後半はどっと残酷性が強くなりました。韓国映画になくてはならないこの残酷性と恨み節。気になってしまうともう何も観れなくなってしまうので、韓国映画を観ていこうと思う者はこれは韓国映画における伝統美あるいは形式美(美かどうかは解りませんが(笑))と思ってしまうがよろしいようで。
それはなくてはならぬ形式事項だと考えれば納得できましょう。前半がしっとりと恐怖感を漂わせてくれたのに対して後半はやはり物語を盛り上げるべく過激さを増しました。様々な糸が絡み合っているのですが、ウォンギュ捜査官自身の糸も絡んできて複雑です。
渋く仕上げるなら何事も起きないのに島民たちが勝手におかしくなって互いを殺しあってしまう、という話にもできそうですね。八つ裂きのシーンも怖いけど最後に島民がカン家を密告した最後の一人トゥホ(チ・ソン)を襲うシーンが怖いわけで。何だかついでに自分の腹を刺した人もいたぞ。若造が意気込んで乗り込んで行ったけど人間の心をそう簡単に安楽にはできませんという結末でなかなかよかったと思う。
物語の重要な役トゥホがハンサムなのでファンが増えそう。
ストーリーは全然違うんですが、雰囲気が横溝正史的なのであの頃の映画が好きな人は興味深いかも。
監督キム・デスン 出演チャ・スンウォン、チ・ソン、パク・ヨンウ、ユン・セア、チェ・ジナ、チョン・ホジン 2005年制作








