2005年05月26日

「メイド・イン・ホンコン(香港製造)」後半

サム・リー.jpg
この映画じゃないのかどうかよくわかんないけどサム・リー。かわいい。

熱くていい映画だあ!なんか一回観たように書いたけど観てませんね(笑)これ観てたら忘れるわけないもの。もう今頃何なんですが、サム・リーがめちゃめちゃかっこいい!(笑)かっこいい身体の役者さん選ぶときは絶対サム・リー入れるよ。また、ぴたーとした服着て髪つんつんでヘッドホン、ズボン短くて足首に刺青あるし、手足がひょろ長くてもうめちゃ絵になるんだ。監督インタビューで陳果監督は街で遊んでいたサム・リーの上半身裸をみてその裸に惚れたそうな(笑)「映画に出てくれ、連絡を待つよ」といったけど連絡来なくて(単にホモのおじさんと間違われたんじゃないの?)再度アタックして「でも演技経験ない」ってサム・リーが言うんで2ヶ月間演技指導した、他の男の子は考えられなかったんですと。しかしストック・フィルムを使ってスタッフは5人だけ、スタイリストもなし。と言う状況でよくこんなすごい映画作れたものです。いや、だからこそ、このエネルギーこのスピード感、なのでしょうか。

ネタバレ注意!

映画は中国返還前の不安定な心理状態にある香港そのままに未来の見えない若者たちの心を表しているのでしょう。重い腎臓病の16歳の少女、知的障害者でいつもいじめられている男の子、家族に見放され、ただ一人で生きていかねばならない主人公チャウもそういった香港そのものを具現化しているのでしょう。それにしてもチャウたちは立ち止まったりせずいつも何かを求めてさまよい歩いています。障害者のロンは病気の少女がエレベーターで上がってくるだけで鼻血が出ちゃうし、明日をも知れないペンすらぱっとスカートをまくってロンに鼻血を出させて喜んでいます。ラストについては何だか悲しくなってしまうのだが、勿論3人は香港の具象化であるから、返還によって香港がなくなることを暗示しているのだろう。毛沢東の言葉による「生気はつらつとしている若者」と言うのは香港を示してるわけで。じゃ、香港が本当に死んじゃったのか、というと現に存在しているわけだしね。この映画は香港でとても受けたそうだけどまさに自分たちをこんなに魅力的に表現されてるわけで当然の結果なのでしょうね。

一応最初のお題のキム・ギドクと似てるのか、なんだけど昨日は似てないっていったけど、やっぱり似てるのかもしんない(笑)ていうか確かに表現や明るさなんかは違うんだけど、その芯の部分が通じているのではないか、と思いました。
posted by フェイユイ at 23:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フェイユイさん、こんばんわ〜。
このところのエントリが『悪い男』『香港製造』と我愛モノが続いて大変読むのが楽しかったです>というか、私の名前を挙げて頂いて嬉しいやら恐縮やら^^;; 
私もフェイユイさんの記事を拝読して、また『香港製造』観たくなりました。ただ、この映画は毎回ラスト20分ほど涙垂れ流し状態になりますので(苦笑)非常に感情を使うので何度も繰り返すのは辛かったりもするんですけどね・・・。なんか私のツボにグイグイ来る作品なのでした。
そして、正しく陳果監督はサムに惚れこんでこの作品を撮ったんだなー、というのはよくわかります!! ただデビュー作の役がこれだけ鮮烈で、そのナイフのような存在感を印象付けられてしまったせいで、サム個人のキャリア的には両刃になってる気はするんですが・・・どうなんでしょう?^^;;(しばらく香港電影ものは観てなかったもので)
さて陳果とキム・ギドクですが、私が言う「似てる」というのは、本当に感性的な部分です。違うとこのほうが勿論多いとは思うんですよ、国も育ちも違うし。ただフェイユイさんも仰るように、芯の、核になっている部分に共通点があるというか・・・言葉にするのは難しいんですけどねー。
そして、実はココに超私的には日本の三池崇史監督を加えて、アジアの似通った感性の監督たちとしてカテゴライズしたいと思ってたりもします(笑>単に私がこの3人を特別に愛している、というだけかもしれませんけども;;)。

・・・などと、つい長過ぎるコメントで失礼しました。ではまた!
Posted by shito at 2005年05月28日 00:29
いえいえ、shitoさんの威を借りる狐でございます(笑)
「香港製造」ものすごく好きになってしまいました!本当はこの激しいドキドキ感、文章にできないほどです。なんてかっこいい映画だったろうか!
もともと陳果監督が大好きなのになぜ今まで見なかったのか、我ながら謎です(ドリアンドリアンで好きになったのですが)今頃になってサム・リーの細い身体に夢中(笑)しかし、好きなのに言うのもなんですけど、サム・リーも大変ですが、陳果監督自身この映画を越えるのは大変なのでは。後の映画で好きになった私ですが、これほどのエネルギーはもう表現できないのかもしれません(と思いました)

>アジアの似通った感性の監督たち。
そうですか、三池崇史、「殺し屋1」と「ビジターQ」は見たんですがー。何が一番お勧めですか?
shitoさんのカテゴライズの意味合いではないかもしれませんが、日本で特に好きなのは崔洋一さんですねー。「血と骨」早く観たい。
Posted by フェイユイ at 2005年05月28日 19:17
フェイユイさん、こんにちわ〜。
今週はようやく『美しい夜、残酷な朝』を観てきます。実は陳果作品観るのは久しぶりなので^^;; 楽しみです。
というわけで、私もファンというわりには『ハリウッド・香港』観てなかったりするのですが、

>サム・リーも大変ですが、陳果監督自身この映画を越えるのは大変

とは、同感です・・・。
ただ、キム・ギドクにはない(私が見たことないだけかもですが)陳果の魅力としては、子供の描写が凄く良いってところがあるかな、と思います。『リトル・チュン』とか『ドリアン・ドリアン』など、ただ可愛いとか無邪気だけではない子供の魅力満載だな、なんて思って観てました。

さて、三池監督のお薦めですが。フェイユイさんのご覧になった作品のは、随分と際どいところですね(笑)。いや、私は両作品とも傑作と思っていますが、陳果やキム・ギドクあたりとの共通性を感じる作品ということなら、『日本黒社会』『極道黒社会』(名の通り、ヤクザものですが)あたりが良いかもしれません。お気が向いたときにでも是非(笑)。

と、またまた長文コメントで失礼しました。
Posted by shito at 2005年05月30日 12:57
ほんとに陳果監督の描く子供たちはとてもよいですねえ。私も大好きです。
キム・ギドク、確かに子供の描写ないな・・・と、思い出しました。「春夏秋冬そして春」で珍しく老人と子供の物語があります。やっぱり単なるいい子じゃなくてよかったですよ。あ、第一作目にもいい感じの男の子が出てましたね(笑)
でも陳果監督ほどには多くないですね、確かに。

三池監督のヤクザものですか。なるほど、是非観てみますね。
Posted by フェイユイ at 2005年05月31日 19:57
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