2006年08月08日

「康煕王朝」を観終わって/その2

とは言ってもこの「康煕王朝」面白かったのは確か。前にも書いたけど全く康煕帝に関しての知識がなかったので全て新鮮に観る事になりました。

嫌いと言っても若い時の康煕帝は可愛いんですよね。東亭とスマラグが康煕を支え、まだ未熟な康煕もお婆様にしかられたり、一所懸命頑張ったり後でその頃を懐かしむ場面がありますがほんとにそうだと思います。
康煕が大人になるほど悩みが増え後で容妃が嘆くように康煕は身近な者にあたっていくようです。
しかし一体どうしてこんなにいい人・好きな人ほど酷い目にあわせてしまうのでしょうか。
一つは康煕の公平な精神と言うものを表現するためなのでしょうか。公平ではなく好きな人に対して不公平のようにも見えますが。

康煕たちのような満人と征服された漢人というのは知ってはいてもあまり考えた事がなく、このドラマを観て少しわかったような気がします。
それにしても圧倒的に数の多い漢人を征服してしまった満州族というのは物凄いものですね。

最初観た時はびっくりする弁髪も女性のあの大きな髪形もいくつかのドラマや映画を観ている内に慣れてくるものです。大体日本の侍のまげの方がかなり特殊なのであれがいいんだったら弁髪はまだまだ可愛い方です。女性の髪形も日本の江戸時代の髪型を大げさにしたような感じでもありますしね。後ろ髪のはね具合とか。

中国にはイスラム教徒がたくさんいる、というのも知らなかったことで康煕がイスラム教も公平に見ている、という話なんかは凄く興味深く見ました。

最後になりましたが、目的だった陳道明とスーチン・ガオワーは本当に素晴らしかったです。
この話、スーチン・ガオワーのお婆様がいなければ魅力半減かそれ以下です。かっこいいんだもんなあ、太皇太后。
陳道明、「ラストエンペラー」もこれもどちらも凄い。考えたら康煕皇帝は皇帝としてはすごいけど(このドラマとしては)人間性に乏しい感じ。それに比べたら溥儀は運命的に落ちていくばかりだけど人間ドラマとしては格段に面白いですね。康煕の前で溥儀褒めてて申し訳ないけど。


ラベル:康煕王朝
posted by フェイユイ at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 康煕王朝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「康煕王朝」を観終わって

「康煕王朝」50集を見終わってなんとも言い難い気持ちに陥りましたね。何と言っても衝撃だったのは康煕が最も信頼しまた美しさと気品と愛情豊かな容妃を康煕自身が奴隷の身に貶め、便器を洗うという毎日を送らせ(便器を洗う職業の方には申し訳ないですが)しかも60周年のお祝いに他の囚人(索額図と明珠)は呼んだのに彼女の事は忘れてしまい、がっくりした容妃は便器に押しつぶされて死んでしまうなんて。
これは一体史実なんでしょうか???私は恥ずかしながら康煕帝のことを全く知らずこのドラマで初めて知った(それまでは名前を見ても何も思わなかったわけですね)のですが、一応歴史書を見ると類稀なる名君とあります。事実このドラマのように幼くして皇帝となった後、三藩の乱を平定し、台湾を奪回し、モンゴル・ジュンガル・チベット・青海も平定、ロシアとネルチンスク条約を結び、「康煕字典」を作り、西洋の数学・天文学・地理学を学習し、学問を奨励するというまだ多分書き足りてないほどの偉業を次々と行ったまさに皇帝、という物凄いお方ですね。
そのお方が最も愛する妃に対してこの仕打ち。ドラマを観ているとそれは康煕の皇帝としてのどうしようもない立場から、ということで陳道明の悲しい眼差しについ涙をこぼしてしまいましたが、どうしたって凡人の私には康煕のやり方が理解できませんね。(史実でなくドラマ製作者の演出ならごめんなさい)
とは言え、思い出してみたらこのドラマでは康煕と深く関係して言った人々は皆不幸になっているのですよ。
敵の大将は仕方ないですが才能豊かで人徳もある家臣や身内が康煕のためやむなく不幸な道を辿っていく。
康煕と清のためにと大地図を書き上げた周培公の最後は悲しかったですし、李光地も身を粉にして働いてると言う感じなのにと最後は台湾に送られてしまいました(私は台湾がいいけど)
太皇太后にはさすがに酷い仕打ちはしてませんが何となく不安を抱かせたまま死を迎えさせてしまったのではないでしょうか。
愛娘・藍斎姫はかわいそうに嫌な男の所へ嫁入りさせられその人を好きになったら親父から戦争されて未亡人にさせられ愛する母親は奴隷にされ、と散々に心を踏みしだかれてしまいます。
賢かったスマラグはそういう目には会いたくない、と康煕との結婚を拒絶したのでしょうね。それでも深い悲しみに傷ついた最後でした。
腹心というべき魏東亭は最後はまあ康煕と添い寝したりして仲直りしたんですが、貯金したり大変な働きをしたにも関わらず完璧じゃない、とばかりに台湾に追いやられたりして気の毒でした。
舅である索額図や明珠もまた反逆の志があったとはいえ惨めな末期を過ごしています。
唯一康煕をしてやったりと言う感じなのはバオリーロンメイ姫くらいですか?なにせ康煕を強姦したあげく身ごもったかもしれないというバイタリティ溢れる姫ですね。彼女の去り際はかっこよかったです。

それにしてもこのドラマの人間模様が史実なら私はどーにも康煕皇帝は好きになれませんね。優秀かもしれませんが可愛げが全くないではありませんか。
ドラマとしての演出なら英雄というべき皇帝をここまで非情の人物に描いた、ということに驚きます。最後なんか主人公・康煕に憎しみすら感じましたからね。やっぱり最後には名誉より愛を選んで欲しいっす(いくら甘いと言われても)やだやだこの皇帝。

このドラマの男性で一番魅力があったのはグールダンでした。私だって康煕の城に帰るより藍斎姫のしたとおりグールダンの元に戻りたいですね。
ラベル:康煕王朝
posted by フェイユイ at 18:28| Comment(3) | TrackBack(0) | 康煕王朝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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