2005年12月05日

笑傲江湖・第二十七集

ついに師父・岳不群と戦う事になった令狐冲。しかも師父は殺した方が勝ち、殺された方が負け、とまで言われたのだ。だが、師父を父とも思う令狐冲が手を下せるわけがない。が、勝たなければ任我行、盈盈、向問天を10年間少林寺に閉じ込める事になる。揺れ動く令狐冲の心。そして師父の剣はまさに令狐冲を亡き者にしようという激しさだった。令狐冲はただ防戦一方。逃げまくるばかりだ。師娘が「許してあげて」と言い、令狐冲は「師父には及びません」と言う。そして任我行が「師弟では勝負にならない。引き分けとしよう」と言って方証大師にも同意を求める。だが(憎たらしい)左冷禅が「それでも崋山派の掌門か」と言って岳不群を囃し立てる。いきなり剣を受けて令狐冲は師父の胸を突いてしまった。激しい怒りを覚え令狐冲を蹴飛ばす師父。刀を投げつけ「今日からは崋山派の宿敵だ。必ずお前を殺す」

令狐冲はうなされて師父を呼んだ。目が覚めた時、傍で見ていてくれたのは盈盈だった。令狐冲は少林寺まで来てくれた礼を言う。盈盈は他人行儀なのね、と哀しそうにする。愛してる人がいるのね。令狐冲は小師妹か、愛される資格はないんだと寂しそうに言う。林平之と一緒の方が幸せになれる。
令狐冲がじっと盈盈を見ているので、盈盈が何故と聞くと「結婚するならお婆様のような人がいい」盈盈は「恩返しはいいから一生傍にいて優しくして欲しい」言いよどむ令狐冲に盈盈は泣きべそをかく。令狐冲は慌てて嘘じゃないと言い、盈盈は約束を破ったら殺すわ(さすが聖姑様)

令狐冲と盈盈が連れ立って雪の中を歩いていると、任我行と向問天が手を結び座り込んでいるではないか。盈盈は寒氷真気のせいだわ、除去しないとと言って横に座って手をつなぐ。令狐冲もそれに習ってやはり手を握って座り込んだ。雪は降り四人の身体に積もった。やがて四つの雪だるまのようになっても、座り続けていた。

少林寺から出発しようとする恒山派の定逸のもとに左冷禅がやって来た。「五岳合併」を推進しようとしているのだ。次第に力をつけている魔教に立ち向かうためと言うのだ。だが、定逸は左冷禅の狙いは他にあり、それは五岳派総帥の座であると見抜く。左冷禅は「合併したら総帥は定逸に」などと甘いことを言うが定逸は五個の拳があってこそ強い。一つになる承認はしません、ときっぱり。五岳派の急務は合併ではなく争いをやめることだとも。定逸はいつも小気味いいね。
左冷禅は次に岳不群に「五岳合併したら総帥はぜひ岳不群に」などと言い寄る。いい加減にしろー。そして令狐冲を殺すべきだと言い出すので共にいる寧中則は「最初からそのつもりだったようね」と憮然とした態度でその場を離れる。夫・岳不群も後を追う。
その後も陸柏に崋山派を見張れといつものセリフ。ああ、もう誰かこいつ殺して。しかし実に楽しそうにやってるね。

寧中則は完全に怒りまくってた。道端の雪だるまの一つが令狐冲とは知らず、夫の前で剣の舞い。「玉女三怒」と言って18年前、岳不群に怒った時に作ったものだと言う。岳不群は私の剣語が読めなかったのか、と言う。何が剣語よと言って切りつける寧中則。うわ、さすがに師父・師娘の夫婦喧嘩は物凄いっす。命がけだ。令狐冲に冷酷すぎると言って怒る妻に私は剣で語っていたのがわからんのか、と夫。何と岳不群は剣の動きで令狐冲に「改心せよ」「客を待つ」つまり改心して戻ってきたら受け入れる、と剣術によって教えていたと言うのだ。驚き!知らなんだ。そんなものがあったとは。そして師父は岳霊珊との結婚も許すと教えていたらしいが令狐冲はどうも気づいていないようだ。誤解していたわと寧中則。でも最後の蹴りはあんまりよ。岳不群はやはり正派と邪派は相容れぬと解ったからなのだ。嫌なら私を刺せ。
そう言って岳不群は去り、寧中則は後を追った。全てを令狐冲は見ていた。
岳不群はやっぱり令狐冲のためを思って怒っていたのか。しかし今までの厳しい態度や言葉を思い返すと本当かなとも思いますよね。しかしとにかく家族愛に飢えた令狐冲にはこの言葉は効いたのでは。突き放され散々ののしられた後、愛していると言われてもなあ。信じるのか,令狐冲。

