2005年07月30日

天龍八部第13集

重くて辛い一話です。段誉の物語は血筋正しい王子様ということで、自然と明るく楽しいのですが、喬峯には重い過去があります。今までは義理人情に厚い男と、皆から尊敬されていたのに、契丹人ではないかという疑いをかけられたために地位と信頼を失ってしまいます。血筋という自分ではどうしようもない事実のために。

喬峯の師匠・玄苦は瀕死の際におられた。呼び寄せられ急ぎ近づくと師匠・玄苦は喬峯の顔を見て非常に驚かれた様子だった。そしてそのまま息を引き取ってしまわれたのだった。喬峯は大声で呼ばわり師匠の死を少林寺中に知らせた。
駆けつけて来た僧侶たちは夜中に突如現われた喬峯を訝しく思いながらも玄苦が闇討ちに会い、重傷を負った事を伝えた。そして玄苦がどうしても下手人を明かさなかったことも。
その時一人の小坊主が喬峯を見てこの男が玄苦様を襲った奴だと言い出した。喬峯は下手人が俺に化けていたので何も知らない師匠・玄苦が自分の顔を見て驚いたのだと察する。たちまち僧たちが騒ぎ出し、喬峯はやむを得ず、灯りを消して身を隠す。

喬峯が菩提院の本尊の影に隠れていると目の前で若い僧たちがお経を唱えだす。一人が立ち上がったかと思うと他の僧たちを打って気絶させてしまい、傍の銅鏡から経文を取り出し懐にいれた。見ているうちにその僧は喬峯がいる本尊の傍に逃げ込んできた。やがてすぐ老僧たちに見つかってしまう。そして老僧たちと喬峯の戦いが始まる。共にいた盗人僧は激しい戦いの中で身体に衝撃を受けてしまう。やむなく喬峯は凄まじい威力を持つ技を見せつけ、盗人の僧と共に少林寺を逃げ出した。

気を失った盗人僧の胸に手を当てるとなんとその僧は女であるとわかった。さらに顔に貼り付いた皮をめくると現れた女性は、阿朱であったのだ。驚いた喬峯は医者に見せるが医者はもう命はないものという。喬峯は自ら、阿朱の背中に真気を送り込み、阿朱を助けようと手を尽くすのだった。

床についたまま、阿朱は喬峯に眠れないので歌を歌ってほしいと頼む。大の男が歌など、断る喬峯。ではお話を聞かせて、と言う阿朱に喬峯は貧しい夫婦と少年の話をする。少年の父が病気になるが医者に見せる金が足りない。冷たくあしらう医者にすがりつく母、少年は刀を盗む。母親はそれを見て少年が金を取ったと言う。少年は夜中、刀で医者を殺した。阿朱は「なんという子供なの。まるで契丹人のよう」と言う。穏やかだった喬峯が、がばと立ち上がり、「何だと」と叫ぶ。阿朱はその子供はあなたでしょう。でもあなたのようないい人が契丹人のわけはない、と言う。喬峯の心は晴れない。今ではもう自分が契丹人ではないかという思いが強いのだろう。しばらくして阿朱は「例えあなたが契丹人でも私はあなたの傍にいます」と言う。喬峯は喜び、阿朱の手を取るのだった。

喬峯は真気を送ってもなかなか全快しない阿朱を天下の名医・薛神医に診せようと考えていた。

苦しい話なのですが、喬峯が阿朱を心を尽くして看病する様子は胸を打ちます。自分の内功を送り込むのは自分の力が失われることになるのですが、喬峯は何度も気を送るのです。
しかし、喬峯が阿朱の服をはだけて薬を塗るシーンと気を送り込むシーンはなかなか色っぽいです。ひたすらまじめな中国ドラマにおいてかなりのドキドキシーンといえましょう。喬峯と阿朱さんはすごくいい感じなのです。

出演 胡軍 ジミー・リン リウ・イーフェイ 修慶 蒋欣(木婉清)
posted by フェイユイ at 23:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
単行本の発売日を待つ気分で、お待ちしてました。

>喬峯が阿朱を心を尽くして看病する様子は胸を打ちます

今まで丐幇という大組織の人々に対してしてきた事が、現在阿朱さんだだ一人に集中するわけですから、そりゃぁもうカリスマパワー爆発ですよね。

>喬峯が阿朱の服をはだけて薬を塗るシーンと気を送り込むシーン

瀕死の状態の阿朱さんに薬を塗るために服を脱がす蕭峯さんの硬派な脱がせかたがカッコ良かったです。

>喬峯と阿朱さんはすごくいい感じなのです。

段誉と木婉清が学生の恋愛なら喬峯と阿朱さんは大人の恋愛って感じがします。
それだけに、蕭峯が昔話をするシーンでの阿朱さんの女の子っぽいのは、ちょっと違うって思ってしまいましたけど。
もっとも、今までの知的な阿朱さんと違う一面を見せたのは蕭峯に心許してるのだっていうシーンなのかもしれませんね。
Posted by 遠志 at 2005年07月31日 01:31
お待たせしました(笑)
この13集は段誉が全く出てこず喬峯と阿朱ふたりのラブストーリーでしたね。
辛い話と書いてしまいましたが、一面、恐ろしいほどの力を持つ喬峯の可愛らしい部分ややさしさを表現していた心温まる一話でもありましたねー。
遠志さんの言われるとおりいつもは大人びた阿朱の可愛らしさを観ることができた一話でもありました。
Posted by フェイユイ at 2005年07月31日 08:44
じえるんたちが、ない小坊主や中国ドラマなどをイーフェイしなかった?


Posted by BlogPetの「じえるん」 at 2005年07月31日 10:22
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