2005年09月26日

「天龍八部」を観終えて

「天龍八部」すばらしいドラマでした。

「射[周鳥]英雄伝」を観た後なのでどうしても比較してしまうのですが、全体的には明るいトーンのあちらに比べ、こちらはどーんと重いものがあります。
蕭峯だけが主人公だったら、苦しかったかもしれませんが、全体のストーリーを明るい美貌の貴公子・段誉が引っ張っていくのでそれが最大の救いです。と言っても段誉自身も安穏としていられるわけではなくて好きになる女性が次々と父親と愛人の子供であるという何とも悲しい運命に翻弄されるわけです(これが最後にどんでん返しとなるサプライズも用意されてるわけで盛りだくさんですね)

段誉の異母妹との恋、という倒錯に始まり、物語にはたくさんの倒錯、してはならない恋、許されない恋、信じられない恋、などが様々なバリエーションで演出されていきます。ちょっと思い出せるだけでも、父親の数多くの女性との不倫(段正淳)夫を蔑んで色々な男を誘惑する人妻(馬夫人・康敏)マゾヒズムとしか思えないほどの自虐愛を捧げる男(游担之)いじめることが愛の表現?(阿紫)(←しかも半端ないじめじゃない)一人の師兄を争って死闘を繰り広げる二人の女(天山童姥+李秋水)浮気する夫への意趣返しに世の中で最も醜く不潔な男と寝てやると考え実行した人妻(刀白鳳・段誉の母)さらに言えば譚公・譚婆の間にも趙銭孫がいるし、王語嫣に対してストーカー行為の段誉。暗闇の中で突然裸で抱き合わされてお互いの顔も知らないまま恋に落ちる虚竹と西夏国の姫と言うのも凄い。また宗教的観点から言えば、出家の身でありながら女性との間に子供をもうけた高僧(玄慈)というのは最も許しがたい悪行かもしれない。
あまりにも尋常ではない恋愛関係が横行しているので小さい事はそんなに気にならなくなってしまう。

この物語の最も重いテーマは蕭峯が背負っているものだ。愛しい女性を我が手で殺し、しかも彼女だけしか愛せない、愛さないと蕭峯は言う。その思いは後になるほど強くなっていくようだ。
そして蕭峯がどうしても逃れられない枷は、二つの違う民族にそれぞれ愛着を持ってしまった苦しみだ。
漢民族と信じて生きてきて漢民族の言葉・武芸を学んだのにある日突然お前は野蛮な契丹人だと言われる。最初は否定する蕭峯だが与えられた丐幇の幇主の権威を剥奪され自分は契丹人だと認めていく。この辺りの蕭峯は我が身をこのような不孝に陥れた者に対する復讐心で恐ろしい。心優しい阿朱というこの上ない伴侶を得てもその復讐心は消えなかった。
が、愛する阿朱を自らの手で殺めてしまい、残酷な性分の阿紫を見て、またそれから蕭峯は多くの略奪や殺傷を体験するうちに、彼の心は変わっていく。そして契丹に混じれば漢人の殺生には加担できず、漢人の間では我は契丹人だと認識する。二つの国の間に戦争があってはならないと考える蕭峯はとうとう契丹の皇帝と反駁してしまう。やっと同胞の下に帰れたのになぜ彼は漢人の味方をしてしまったのか。今度は同胞から「奴は本当に契丹人なのか」と言われてしまう。
義兄弟の契りを結んだ皇帝・耶律洪基はその蕭峯の平和を求める心がついに解らなかった。ドラマでもその心情は表現されていたが、原作では文章として書かれているのでより皇帝の動揺を知ることが出来る。蕭峯は契丹と宋とどちらのために働いたのだろう、なぜこのような手柄をたてながら自害したのだろう。
蕭峯がそれまでの人生を思い、もう互いの殺戮のために泣き悲しむ家族が出ないことを祈り、そのためには自分の命を捧げると考えた。命を懸けて愛する人ももうこの世にはいない彼には命を投げ出す事で戦争が起きないのならそれでいいと決めたのだ。

ドラマではなぜかなかったのだが、原作では雁門関に行く前に蕭峯は女真族の完顔阿骨打と会う。彼もまたかつての親友・蕭峯を救いにきてくれたのだった。女真族は契丹人とは敵対関係にあるため契丹人のことは憎んでいる。が、彼は親友・蕭峯のことを忘れず、悪どい遼国でどんな目にあっているやらとずっと心配していたと言うのだ。案の定だ、と完顔阿骨打は言い、「一緒に長白山に帰って、狩をし酒を飲んでのんびり自由に暮らそう」と誘うのだった。蕭峯がそう出来たのなら!しかも彼の側にかつてそう望んだように阿朱がいたのなら、彼はそのまま完顔阿骨打と逃げてもよかった。何もない貧しい暮らしでも蕭峯は幸せになれたのではないか。が、阿朱はもう側にはいず、彼はそうしなかった。

蕭峯は最後まで契丹人であり続けた。他の民族に混じって契丹人を討つことは考えられなかった。だが、他の民族にも交わりを持った彼は他の民族をも愛してしまった。
このことは蕭峯にとって不幸だったろうか。

蕭峯の運命の過酷さは愛する人をどうしても手に入れられないと言う所にもある。赤ん坊の時実の両親を亡くし、父は生きていたのだがやっと再会できた時、父は出家して二度と会ってくれなかった。育ての両親は実の父に殺された。長く身内としていた丐幇たちからは追い出され、教えてくれた少林寺からも追い立てられる。愛する阿朱は死に、同胞として頼った遼国の皇帝とは次第に心が離れていった。蕭峯を最後まで見放さなかったのは義兄弟の段誉・虚竹と女真族の完顔阿骨打だけだ(ドラマではカットされていたので段誉・虚竹だけとなる)これに曲がった愛情を持つ阿紫は蕭峯が嫌っているため入れにくい。
段誉・虚竹ともに美しい女性と結婚して幸せになったため、余計に蕭峯は死への決断ができたのかもしれない(これはちょっと甘すぎな考え?)

長くなるが、もう一つ、ドラマと原作が微妙に違う箇所があった。ドラマでは段誉たちが蕭峯を助けに行く途中で慕容復の悲しい末路を見るのだが、原作ではこれがラストシーンとなっている。優れた豪傑が死に、夢を追った哀しい貴公子が狂ってしまうこの場面で終わる事で原作はこの世の儚さを表現しているのだろうか。(その様子はむしろ幸せを感じているようだった、とある)
ドラマは阿紫が蕭峯を抱え、あの壮絶な雁門関の崖を飛び込むところで終わっている。ドラマの始まりは蕭遠山夫婦が幼い蕭峯を大事に抱えて旅をする所から始まっていたと思う。
漢人と契丹人が挑みあうこの雁門関でドラマが始まり終わっているのだ。全ての悲劇はこの崖から始まり終わったとドラマでは訴えていたのではないだろうか。
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2005年09月25日

天龍八部第40集・完

「天龍八部」の主人公たちがここに集まった。

遼国皇帝の策略で蕭峯に毒を飲ませてしまった阿紫。苦しむ蕭峯を抱きしめながら「その聖水を飲ませれば、妻にしてもらえると思ったの」そして一緒に死ぬわ、と刀を振り上げる阿紫の腕を蕭峯はつかんで止めた。お前だけでも逃げろと言っても阿紫は離れない。取り囲んだ兵たちは「投降しろ」と叫んでいる。阿紫は兵たちに刀を向けたが、蕭峯は殺してはいかん、と言って自ら兵たちに従った。兵たちも蕭峯に礼は忘れず、馬に彼を乗せた(蕭峯なら馬に乗せれば逃げられたかもしれないのだが)
が、阿紫は連行される途中の川に身を投じた。蕭峯は「身投げなど。お前は罪に問われはしないのに」とつぶやいたが、阿紫は大理の兄・段誉のもとへ急いだのだった。蕭峯を助けて、と頼むために。
皇帝になっていた段誉だが義兄の窮地と聞き、二兄・虚竹にも助けを求める。

