2005年01月11日

HARUKO

初めてこういう話を聞いた、というわけではない、が、映画でなく現実にその人生を歩んだ人の姿を見、声を聞くのはあまりないことなのだ。
日本名・春子というこの女性は北朝鮮の国籍を持ち、日本に来て、いったん戻り、また生きるために日本へ帰ってきたその人生。今では北朝鮮国籍を韓国国籍に変えたという。それらのことは歴史を知れ場、ただ、国を行き来しただけではないと解るだろう。
7人の子を抱え、ヤミ商売で37回の逮捕歴を持つという母親・春子のその姿を長男がずっと写してきたのだ。頼みの父は飲んだくれで賭け事、女遊びに母が働いてやっと作った金を使い果たす。しかし春子さんの働きぶりは凄まじい。やみ商売というだけでなく海女になったりもするのだ。そうして今、その子供らにもまた子供ができまた結婚していく。春子さんの人生をはっきりと想像することは私にはけしてできないことだろう。放蕩三昧だった夫を許さない母。その母を咎める息子。が、その息子は母の本当のつらさをわかってはいないのだろう。その上でも息子をおもいやる母親・春子さんはまったくめそめそした存在ではない。ちょっとしたことにもめそめそする母親である筆者はただ恐れ入るだけである。春子

監督野澤和之 ナレーター原田芳雄 2004年
posted by フェイユイ at 23:34| Comment(4) | TrackBack(2) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フェイユイさん、こんばんは。
春子さんは本当に凄いバイタリティのある女性ですね。バスの中で赤ん坊に声をかけている場面が好きです。
「戦後生まれの人間は、朝鮮人でも日本人でもカスだ」とおっしゃっていましたが、「まことにすみません」という感じでした。
Posted by Ray at 2005年04月18日 23:40
Rayさん、こんばんは。
本当、すごい迫力の女性でしたね。ハンサムだけどまったく甲斐性のない夫を蹴飛ばして、文字通りなりふり構わず子供たちを育て上げていった。
確かに私にはできないと思います。
Posted by フェイユイ at 2005年04月19日 00:03
フェイユイさん、初めまして。すごくアジア映画ご覧になってますね。幾つかをTBさせて頂きました。
Posted by at 2005年04月23日 14:10
はじめまして。龍さん。ほんとに私は殆どとりつかれてる状態、といえます。
でも龍さんもよくみていらっしゃいますね。ブログ拝見させていただきました。同時にTBもさせて頂きました。これからもよろしくお願いします。
Posted by フェイユイ at 2005年04月23日 18:57
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HARUKO
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Tracked: 2005-04-18 21:53

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Tracked: 2005-04-23 13:52
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