2006年05月22日

「SPIRIT スピリット」ロニー・ユー

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1910年、史上初の異種格闘技戦。マーシャルアーツの創始者であるフオ・ユアンジアが世界の強者たちと闘う。

李連杰の格闘技は強いだけでなく美しい。その美しさは最初出会った「少林寺」でのまだ初々しい頃の彼のイメージそのままだ。
体が弱かった幼少期から強くなりたいと思う気持ちは人一倍だったフオ。その願いをかなえる為、武術家である父親の反対を押し切ってその跡を継ぐ。
が、強くなる事に固執するあまり彼は傲慢となり親友の忠告を聞かず、敵を死に至らしめる。その代償としてフオは最愛の母と娘を失う事になる。
傷心を抱えたまま彷徨い命を落としかけたフオはある村人に助けられ、盲目の娘の看病と優しい心のおかげで立ち直っていく。目の見えないその娘の心の優しさこそが真の強さではないのか。そう思ったフオは故郷である天津へと戻る。
そして新しく生まれ変わったフオは再び格闘家としての道を歩み始めるのだった。

天津に戻った時のフオの表情の優しさを見てほっとしました。幼馴染の親友・ノンの助けがあったからこそフオも武術の道を進んでいく事ができたのだと思います。
波乱に満ちた格闘家の短いとはいえ一生を描くには104分じゃ短い。どうしても舌足らずになってしまったのは勿体に気もします。
李連杰の美しい武術もゆっくり見たいし、物語もたっぷり語ってもらいたいし、で両方とも大急ぎの早送りみたいになってしまった気もします。やはりこれはどうしてもロングバージョン見なきゃ納まりませんね。
中村獅堂の出番ではなんだかホントに日本を背負って出演してるんだから頑張ってくれって感じでした。いやー、いい人でよかった。

まさに舞うような武術。三節棍のかっこよさ。そして弁髪が素敵なのだよ。
この迫力ある武術を見せつけられて「もう引退します」はないですよね。よれよれのおじいちゃんになってもやり続けて欲しいです。

そして緊張のエンディング・テーマ!!緩やかにクレジットが流れる中、ジェイの歌がかかりました。本来なら映画館でもこのようにクレジットが流れ感動を覚えた観客達が席を立つ中でこの歌がかかるはずだったわけです。こうやってDVDで観ていたとしても最後に流れる曲として相応しく主人公フオ・ユアンジアを讃える素晴らしい歌であった思います。
どの感想記事を見ても(ジェイのファンではない人々が)口をそろえて「最後の日本人の歌が酷かった」と言うのを読んで「ジェイの歌だったらきっと皆満足して帰れたはず」と悔しい気持ちがこみ上げます。劇場で聞かなかったことだけが私の唯一の救いです。

監督:ロニー・ユー 出演:李連杰、中村獅堂、スン・リー

李連杰は8歳で武道を始め、中村獅堂は8歳で歌舞伎の道に入ったと言う。なるほど。

美術も綺麗で町並みや田舎の風景も素晴らしかった。また子役の子たちが凄く可愛かったですね。
posted by フェイユイ at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フェイユイさん、こんばんは!
「SPRIT」ご覧になったのですね。

私はMP3持参で映画館で見ました。
最初、ジェイの曲が使われないと知った時見に行くのはやめようと
思ったのですが、それはジェイの本意ではない気がしたので。

ジェイなら、たとえ自分の曲が使われなくても、大好きな連杰の
映画をたくさんの人に見てもらいたいと思うと思ったのです。

とはいうものの、劇場の大画面を見ながらジェイの「霍元甲」が
聴けなかったのは、本当に残念ですね。
Posted by じえるな at 2006年05月23日 00:56
うーん、じえるなさんの辛い気持ちが伝わってきますね。
でもホントにジェイはきっとみんなに李連杰の映画を観て欲しいと願っていると思うのですよ!ジェイがMVに李連杰の姿をたくさん入れているのでも判りますよね。映画を観ながらMVを思い出して凄くそれを感じました。
Posted by フェイユイ at 2006年05月23日 17:43
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