鉄格子の中で鎖に繋がれた蕭峯は酒を要求した。皇帝の使者が蕭峯の改心を求めて説得するが、蕭峯の心は動かない。皇帝は骨のある証拠だと更なる説得を命じる。まず大宋を攻め落とし、それから蕭峯を説得するか、と使者に言う(それほど蕭峯を認めている、という表れでしょう)

蕭峯を救おうと動き出した者に丐幇たちがいた「喬幇主を救い、再び丐幇に戻ってもらうのだ」という意気込みで駆け出した。
また、少林寺の僧たちも蕭峯のために遼国を目指した。

道を急ぐ段誉たち一行の前に「皇帝様、万歳」と子供たちに言わせている不逞の輩がいた。不審に思った巴天石が「見てみましょう」
子供に飴を与えて「皇帝」と呼ばせていたのは阿碧。そして岩に座って「ついに燕を復興したぞ」と高らかに笑っていたのは、あの慕容復その人であった。
(これはショックだった。前回でこのような事をするとは狂っている、と書いたのだが、まさしくもう狂っていたのでしょう。その兆候はずっとあったわけで。一人の才能ある若者が一族の呪縛から逃れきれず、しかも望みをかなえる事は出来ないのならこうなるしか方法はなかったのかもしれない。忠臣たちはこの姿を見たくなかった為にあのような悲劇を受け入れたのかもしれない)

皇帝の説得を拒み続ける蕭峯の前にまたもや使者が到着し説得にかかった。その声を聞きとがめ、見上げるとそれは変装した阿紫と木婉清、鍾霊、そして朱丹臣ではないか。
たちまちに彼らは側にいた見張りの者たちを倒し、蕭峯の身柄を地下から助け出した。そこには義弟・段誉と王語嫣が待っていた。
蕭峯も変装をし、阿紫が「火事だ」と叫んで周囲の者たちを混乱させ、逃げ惑う人々に紛れこんだ。「皇帝がさらわれた」と叫ぶ者もいて蕭峯は「皇帝は義兄なのだ。傷つけないで欲しい」と頼むと「これははかりごと。三十六洞七十二島の頭たちが混乱を引き起こしているのだ」と言われもう一人の義弟・虚竹も助けに来た事を知る。しかも妻・西夏国の姫をつれて来たと言う(いいんですが、皇帝から姫君からやって来ては危ないです)段誉が大理皇帝となり、王語嫣と結婚した事も告げられる。

蕭峯が南征を諌めて捕らえられたと聞き駆けつけた少林寺の僧たちも戦っていた。(しかしここ後でくっつけたんでしょう、僧がやられてんのに蕭峯が何気なく見てるので少し変)
丐幇の長老も打狗棒を掲げて蕭峯に戻って欲しいと懇願に来る。が、蕭峯は自分は契丹人なのでその申し出は受けられないと答えた。

虚竹が現れ、蕭峯との再会を喜ぶ。その時、少林寺の僧たちが立ち往生になっていると聞き、段誉、虚竹は霊鷲宮の者たちを連れて迎えに行く。蕭峯も後を追おうとするが「捕まってしまう」と止められた。
狭い門の通り道を遼国の兵たちが押し寄せてくるのを見て蕭峯は「俺はここだ」と叫び、降龍十八掌の構えを見せた。だが、蕭峯は遼国の兵を見て構えを解き「仲間を傷つけるな」とつぶやくように言っただけであった。ここにも蕭峯の逃れられぬ苦しみがある。契丹人だとののしられ遼国に戻った蕭峯だが、我が身を縛ったのは同胞であった。その彼を敵とみなされる宋や大理の者たちが命をかけて救いにきてくれているのだ。蕭峯が愛すべき人はどちらにいるのか。少なくとも同胞である契丹人に友と呼べる人はいない蕭峯なのだ(義兄弟の皇帝と不仲になった以上は)だが、契丹人の兵たちも蕭峯に好意を持っていることは確かなのだ。そして目の前であれほどあってはならないと思っていたのに、宋人と契丹人が戦い傷つけあっているのだ。自分のために。契丹人を傷つける宋人は憎く、また我が身を助けに来た宋人を倒す契丹人にも賛同できない。蕭峯の住む場所はないのだろうか。

なおも蕭峯を守る為、戦おうとする二人の義弟を押しとどめ、蕭峯は丐幇の呉長老に丐幇らを援護につけ皆を雁門関に集めさせる。

蕭峯を先頭に皆が雁門関に到着するとそこには大軍を従えた皇帝・耶律洪基がいた。
蕭峯は馬を降り、跪いて礼をつくす。が、皇帝は貴様が何を言おうと宋を攻めるのだ、と言い立てる。
義弟たち、段誉と虚竹は目を見合わせ義兄のために遼の大群めがけ突き進む。二人は華麗ともいえる鮮やかな技で大軍の矢をかわしつつ、前進するのだった。それを見た阿紫をはじめ蕭峯を救いに来たものは大軍をものともせず戦った(優れた武芸者の阿紫や木婉清はいいとして、鍾霊は可愛すぎてちょっと痛痛しいんですが、やっぱ強いんでしょうね)
その間に段誉、虚竹は皇帝をさらって飛び上がり、崖っぷちに連れ去った。蕭峯は皇帝を捕まえた二人の身分を説明した。そして皇帝の身柄を返す代わりにお願いを、と申し上げる。皇帝は何なりと言え、と。
蕭峯は「直ちに兵を引き、陛下の存命の限り絶対に国境を越えないと約束してください」二人の義弟も異存はない。「もし承知しなければ」と言う皇帝の問いに蕭峯は皇帝の腕を取り、崖を覗き込んで「その時は、ともに命を絶ちます。誓ったはずです。同じ時に死ぬと」「わし一人と遼・宋の和平と引き換えか。またわしの命も高いものだな」「陛下の命は尊いものです。だがもっと尊いものがある」聞きとがめる皇帝に「それは万民の命です」と答える蕭峯。蕭峯はこの雁門関で失った母や多くの人々を思った。
皇帝は「解った」と言い、その場を離れようとしたが、段誉と虚竹がそれを拒んだ。皇帝は「わが命のある限り一兵卒とも宋の国境を越えてはならん」と言い、己の刀をとり真っ二つに折って蕭峯の足元に放り出した。
今度は皇帝を止める者はなかった。皇帝は蕭峯に「これで宋に手柄を立てたな、高官に取り立てられるだろう」と言い放つ。蕭峯は「私は契丹人だ。皇帝への謀反は志に価する。平和の誓いと引き換えにしましょう」と皇帝が折った剣を空中に舞い上げる。それを見た段誉、虚竹、阿紫らは蕭峯の身を案じて彼の動きを止めようとした。が、間に合わず蕭峯は自らの身体にその手折れた剣を突き立てた。
義弟たちは蕭峯の身体を抱きかかえた。「遼の兵たちは撤退したのか」「しました」二人は泣いた。
帰っていく皇帝の目は蕭峯の行動を理解できない目だった。

