2005年09月30日

「橘子紅了」其の二

ドラマを観ながらではなく記憶で書いているので前後すると思いますが、続きを書いてみます。

第一夫人・大太太の夫・老爺は都会で若く美しく華やかな第二夫人と暮らしている。そのことを姪のワンチンは不公平だと思っている。伯母様だけをこんな田舎に押し込んで。だが、大太太は懸命に家の切り盛りに働いて、蜜柑が紅くなるころには必ずあの方は帰ってきますよ、と信じているのだった。

老爺(ラオイエ)の若い6番目の弟・六爺(ヤオフイ)が大太太の家にいた時、シウハーがお礼を言いに訪ねて来た。その可憐な様子にヤオフイは惹かれる。この時まだヤオフイは彼女が大兄の妻になるとは知らない。

狭い路地で凧揚げをしているシウハーを見つけたヤオフイは彼女を広い野原へ連れて行って凧を揚げる手伝いをする。ヤオフイが上手く凧を揚げ、シウハーに手渡そうとする、とシウハーの手を放れ、凧は飛んでいってしまった。
「どうして」とヤオフイが聞くとシウハーは「あれは私。私はもう別の人間に変わってしまうの。だから空にいる母さんに聞きたいことがあったのです。母は答えてくれました」
空は暗く大きな風が吹いている。この苦しいような風景が、彼女のこれからの人生を暗示しているようでした。

都会からまだ帰ってこない主人ラオイエとシウハーの婚儀が行われる。代理人としてヤオフイが兄・ラオイエの代わりに花婿役をしたのだった。この時の花嫁姿のシウハーを演じる周迅はまるでお人形か美しい絵のようです。
こうして主人不在のまま第三夫人が立てられて、大太太はまるで娘が出来たかのようにシウハーを可愛がります。本当なら敵役なわけですが、シウハーは若い頃の大太太にそっくりでしかも子供を生んでくれる大切な女性なのですから、第一夫人の異常なほどの自分への執着にシウハーが恐怖を感じる場面もありました。貧しい境遇から皆が羨むお屋敷に移ったとは言え、彼女の意思ではなく、彼女は身体を売ったも同じなのです。

シウハーがこっそり本を読むシーンがあります。彼女は旦那様の本を読み、それに夢中になるのですが、その小説の女の子が自分に思われて泣いてしまう。大太太の姪ワンチンはこの頃、シウハーを目の仇にしており、本を隠してその結末をシウハーに教えます。その女の子は最後に死んでしまい、幽霊になる、のだと。
それを聞いていた大太太はひどく二人をしかりつけます。シウハーはもう二度と本は読みませんと誓います。大太太はシウハーに女にとって一番大切なのは旦那様に子供を生んであげること。私はできなかった。でもまだ第二夫人も生んでいないの。だからあなたがラオイエに子供を生んであげて。このような境遇でも大太太は心からラオイエを愛し崇拝しているのでした。

六弟・ヤオフイは何度もシウハーを自由にしようとし、シウハーもそれを求めながら実行には移せません。この時点で旦那様ラオイエはまだ少女シウハーとの結婚に乗り気ではなく、むしろ剣呑とさえ思っているのですから、ここで二人が何とかすればこの罠から逃れる事は出来たはずです。敵は優しげな大太太だけ。ですが、二人はその優しい大太太の望みを振り払う事が出来ませんでした。  続く


ラベル:周迅
posted by フェイユイ at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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