次に通りかかったのは、岳霊珊と林平之。雪だるまの令狐冲の前でいかにも親しげな様子。小師妹は結婚の許しももらったわ、と言うのだ。小師妹は令狐冲の雪だるまの背中に何やら文字を書き、それを見て林ちゃんも言葉を彫り付けた。仲むつまじい二人の前にならず者が数人現れてからかい、ひどい事に岳霊珊の馬を殺してしまう。林平之ではならず者を倒す力がない。そして岳霊珊を押し倒し、狼藉を働こうとした時、雪だるまの一つが破裂し中から令狐冲は飛び出した。そしてあっという間にならず者を叩ききった。「言え!さっき雪に何と書いてあった」悪党が震えながら「海が涸れても愛は変わらず」「もう一度」「海が涸れても愛は変わらず」「言うなー!もう言うなー」ぐさ(刺した音)ってちょっと可哀想ですよ。が、この雪だるまシーン、令狐冲の心は張り裂けましたね。そして令狐冲は助けた二人に「行け」と言った。二人が黙って立ち去ろうとした時、盈盈が飛び出してきた「よくも礼も言わずいけるものね」と言って小師妹を刺そうとした瞬間、令狐冲はその切っ先を素手でつかんだ「早く行け」
「死んでもあの子を助けるつもりだったわね」盈盈の声にはっと我に返る令狐冲。あやまろうとするが盈盈は膨れて離れていった。
続いて任我行、向問天も雪だるまから脱した。すねる盈盈をなだめる父。そして令狐冲にはもう婿も同然だから吸星大法の欠陥の補い方も伝授しよう。そこで神教への入信は今度はいいだろうな。しかし令狐冲は日月神教に入る気は全くありませんと言う。大笑いする任我行。
行こうとする令狐冲に「岳の娘の所へ行くのか。皆の前で婿にすると言った以上娘を捨てたら承知せんぞ」が盈盈は「行きなさい。これでもう貸し借りはなしよ。行かないと剣で語るわよ」令狐冲は黙って馬に乗った。その姿を盈盈は泣きながら見送った。
ううん。令狐冲がどうして小師妹にそこまでこだわるのか。盈盈の方がずっとべっぴんさんなのに。とは言え、孤児として岳家に育てられた令狐冲は、その家に入ることこそが幸せなのだとずっと思ってきたのだろうしな。でもここでちぎれそうな心を抑えながら「行きなさい」と言う盈盈の切なさ。令狐冲わかってくれよ。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)巴音(向問天)劉仲元(莫大)


posted by フェイユイ at 22:23| Comment(3) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実は原作を読んで、この雪だるまのエピソードがどう映像化されるのかを一番楽しみにしていました(爆笑)。結果はもう大笑いです。私的笑傲江湖ベスト・シーンですなあ(^^;。まあ、特にいちゃいちゃしたカップルに背中に愛の詩を書かれるのは、笑っちゃいかんのでしょうけど(^^;。
Posted by サンタパパ at 2006年01月11日 02:07
小師妹については過ごしてきた長さと、孤児だった自分を育ててくれた師父、師娘に対する恩義も深いものがあるでしょうしね。人の心を持っていると、人の恩義や思いやりが心に響き、なんとかそれに報いたいと思うものです。今では時代遅れな考え方なのかもしれませんけど。
Posted by サンタパパ at 2006年01月15日 00:42
ドラマは令狐冲の人生の途中から始まっているので観ているものは「どうしてこんなにこの家族にべったりなのか」って疑問を持ってしまいます。が、その理由はこのドラマ以前の彼の人生にあるわけで。
その辺も含め、今日感想を書きました。
また書くと思います(笑)
Posted by フェイユイ at 2006年01月15日 21:02
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