2005年03月06日

「鰐」キム・ギドク初監督作品・前半

チョ・ジェヒョン.jpg
何も見つけられなかったので「悪い男」の時のチョ・ジェヒョンですw

韓国版ビデオ「鰐」を手に入れまして半分見ました。一気に見たかったんですが諸事情で。

キム・ギドク初監督作品、日本未公開。ということで期待と不安が交差する。まだ途中なんですが、なるほどキム・ギドク監督、というとやたらと暴力・女性差別と言われる原因はこの映画にあるのかもしれませんね。しかしそうだとすると最初の作品から人に大きな印象を植え付ける作家であったことは間違いないわけです。

とにかく何の字幕もない韓国語のみの映画なので音声による理解はゼロなワケですが、いつもどおり、ギドクの場合は映像による説明の方が多いのでさほど話がわからないことはない。しかも主人公がすでに見た「悪い男」のチョ・ジェヒョン。「鰐」ではその悪い男ぶりがもっと生ででており、見ていても総毛立つような悪男ぶりだ。しかしこうやってテレビを消して思い出すと、また見たくなってくる。それはチョ・ジェヒョンの魅力もあるのだろうが。

チョ・ジェヒョン演じるヨンペは「鰐」とあだ名されている。ウ老人とまだ小さな少年であるエンボルとともに橋のたもとで寝起きし、川に身投げした人々から金をくすねたりしている。
かなり汚い川で、全裸で飛び込むヨンペ(チョ・ジェヒョン)の健康を心配してしまう。いつも水をモチーフにする、と言われるギドク監督はすでに初作品で水を扱っていてその映像はなんとも幻想的で美しい(汚い川なんだけどね)
ある時、飛び込み自殺をしようとした若い女ヒョンジャン(ウ・ヨンギュン)をヨンペは助ける。だがヨンペは若い女をただ自分の性欲のはけ口としか見ていないのだった。
怖いような乱暴男であるヨンペから小さな体を張ってヒョンジャンを助けようとする少年エンボル(アン・ジェフン)がかっこいいです。この坊やの方が全く男らしいんですがね。こともあろうに、エンボルくんは一応ヨンペと組んで金を稼いだり(というかヨンペが子供をこきつかってるのか)はしてるんですが、目の前できれいなヒョンジャンが犯されているのを見てヨンペの尻に噛み付いたり、眠っているヨンペの股間辺り(はっきりわからんかったw)をナイフで切ったりしちゃうのだ(切り落としたのかと思ってびっくりしたが、その後もやってたので、そうではなかったらしい。大体ウさんに縫ってもらってたしな。いたそ)
後はヨンペがいかさまギャンブルにひっかかったうえに痛い目にあったりするあたりまで。

例のもやったようなブルーの色合いもすでに使われています。後の映画に比べるとやはり乱雑に感じますが、それだけによけいその凶暴性ははっきりと示されている、と感じます。それは必然そうなったのでしょうが、若いギドク監督だからこそ生まれた凶暴性なのでしょう。
そういえば、チョ・ジェヒョンが鼻を切られるシーンは、ジャック・ニコルソンの「チャイナ・タウン」を思い出し、暴力シーンといえば、これだったよね、とにやり。
後半も楽しみです。

出演 チョ・ジェヒョン ウ・ユンギョン チョン・ムソン アン・ジェフン 1996年
posted by フェイユイ at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | キム・ギドク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。