蕭峯は崖下を見やり、「父はあの時ここから俺を投げ上げた。今そこへ帰っていくとしよう」
阿紫は二人を押しのけ、すでに息絶えた蕭峯を抱いた。「やっと抱かせてくれるのね。いつものように押しのけたりしないで」
そこへ游担之が現れた「阿紫、阿紫」と呼びながら。阿紫は蕭峯が目をくれたのにお前は冷たい、と言った言葉を思い出し、自ら己の目玉を抉り出し、「これで借りはないわ」
游担之は捨てられた目玉を拾って泣き、自分で岩に頭をぶつけて死に果てた。
阿紫は蕭峯の亡骸を抱いて崖から飛んだ。
段誉と虚竹そして他の者たちも崖から二人の姿を捜したのであった。

多くの人の悲しみ・苦しみを救いたいがために、とうとう蕭峯は逝ってしまいました。が、平和を望んだ彼が動いただけで多くの命が失われてしまうという事実は蕭峯には耐え難いものだったのではないでしょうか。彼は愛を求めてもそれを得る事はかなわず、平和を願っても争いは収まらない。蕭峯の心には彼を引き止める人がいない。
阿紫は最後まで阿紫でありました。游担之がくれた両目を放り捨ててしまうなんて蕭峯が生きていたらまた怒ったことでしょう。彼女もまた求めたものを手に入れる事はかなわなかったわけです。ただ、阿紫が蕭峯を好きと言う気持ちがどういうものなのか、蕭峯がなびかないから面白いだけなのかもしれないし、とか。最後まで観てもやはり一番悲しい主人公でした。
游担之の空しさはまた格別ですが。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)周冰清(梅剣)周玉[さんずい吉](竹剣)
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2005年09月24日

天龍八部第39集

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遼国皇帝・耶律洪基

段誉は愛する両親を失いました。だけど彼には愛する人そして守るべき人・王語嫣がいます。
が、義兄・蕭峯は愛する人がいない。彼は一体どこへ行けばいいのでしょうか。


段延慶に杖を振り上げたものの段誉はその杖を刺し通す事は出来ませんでした。段延慶は己にも息子がいた、一人の人間であった、と静かに喜んで屍が横たわるその部屋を出て行ったのでした。

段誉は放心状態で庭に座り込んでいた。王語嫣たちが駆けつけて呼びかけてもその声は耳に届かない。朱丹臣らは袖ぎ部屋の中の段正淳夫妻のもとへ走ったが答えはない。その様子に鍾霊、木婉清、王語嫣も部屋に入るがそれぞれの愛する母親はもうこの世の人ではなかった。

と、その時意識を戻した雲中鶴が入って来た王語嫣の喉村に爪を立て、人質にしてしまったのだ。他の者は手が出せず、連れ去られる王語嫣を見守るしかない。庭に座り込んでいた段誉はまだぼんやりとしたままだった。
が、雲中鶴が王語嫣と共に屋敷の屋根に飛び乗ったのを見るや、段誉もすかさず屋根に飛び乗ったかと思うとすぐさま雲中鶴目指して掌激を見舞った。たちまち雲中鶴は王語嫣を取り落とし、二つの身体は落ちていった。しかし王語嫣の身体は段誉がしっかと受け止めたのだった。
雲中鶴はそのまま叩きつけられ血を吐いたが、段誉の怒りは治まらない。いつも温厚な彼が自我を失うほど激していたのだった。死んだ雲中鶴をなおも打とうとする段誉を皆は悲しい思いでとどめたのであった。

大理国の鎮南王・保国大将軍である段正淳とその正妃である刀白鳳、また段正淳の女性たちの葬儀が行われた。その葬列が道を行く時、紙銭が吹雪のように撒かれたのであった。

霊鷲宮では阿紫が虚竹の手によって目の手術が行われ、再び目が見えるようになっていた。無論、その目は游担之の物である。

2ヵ月後、宋の大皇大后が崩存し、孫が政権を握った。異を唱える重臣は罷免され、遼国を攻める準備が進んでいた。
中原を黒い影が覆い始めていた。

遼国にて。蕭峯は義兄弟でもある皇帝・耶律洪基と共に狩を楽しんでいた。が、その目の前を宋人らの一行が旅するのを見た皇帝は不快を感じ、蕭峯に彼らを襲う事を提案する。蕭峯が承諾するわけは無いが、皇帝は有無を言わさず、部下に宋人の一行を襲わせた。義兄であり、皇帝である彼に背くわけには行かないが蕭峯は苦渋の表情を見せる。
そこへ一つの馬上の人が矢のようにこちらへ走ってくる。皇帝は矢を取り、その者を射たが、上手くかわして目の前に到着した。その人影は何と阿紫であった。その目はもうよくなっている。

皇帝は蕭峯と二人きりになり、もし南人の女が好きなら何人でも世話すると言われる。蕭峯は「私は妻は娶らぬ覚悟なのです。阿朱の変わりはおりません」
皇帝は「お前にそのような思いをさせた宋人がいけないのだ。お前を裏切った丐幇らも許せん。わしが恨みをはらしてやる」が、蕭峯は「もう恨みは忘れました。恨みに恨みで返してもきりがないのです」ああ、蕭峯があの時、阿朱の言うままに恨みを忘れ、宋を出て草原で羊を追って暮らせたなら、彼はそれでは幸せになれなかったのだろうか。彼女を失った今だからこそ蕭峯は恨みを持った自分を悔いてしまうのだろうか。
皇帝はなおも言葉を続け、蕭峯を平南大元帥として三軍の統率を命ずる。そして南征を言い渡すのだった。

蕭峯は死に逝く多くの人々を思い、両膝をついて叩頭する。そして南征の撤回を願った。
が、皇帝の意思は固い。せめて蕭峯は他のものに南征の任務を与えてください、と申し上げる。
大きな褒美を与えたつもりであった皇帝は義弟の態度に一気に不快をつのらせた。

城に戻った蕭峯は阿紫に出迎えられその心中を訴えられる。阿紫は亡くなった姉・阿朱の代わりになりたいと思っているのだ。が、蕭峯は自分は兄にしかなれない、というだけ。その冷めた態度に阿紫は言葉を尽くすが、蕭峯の心は動かない。そして「お前の目はなぜそんなに悲しみに満ちているのだ」と問いかける。阿紫は、あの鉄丑のせいよ。と憤然とする。わけを聞き、蕭峯は阿紫の無情さに声を荒げ、出て行けと言い捨てる。
そこへ、皇帝が阿紫をお召しである、という使者があった。

蕭峯が城を出る準備をしている所を何者かが伺い、皇帝に報告した。皇帝は蕭峯の心変わりに怒り、蕭峯の城を兵で固めるよう命じた。

阿紫は皇帝のお召しで参じ、蕭峯が自分の思い通りにならないことを訴える。皇帝は阿紫に一度飲ませるとその人を一生愛する、という聖水を見せる。皇帝が席を立った隙に阿紫はまんまとその聖水を手に入れ、逃げ出した。
その様子を皇帝は見ていた。

阿紫を待っていた蕭峯はすぐここから逃げ出すのだと言う。阿紫はちょっと待って、と杯に酒と聖水をいれ、ここも最後だから、と蕭峯に飲ませた。

外はすでに兵が大勢いたが、武芸優れた蕭峯と阿紫は兵たちをものともせず、逃げおおせるはずだった。だが、もう少しという所で、蕭峯は胃に激しい痛みを感じて倒れた。気を巡らせてみる、と蕭峯は言ったが、激痛で術がない。阿紫ははたと自分が皇帝から盗んで飲ませた聖水を思い出す。「私のせいだわ」「いったいなぜ」「違うの。あれを飲ませたらその人は一死ぬまで私だけを愛してくれると」

