2006年06月04日

「GOAL!」(ゴール!)第1弾

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とんとん拍子のサクセスストーリーでありながらなぜか感動してしまう。というか感動の嵐に巻き込まれてしまうのだった。

メキシコからアメリカへ不法入国したサンチアゴ。必死の思いでロサンジェルスに落ち着いたのだった。
時がたち、プロサッカー選手になりたいと願い賢明に練習するサンチアゴに父親は「人生には二通りしかない。豪邸に住むものとそこで働く私達のようなものと」と言うのだった。ひたすら働き家族を守るのが男だと言い切る父親。
ある日、イギリス・のニューカッスルの選手だったグレンがサンチアゴのプレイに目を留め彼をプレミアリーグに誘うのだった。父親は「夢を見るな」と相手にしない。だが見かねた祖母がそんなサンチアゴをイギリスへと送り出してくれたのだった。

貧しくて不法入国の過去がありかつてギャングでもあったサンチアゴが、ひたすら一直線にフットボールの道を進み続ける姿はやっぱり魅了されてしまうのだ。サッカーは上手いけどちょっと私生活に問題ありのガバンとの友情もなかなかいい感じなのである。
上手く行きすぎという人もいるだろうが、親とのいさかいがあったり女の子を好きになったり病気を隠していたりする葛藤がある。ただサンチアゴが羨ましいほど真直ぐな心の持ち主なので本当にうれしくなるような爽やかな物語なのだ。

昨日に引き続き頑固親父の話になったのがおかしい。が、どちらも心底息子を愛している物語だったな。そしてお母さんとかおばあちゃんとか女性の身内が助けてくれるわけなんだ。

いつも晴天のロスから雨の多いイギリス・ニューキャッスルで思うようにプレイができない場面ではどうなることかと心配。
けど神様は彼を見守っていてくれましたね。こんなに激しい高揚感のあるサッカー映画は他にはないものだと思う。満員の観客が入ったスタジアムのシーンは鳥肌モノだった!やっぱサッカーは世界で最も興奮するスポーツだと思わずにはいられない。


ベッカム、ジダン、ラウールなどのスーパースターも登場してくれるし(あまりにも唐突で浮いているのは目をつぶろう)
三部作の第1弾ということでサンチアゴの活躍をまたまた期待しよう!!

監督:ダニー・キャノン 出演:クノ・ベッカー、スティーブン・ディレン、アレッサンドロ・ニヴォラ
posted by フェイユイ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(3) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「夏休みのレモネード」

レモネード.jpgレモネード2.jpg

あてもなく書いていく。

1976年、シカゴ。カソリック教徒であり、アイリッシュであるピートは8歳の少年。いつもシスターに怒られてばかりいる。「そんなに悪い子だと地獄におちますよ」ピーとはどうすれば天国にいけるのかを考えた。
他宗教の人をカソリックに改宗させ天国に導いてあげるのは聖人であるという。ピートは早速近くに住むユダヤ教徒を天国へ導こうという探求(Quest)をはじめた。
この「Quest(探求)」と言う言葉はよく使われるね。アーサー王の昔から騎士は「Quest」していた。聖杯を。

8歳の少年が懸命に天国への道を探求しているわけだが、その実本当は子供の姿を借りているだけなのだろう。本当は大人がやってみたいと思ったことをそれじゃああんまり世間を知らなさ過ぎる常識なしみたいなので子供に姿を変えて行ったというんじゃなかろうか。子供だったら考えてみても無邪気だってことで。主人公が大人だったらまたそれで面白かったかもしれないんだけど。
大体信じている宗教を変えてやろうというのはその人の全人生・人格・祖先・親・友人を全部捨ててしまうことになるわけなので大人が実行するには非常識にすぎるものですね。

それでココではとても可愛らしい二人の少年となる。ピートの全く迷うことのない探究心が見ていてはらはらしながらもこんなに率直に疑問をぶつけられることに感心もする。
カソリックであるピートが改宗させようとしたのはユダヤ教のラビ(指導者)の息子ダニー。しかしダニーは悪性の白血病に侵されており余命いくばくもない身の上だったのだ。
ピートに「カソリックにならないと天国に行けないよ」と言われ素直にカソリックになるためのでテスト(ピートの口からでまかせである)を受ける。それは駆けっこやら石投げなんかなんだけど9つのテストをクリアしたダニーに課せられた最後のテストは海(実際は湖)に浮かんだブイまで往復して泳ぐことだった。
小さな少年と言うだけでもヒヤヒヤなのに思い病気を抱えた体でブイまで懸命に泳ぐダニーを映画とはいえ見ちゃいられない。ここでもし何かあるならもうその時点で見るのやめようと思ったんだけどね。

まるで学校で見ているかのような真面目そのものの映画なんだけどとても面白く観る事ができた。
特にアイリッシュであるピートの家庭風景。カソリックであるために8人の子沢山でそのために頭のよい長男を大学に行かせてやることもできず、その上ユダヤ教のラビから「奨学金を出しましょう」と言う薦めも頑固親父は我慢ならずはねつけてしまう。
実はこの親父二人の話がこの物語の主軸になるもので子供達は可愛い代役ということなんだろうね。
カソリックの親父は頭が固くせっかくのユダヤ教のラビの申し出を乱暴にはねつけてしまう。一方のラビはそんな親父さんに寛容な気持ちを持ってはいるが撥ね退けられてはどうする事もできない。
ラストで子供達を介してピートの親父さんはラビに車の中から仲直りの合図のように手をかすかに振るが二人の間はまだ遠く離れている。
問題は解決してはいないのだ。

この映画は「グッド・ウィル・ハンティング」の脚本・出演コンビのベン・アフレックとマット・デイモンがインターネットで新しい脚本家を発掘しようとしたプロジェクトで選ばれ、ベン&マットが製作者になっているものだ。共通点は友情とそして魂の救済と言う事が描かれていることである。これは(ベンの映画は殆ど見ていないので何も言えないが)マット・デイモンの映画の中で何度も繰り返し表現されている事である。さすがにマットも少年に戻るわけにはいかないからこそこの映画が選ばれたのではなかろうか。
それにしても彼らの映画の中でもまた多くの映画(いまだったら「ダ・ヴィンチコード」とか)でもカソリックと言うものが何度となく批判されている。が、解答といえるような映画はない。宗教と言うものは長い年月の間に深く浸透し人間そのものを形作っていく。簡単な解決策などはあるはずもないのだろう。

監督・脚本:ピート・ジョーンズ 出演:アディール・スタイン、アイダン・クイン、ボニー・ハント、ケヴィン・ポラック、マイク・ワインバーグ、エディ・ケイ・トーマス、ブライアン・デネヒー
 
と言ってもアイリッシュ親父をやったアイダン・クインが素敵でね。批判はしてもマッチョな親父に惹かれてしまう私なのだなー。
しかしやはり母は強し。さすがのマッチョ親父もベッドを交換条件にされちゃいやとは言えない。いや、美女でなければ言えませんな。
posted by フェイユイ at 13:29| Comment(0) | TrackBack(1) | マット・デイモン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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