2005年08月27日

「浮気雲/天邊一朶雲 (The Wayward Cloud)」・前半、蔡明亮

天膕一朶雲.jpg

副題が「スイカとエロとミュージカル」である、と言うのはうそだが、まあまさに前編のみとはいえその3つが繰り返し、盛沢山である。

当たり前のようで不条理としか言いようのない相変わらずの不思議世界。医者と看護婦の格好に扮した男女が(男は李康生)ベッドの上でスイカを女性の性器の上に乗せそれを性器に見立ててセックスをする。汁は飛ぶは、種は飛ぶはで事後にシャワーを浴びようとするが、水不足で水を止められ出てこない。かくして二人は蟻に食われる事となる。という無茶苦茶な始まりである。

途中いきなり李康生が半漁人になって美声で歌いだしたり(別の人の声?)ワンピース姿の女性(!)になって踊ったり、と大奮闘である。しかもポルノムービーの男優をやっている役なのでものすごく体力いって大変な運動量である。

水が溢れてくるシーンはやはりこの映画でも健在。李康生がスイカのべたべたを洗い流すためビルの水槽タンクの下の方に水がたまってるとこで身体を浸すんだが、この時、半漁人になって歌いだすのである。また、鍵をなくしたと言って道路工事をしているそばをうろうろ捜す女の子が出てくるのだが、この女の子の鍵が舗装したばかりの道路の表面にめり込んでしまっていたのだ。李康生が鍵を掘り起こすとその穴から水がじわーっと染み出してくる。

そしてスイカが画面に溢れているのだ。出だしから、地下道のような場所を女の子がスイカを抱えて歩いてくる所から始まる。テレビでもスイカのニュースをやってるし、川をスイカがぷかぷかと流れてくるし。
また、鍵を取り出してもらった女の子が李康生に差し出すスイカのジュースを馬鹿でかいコップになみなみとついでくるのだ。小康はイヤとは言わず受け取って捨てちゃうのだが。

とにかく映画がスイカの甘い匂いとエロと美声の歌声と奇妙なコスチュームと造花などで構成されておりチープというかド派手というか物悲しくもあり、またおかしい。

李康生はいったいいくつなのか想像がつかないがいつまでたっても年を取らない人である。裸になる場面が多いのだがすごく引き締まってるしね。

また、いつも蔡明亮映画に出てくる地味なお母さん役が多い陸筏琳 ルー・シアオリンもあだっぽい歌姫となって歌い踊っておられました。つかDVDパッケージの中身写真は陸筏琳だものね。


posted by フェイユイ at 23:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ネットでワンピース姿とか物悲しくもあり看護婦と、なく場面など言わず受け取って捨てちゃうのだが
身体とかをシャワーしなかったよ。


Posted by BlogPetのじえるん at 2005年08月28日 10:48
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。