度重なる白人の襲撃で僅か30人あまりを率いて戦い続けるアパッチ族・ジェロニモ。
アメリカ西部開拓時代。広大なアメリカの大地で自由に生きていたインディアンたちを突然襲い、土地を自分たちのものにして狭い居留地に押し込んでしまった白人達。その土地は非常に痩せており生活するのにも適さない場所が多いと聞く。
主人公がアパッチとの交流が深い騎兵隊中尉と語り手の若い少尉であるとはいえ、物語の中心はアパッチ族とジェロニモであるという作品だ。
観るものは彼らを追い詰める白人達を憎まずにはいられないだろう。
私も観終わったばかりなのでどうしたって怒りを持ってしか書けない。強いものが勝つのが当たり前とは言え、「降参すれば土地を与える。約束は必ず守る。軍隊こそが君たちの友人だ」などと言う言葉で誇り高いアパッチ族を騙して刑務所に入れてしまう騎兵隊。彼らに尊敬の念をもつ中尉と少尉の行動だけが救いになるのだが。歴史的に彼らのような存在があったのだろうか?映画の製作者は白人(だと思う)なのでせめてもの願いなのだろうか。
中尉の命をかけたジェロニモとの接触はやはり胸をうつ。ヒーローはこうであって欲しいと思うかっこよさである。が、彼も最後はその存在を疎んじられて辺境の地に左遷させられてしまう。何の名誉も与えられず。
アパッチ族そしてジェロニモという名を知らない者は日本人でもいないだろう。アメリカ映画では攻撃をかけるとき「ジェロニモー!」と叫んで飛び出して行くシーンがよく見られる。それほど彼は勇敢なインディアンだったのだろう。追い詰められ生きていく為に強奪を繰り返していたのだとしても。ジェロニモを演じるウェス・ステューディはチェロキー族なのだそう。素晴らしく迫力のある顔立ちそして眼差しである。なお彼は新作「ニューワールド」にも出演しています。見て観たいものです!
そしてロバート・デュバル演じるシーバー。20年間アパッチ族を追い続ける男。彼の存在でこの映画が甘くなり過ぎないでいるのだと思う。
ここでマット・デイモンの話をすると突然軽くなって困るが。そういうカテゴリなので。
本作のマット・デイモンはいつもの天才少年ぶりはなくあくまでも清潔感あふれた純朴な士官学校卒業したての若者である。
中尉と共にアパッチ族に敬意を持って接し、軍の裏切りに憤り全てを捨てて出て行ってしまう熱い心を持っている。(本当にこんな白人が一人でもいたのだろうか)
途中で髭をはやしているのだが、うは、髭までジェイと一緒だ。二人とも髭が似あわねえ!!
しかし今回もマット・デイモンによるナレーションで物語が進むのだが、本当によくナレーションをする人である。確かに声が凄くいいと思う。多分発音も綺麗なんだと思う。声優もやってるし、声に魅力がある人なんですね。
音楽をライ・クーダーが担当しています。
監督:ウォルター・ヒル 出演ジェイソン・パトリック、マット・デイモン、ウェス・ステューディ、ロバート・デュバル、ジーン・ハックマン
1993年アメリカ








ワタシ的には、モノを食べてるシーンがちょっと好きです。マットはここまで観てきた作品中でよく煙草は吸っているのですが食べてるのは初見・・かな?
何してても可愛い^^;;騎兵隊のコスチュームも、帽子を嬉しそうに被るとこも、そしてナレーション!◎
本当にイイ声ですよね。フェイユイさんの仰る通りきっと発音が綺麗なのでしょうね!
なんというかうまく説明できないですが、一旦この声が好きだと思った者同士ならわかりあえますよね。^^・・声って、非常にカラダに纏わりつくものですから、最後の決め手☆のような気がします。
作品内容についてはフェイユイさんの解説と全く同感です。
マットの色々な作品をここまで観てきましたが(14作品◎)、全てあぁ観てよかったと思えるそして鑑賞後何かが心に残る作品ばかり。この『ジェロニモ』もしかりで、つまりマットは本当に質のいいものにのみ出演しているということですよね。
今回マット研究を始めて“良質の作品”ばかりを観られているということはここ10年位の映画史を辿る上で非常に助かっているし、ラッキーですし、それだけマットが素晴らしい役者だということがどんどん解って、我ながら見る眼あったな〜と(笑)。フェイユイさんの感想を読むにつけ益々強く確信していますし。^^v
最初の頃と比べて最近はミヒャエル・バラックはじめサッカー関係その他で時間が限られ、とんとんと鑑賞が進まない状況ですが、既見のものをまた見直した時また書き込ませてもらったりもあるかも・・です^^;;
本当にフェイユイさんのところを見つけられて私は幸せ者です◎ありがとうございます!
多分、次は『すべての美しい馬』についてになるかと。・・“馬つながり”になってしまいました^^;
タバコはよく吸ってますねー。食べ物に関しては・・・よく観察してませんでした(笑)
というかアメリカ映画って食事をするシーンっていうのを結構ないがしろにしてると思うんですよ。食べずに捨てたりとか。罰当たるぞ、とかいつも思うんですが。マットと関係ない話でした(笑)
マットが出てる映画で食べ物シーンで覚えてるのは「オーシャンズ11」でブラッド・ピットがいつもスナック菓子をぱくついてるの。
マットもそういう楽しい食べ物シーン欲しいですね。
この映画もそうですがマットが出演している映画って凄いメジャー、じゃないですよね。ちょっと一歩引いてるような渋めの作品が多いです。
華々しくアカデミー賞をとったにしては地道な活動をしてますね。
マットの映画はどれも心に残る作品ばかりだと私も思います!
「すべての美しい馬」の感想も是非聞かせてください。これも考えさせられる作品なんです。
で、ピットが多分レッドフォードなんですよ。どうしてかというと私は昔この映画観て(レッドフォード好き;)レッドフォードの食事シーンが非常に印象的だったからです。それは、カウンターで食べてるシーン。・・カップを右手で持つのですがその持ち方がえらいカッコ良くて!!(笑)・たったそれだけなのですがワタシ的にはいつまでもこだわっていたお気に入りシーンでした。だから、オッサンズ・じゃない☆オーシャンズの監督他は、あのシーンを少なからず意識した瞬間あったのかな〜なんて、ちょっと嬉しかったりしたのです。・・つまり、昔から食事シーン気になります。
思い出しましたが『フォロー・ミー』と言う映画ご存知ですか?大好き作品なのですがそういえばここでは英国人の(その頃の)食事形式アア〜こうなんだ、って思った覚えありました。長文すいません。^^;;
「フォロー・ミー」キャロル・リード監督のですか?未見だと思います。
そうですか!これも観たくなりました(笑)イギリス人の食事・お茶シーン好きなんですよー。
『フォロー・ミー』は最高の映画です! 案外知られてない作品なんですよ。英国のキャロル・リード監督(あの「第三の男」)作だからかな。
気が向かれたら感想お聞かせ願えれば嬉しいです〜。
うう、フランさん、優しいです!!(涙)
でも諸事情でそのお心遣いだけいただきます。ほんとにありがとうございます!