蕭峯には愛というものが存在しない。やっと義兄弟として契丹人の身内を持てた蕭峯だが、その心は全く通じないものとなり、このような酷いことになってしまった。優しく接しているはずの阿紫はどうしても心がねじくれたままで成長していく。
この二人は悲劇が満ちたこの物語の中でも特に悲惨な運命を背負っているようだ。この二人は安らかな愛というものを持ち得ないのだから。まだ物語が終わったわけではないが。
もしかしたらまだ心に愛しい人の面影を抱ける蕭峯の方がましなのかも知れない。阿紫こそは最大の悲劇である。両親に捨てられ、毒を使う悪しき武芸を学び、人を慈しむ心は育たなかった。蕭峯に出会い、いくらか優しい心を持つときもあるのだが、どうしてもその愛は間違った形でしか表現できない。ここに来て辛抱していた蕭峯からも顔も見たくない、と激怒されてしまう。彼女を受け入れられるのは游担之だけなのだが、その愛の表現も決して尋常ではない。同じ姉妹で同じく親に捨てられながら、阿朱と阿紫は正反対の心を持ってしまった。私自身、阿紫には嫌悪を抱いてしまう。優れた美貌と素質を持ちながら、そういう人生しか歩んでいけない阿紫こそ悲しい運命の人なのだ。

屁理屈のようだが、片目だけあげるというわけにはいかなかったのでしょうか。また、娘を捨てた両親にも相談してみてもいいと思うんですが(一個ずつね)

またしても今回は蕭峯の阿朱への思いに何度も目頭が熱くなりました。本当になんで彼女が死んでしまったのか。どうしようもないのですが、悔やまれます。

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2005年09月23日

天龍八部第38集

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段延慶

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南海鰐神

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雲中鶴

様々に絡んだ糸がほぐれていく。だが、そのためには多くの犠牲・悲しみが伴うのだ。

王夫人の邸にて王夫人、慕容復、段延慶が手を結ぶ。段延慶に捕らわれの段正淳とその正妃・刀白鳳、愛人たち・秦紅棉、甘宝宝、阮星竹(阿星)と王夫人の手下が捕らえた段誉を交換しようということになる。

引き立てられた段正淳は王夫人を見て「曼陀山荘でそなたと添い遂げたかった」と言う。他の4人の女性が見ている前で。全く段正淳の言葉はいつも嘘ではないのだろう。どの女性もその言葉を聞き、私だけが、と信じているのだから。

一室に皆が集まる。とは言え段正淳たちと段誉は点穴され動けない。段正淳が「息子には罪はなかろう」と言うと慕容復はこいつは王語嫣を汚したのですぞと王夫人に言う。王夫人は怒り段誉を足蹴にする。王夫人は「王語嫣は段正淳との間の娘なのよ」段誉は動けないままにまたもや愛した人が妹だった事を知り絶望する。「この人でなし」と王夫人は段誉を蹴ることを止めない。
師匠が目前で蹴り続けられて弟子の南海鰐神が止めに入る。それを見た段延慶はお前は騙されて弟子になったのだ。今そいつを殺すのだ、と言う。が、南海鰐神はそれだけは従えない。俺は師匠を助ける、と言ったとたん、南海鰐神は段延慶の杖に貫かれ死んだ。

目の前の惨劇にさすがに気丈な女たちも血の気が引く。
段延慶は命令に従わぬ者は殺す、と言い段誉を今にも突き刺そうとした。止めろ、と段正淳が叫び母・刀白鳳は「天龍寺の外」と叫ぶ。その言葉に段延慶の動きが止まる「菩提樹の下、汚れた物乞い、観世音菩薩の髪」と刀白鳳は続けた。「この子が誰かご存知ですか」

昔、段延慶が傷つき血だらけの身体で天龍寺の門の外に倒れた。そこにある菩提樹の下に横たわっていると観世音菩薩と見まごうほどの美しい女性が現れた。
女性は夫の浮気に苦しむ刀白鳳であった。彼女はその腹いせに最も醜く汚い男と寝てやる。と言う思いで段延慶と結ばれたのであった。

刀白鳳は段誉の首飾りに生年月日が記されています、と話しそれを見た段延慶はなぜかおののいた。そこへ手下の雲中鶴が外からよろめいて入ってきて倒れた。いつの間にか毒がまかれていたのだった。その場にいたものは皆その毒を吸って動けなくなってしまった。慕容復を除いては。毒は彼が撒いたものだった。
慕容復は段延慶に叩頭して自分を義子にして欲しいと頼む。義子になる以上お前は慕容を捨て段になり大理を継ぐのだ。もう燕を復興する事はならんぞ、と段延慶は言い放つ。慕容復は迷うが「大事の前の小事。慕容を捨て段となります」と言い段延慶を喜ばせる。
が、そこで外で控えていた包不同が「それはなりませぬ」と入ってくる「若は今一時の屈辱に耐え、やがて燕を名乗るおつもりでしょうが、それでは不義、不孝、不仁、不忠を犯します」と説得する。しかしこうもあっさりと魂胆を暴かれた怒りか、こともあろうに慕容復は長年仕えてきた包不同をあっけなく殺してしまう。もう一人の忠臣・風波悪は「兄貴」と抱き上げ慕容復に不平を言い立てる。慕容復は彼の命も簡単に奪い取ってしまった。

慕容復は家臣を二人とも殺して段家への忠義を見せました、とほざく。そして義父上のため段誉を殺しましょう。と刀を向けるが段延慶はその若者の命は自分で取らないことには怒りが納まらんと慕容復を止め、早く解毒剤をよこせと言う、が慕容復はまたも解毒剤を渡すのをためらう。
王夫人が私に早く渡してと言い、それを嗅いでから慕容復にこの女たちをみんな殺しておしまい、と叫ぶ。段正淳は王夫人に「大事な女性を殺されてお前に心を寄せると思うのか」
慕容復は「義父に位を譲っていただければ女たちは殺さない。三つ数えるから答えるのだ」三つ数えたが段正淳は答えない。慕容復はここでもあっさりと3人の女性たちを殺してしまう。それを見て王夫人は慌て脅したいだけだったの、本気ではなかったのよ」と叫ぶ。
慕容復はさらに叔母である王夫人も刺し殺す。段正淳は王夫人の死に際に愛していた事を語りかけた。
慕容復はまだ答えないのなら正妃を殺すまでだ。と刀白鳳に刃を向けた。止めに入る段延慶。が、慕容復は止めようとしない。その時母の危険にそれまで体の動かなかった段誉が突然叫び空に浮いた。そして縄を慕容復の刀で切り六脈神剣で慕容復を弾き飛ばす。

段誉は急いで父母に毒消しを嗅がせる。父・段正淳は自分のために死んでいった愛する女たちを見て刀白鳳に許しを乞い「皆心から愛していた」と言って刀を我が身に突き立てた。それを見た刀白鳳は後を追って刀を自らに刺す。突然の父母の行動に段誉は驚き母にしがみついた。
「解毒剤を。わしなら救える」という段延慶に段誉は怒り狂い「お前のせいだ」と杖を取りあげ打ちかかる「待って」と母の叫び声「大罪になる。その人はお前の本当の父親です」
「信じない」しかし真実であった。母はその男と段正淳は同姓であっても兄弟ではないのだからお前はどの娘さんと結婚してもいいのですよ。お前の皇帝になった姿が見れないのが残念です。お前ならきっと立派な皇帝になります、と言い残した。
わが息子にそっと手を伸ばした段延慶を段誉は認めない。かっとなった段延慶は杖を振り上げるが「息子は殺さん」と言い「憎ければ俺を殺せ」と段誉に杖を渡す。段誉は再び段延慶に杖を振り上げた。

