2005年07月07日

「青春神話」ツァイ・ミンリャン・前半

青春神話.jpg

土砂降りの雨の中。二人の若者が公衆電話を壊して金を盗む所から映画は始まる。
アーツー(陳昭榮) とアーピン(任常彬)の二人が雨を避けるかのように電話ボックスに入って、おもむろにタバコに火をつけ公衆電話機を壊して金を盗るこのシーンはひどく印象的だ。
場面が変わって主人公の受験生シャオカン(李康生)は自分の部屋でいらだっている這い出てきたゴキブリをコンパスで刺し窓から捨てるが、なおもガラスにへばりついていたゴキブリをガラス越しに叩き落そうとしてガラスを割り手を切ってしまう。

二人組みはその後も盗みを繰り返している。
ひどくセリフが少なくて音楽もない映画だが、若者がたむろするゲームセンターの音は気に触る。アーツーの住むアパートは台所の下水溝がつまって汚水がたまっている。冷蔵庫には腐ったものしか入っていないらしく、いちいち匂いを嗅いでは元に戻す。
隣の部屋で兄が女を連れ込んでよろしくやっている声が聞こえる。
アーツーはなぜか途中で止まってしまうというエレベーターでその女・アークイ(王渝文)と知り合い仲良くなる。彼女をバイクに乗せ、相棒のアービンのバイクと共に走り回り 、食事をし、時々盗みをやる。

受験生シャオカンは父母の期待を裏切って、予備校をやめてしまっていた。タクシードライバーの父と信仰深い母は彼を心配しており、そんな空気がますますシャオカンを追い詰めていくのだ。シャオカンは空気銃を買い、ソレを発砲することで鬱憤を晴らすのだった。

ふと、街中でアーツー達をみたシャオカンは彼らの姿を追い続ける。そしてアーツーとアービンの二人がゲームセンターで盗みをはたらく所を目撃してしまう。

いつの間にかアーツーの家の下水は流れて部屋は綺麗になった。なぜか冷蔵庫の食べ物も食べれるようになってる。

ゲームセンターで受験生シャオカンが等身大のジェームズ・ディーンの写真パネルをじっと見つめるシーンがある。シャオカン役の李康生は台湾のジェームズ・ディーンと言われてる、と書いてあったので、なにやらおかしい。

明日に続く。
posted by フェイユイ at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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