2005年03月22日

第41話・「母」

さてネタバレです。

郭靖の母は「20年前、私は牛家村でお前を身ごもった。その時丘道士に刀と名前をいただいた。郭家には郭靖。楊家には楊康。その意味は?」「靖康の恥を忘れるな」「その通りよ。でも楊康はそれを忘れ道を誤った。お前は誤まらないで」そう言って母は郭靖を縛った綱をその刀で切り、自害した。動かなくなった母を抱き上げ郭靖は大ハーンの下を飛び出した「郭靖を捕まえろ」すかさずトゥルイは「生け捕りにしろ」と叫ぶ。郭靖は母を抱いたまま大勢の兵士を蹴散らす。「殺すな」と命令されたため兵士は郭靖を傷つけられない。馬に乗って走り倒れ、また母を抱き上げたまま逃げる郭靖。
郭靖を追い込んだのはあのジェべ師匠と大勢の兵士だった。「せめて母を埋葬させてください」遺体を埋め立ち上がる郭靖に「お前を捕まえはしない。早く行け」とジェべ師匠。「俺を逃がせば処刑される」と言う郭靖にジェべ師匠は「ここにいる兵士はお前の部下だ。お前たちの中に郭靖を捕まえるものはいるか」「私たちは将軍を見送りに来たのです」と言う兵士たち。郭靖が慕われていたのがわかるシーンですね。そこへトゥルイ・アンダも駆けつける。「郭靖に手を出すな」そして郭靖の馬と金塊を渡し、別れを告げるのだった。「俺たちは兄弟だ。また会えるだろう」友達っていいものです。
だが、最愛の母を亡くした郭靖はひどく落ち込み酒場でも「蒙古人だ」と言って殴りかかるものたちのされるがままに。自分を守ろうともしない郭靖を救ったのは丘道士だった。「俺は随分と修行を積んだのに母親さえ守れなかった。もう戦いたくない」すっかり気力を失っている郭靖だった。丘道士は「黄薬師は俗悪を嫌っているがそれだけに身勝手だ。欧陽鋒は言うまでもないだろう。それに比べ洪七公は貧しい人を助ける立派な人だ。郭靖。一緒に華山に行かないか?」そこへまた周伯通がチウを追いかけてやってくる。懲りない人たちだ。
郭靖と丘道士は山道を歩みながら話を続ける。丘道士の話に郭靖は「そうか。大ハーンも他の王たちもみな天下を賭けて碁を打ってるようなものなのだな」

そこにまた例のチンピラたちが襲ってきて丘道士と戦う。その様子を郭靖はただ悶々と考えながら見ているだけだ。

その時欧陽鋒が「頭が痛い」と叫びながら走ってきた。郭靖が後をつけると、欧陽が黄蓉と言い争っている声が。郭靖、やっと黄蓉と会うことができた。すねて見せた黄蓉だったが、「死んでよ」と言った黄蓉の言葉に飛び降りようとした郭靖に驚き、つい許してしまう。二人はもう絶対に離れないと誓う。
また、周とチウが争ってやってくるがそこへイングーが入り込んでくる。そして一灯大師も。イングーはついに周伯通に会えて、二人の間に子供がいたこと。それをチウが傷つけてしまったこと、そして段皇帝・一灯大師が自分の武芸のために助けてくれなかったことを告げる。そしてチウを殺して子供の仇をうって、と言う。が、周伯通は人殺しはしたくないと逃げてしまう。
残ったチウは「自分だけが悪人か」とふてくされ、礼をする振りをして七公に打ってかかる、それを大師自分の胸をたてにして防ぎ、「もう一度やり直せ」という。チウは毒づき崖から落ちてしまう。大師は後を追って崖から飛び降り「もう一度やり直すのだ」と言って助ける。ついにチウは大師にひれ伏して弟子にしてくださいと頼む。大師引き受けてチウを連れ去ろうとする。洪七公「なぜ黄薬師にあっていかない?」と問うのだった。


ラベル:金庸
posted by フェイユイ at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 射[周鳥]英雄伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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