2006年08月14日

「私の小さな楽園」

私の小さな楽園.jpg楽園a.jpg

これはちょっと見逃せない映画でしたね。
ブラジルの片田舎の風景がだだっ広くて印象的。青い空と強い日差しだけがある。
ヒロインのダルレーニは若いといってもちょっと年がいってて美人の範疇ではないんだろうが、その大きな胸と腰がっしりした体格のせいなのだろうか、子持ちではあったが家持ちの初老の男に結婚を申し込まれる。
が、それは初老の男にとっては体のいい召使を手に入れたことだった。
ダルレーニは朝早くから農場で働き、家事をし家畜の世話夫と子供の世話が待っている。その間夫はハンモックでラジオを聞いているばかりなのだ。
そして実は夫は子供を作れない体質だったのだが、ダルレーニは白人系の夫は似てない皮膚の黒い男の子を産む。ダルレーニ自身は混血(白人とインディオの、と言う事だと思う)なのだ。
勿論夫は疑問を持つが(っていうか)特に問いただす事はなくいつもの生活が繰り返される。次第に疲れていくダルレーニは上の子供を農場に置いて来る(実はこれの意味がわからないのだが、農場にいれば学校にも行けるし将来都会で暮らせるさ、ということらしい。一番辛いシーンだった)
これ以後のダルレーニの生活は少しずつ変わっていく。
夫・オジアスの従兄弟であるセジーニョ(年齢は夫と同じくらい)と関係を持ち今度は青い目の男の子を出産。しかも夫はなぜかセジーニョを同居させる。
セジーニョは心からダルレーニを愛していてその様子はけなげなのである。農場で働くダルレーニをいたわって家事と家畜の世話を受け持ちダルレーニのために毎日お弁当を届けてやる優しい男である。自分の子をダルレーニが産んでからは特に愛情深くなる。
そういう奇妙な関係が続く内、今度は農場で若くてハンサムなシロ(「カランジル」のお医者の先生だ)とダルレーニは関係し同居させてしまうのだ。その上、ダルレーニを手放したくないセジーニョの説得で怠け者の夫・オジアスが懸命にシロの住む部屋を増築するのがおかしい。
若いシロはダルレーニを愛していて子供が生まれたらこの家を出て行こうと言い出す。そしてダルレーニはシロの息子を出産する。

疲れて眠り込むダルレーニとセジーニョ。そしてシロが農場に出ている隙に権力主義の夫オジアスは生まれたばかりのシロの息子と黒人とセジーニョの息子を連れて外へ出たのだった。

やっと子供達がいないことに気づき慌てるダルレーニとセジーニョ。一体夫・アジアスは子供達をどうするのか。
もう嫌な予感でどきどきした。子供の出来ないオジアスは自分の子ではない3人の男の子を自分の息子として登録しに出かけていたのであった。
帰ってきたオジアスと3人の息子を見て真相を知ったダルレーニとセジーニョそしてシロは何も言わず部屋へ入った。

結局男達はダルレーニによって楽園を与えられたのだろう。ダルレーニの惜しみなく愛を与えていく姿が素晴らしい。長男だけは心配なのだが(あの子はどうなるんだろう)3人の男と3人の息子がダルレーニの愛に包まれているのだ。といってもその一人は別の男の息子だし。
美しい風景と音楽もこの物語を形作る大きな要素になっている。

監督:アンドルーシャ・ワディントン 音楽:アルベルト・ジル 出演:ヘジーナ・カセー、リマ・ドゥアルチ、ステーニオ・ガルシア、ルイス・カルロス・ヴァスコンセロス
2000年ブラジル


ラベル:ブラジル
posted by フェイユイ at 23:30| Comment(2) | TrackBack(1) | 中南米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「魁!!クロマティ高校 THE MOVIE」

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今日は書くことが多い。こんなに面白い映画だとは思いもよらなかった。
原作漫画は知らないので(ちらと覗いたことはあるが)比較とかはできないけどいかにも今の漫画的なノリで突っ走る「魁!!クロマティ高校 THE MOVIE」だった。
主人公神山高志を演じる須賀貴匡が抜群にあっている。男ばかりしかも不良ばかりの世界なのだが出演者が物凄くよくて感激だった。
何とはなしに武闘派が多かったのだがフレディが渡辺裕之だとか(ははハードゲイだって)変なぬいぐるみ(失礼)が遠藤憲一や高知東生だったりしかも橋本真也が出てたのにびっくり。遺作なのだね。悲しくなった。
他にも山本浩司、板尾創路、ロバート、武田真治(メカ沢くんの声)なんてのも。宇宙猿人ゴリの登場にも懐かしさで胸が熱くなる。

何しろ映画化され公開前に元巨人軍のクロマティから名前を勝手に使ったのどうので話題になっていた。その時は笑っていただけだったが、こんな面白い出来栄えだったとは。いやあ、公開できてよかったよかった。

こういう日本独特の不良群像というのは凄くいいね。おかしくてもちょっぴり哀愁が漂う感じ。
しかし高校生には絶対見えない面々なのだが演じている連中が心底楽しんでいるみたい。これは絶対おススメだね。
私的には少林寺場面がうれしい。男の修行というとこれです。

監督:山口雄大 出演:須賀貴匡、虎牙光揮、山本浩司、渡辺裕之、高山善廣、板尾創路、金子 昇
2005年 日本
ラベル:不良
posted by フェイユイ at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ティム・バートンとジョニー・デップ

ティム・バートンというとても面白い映画監督がいて結構作品は観てる。つい最近も「チャーリーとチョコレート工場」「コープス・ブライド」「エド・ウッド」を観たし以前から「シザーハンズ」「スリーピー・ホロウ」も観て好きだ。だのになぜかここで取り上げてなかったし、あえて一つ一つの作品を批評したい、とまで思わない。それは彼の秘蔵っ子(?)のジョニー・デップもそうなんだけどデップが好きでかっこいいと思うんだけどひたすらのめり込むような感じにならずお二方とも「好きだなあ」の範疇である。いやホントに好きなんだけども。

ジョニデはさらに今現在人気ナンバーワンって感じなので私まで騒ぐ必要もないか、ってところ。どの作品でも素晴らしいですが。
彼の一番いい映画はっていうとどうしても最初に観た「シザーハンズ」の印象が強いんですよね。でも作品的には「スリーピーホロウ」が好きで結局ティム・バートンですね。「夜になる前に」の女装ゲイも捨てがたいけど。
それと最近観たせいだろうけどジャック船長も好きなんだけどね(笑)

ティム・バートンという方も好きなんだけどスゲエ好きってまではいかないのは何故だろう。
しかし「チャーリーとチョコレート工場」観るとどうしてこんなものを作るのか?と感心してしまう(変わっているよなー心底)「コープスブライド」ならまだわかるんだけど。

とか言っててもこの二人の作品は(別々でも)これからもずっと観ていくんだろうとは思うのだけどね。
勿論とても楽しみにして。
posted by フェイユイ at 18:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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