2004年10月05日

レスリーへの思い

彼の映画「ブエノスアイレス」「欲望の翼」「楽園の瑕」は最も好きな作品です。私はウォン・カーウァイと組んだときのレスリーが一番彼の魅力を出していると思います。この3作品の孤独な魂を持つレスリーは私の心を切なくさせました。また「金玉満堂」や「チャイニーズ・ゴーストストーリー」ではおっちょこちょいなかわいい男の子を演じて楽しませてくれました。「上海グランド」のかっこいいレスリー、「男たちの挽歌」の生意気なレスリー、「白髪魔女伝」の色っぽいレスリー、彼は手品のように色々な姿を現して、私を惑わしました。作品自体も質の高いものが非常に多く、彼が映画の作り手にも刺激的な存在なのだと思います。「ルージュ」の淫靡さ、「覇王別姫」の美しさ。まったくこんなに賞賛し続けてしょうがないくらいです。
しかし、彼がいなくなる前の数本は私としては「?」と思わざるを得ませんでした。ひどいわけではないけれど、以前のような輝きは薄れていたように思われます。
彼自身は「いい監督といい仕事ができた」と語っていたようですが、本心だったのでしょうか?事実彼は、自分で映画を作り出しました。これは私にはものすごい楽しみでした。そういう人がたくさんいたことでしょう。その中ではかばかしく進まない映画作り・・・。これから先はつらくて書けません。
「2046」のコマーシャルを見てるともしかしてこの中にレスリーがいるのでは、というようなどうしようもない思いにとらわれます。レスリーはあまりにあっけなくいろんな人にいろんな思いを抱かせたままいってしまいました。
posted by フェイユイ at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | レスリー・チャン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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