2005年04月08日

「最愛の夏/黒暗之光」後半

キールン.jpg
これは映画の1シーンではありませんが、舞台となる基隆(キールン)です。

ネタバレです。

なんとも言えず、よいですねえ。カンイの背中からの飛び込みシーンのかわいいこと。しかし物語りはやはり原題が示すように闇の部分へと入っていく。
カンイの盲目の父は台北の思い出の場所に行きたいと、カンイを誘って行った後、具合が悪くなり、死を迎える。
カンイはおじいちゃんたちと港で話をする。この場面はとても美しくて悲しい。色の殆どない海の景色の中に灯台の赤い灯だけが唯一の色彩となっている。

カンイのボーイフレンドのアピンは身を寄せているヤクザのいざこざで背中を刃物で刺され港の見える場所で倒れてしまう。そしてアピンの部屋から荷物が運び出されるのをカンイは見て事を察する。

愛するふたりの人を一時に失ってしまったカンイは弟アギィをせきたてて、手伝いをさせる。だが知的障害者であるアギィにもカンイの涙はわかっている。

夜の食事の支度をしているカンイの耳に花火の音が聞こえる。手を止めて窓を見に行くカンイ。カンイの窓から見える海の上を花火が広がる。ぱっと笑うカンイ。
その時、アギイが父を迎える声がする。父が旅先のハワイから帰ってきたのだ。アパートのしたでであったアピンも一緒だ。娘のデートを快く思ってなかった父だが、アピンを連れてきてくれたのだ。「さあ、食事にしましょう」と言うカンイ。いつもの丸い食卓に家族がいつものように集まって食事が始まる。

さあ、不思議ですね。前の文章で、父とアピンは死んだ、と書いたのに。どうしたことでしょう。これはカンイの想いなのでしょうか。

映画は最初の写真撮影に戻り、あのきれいな星空の幕の前で家族は楽しげに笑って写真を撮るのだ。
posted by フェイユイ at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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