2006年07月05日

「ダーク・ウォーター」余談

dark.jpgダーク3.jpg

昨日書かなかったことを少し。

まず主役のジェニファー・コネリー。一時期かなり人気のあった女優さんなので勿論知ってますが演じたのを見たのは初めて(だと思う)記憶にある彼女は随分前なのですっかり大人になったのだなとびっくり。綺麗でかつ神経質な雰囲気がホラーにぴったり。大体ホラーのヒロインって神経質じゃないとダメだよね。図太いヒロインじゃ幽霊が逃げます。
娘セシー役のアリエル・ゲイドちゃん。ふっくりして可愛い!です。この可愛らしさも母親ダリアが心から愛しているからこそだと思うなあ。
謎の管理人さん。態度にはむかつくことがありますが、顔が好きです。
元ダンナ。ダリアの敵役で損な役回りですな。意地を張ってどんどん疑心暗鬼になってしまったダリアが自分のやっていることの間違いに気づいて夫にも優しい顔をする。きっとあの時元ダンナさんはダリアをまた好きになってしまったと思うよねー。凄く綺麗に見えたもん。
冴えない感じの弁護士(ティム・ロス)がよかったです。よれよれで。

それから、ちょっと疑問に思ったこと。
ウォルター・サレス監督は「ホラー映画を撮りたい!」ということでこれを作ったと書いてあったんだけど、まあ嫌々撮ったとは言えないだろうから真実のとこは判んないが、確かに怖い雰囲気は出ているけど昨今のホラー物としてホラーマニアが満足できたのだろうか。
私自身はホラーというジャンルは覗かないようにしているのだが、時々このように好きな監督が作ったりすると見る羽目になる。
そういう者が観てもホラーの要素は少なかったように思う。私が非常に好ましく思えたのは怪奇現象で驚かせようとする所もきちんと理由づけがされていたということ。ただの心霊現象で終わらせないのが私好みだったが、マニア的にはそう現実主義でやられても困ったりして。マニアの好みと言うのはとにかく怖がらせ驚かせて欲しいわけだから。
この作品がホラーと言うレッテルなしで製作、上映するのはできなかったのかな。
逆にホラー嫌いはどうしてもホラーのレッテルで観にいけなくなる。
ホラー映画でなくしたとして、もっと観客が増えたかどうかは不明だが、私はそちらの方が観たくなると思う。
あえてホラーにした事で評価が低くなりはしないのか。評価なんぞどうでもいい、というなら余計なお世話だが。

水が溢れている光景を観てツァイ・ミンリャンを思い出したけどツァイ・ミンリャンはホラーじゃないしな。でも何となくホラーっぽい雰囲気はあるのかも。ホラーにしなかったらツァイ・ミンリャンの真似だ!と言われたかもしれないけどね(笑)

ナンだか批判的な書き方のようだけど、別にホラーとか言うんでなしに観ても凄く重く暗い哀しい雰囲気のある映画で映像も美しくとても見ごたえのある映画だと思う。サレス監督の「ビハインド・ザ・サン」ではからからに乾燥した照りつける太陽の下の話だったのが、この作品では陰鬱でじめじめと湿気っているのが対照的だ。どちらにしてもイメージを作り出すのが抜群に上手い。前述した疑問もジャンルとしてのホラーではどうかな、ということで怖い雰囲気と言うのはすごくよかったわけで、なんだか勿体無く思ったわけです。サレス監督としてはご不満かもしれないが(怖い雰囲気を持つ)一般の映画として観て欲しい、と私は思う次第です。

darkwarter.jpg


posted by フェイユイ at 22:30| Comment(0) | TrackBack(1) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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