2005年09月05日

天龍八部第29集

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慕容復。かわいそうといえばかわいそうな人だな。
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王語嫣。美しい。

少林寺での生活しか知らない虚竹が果たして天山童姥の後を継ぎ人々を治めていけるか、という困難な話。

霊鷲宮の主であり、多大な力を持っていた天山童姥が死に、後を任された虚竹が童姥に仕えていた数多い女しもべたちを従えて童姥の住居である霊鷲宮に急ぎ戻る。
道すがら虚竹はさりげなく身につけた技を見せてしもべたちから感謝される。

虚竹が童姥の霊鷲宮へ入ると中では女たちが烏老大をはじめとする三十六洞七十二島のものたちにひどい目に合わされていた。慕容復一行と段誉もいたのだがどうする事もできない。そこへ虚竹が慌てて飛び込んできて女たちの穴道を開く。

虚竹は烏老大に腕を捩じ上げられ、三十六洞七十二島らからは天山童姥はどこだ、と怒鳴られる。彼らは急いで童姥に仕込まれた生死府を取り除きたいのだ。童姥が死んだと聞き、では死に際の言葉はという問いにそれは愛する夢姑との事だったので言うわけにもいかない。どうにも煮え切らない虚竹の態度に皆いらだつ。
卓不凡も出てきて虚竹を操ろうとするがどうにも虚竹はつかみどころがなく、さすがの卓不凡も手にあまる。そこで武力にものを言わせようとするが、さすが逍遥派と天山童姥の力を授かった虚竹は信じられぬ力を秘めていた。

が、虚竹は胸に隠し持っていた美女の絵の巻物を見られ、それが王語嫣にそっくりなのでたちまち皆から誤解を受けてしまう。

ところが三十六洞七十二島の一人が生死府の効き目で苦しみ始めてしまったのを虚竹がたちどころに解いてしまったので、突然皆、虚竹に向かって平伏する。そして「私たちが悪うございました。どうぞ罰してください。そして生死府を解いてください」と頼むのだ。人のいい虚竹は皆が平伏するので慌て困ってしまう。そこへさすが王子の段誉ゆるりと登場して「代わりに私があなた方に罰を与えましょう。皆。天山童姥と殺した女たちに叩頭して喪に服すこと。そして虚竹殿の言いつけを守り、騒ぎを起こさぬ事」虚竹は大いに感心ししもべもその寛大さに感銘を受ける。
続けて虚竹がやっとの思いで言ったのは「どうぞ皆さんこれから少林寺の人に会っても手を出さないでください、いや、これは命令じゃなくてお願いです」が、烏老大が「みんな、決して少林寺の方には手を出すな」「おう」「それとできるだけ無意味な殺生はおやめください。平和が一番です」「みんなわかったか」「おう」というわけでぐにゃぐにゃの虚竹の言葉もなんとか三十六洞七十二島の者たちに通じた。というのも皆生死府を解いて欲しい一心なのだ。

一部始終を見ていた慕容復はその場を立ち去ろうとする。これを虚竹がもう少しいてご指導をいただきたい、といったのが慕容復のカンに触り、慕容復は指導して欲しいなら技をみせろと口調を荒くする。そしてこれも離れがたき段誉を残し王語嫣と慕容復一行は立ち去った。あまりに無礼な態度に烏老大はこれでは虚竹様のメンツがたちません、と怒るが、当の虚竹は追いかけるのを止め、どうして急に怒ったんだろうかとつぶやくだけだった。

憤う然と立ち去る慕容復はまだ腹の虫がおさまらず、段誉をののしると王語嫣がなだめるのでますますいらだち、今度は王語嫣叱責するのだ(一体ナンなの、こいつ)(まあ一番おかしいといやおかしいが)

