2006年07月28日

「王の男」に血迷う

あれから見返してはいないのだが「王の男」思い出すたびに何とも言えず好きだという気持ちに襲われる。
なんだろう。とても小さな話なのだ。何か物凄いことをしたわけでもない。王の男といっても政治を動かすような事をしでかしたわけでもないのだ。

ゲイの物語、というものがあってそれを好む種族がいる。私もしっかりその中に入っているのだが、結構組み合わせの好き嫌いが激しかったりする(多分その種族はそれぞれ好みの組み合わせと言うのがあるのだろう)

「王の男」は前にも書いたが設定的にはチェン・カイコーの「覇王別姫」を彷彿とさせる。
だけどふたりの関係は「覇王別姫」のようではない(細かく言えば幼少期には非常に似ている)
「覇王別姫」は大好きな作品でレスリーの美しさは比類ないものと思っているが恋する相手の男が幼年期はとても好意を持っていたのに長じてからは女に行ってしまったのでとても悲しかったものだ。
また(あえて比較するのは気がひけるが有名なので)「ブロークバックマウンテン」ではその素晴らしい物語は別にして互いが妻子を持っていてその人たちを不幸にしてしまわざるを得ないので(それはまた物語性があるとはいえ)私としては少し悲しいものを感じてしまう。

私は設定が地味であるほど好きなようでその意味でも今までは「ブエノスアイレス」の二人がとても好きだった。
「王の男」での二人もあてもなくさまよい明日をもしれない、というのは似ている。でもあの不安定な関係の二人ではなくて「王の男」での二人は映像的には何もしていないのだが(って変ないいかただけど)一度も裏切る事がないほど互いを思い愛し合っている。それが心をたまらないほどかきむしるのだよね。

幼い時から一緒と言う事もあって二人の関係は兄弟のようでも友達のようでも恋人のようでもある。また仕事の上でも最高の相棒となっている。
私はどうしてもチャンセンのコンギルへの愛情が切なくて好きで好きでどうしようもない。

また繰り返し見てしまうだろうと思う。
コンギルが王に哀れを感じてもチャンセンを思うようには全く思わないのがまたよい。とにかく王様はかわいそうな存在なのだな。


posted by フェイユイ at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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