2006年08月08日

「康煕王朝」を観終わって

「康煕王朝」50集を見終わってなんとも言い難い気持ちに陥りましたね。何と言っても衝撃だったのは康煕が最も信頼しまた美しさと気品と愛情豊かな容妃を康煕自身が奴隷の身に貶め、便器を洗うという毎日を送らせ(便器を洗う職業の方には申し訳ないですが)しかも60周年のお祝いに他の囚人(索額図と明珠)は呼んだのに彼女の事は忘れてしまい、がっくりした容妃は便器に押しつぶされて死んでしまうなんて。
これは一体史実なんでしょうか???私は恥ずかしながら康煕帝のことを全く知らずこのドラマで初めて知った(それまでは名前を見ても何も思わなかったわけですね)のですが、一応歴史書を見ると類稀なる名君とあります。事実このドラマのように幼くして皇帝となった後、三藩の乱を平定し、台湾を奪回し、モンゴル・ジュンガル・チベット・青海も平定、ロシアとネルチンスク条約を結び、「康煕字典」を作り、西洋の数学・天文学・地理学を学習し、学問を奨励するというまだ多分書き足りてないほどの偉業を次々と行ったまさに皇帝、という物凄いお方ですね。
そのお方が最も愛する妃に対してこの仕打ち。ドラマを観ているとそれは康煕の皇帝としてのどうしようもない立場から、ということで陳道明の悲しい眼差しについ涙をこぼしてしまいましたが、どうしたって凡人の私には康煕のやり方が理解できませんね。(史実でなくドラマ製作者の演出ならごめんなさい)
とは言え、思い出してみたらこのドラマでは康煕と深く関係して言った人々は皆不幸になっているのですよ。
敵の大将は仕方ないですが才能豊かで人徳もある家臣や身内が康煕のためやむなく不幸な道を辿っていく。
康煕と清のためにと大地図を書き上げた周培公の最後は悲しかったですし、李光地も身を粉にして働いてると言う感じなのにと最後は台湾に送られてしまいました(私は台湾がいいけど)
太皇太后にはさすがに酷い仕打ちはしてませんが何となく不安を抱かせたまま死を迎えさせてしまったのではないでしょうか。
愛娘・藍斎姫はかわいそうに嫌な男の所へ嫁入りさせられその人を好きになったら親父から戦争されて未亡人にさせられ愛する母親は奴隷にされ、と散々に心を踏みしだかれてしまいます。
賢かったスマラグはそういう目には会いたくない、と康煕との結婚を拒絶したのでしょうね。それでも深い悲しみに傷ついた最後でした。
腹心というべき魏東亭は最後はまあ康煕と添い寝したりして仲直りしたんですが、貯金したり大変な働きをしたにも関わらず完璧じゃない、とばかりに台湾に追いやられたりして気の毒でした。
舅である索額図や明珠もまた反逆の志があったとはいえ惨めな末期を過ごしています。
唯一康煕をしてやったりと言う感じなのはバオリーロンメイ姫くらいですか?なにせ康煕を強姦したあげく身ごもったかもしれないというバイタリティ溢れる姫ですね。彼女の去り際はかっこよかったです。

それにしてもこのドラマの人間模様が史実なら私はどーにも康煕皇帝は好きになれませんね。優秀かもしれませんが可愛げが全くないではありませんか。
ドラマとしての演出なら英雄というべき皇帝をここまで非情の人物に描いた、ということに驚きます。最後なんか主人公・康煕に憎しみすら感じましたからね。やっぱり最後には名誉より愛を選んで欲しいっす(いくら甘いと言われても)やだやだこの皇帝。

このドラマの男性で一番魅力があったのはグールダンでした。私だって康煕の城に帰るより藍斎姫のしたとおりグールダンの元に戻りたいですね。


ラベル:康煕王朝
posted by フェイユイ at 18:28| Comment(3) | TrackBack(0) | 康煕王朝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ついに完了ですね。お疲れ様でした。

>「康煕王朝」50集を見終わってなんとも言い難い気持ちに陥りましたね。何と言っても衝撃だったのは・・・

フェイユイさん 最後まで見たら きっと つらいだろうなぁって 思ってました。

鹿鼎記は 楽しかったですよ(^○^)。
Posted by 格瓦拉 at 2006年08月08日 22:03
お疲れ様でした、と私も言わせて頂きます。
陳道明なので見たいとは思ってるのですが、
その長さと、歴史物だという事でなかなか手を出せずにおります。

史実に基づくものなのか知りたいですよね。
違うとしたらそのような人物にえがく意図を知りたいかも。
そして私も甘いと言われても最後には名誉より愛をと思います。気持ちの上だけででもよいから。
Posted by at 2006年08月08日 22:34
>格瓦拉さん
こんばんは。うう、そう思ってくださってたのですね(泣)
もう最後は容妃以上に康煕さんはもうすぐ来てくれますよ!がんばって!と祈ってたのにあんまりです(涙)
私だったらどうせ死ぬんなら便器持って宴の真っ只中に乗り込みますけどね。って物凄い数の護衛がいるでしょうから無理でしょうが。これでは容妃が可哀想過ぎる(号泣)
「鹿鼎記」ちらっと見ました。絶対読みたいですね!ドラマとかでも観たいです!

>蓮さん
こんばんは。私も陳道明とスーチン・ガオワーの名前で観始めました。
嫌なんだけど最後の陳道明はさすがというか凄い迫力でした!
それにもましてスーチン・ガオワーのお婆様は素晴らしかったです。
Gyaoだと試聴期間があと少しで終わりますが何かの機会があったら少しでも(最初の方は陳道明じゃないので)観て欲しいですね。ジェイが出てた「康煕来了」ってこれか!って思いました(笑)


Posted by フェイユイ at 2006年08月08日 23:18
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。