもきちんと作品になったのだからまだいいのだよね。
ジャン・ロシュホールの素晴らしいドン・キホーテ姿やジョニー・デップのいつもののめりこみ演技を見ていると本当に惜しいと思う。と同時に「ドン・キホーテがほんとに面白くできるのかな」とも思う。それを確かめたかった。

映画製作というのは非常に地道で大変な作業なのですね。そして多くの人が関わるために一人だけの思いではどうしようもないものだとも。
そしてお金。何と言っても制作費の不足はどうしようもないことで。保険会社とのもめごとなど頭の痛い話ばかりです。

ギリアム監督は最後まで「もう一度製作にとりかかりたい」と言う気持ちと「もうこのままにしておこうか」と言う気持ちを持ち続けている。
夢をかなえさせてあげたいです。
posted by フェイユイ at 21:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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