

ロンドンを舞台に、ニューヨークからやってきたストリッパーの女の子、小説家志望だが新聞で死亡記事を担当する男、新進の美しき女性カメラマン、エロチャットで騙される医師の四角関係をきわどい会話で楽しむスタイリッシュな映画なのである。
セリフが多くて移動場面が少なくちょっと大げさ、と思ってたらもともと舞台だったらしい。
さて4人のうち、誰に自分を投影できるかと言うと誰にも当てはまらない、ので傍観者として観察する。
美男美女のスター役者さんばかりなので眺めているだけでもなかなかよいものです。
4人4様のキャラクターなのでしょうがかなり女性の方にえこひいきでありましたね。
女性は知的で冷静なのに男二人は自分勝手で横暴。男は男らしく女は女らしい映画でもありました。
一番年若のアリスが一番大人だったりして。ストリッパーだが一番身持ちがいいとかさ。
一番割りに合わないというか一番不可解な役にジュード・ロウ。美形だから何でもいいのよね、と言う声が聞こえてきそうな。
ジュリア・ロバーツ。いつも爽やかな美貌ですなー。自然な髪すらもすがすがしい。
そして何と言ってもこの映画中で最も美味しい(?)役はエロ医師のクライブ・オーウェン。彼を見たのが収穫でしたね。以前にも観てはいたんですが。
髭の剃り跡も青々しく野生的で素敵でございます。以前に見てたというのはマット・デイモン主演の「ボーン・アイデンティティー」で狙撃手役をやってたそうでその役は覚えてますが、そうでしたかー。
無口でクールなスナイパーに代わりここではエロいチャットに夢中になる医師役。だが、心は誠実、というか本能に素直。
すごくはまり役と言う感じがするのだが、その実舞台の方ではジュード・ロウのやったダンをやっていたそうな。判らないものです。
でこれも何故観たのかと言うとマット・デイモンがよかった映画にあげていたので(笑)観たのでした。
こちらは多分共演者が3人も(ジュリア、ジュード・ロウ、クライブ・オーウェン)出てるんで観たんじゃないかと思うんですがね。まあ、いいです。
私なりに結構楽しんで観れました。
監督:マイク・ニコルズ 出演:ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェン
2005年アメリカ
ラベル:ラブ・ストーリー