2005年03月23日

第42話・射[周鳥]英雄伝最終巻・草原の記

ああ、いよいよ最後です。途中、ブランクもありましたが、めちゃめちゃおもしろいお話で、こんなに長かったという気がしません。しかし、思い返すととても長い間、郭靖と黄蓉を見てきたわけで、お別れするのは寂しいものです。では参りましょうか。

勿論、ネタバレです。

「ふと訪れてふと帰る。他に理由などない」といいつつ一灯大師は帰られました。

イングーは周伯通を追いかけて「今迄で一番楽しかった時は?」なんて聞きます。武芸馬鹿の周伯通、「えーと、兄貴と修行してた時かな。チウと追いかけっこしてた時かな」などと言い、イングー怒り心頭。周伯通、「今は思いつかん。ゆっくり考えさせてくれ」

洪七公師匠と弟子である郭靖と黄蓉。華山での戦いを控え、黄蓉は「師匠が父に負けたらご馳走を作るわ」なんていってます。突然欧陽鋒が現れ、七公との戦いに。内功が完全でない七公が危うくなり、黄蓉、九陰真経を唱えます。すると欧陽頭を抱え崖から落ちてしまったではありませんか。ほっとしたところへ、黄薬師の登場です。郭靖挨拶するも無視されます。

七公「早く勝負しよう」と黄薬師にけしかけます。「いや七公は今欧陽と戦ったばかりだから、ゆっくり休んでからにしては」ここで黄蓉「父が七公が不利にならない方法があるわ。ふたりがそれぞれ郭靖と戦うのよ」「これは驚いた」と七公「父親の味方かと思ってたら郭靖を天下一にするつもりだったのか」

黄薬師よかろうと笛を吹きます。郭靖は対抗して龍拳をくり出します。美しくも激しい戦いのなか、欧陽が紛れ込んできて、皆倒れてしまいます。欧陽はすでにおかしくなっていて、はしゃいで皆に自分が天下一であると認めさせます。そして郭靖を実の子・克であると思い込みキスしちゃいます。「克よ。父が天下一だ」もう隠すことも忘れてしまったのでしょうか。黄蓉「あんたより強い人がいるわ。それは欧陽鋒よ」「なんだと。そんなに強いのか。私は誰だ?」もう全く変になってしまったのでした。

黄蓉がご飯を作って、七公の持っていくと壁に「我去也」と書いてあった。自由な洪七公はどこかへ行ってしまったのだ。

黄薬師は郭靖に「お前は母もいないのだから、江南七怪の大兄を呼んで桃花島で結婚式を挙げたらよかろう」喜んでいると、鷲が飛んできて手紙を落としていった。コジンからの手紙だった「蒙古は襄陽を攻めようとしています。あなたのお母さんがなくなったのは私のせい。私はもう西の国へ行って帰ってきません。どうか幸せになってください」黄薬師は郭靖に襄陽を守って来い、黄蓉と待っている、と言うと黄蓉がむっとするので「ふたりで行って来い」

郭靖は「大ハーンに俺たち親子が逃げ出す計画を知らせたのはコジンなんだろう」と言う。ふたりが馬で進んでいると赤ん坊の泣き声が。側には若い女性が倒れていた。それはあの念慈さんだった。「この子は楊康のようにならないよう育てるわ」

襄楊で蒙古軍のパオを覗いたらそれはトゥルイであった。そこへ大ハーンの使いがやってくる。「馬から落ちて具合が悪くなった。早く戻って来い。郭靖の罪も許すから戻ってきてくれ」郭靖我慢できずテントを裂きトゥルイと会う。「俺も戻る」「どうしてここに」「お前を殺しに来たのだ」二人抱き合って泣く(ここは感動的だ)。「まるで子供ね」と言う黄蓉だった。

大ハーンは郭靖を歓迎。「私は義兄弟・ジャムハを殺したが、お前たちはいつまでも仲良くな」3人草原に向かう。大ハーン、鷲を見つけて矢を射ようとします。だが矢は当たりません。「初めて獲物を逃した。もう終わりだな」そして「ここはかつてない大国となった。わしに並ぶものがいるか」郭靖「いません。ただ多くの人々がそのために泣きました」「なんだと」と怒る。「大ハーンに恩はありますが。母を失った悲しみは・・・」そして「本当の英雄とは民の幸せを願うものです」

1227年チンギス・ハーン死去。

夕日の中、郭靖と黄蓉が馬を進める。
「大ハーンは最後なんといったの?」「14歳の時、馬を8頭盗まれ、5日間追いかけた。その時ジャムハに出会った。彼は、世の男の苦しみは共通だ。一緒になら倒せる」「でも噂だと臨終の時にうわごとを言っていたそうよ。“英雄、英雄”とね」


ラベル:金庸
posted by フェイユイ at 00:28| Comment(3) | TrackBack(0) | 射[周鳥]英雄伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやはや、段誉の子孫が一灯大師。
でも、あれは、おじさんの皇帝に似てましたね。
なんにせよ、大理国はいい国だと思いました。
Posted by 月夜 at 2006年12月02日 00:07
・・・最後までやっと見終りました。
マヂで今回は疲れました。

売られたケンカは買う。売られてないケンカも仕立てて、買う。売る。

言い訳しろよ!それも正義のうちだ!>特に桃花島主さんよ。

楊康も、墓の下で、お前の父母が泣いとるぞ、という、非人格者。
まーそれを行く、西毒は、哀れを通り越して、お前らそれでも、武術の5大人か?と

郭靖は、あのお団子頭がどーも。
蒙古軍の将軍をしていたときのように、長く髪を下ろしていたほうが、かっこよかったですね。威厳もあって。ま、お嬢ちゃんにかかれば、威厳もへったくれもないでしょうけど(笑)

これで、やっと、次に進めます。
Posted by 月夜 at 2006年12月02日 00:14
おお、これで心置きなく「神[周鳥]侠侶」へ行けますね!
どうにも私は郭靖・黄蓉夫婦が好きなんですが。特に郭靖のあの朴訥さは金庸モノのなかでも秀逸だと思っております。
同じリー・ヤーポンが演じた令狐冲も好きですが(って好きな人だらけなんですが)ま、私も最初リー・ヤーポンと郭靖の悪口ばかり書いてましたんですけどね。周迅=黄蓉に惚れてましたので焼もちでした(笑)
西毒さんもわけあって好き(笑)
Posted by フェイユイ at 2006年12月02日 22:52
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