2回見ることの楽しさは、伏線を味わえるということですね。なかなか複雑に構成された作りなので、恋人同士だったイヌとテヒの会話のあちこちに後の話とのつながりがあります。一緒にご飯を食べる時、テヒがスプーンをみて「裏と表とでさかさまに映ったり、正常だったりするのね」というのも、何気ない言葉ですが、後に少年ヒョンビンを好きになることを考えれば、何か意味深にも感じます。
2回見た理由のもうひとつは、何か一回目と違う感想を持つかなと考えたことでした。特に私には問題ありだったラストシーンについて。というのは、この映画のある紹介の言葉で「ラストは人によって、感じ方が違うでしょう」というのがあったからなのですよ。「ん、私はこれはもう二人で空へ上ったのだ。と思い込んだが、もしかして早とちり?」で、見たんですが、間違いなかったです。いや、勿論どうにでもとってかまいませんが、これは、飛んでいってしまったと私は思います。
でもってこれは、純愛による生まれ変わりとかではなく、イヌ(イ・ビョンホン)の思い込みである。ということも変わらないなあ。かわいそうなのは17歳のヒョンビンですよ。一番感受性の強い、影響を受けやすい時に恋に狂った先生に暗示にかけられてしまって自分が先生の恋人であると思い込んでしまったのだね。
少年にテヒを重ねて恋に狂った高校教師をイ・ビョンホンは実に切なく演じていると思います。そして、先生に感化されていく純な少年を演じるヨ・ヒョンスがまたいいですね。何だかこのエントリ自体すごい勘違いじゃないのと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこの映画はそんな風に見たほうが私の好みなんで、そう見たい、と思います。イヌがなんと言い訳しようと17歳の少年を愛して人生を狂わせてしまうのはどうなのかなあ。あああ。書けば書くほどこの映画が嫌いなように読めてしまいますね。どうしてこうひねくれてるのか、私の心。恋に狂うイ・ビョンホンと可愛い大きな男の子のラブストーリーであるこの映画が大好きです。でもさ、一度もヒョンビンは「思い出した」ってはいってないしな。
こういうひねくれた愛しかたをしてる奴もいるってことです。
イ・ビョンホンって髪がさらさらで気持ちよさそうです。
監督キム・デスン 出演イ・ビョンホン イ・ウンジュ ヨ・ヒョンス イ・ボムス 2001年









(お名前をなんて呼んでいいのかわからなくて申し訳ないんですけど)「おつぎで〜す。」さん(もしかしてsizue1020さんでしょうか)の「映画日記」を拝見させていただきましたが、いろいろと接点があってうれしく思いました。これからもよろしくお願いします。