2006年03月12日

「風と共に去りぬ」

風.jpgスか2.bmpスカ.bmpビビアン.bmpレット.bmp

もう何度となく観て来た作品である。なのにテレビで放送していたものだからまた観てしまった。
なので感想は大感激と言うわけにはいかないのだが、やはりとても面白い映画であるのには違いない。南北戦争を舞台にして若い女性が運命の荒波にもまれていく物語であるが、何と言ってもスカーレット・オハラとレット・バトラーの意地の張り合いが見ごたえなのだ。

それにしてもスカーレットと言うのは(そう思ってはいたのだが)信じがたいほど悪い女である。美貌を鼻にかけ高慢ちきで、あてつけに結婚したり、金目当てに妹の婚約者と結婚したり、そして2番目の夫は彼女のせいで死んでしまう羽目になったり、3番目の夫レットにも優しくできず、夫婦生活をしない宣言をしたり、そのくせレットに無理強いをされた翌朝は甘い夜を過ごした喜びでうふうふ笑ってたりする。かなりのアルコール依存症であり(レットから「隠れて飲んでいるのを知ってるぞ」と言われる)気を引くために泣きまねしたり、喪中なのにダンスしたり、既婚者であるアシュレーにつきまとい隙あらば「私が好きなんでしょ」などと迫ったり(しかしこのアシュレーも妻を愛してるといいつつスカーレットとキスしちゃだめでしょ)要するに子供であり純真なのだろう、としか言いようがない。が、現実にこんな女がいたら、嫌われてるに決まってるし、現に映画の中でもみんなから相当嫌われている。
彼女も他人にずけずけモノを言うが、スカーレットも女達やレットから手厳しくなじられてたりする。が、負けてやしないんだから見上げたものである。
そんな女が主人公の映画がアカデミー賞10部門(作品賞含む)を取ってるのだからアカデミー賞というのもよく解らんという気もする。
なにせ北軍に追われ命からがら故郷タラに逃れたスカーレットは畑の作物にかじりつきながら「殺人や強盗を犯してでも二度と飢えたりしない!」と誓う。
実際家に忍び込んできた北軍の兵士を撃ち殺す。が、ここで理想の淑女であるメラニーが死体の「ポケットを探ってみましょう」と言うのが凄い。やはり戦争と言うのは理屈ではないのだな。

楽しい場面はまたたくさんある。有名なスカーレットのコルセットを締めるシーンはやはり素敵だ。何しろ出産して「20インチ(50センチくらい)になってしまうなんて!」というウエストである。黒人メイドのマミーが「昼間っから胸の開いたドレスを着るなんて」だとか「日焼けに気をつけてくださいよ」などと口うるさいのが楽しい。
レット・バトラーが印象的な場面はたくさんあるのだが、燃え盛る火事の中を逃げる場面で炎に怯える馬の目にショールをかけて火が見えなくなるようにするのはかっこいいね。
そしてキスシーン。今こんなに激しいキスシーンはないよというくらい濃厚です。くらくらしそうだ。
そして何の知識もないスカーレットがメラニーの出産を介助する場面。
昔はこういう医者がいないので自分たちで出産を手伝わねばならない、という状況が映画の中でもよくあったような気がする。今だって医者がいなければ何とかしなければいけないのだが。

これを観た当初、スカーレットと言う名前はかっこいいんだけど、姓の「オハラ」というのが日本語みたいでおかしかったものである。
この名前はアイリッシュの名前である、と後で知った。アイリッシュはoとかMacやMcが最初につくのだと知ってアメリカと言う国はいろんな人種の集まりなのだと次第にわかっていったのであった。
南部は「サザンベル」と言って美人が多いという。それはフランス系が多いからだと聞いたが、スカーレットはアイリッシュなのだね。
彼女の強い性格もアイリッシュならではなのだろう。


監督ビクター・フレミング 出演ビビアン・リー、クラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード
1939年製作


posted by フェイユイ at 00:49| Comment(3) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フェイユイさん、おひさしぶりです。いつもいろいろリンクなどお気遣いいただいて、ありがとうございます。

スカーレットの母方はフランス系だと思います。母エレンはサバナの名家の出身で恋人がいたのですが、何か理由があって恋が成就せず、かなり自暴自棄な状態で、アイルランドからやってきた粗野なジェラルドのところに嫁いだのだったと記憶しています。

ミッチェルの後に、ほかの作家が書いた「風〜」の続編の舞台は、アイルランドに移ります。

確かにスカーレットには、母より父の性格が色濃く出ていますよね。

ご存知のとおり中華圏では、「風〜」は「乱世佳人」というタイトルで公開されました。あの「上海グランド」の中でヒロインが「乱世佳人」の物語に夢中になっているエピソードがありましたが、実は「上海グランド」のあのヒロインが登場した時点(1937年ぐらいだったか?)では、「風〜」(1939年作品)はまだできていなかったはずで、「上海グランド」を見たときに、「時代考証だめじゃん」と、くだらない突っ込みを入れた覚えがあります(笑)。
Posted by 石公 at 2006年03月16日 03:16
お久し振りです、石公さん。
この「風・・」の記事を書いた後、石公さんのブログにも「風・・」について書かれていたのでうれしい気持ちで読んで見ると、短いながらにいつもどおり鋭い事が書かれていて自分の記事の拙さに頭をかかえてしまいました。

>スカーレットの母方はフランス系
そうでした。親は二人いるものですね。なんだか真面目で慈悲深い感じの人だったのでまさかフランス系とは思いませんでした(物凄い思い込みですが)
美貌は母親譲り、気性は父親譲りなんていうのは西洋のお話にはよく出てくる設定ですよね。

そして「上海グランド」について!
恥ずかしいです。全然、気づいてませんでした。レスリーしか見てませんでしたので(単なる言い訳です)今度観る時はしっかり確認します。

こちらにコメントくださったのですが、「BBM」のリンクお許しいただけますね?実は石公さんのダメが書かれていたのでまだ記事をよく読めないでいるのですよ。(この辺はいいかな?というとこをちらちら覗いてます)
映画をみた暁には心ゆくまで読ませていただきたいとそれがまた楽しみなんですよ。
Posted by フェイユイ at 2006年03月16日 21:51

緊急事態wwwww
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あらゆる股間で大洪水wwwwwwこれはヤバいwwwwwwwwwwww
Posted by 欲求不満カイケツwww at 2011年03月22日 04:48
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