また丐幇たちのなかでは全冠清が実権を握りながらもお面をつけた游担之を幇主に仕立て上げていた。

霊鷲宮に残された虚竹と段誉はそれぞれの思い人を胸にへべれけになるまで酒を酌み交わすのだった。

虚竹が以前どおりのひょろひょろなのにさすがに逍遥派の掌門になり、天山童姥の教えを受けただけあって胸のすくような強さになっていてますますかっこいいです。
それに引き換え、慕容復(がっくし)一体ナンなんでしょうか。段誉が刀を受けて傷を負ったのを王語嫣が心配そうにした事と、皆の前で自分が何も言い切れず、段誉がかっこよく虚竹を助けたのがしゃくにさわったのだ。そんなら自分が先に言ってみりゃいいじゃないか。自分の国の再興しか考えてないから全くかっこいい事ができないんだよね。こんなに頭にくる人も珍しいです。
ま、ここで段誉と虚竹がかみ合わない話をかみ合わせるというおとぼけ二人じゃないと出来ない技を繰り出してるのも見ものです。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)
posted by フェイユイ at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ。

>どうにも煮え切らない虚竹の態度に皆苛立つ。

なんだか、郭靖と同じ匂いがしてきます。
郭靖と同じで好きか、シッカリ意思表示しない事にイラ付くかのどちらかですね。

>美女の絵の巻物

まさか王語嫣の大叔母様とは誰も思わないですよね。それ説明してあげたらよかったのに・・・って虚竹は苦手ですから無理ですねぇ。

それにしても、童姥の最後の言葉を説明する虚竹が最高です!
虚竹の顔演技で、先に言いました童姥に水をくむ時の顔と双璧です。

でも、全く事情を知らない人たち(命が危ない)が聞いたら、そりゃぁおちょくってるって思いますね。

>慕容復は、その場を立ち去ろうとする

虚竹は、なぜ引き止めたんですかね?師姉は分かりますか?
別段引き止める理由はありませんよね。

>一体ナンなの、こいつ

師姉の怒り分かります。
こんなに再興を望むものが狭量を晒していいのか?って思います。もっとも、身近だから王語嫣に甘えているのか?って思ったり・・・。

それにしても、王語嫣は世間に出て色んな男と会って(その中には大器量人の喬峯がいるのに)、いかに憧れていた従兄の器が小さいか分かったと思うんですけど・・・ねぇ。

ま、後半色々と問題を起こした郭靖ですけど、あれは郭靖だから仕方ないよ、と思って好きなままな自分を思うと王語嫣も同じなんでしょうかね。

>さすがに逍遥派の掌門

止血したり、転落した配下を助けたり。そして最高の見せ場は、卓不凡の攻撃から逃げまくるシーンですよね。全く手を出さずに逃げるのって、技量が遙かに上じゃないと無理ですからね。シビレました。

>こんなに頭にくる人も珍しいです

王語嫣に当り散らして、王語嫣をほっといて、とっとと馬を駆けて行くシーンに流れる曲があるんですけど、蕭峯&阿朱の時に流れていた(少し気に入っています)曲なので、慕容一味のシーンで使ってくれるなって思っちゃいました。

あと包不同が王語嫣を若様の物(おそらくこの漢字)って言い方も慕容家家臣らしいって、思っちゃいました。主人が主人なら・・・・
Posted by 遠志 at 2005年09月11日 01:58
こんにちは、遠志さん。
>虚竹は、なぜ引き止めたんですかね?
そう。謎ですね。私も何故そこで引き止めるの?と不思議でした。
でももしかしたら中国人としては当たり前ってことなのでしょうね。
つまり帰ろうとする客人を「まだいいじゃないですか」と言って引き止めるのが礼儀というのを聞いたような気がします。(日本人でもしますけど)
ただこの場合は、「虚竹は場の空気が読めないんだよね、ほんとにしょーもない人だ」という演出なんでしょうね。
ただ、恥をかかされても怒らないからそこがいいとこです。
Posted by フェイユイ at 2005年09月11日 16:45
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