壮絶な展開です。物語の主軸であった段正淳の女性遍歴がここで幕を閉じました。王語嫣も彼の娘であった、段誉の妹であったかと悲しむ間もなく段誉が段延慶の子供であったので妹だと思っていた女性たちが皆妹ではなかったことが解ったのだ。その原因も段正淳の浮気のためではあったのだが。
ずっと愛しまた可愛がってくれた父が実の父ではないとは段誉もまた悲しい運命の子供だったのだ。しかも本当の父はずっと父の敵と思い憎んできた段延慶なのだから。
唯一の救いは王語嫣が妹ではなかったことだけだ。これが宋国なら同姓であるもの同志は結婚できないのだが、大理では許されているということもあった。
話は段誉が父・段延慶をまさに打とうとするところで終わっている。段誉はどうするのだろうか。

慕容復。もうこれまでも何度となく悪口を言い続けたが、今までの事は冗談でしかないほど、この話での慕容復はひどすぎる。困難だけが待っているのにずっと従ってきた包不同、風波悪を殺すなど全く信じられない。しかも真実を言われたからかっとなるなんて。
女たちを殺したのは勿論許せないが、この忠臣二人を殺した時点で慕容復は完全に狂っている(原作では殺したのは包不同だけになっていたのだが、この忠義者を殺すなんて絶対この人に国を復興できるわけがない)

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)周冰清(梅剣)周玉[さんずい吉](竹剣)
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2005年09月22日

天龍八部第37集

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段正淳

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刀白鳳

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秦紅棉

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甘宝宝

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阿星

ついに秘密のベールが取り去られるのか。

残る三つめの質問は「その方の顔立ちは」でした。

次の返答者は段誉最も幸せだった場所は枯れ井戸の中(そうでしょうとも)最愛の人は(巴天石の助言で)両親でした。
吐蕃国の王子の最愛の人は「姫!」でした。慕容復の幸せは「未来にあって過去にはない」最愛の人は「いない」でした(淋しい)
ここで質問係の侍女は南の慕容に対して「蕭峯様はおられませんか」と問う。無論答えはない。そこで虚竹が進み出て「兄上はいません」「ではあなたがお答えください」「いや私はただの付き添いなので」と虚竹らしい受け答え。が、侍女のせっかく来られたのですからどうぞ、と言う勧めに「最も幸せだったのは・・・暗い氷室の中」「えっ」と幕の向こうの姫が杯をとり落とす。「最愛の人の名は・・・知らない」あまりにお間抜けな答えに失笑がわく。「その人の顔は・・・見ていない」
その時。幕の向こうの姫が立ちあがり「夢郎」虚竹ははっとして「夢姑」姫は「あなたに会いたくて父王に頼みお触れを出してもらったのです」皆が見守る中で虚竹は姫がいる幕の中へ一人招かれたのだった。
他の男たちは「あちらへどうぞ」と追い出された。

別の間で段誉たちが待っていると次女が「虚竹様からお手紙が」それを見ていた吐蕃国の王子は姫の手紙と思い込み「いい男だからってお前だけいい思いはさせないぞ」(どちらがハンサムかよく解っている王子であった)と飛び掛るがなぜか段誉の胸に触っただけで弾け飛ばされてしまった。が、負けずに手紙を読むとそれはやっぱり虚竹からで「今とても幸せだ」と言う内容であった(しかしこの字、まるで子供みたいで可愛い文字です。写経とかはしなかったのか)
次に木婉清が手紙を渡そうとするとまた吐蕃国の王子が飛びかかり、段誉にふれて弾き飛ばされる(一体何?この人)それには「私たちの父上に危険が」はっとする臣下の朱丹臣と巴天石。先程、梅剣・竹剣がやってきて「危険な奴が罠を仕掛けてる」と。
段誉たちは袖ぎ城を後にした。なぜか慕容復も城を出たのだった。

父・段正淳の敵といえば段延慶にちがいない。袖ぎ追いついて戦うしかない。と段誉主従は考える。そこへ「霊鷲宮の合図が!」
駆けつけてきたのは霊鷲宮の余婆であった(余婆って凄く綺麗な熟女と言う感じですが本当はもう初老だと書いてあった。さすが天山童姥様の配下だけのことはある)余婆が言うには、段正淳は知らせを受けて遠回りで帰国しているとのこと、そしてこの情報をくれたのは阿碧だと言う事だった。王語嫣は久し振りに聞く阿碧の名前に喜んだ。
さらに虚竹は、の問いにすでに霊鷲宮に戻られ、阿紫のために目を治す研究をされています(なんて律儀な。西夏の姫はどうなったの)

霊鷲宮で虚竹は研究に励んでいた。阿紫が游担之を連れ、早く直せとせっつくが、それには生きている人の目をくりぬかねばならぬ。そんなことはできない。という虚竹の言葉に阿紫はじれて泣くのだった。
(これは虚竹が正直すぎですよね。実行できないことを言ってしまえば、いい人であっても傷つくだけ。事実だからということでなしに黙っていればよかったのに)
結局、悲しむ阿紫を見ていられない游担之が私の目を使ってください、と己の胸に刃を刺して虚竹を脅すのだった。しかも目が見えるようになっても醜い私の顔を見せないでくれ、とも頼む切ない游担之であった。

段正淳と女性たち(刀白鳳、秦紅棉、甘宝宝、阿星)が馬で駆けていくのを段延慶ら三大悪人は凄まじい速さでおいかけた。3手に分かれて逃げたがすぐに追いつかれ、捕らわれてしまった。その一部始終を慕容復はうすら笑いで見ていたのだった。

段誉たちは泊まる場所を求めて一軒の」家に辿りついた。が、そこには耳の不自・な老婆がいるだけ。が、仕方なく一行は雨を凌ぐばかりの家で一夜を過ごすことになった。が、老婆は夜中にカチカチとうるさい音を立てる。王子を守らねばならない臣下の朱丹臣・巴天石が様子を伺うと老婆がカチカチと灯りを灯すために火打石を使っているが、いっこうに火がつかない。業を煮やして火打石を貸すと、またカチカチと始める。老婆はいつの間にか全員から火打石をもらっており、これは火を点けさせぬための謀かと皆緊張する。果たしてミツバチの大群が家に入り込んできて皆ミツバチに囲まれてしまった。

はっと気づくとそこは王語嫣の母親の家であった。段誉は手足を縛られ、口をふさがれている。王語嫣はどうしただろう。王夫人と慕容復がなにやら相談をしている。
王夫人が父・段正淳を捕まえようとしているのだ。これに慕容復が智恵を貸してやっている。
が、問題は段正淳が女たち諸共段延慶に捕らえられている。そこで段延慶をおびき寄せ・・・とどこからか「もう来ている」と言う声が。王夫人の家の屋根の上に段延慶がのっていたのだった。
慕容復は段延慶に手を組もうと持ちかける。私があなたを大理の皇帝にしてあげるから、燕復興のために大理の兵を貸してください。そして段誉を渡すので段正淳を王夫人にください。
取引は成立した。王夫人の前に段正淳らが引き立てられる。段正淳は昔愛した人・王夫人を見つけて、その身を心配し「こいつらは大悪人だ。早く逃げなさい」王夫人は鼻で笑い、「彼らが大悪人ならあなたは大善人だとでも言うの」
ああ、またもや段正淳の愛人登場とは。しかも王語嫣の母。一体どうなってしまうのか。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)周冰清(梅剣)周玉[さんずい吉](竹剣)
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2005年09月21日

