2006年07月07日

「囚われの女たち」フランシスコ・J・ロンバルディ

囚われの女たち.jpg

この映画は儲けもの、というか面白かったなあ。なにしろ「エロティック」というカテゴリに入れられてるしパッケージもご覧のようにかなり挑発的ボディでございます。私自身この見事なヒップを映像でも観たくて借りたりして。確かに売春婦達のお尻がずらりと並ぶシーンはありましたけどね。
などと言うとまた余計にそそらせてしまうのか。あるDVDの説明なんて「横行する若い兵士達によるレイプ事件の抑制に、性欲処理をするためだけに集められた女たちの恐怖と過酷な任務を描いた官能サスペンス」って。「毎日兵士たちに押し倒されるだけが彼女達の仕事だった」なんてのもあったけど、そう書いたほうがそそられるわけなのだろうがそれが目的で鑑賞したらちょっとあれれかも。実は普通に映画好きの方にもっと観てもらいたい内容なのだ。原作はマリオ・バルガス=リョサであるし。

筋書きは嘘ではない。ペルー・アマゾンの密林地帯に駐屯する兵士たちのレイプ衝動を抑えるために軍隊が売春組織を出動させ兵士たちの奉仕活動(性欲処理)をさせるのである。その「ビジター組織」の最高責任者を任ぜられたのが前途有望の若き大尉パンタレオン・パントハ。男らしい二枚目で文武両道に優れ、酒タバコ女遊びはしない。美しく貞淑な女性と結婚したばかりの極めて真面目な軍人なのだ。しかも与えられた任務は(例え売春婦達の指導者と言う仕事でも)徹底的に尽くす。何しろ食事係のときは太ってしまい、制服係のときは服のデザインまでしてホモだと言われるほどなのだ。
大尉は兵士たちの性欲を満たすにはどのくらいの娼婦と回数が必要かを割り出す。その膨大な数には驚く。
女性を必要としている兵士の数は8700名余り。
希望回数は1ヶ月に12回、つまり供与(売春行為をこういうらしい)の需要回数は1ヶ月に10万4700回余りと言うのだ。1人のビジター(娼婦)が1日20回できるとして(そうなのか)2271人のビジター(娼婦)が必要である、という。(あれ、計算あってんのかな)
という事になるのだが、とりあえず最初は5人の娼婦をつれて(おいおい)パンタレオン大尉はジャングルへと赴くのであった!

二枚目の大尉が大真面目にジャングルで働いている姿はおかしくもあり感心もする。
とにかくこのとんでもないおかしさと切なさを持った物語なのである。

そして真面目な大尉はここでエロティックな肢体を持つコロンビアーナという娼婦に恋をしてしまうのだ。
服を着ているときはほっそりしているのに脱ぐと悩殺ボディなコロンビアーナは兵士の間でも一番人気。大尉はとうとう自制できず美しいコロンビアーナと肉体関係を持ってしまうのであった。

果たして我らがパンタレオンの運命は?続く



posted by フェイユイ at 23:13| Comment(0) | TrackBack(1) | 中南米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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