2005年02月19日

ジンテとジンソク

兄弟.jpg

「ブラザーフッド」についても少し。

勝手な思い込みなのだが、多分映画を見る前は、主人公は(せめて二人のうち一人は)国のために勇敢に戦うという設定かと考えていたのだろう。
兄弟二人が二人ともすすんで戦争に行くのではないと知った時、「あ、そうなんだ」とびっくりしてしまったのだ。彼ら以外にはちゃんと愛国心を持って戦いに行く青年たちも多くいた。が、彼ら二人は全く戦争に行く気などなかったのだ。彼らが大切にしてるのは国ではなく、家族だった。その後も彼らが求めているのは家族愛なのだ。

特に兄ジンテははっきり言って弟のことしか考えていない。彼の起こす行動全てはただ弟のためだけなのだ。弟を守ることそれは母を喜ばすことであり、家系を守ることになるのだから当たり前だが、彼の想いがただ一度も国に対して向けられはしなかった、ということが驚きだた。

タイトルがそのまま表しているわけだが、「国」ということでなく「家族」(兄弟)としての話なんだということが改めて驚きだった。
というのは、ある意味、国に対しての「怒り」というものも描かれていたのではないか?と感じられたからだ。それは直接的でない形ではあったと思うが。

何だか、よく解らない書き方で申し訳ないが、なぜだかとても考えさせられる映画だ、ということには違いない。

それからこれは何度も言ってる疑問だが、この凄まじい戦闘描写というのはどうなのだろう?確かに実際の戦争はもっと陰惨なものかもしれない。だが、このグロテスクな傷を負う映像は多くの国で一般的に受け入れられるのだろうか?人気者を使うことで皆が見るからよい、と書いたが、その反面この凄まじさは戦争の恐ろしさを伝えるためということとはいえ、拒否されることも増えはしないかと心配してしまう。例えば子供たちに見せまい、と言うことはないのだろうか?こんなことを危惧するのは私だけだろうか?
posted by フェイユイ at 00:14| Comment(1) | TrackBack(2) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
フェイユイさん、おっしゃるように、国に対しての怒りも描かれていたと思います。イ・ウンジュが疑われた場面でのセリフもそんな感じでした。TBさせて頂きます。
Posted by wasewase at 2005年06月02日 23:39
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■ ブラザーフッド
Excerpt: ■ ブラザーフッド 見たよ。 朝鮮戦争に強制徴用されたジンテとジンソクの兄弟は、 最前線へと送り込まれることに。 大切な弟を除隊させたいと願うジンテは、 勲章をもらって、弟を除隊させたい。..
Weblog: 電脳サーチライト.ver2
Tracked: 2005-02-22 22:01

「ブラザーフッド」
Excerpt:    誰もが愛する人のことを強く想い、しかしその想いが簡単に踏みにじられてしまった、忘れてはいけない時代を、「シュリ 」のカン・ジェギュ監督が、壮大にかつ決して中心を動かす事なく描いた秀作..
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