天龍八部第36集

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鳩摩智

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包不同

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風波悪

わくわくどきどきの一話である。

段誉が慕容復に井戸に投げ込まれたのを見ていた王語嫣。今まで従兄の前でははばかっていたのだが、「段公子、段公子」と泣いて呼ぶ。それを見た慕容復は「やはり気があったのだな」と冷たく言い捨てる。「私の気持ちはお判りの筈」とすがる王語嫣を慕容復は突き飛ばす(王語嫣を突き飛ばすなんて信じられん)もうこれまでと感じた王語嫣は(よく我慢したと思うよ)「西夏の姫を娶られ皇帝になられることをお祈りします」と言って今までの自分の仕打ちにも甘んじて優しくしてくれた段誉の側でせめて死んでしまおうと考える(つくづくけなげな女性だ涙)止める暇も有らばこそ王語嫣は井戸へ身を投げた。
だが井戸はすぐに地面になっていて王語嫣は段誉の上へおっこちた。

宿では虚竹たちが帰らぬ段誉と王語嫣を心配して梅剣・竹剣を探しに行かせるが見つからない。

井戸の中で段誉と王語嫣は目を覚ました。上では慕容復が鳩摩智に「見せかけの君子が」と侮蔑の言葉を浴びせられる。「吐蕃国の王子が婿選びに参加される。従って、敵を倒しに来た(鳩摩智が婿じゃなかったのね)お父上に免じて命は取らぬがすぐ西夏国を立ち去れ」と言う。
井戸の中では王語嫣が段誉に「あなたが好きです」と打ち明けていた。
上では慕容復と鳩摩智が戦いを始めた(悲しい対比だ。下は天国。上は泥沼である。変なの)鳩摩智の様子がおかしくなる。「魔道に踏み入ったな」と笑う慕容復。

王語嫣がこれ以上ないような愛らしさで「一生お側にいます」段誉はにやけっぱなしである、が「後悔はしないんですか」と冷静さをみせる(えらい)が、王語嫣は自分の決意が固い事を段誉に誓うのだった。

上で争う慕容復と鳩摩智がなんて事か、井戸の中に落ちてきた。段誉と王語嫣は慕容復から互いを庇いあう。が、慕容復は「従妹よ、段家に嫁いだなら我らは身内だ。手出しはせんよ」(え〜、そういうことなら最初からそう言ってくれればいいのに)
おかしくなった鳩摩智が慕容復に飛びかかるが慕容復はさっと飛びのいた。次に鳩摩智は段誉の首を絞めにかかる。苦しむ段誉を見て王語嫣が鳩摩智にかじりついた。段誉は思わず内功を吸い取ってしまう。そして力尽き3人とも倒れてしまった。それを見て慕容復は一人井戸を脱出した。

段誉が帰らなければ姫を連れて帰れない、と大弱りの巴天石。だが、鍾霊が「婿選びに参加すればいいんだもの。木婉清姉さまが男装すれば一番の美男子よ」とんでもないと逃げ出す木婉清だった。

井戸では動かぬ段誉を王語嫣が抱きかかえ「愛しいあなたに一日も答えてあげられなかった。あんな邪僧に殺されるなんて」が、段誉は死んではおらず二人はまたひしと抱き合うのだった。鳩摩智は魔道に陥り、ひどく苦しんでいたため、段誉に内力を吸い取られ、正気に戻ったのだった。もし吸い取られなければ死んでいた、と鳩摩智は段誉に礼を言う。だが30年の修行が全て無駄になってしまった。しかしこれで悟りが開ける。
そして鳩摩智は盗んだ易筋経を少林寺に返して欲しい、と段誉に頼むのだった。

皆が二人の帰りを待ちわびてると、木婉清が見事な美男子に返信して登場。みんなその麗々しさに沸き返る。段誉と王語嫣も仲良く戻ってきた。
男装の麗人も交えていよいよ西夏国の姫の婿選びに一同向かう事になった。

ところで婿選びの場面って女性なら興味を持ちますよね。特に大国の姫君のそれならたくさんの美しい王子がやってきそうです。原作によればきらびやかな衣装を身にまとった若者たちが百人ならんでいるはずですが、ドラマではその他の若者は省略されたかんじで、登場するのは慕容復と吐蕃国の王子、後はやる気のない段誉と虚竹と慕容復の部下ぐらいでちっとも婿選びする若者がいない(笑)なんだかちらっと見えてはいるがこう人材不足では姫もやる気が出ませんね。とは言え慕容復としてはライバルまったく無しと見たでしょうね(原作ではここに蕭峯が参加してまして慕容復の最も恐れる恋敵となってます。確かに何の財産も無い慕容復に比べ遼国の南院大王であり未婚者の蕭峯は凄い強敵です。ドラマではなぜいないんでしょうか。蕭峯が婿選びなんていう軟弱な催しに参加しない、ということでしょうか)

婿選びの席に着いたものの姫はなかなか姿を見せない。食事をどうぞ、書房へどうぞと言われるばかりである。が、どうしても姫を娶りたい男たちは辛抱してそれらの注文をこなしていく。が、王語嫣と木婉清は「男装の方はご遠慮ください」と言う事で客室で待つことにした。

書房では書画を見ることとなったが、中に美しい女性の絵があって「王語嫣にそっくりだ」と段誉は姫君はそっちのけで一人喜んでいる。
またその絵の影には逍遥派武芸の内力の足りない者が見ると倒れてしまう絵が隠れて描かれていた。霊鷲宮にも同じ絵が描かれており、李秋水師叔の技だ、ここは西夏国の城なので西夏国の皇太后であった李秋水の絵があっても不思議はない、と虚竹は説明する。
皆その絵を見て具合が悪くなり、仕方なく虚竹が灯された灯を消していく。

暗闇の中でついに姫が登場する。が。まだ薄い幕の向こう側だ。
侍女が言い渡す。姫のお達しがあります。今から皆様に三つの質問をします。一つ、これまでの生涯でいちばん幸せだったのは何処か。ふたつ、最愛の方の名は。
一体、姫は何を考えているのでしょうか。

物語中最も心を痛める問題点がやっと一つ解決した。段誉の喜びはこの上ない事だろう。でもとにかく今まで心痛ばかりの王語嫣がやっと笑顔になったことが一番ほっとした事です。とにかく一途な王語嫣のこと、言葉通り一生段誉を愛するのでしょうね。幸せになって欲しいものです。

そしてまた問題解決か?ひしひしと迫る期待と興奮。いい所で続くです。どうなりますやら。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)周冰清(梅剣)周玉[さんずい吉](竹剣)

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2005年09月17日

天龍八部第35集

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巴天石
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朱丹臣
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木婉清

今まで大波乱だったのでちょっとまったりした一話でした。

とは言え問題山積なのは相変わらず。阿紫は仲間から嫌われまくり。すぐに阿朱のことを言い出す阿紫に傷をえぐられる蕭峯も声を荒げてしまう。事もあろうに鍾霊の目を盗ろうとする阿紫を温厚な段誉も呆れ顔だ。鍾霊も段誉は王語嫣が好きなのよと阿紫に言われてむくれるてる。ここで竹剣が下っ端扱いされて「目を治す本は見つかりませんでした」と言い返し、さすがの阿紫も「言いすぎたわ」とあやまったのはちょっとおかしかったですね。

ところでここで虚竹の口から慕容復が西夏国の姫君のお婿選びに参加する事を知らされる。みんなはこちらは是非虚竹をお婿にしよう、と言い出し「出家した者が婿など」と虚竹が答えて「まだ出家のつもりか」とすごくかっこいいケープを着せてしまう。蕭峯といい背が高いとこういう重みのある衣装がすごく映えてうらやましい。そんなこんなで皆で西夏国へ行き、帰りに霊鷲宮で酒を酌み交わしましょう、ということになる。喜んだ蕭峯(酒好き)だが、大事な用がある、とひとり別れを告げる。

