康煕は奴はお前達の手には負えないようだなと笑う。李光地は拷問を勧めるが孫である皇太子は反対する。
康煕も身内である索額図には酷いことはできない。そこで登場してきたのが明珠であった。
仇敵である明珠は索額図のあらゆる悪行を覚えており次々と彼を告発した。さすがの索額図もこれには反論できない。
明珠は索額図によって自分も次第に悪の道に入っていったことを告白もした。
明珠による索額図の28の反逆を知った康煕は激しい怒りに震えた。だがそれでも索額図を死刑にはできない。
康煕は索額図と明珠を牢で天寿を全うさせる事にした。
さらに康煕は皇太子インレンに索額図が計画した康煕暗殺を知っていたのかを問う。正直に答えよという康煕にインレンは知っていたと答える。
康煕は一族を集め祖先の霊前で「インレンを皇太子からはずす」と明言した。これを聞いた容妃は「太皇太后の遺言で皇太子をはずしてはいけません」と叫ぶ。
康煕は邪魔をされ容妃を殴った。容妃は「太皇太后の遺言では花の面倒を見るように」と言う。康煕は「枯らしてしまえ」と冷たく言った。
インスーはインレンの恋人であり朱三皇子の娘紅玉を捕らえ康煕の前に引き立てる。娘の腹にはインレンの子供がいると聞いて康煕はその子を産むまでは容妃に面倒をみるよういいつける。
容妃は太后の遺言どおり花の世話をしながら紅玉に城を出る方法を教え皇居に入ってはいけないと言った。
紅玉は父の墓を参ってそこで自害した。
容妃が花の世話をしていると慧妃が訪ねてきて容妃の心配をする。だが慧妃はもう太皇太后はいないのだからと言って鉢から花を切り落として持っていくのだった。
索額図が捕まり皇太子が廃されて明珠は牢の中ながら優遇されていた。そしてインスーに皇太子になる為の知識を与える。
インスーはすっかり落ちぶれ果てたインレンを訪ねた。インレンの精神はゆがみ始めていた。
インスーは康煕に会い弟インレンの言葉を伝えようとした。康煕はちょうど19皇子の病気見舞いにいくところだったがインスーは構わずそうとする。
そしてインレンが皇帝の座を狙っているといった事を伝え康煕の怒りを蘇らせた。インスーが「こんな卑劣な奴は私が処分しましょう」というと康煕ははっとして「お前は弟を殺そうと言うのか」と嘆いた。
病気の弟の見舞いに来ていた兄はいなかった。康煕が来て慌ててやってきた兄達を見て康煕は肉親の非常さを訴える。康煕は自分にはないだろうと信じていた肉親同士の争いが現実に起きつつあることを怖れた。
ラベル:康煕王朝