2005年01月27日

キム・ギドクにとり憑かれてしまった「うつせみ」

うーん、確か暮れだったかな。韓国の映画監督でまだぐちゃぐちゃになってしまうような人はいない、と、文句を言ったのは。年明け早くも1月に出会ってしまったような気が。しかももうすでに何作も作ってる方ですからねー。ここで早くも出会えたことを感謝します。でもってもはやすっかり頭はキム・ギドクにつかりこんでおります。名前からしてチトやばい感じだよね。ギドクって。
で、今日も見ましたよ、全部。2回目となると退屈かと心配したがこれがちっとも。時間も90分と短いせいもあるし、何より1つ1つのシーンが意味があるので、つい魅入ってしまう。年増の奥様もきれいだなあと見飽きないし、モチ青年はとても美形だしね。
で、今日はぞっこんになってしまった「空き家・3iron」のことをぐちぐち語ってみたい。ので、もう全部話すので見てない方、そのおつもりで。
なんといってもこの話、あり得ないことありにくいことだけでできあがっている。それはたとえば、かなりの豪華な邸宅に住む顔の腫上がった美しい人妻と謎の美青年、という設定。貧しそうな青年がなぜかBMWを乗り回していること(これについて説明があるのかと思ったらなかった。細身の青年が乗るには大型排気量(1200ぐらい)のBMWは大きすぎるんじゃないか?ッて気もする。私としてはも少し小型(800くらいの)のイタリア製(ドゥカティとかさ)とかかっこつけてクラシックタイプ、もしくはスズキなんかが似合うと思うのにな)(それともBMWってのにも意味あるのかな)に現れている。
DVDではまるで宗教画のような3人の構図のイントロダクションから始まる。顔を向こうに向けて妻を放すまいと抱きしめている夫。夫の腕から逃れようと身をのけぞらせている妻。その人妻である女にまるで天使のように空中から舞い降りてキスをするかのような青年。女の顔は笑っているようにも苦しんでいるようにも見える。
そして物語の始まり。ネット越しの女性の石膏像にゴルフのボールを打ち込む夫。それがなんとなく打たれ続けている妻の姿を思わせる。
人気のない家に上がりこんでは、飲み食い、シャワーを浴び、なぜかその家の洗濯をしたり、壊れたものを修理する青年。女の家にも上がりこむが実は女がいたと気づかず、料理をし、風呂にはいる。
ほっそりとしたきれいな体だ。青年は女の写真集を見つける。隠してはいるが、ヌードを写したきれいな写真集。青年は風呂にはいって、湯のなかに写真集を浸ける。そしてあがってからアイロンでそれを乾かすのだ。その後、青年は毛布の中でその写真を見ながら自慰をする。その様子を女はじっとみつめる。そこでやっと青年は女の視線に気づく。
一度は逃げ出した青年だったが女の寂しげな様子を思い出しまたバイクを戻す。夫が帰ってきて女に暴力を振るう。やがて夫は青年の存在に気づき警察を呼ぼうとする。青年は夫の体にゴルフボールを打ち込むのだった。
起き上がれない夫。青年はバイクにまたがりスロットルを回して排気音で女を誘った。
posted by フェイユイ at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | キム・ギドク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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