蕭峯の大事な用、とはもう一度父親にあうことだった。やっと会えてすぐに別れてしまった父だ。父が出家の身となった少林寺へ再び赴いたが、ちち蕭遠山は会おうとしない。
七日待ってあってもらえない時はもう二度と参りません、と蕭峯は門掃除の僧に言伝る。遠山は読経を続け、外にはでない。ついに七日がたち、蕭峯はあきらめて立ち去るのだった。
なんということだろう。子供としての蕭峯にとってはやっと会えた父親なのに。どこまでも愛する人を失ってしまう蕭峯なのだ。英雄として尊敬され畏れられる存在なのに、彼は愛を育むことが許されない運命なのだろうか。この場面、あっさりと演出されているのだが、蕭峯の冷たい雨が降る心を思うと涙なくしては見れない。あまりにも可哀そうではないか。

その頃、段誉一行は、西夏国へ行く途中で侍従の巴天石・朱丹臣の使いに呼び止められる。父・段正淳が段誉に国のために兵力のある西夏国の姫を娶るよう言い渡される。
また霊州への道中の関所で木婉清に出会い、さらに進んだとある崖から飛び出した木の枝にぶら下がった四大悪人ならぬ三悪人と事もあろうに王語嫣その人が今にも落ちんばかりになってる場面に遭遇する。その4人がぶら下がった枝を一人の男が切り落とそうと斧をふるっているのだ。と突然游担之が枝に飛び乗って助けて欲しいなら私と阿紫さんをここで放すのだ、と言い出す。王語嫣の窮地とは言え目の見えない妹を差し出せと言われ段誉は困り果てる。が、緊急の事態を虚竹が救い、何とか四人事なきを得る。まったく虚竹はなんにしても頼りがいがある人になってしまいました。惚れ惚れ。そしてそのドサクサに紛れ、游担之は 阿紫を連れて行ってしまった。
どうして王語嫣と三悪人がぶら下がっていたのか。実は王語嫣が自害しようとしたのを三悪人が救った後の惨劇だったらしいのだ。王語嫣が自害とは、一体なぜ。

一行はとある寺で一夜を過ごすことにした。
段誉が王語嫣を見守っていると、彼女は物思いに沈んで涙を流している。慕容復を怒らせた自分のせいだと段誉は王語嫣の前に跪いて許しを請う。王語嫣は思い違いだと否定する。実は慕容復が西夏国の姫の婿になろうとしていて、燕国の復興のためには私情は捨てる、とつい段誉はうれしそうな顔になってしまい王語嫣を泣かせる。慌てた段誉は私が西夏国の姫の婿になります。と誓ってしまう。そして懸命に王語嫣がどんなに美しくすばらしい女性かと褒め称える。王語嫣も思わず笑い出し、このお礼は今生ではできませんが来世では、と段誉の手をとる。段誉思わず夢見がちになり、そばにあった池に落っこちてしまう。物音に飛んできた侍従たちと虚竹は王語嫣の前でずぶぬれになった段誉を見て呆れ顔。このときの虚竹の顔ってこれまでにない表情です。見る価値あり。
しかし王語嫣はやっぱり可愛いです。美しいんだけど可愛い。唇のぷっくり感が何ともいえず魅力的ですね。段誉もくらくらするはずです。落ちてやんの。
 
翌日、皆は城へ入る。そこにはなんとあの鳩摩智がいた(婿になるのか?)

一人でいた段誉は慕容復に見つかり話をしよう、と追い立てられる。慕容復は段誉も西夏国の婿になるため自分と王語嫣をくっつけてしまおうと言うのだろう、などと見当違いを言い立てる。慌てて否定する段誉を慕容復はひどいことに井戸に投げ込んでしまう。が、この様子を王語嫣は見ていたのだった。

とことん見下げ果てた慕容復である。こんな人が国を復興してもロクな国にならないと思うんですが。

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2005年09月15日

天龍八部第34集

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梅剣・竹剣

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鍾霊

少林寺の蔵にいた不思議な僧は話し続ける。蕭殿も慕容殿も少林寺の武芸を盗んでいったが、最も大切な慈悲の心を学ぼうとはしなかった。それは吐蕃国の国師・鳩摩智も同じ事。悟りを高め慈悲の念を強くすれば武芸能でも高まるであろう。しかしその境地まで達した高僧はもう人殺しの技など必要でなくなるのだ。そして鳩摩智の技が偽物であると見破る。

謎の高僧はまた蕭遠山と慕容博が二人とも身体に不調があることを告げる。蕭峯は父の病を治してください、と跪くが慕容復は苦しみを抱えた父の腕を引っ張りその場を去ろうとする。高僧は二人に病を癒すのは仏法の中にしかないと言う。
高僧は私が罪を被ろう、と言い二人を殺し、抱えて外へ飛び出した。蕭峯と慕容復は後を追った。

高僧は遠くまで走りぬけ、山の中で蕭遠山と慕容博の治療をし始めた。蕭峯と慕容復はただ見つめるだけであった。
二人は手を結び目を開けた。互いの陽と陰が助けあい、野望も憎悪も消えたのだった。目覚めた二人は高僧に礼を言うのだった僧は「生から死へ、死から生へめぐってこられた。心残りはありますか」慈悲の心がなかったと反省した二人は高僧に弟子入りを願った。
蕭峯、慕容復、他の僧たちも跪いて高僧の話を聞いたが、ただ一人鳩摩智だけは不敵な笑いを浮かべてその場を去った。

鳩摩智はその場に来ていた段誉の胸をいきなり打った。突然の事によける間もなく段誉は倒れる。その気配に急いで蕭峯は駆けつけた。高僧がたちまち鳩摩智を追い払い、段誉の脈を診る
。段誉は内功の深さでなんとか生きていた。どこかで休ませたがよいということで蕭峯はすぐさま義弟・段誉を抱きかかえて飛んでいく。

段誉が目覚めたのは異母妹の鐘霊の家だった。鐘霊は優しく熱心に段誉を看病した。
蕭峯は少林寺に戻り、出迎えた僧に父との面会を頼む。待つ間、蕭峯は阿朱を思い出し涙をこらえていた。僧が戻ってきてもう父上は出家され気遣いは無用、蕭峯は国に戻り和平に努めて欲しい、と言葉を伝えるだけだった。

そこへ少林寺を追い出された虚竹が出てきた。「兄さん」と明るく声をかける。可愛い梅剣・竹剣も飛び出してきて二人を迎える。三十六洞七十二島と霊鷲宮の者たち、また契丹の騎兵たちも下山して無事だと伝える。蕭峯は義弟のおかげだと喜び、虚竹は兄弟になれてうれしいと答える。そして二人は怪我をした義弟・段誉の所へ向かうのだった。
虚竹が明るくなって出てきたのでもうれしくなりました。でかい胡軍が、やや上向きに話すほど背が高いのだな、びっくり。少林寺の服は脱がなくてもよいのね。この服がすごく似合ってるので出来るなら着てて欲しいけど。でもあのビラビラ服でもかまいませんが(笑)頭もやはり坊主がいいですね。虚竹の顔は垂れ目、しわしわ、にっこりでできてます。

やっと出会えた父母がすぐに亡くなってしまった悲しみを蕭峯兄さんに訴えてちょっと心が軽くなった虚竹。よかった。

虚竹が戦った丁春秋はその頃激しいかゆみに苦しめられながら、少林寺に捕らわれていました。なぜ私が少林寺を追い出され、丁春秋が修行できるのか不公平ですよ、という虚竹のグチはおかしかった。

その頃、鍾霊と段誉が休んでいる家に足を痛めた游担之と目の見えない阿紫がたどり着いた。阿紫は可愛い鐘霊の声を聞いて游担之にその娘の目をくりぬいてちょうだい、と叫ぶ。相変わらずの阿紫である。游担之はいわれたとおり鍾霊に襲い掛かろうとする。そこへ蕭峯たちが駆けつけた。傷口が開いた段誉を見て蕭峯は抱きかかえる。そして虚竹がたちまち傷の手当をする。
声で蕭峯が来たと知った阿紫は例によって「姉さんを殺したのは義兄さんよ。それなのに私の面倒をみないから目が見えなくなったわ」と訴える。さすがの蕭峯もこれには返す言葉がない。ますますじれる阿紫にどうすればいい、と聞き返す蕭峯。阿紫は目を入れ替えてよ、と言う。それを聞いていた虚竹は確かに生きた人の目と入れ替えればみえるかも、と言い出す。たちまち虚竹兄さんと甘えた声を出す阿紫。(全く可愛いと言うか恐ろしいと言うか)蕭峯は生きている人の目を取るわけにはいかん、というだけ。だが阿紫は今度は「私はあなたの弟の実の妹なのよ」とさらに追い討ちをかける。段誉は「実の兄と知りながら襲ったのか」と憤慨する。

三兄弟がそろって出演。だが、阿紫のおかげでたちまち波乱含み。鍾霊が可愛そうです。恐かったでしょう。目をくりぬくなんて平気でやっちゃいますからね。しかし入れ替えるだけで見えるものでしょうか?多分角膜の問題だと思うんですが、中国の医術ではあり得たんでしょうかねえ?

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2005年09月13日

天龍八部第33集

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葉二娘

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玄慈方丈

黒衣の男は葉二娘の息子・虚竹の父親はこの少林寺の高僧だと告げる。葉二娘は話さないでくれと頼むが黒衣の男は続ける。なぜ私がお前の子供をさらったのか。復讐だ。私の息子も私から切り離され少林寺で鍛えられた。葉二娘と少林寺の高僧との間に生まれた子供をさらって同じように少林寺に捨てたのだ。

黒衣の男は顔を覆った布をとる。そこにはなんと蕭峯の顔であった。男はその顔の下にもう一つの顔があった。その男こそ蕭峯の父親・蕭遠山であった。蕭遠山は蕭峯に母の仇である頭はここにいる、と告げる。蕭峯は奴は母だけでなく養父母まで殺したのです、というと蕭遠山はそれは違う、彼らを殺したのはわしだ。なんということか。養父母の仇・大悪人は実の父だったのだ、さらに蕭遠山は譚公・譚婆・趙銭孫ら、恩のある玄苦大師も手にかけていたのだった。蕭峯は「父のしたことは自分がしたことと同じ。皆が俺に疑いをかけるのも当然だった」と悟る。さらに蕭遠山は逃げようとする葉二娘と虚竹を引きとめお前が言わないのなら私が言おう。葉二娘は駆け寄って言わないでと乞いひれ伏す。その時、方丈が虚竹を呼び、24年間側にいて気がつかなかった、と詫びるのだった。虚竹の父は少林寺の高僧・玄慈方丈だったのだ。方丈は自分のために多くの者が命を落とした事を詫びた。蕭峯はその罪は死に値するが、尊敬の念は変わらない。方丈と生死を共にします。と叫ぶ。方丈はもう一人の顔を隠した男に呼びかけた「慕容博殿、あなたの偽の手紙のせいで大きな悲劇が生まれたのだ。胸が痛まぬのか」
その男は慕容復の父・慕容博であったのだ。父に無事を知り、ひざまづいて喜ぶ慕容復。全ては燕の復興のため、遼国と宋国が争えばそれに乗じて燕を復興できると言う考えのもとに謀られたことだったのだ。蕭峯は「貴様こそが元凶」と言い放ち逃げる慕容博を追いかけるのだった。

高僧・玄慈方丈は自らの大戒を恥じ、息子・虚竹と並び座って自らの身体に200回の杖責を求めた。やめてと止めに来る葉二娘を点穴して制し、父と子は罰を受けた。杖責が終わり、虚竹は母である葉二娘を抱きかかえ点穴を解いた。が、父である方丈はすでに息絶えていた。それを見た葉二娘は笑いながら我が身に刀を刺した。やっと会えた父母が死んでしまった虚竹は何とか生き返らせようと繰り返し真気を送り込むが手立てはなかった。疲れ果て虚竹はどっと倒れこんだ。
やっと出会えた父母を寄り添わせ虚竹は激しく泣くのだった。

蕭父子と慕容父子の戦いは激しく火花を散らした。やがて彼らは少林寺の蔵内に入っていった。そこへ鳩摩智が現れ慕容博に恩義があるため手助けをするという。3対2となってしまったわけだが蕭峯はまったく臆しなかった。
慕容博はそこで「わが命はくれてやるから取引をしないか」と持ちかける。慕容博は自分たち父子が大燕を復興するためにどのような思いでいるかを語り、大燕の玉璽と皇帝の系譜を見せる。そこには慕容の名があった。そして蕭父子と手を組んで遼国や他の国が力を合わせ宋を倒して領土を分ける、私たちは決して大遼国には攻め入らない。蕭峯も江湖の者達に復讐が出来る。いい話ではないかと言うのだ。だが蕭峯は母の仇を取引に出来るかと机を蹴り上げる。
慕容博は蕭峯は英雄だと聞いていたがただの鼻息の荒いだけの男か、忠義心はあるのかと笑う。蕭峯は「戦いが始まれば多くの罪のない家族が引き裂かれ、死んでいく。貴様は人々の犠牲の上に国を作るのか。俺の忠義は民を思う事だ」と言う(かっこいい)

その時、どこからか「蕭峯殿は本当に民の事を考えておいでだ」と言う声が聞こえる。声の主は外を掃いていた僧だった。僧は蕭遠山と慕容博がそれぞれ昔ここへ来て経書を読みあさった事を知っていた。「武芸書だけを読んでいき、仏法の書は読まず、魔道に落ちていった。二人とも何という愚行をされるのか」と僧は静かに言うのだった。

虚竹の出生の秘密と蕭峯の仇の正体という大きな事実が相次いで告白される。やっと会えた父母をすぐに両方失ってしまう虚竹が何とか二人を生き返らせようとする姿が痛々しい。

蕭峯は仇と思っていたのが自分の父親であった、というのは酷いことだ。父との再会も虚竹と違い蕭峯は複雑な思いを抱かざるを得ない。可愛がってくれて父母と信じて疑わなかった人たちを殺したのが実の父親、というのはあまりにも過酷だ。どうして蕭峯はこんなにも重い人生を歩まねばならないのだろう。

その頃、阿紫は両親たちから離れて脚を折って動けない游担之をおぶってどこかへ行こうとしていた。目の見えない阿紫が游担之をおぶってまで行くとは、何かわけでもあるのだろうか。それまで人のために何かしたことのない阿紫だけに気になります。


なお、ここで紹介するのも何なのだが、原作「天龍八部」第6巻のあとがきによると、香港映画に「新天龍八部之天山童姥」(1994年)というのがあるそうな。これには天山童姥、李秋水、無崖子さらに秋水の妹も登場して再創作した外伝的ストーリーだそうです。これは是非見てみたいものですね。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)周冰清(梅剣)周玉[さんずい吉](竹剣)
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2005年09月10日

金庸占い

金庸占いというものがあるのですね。
「温故知新的生活」の阿銀さんからいただきました。早速やってみよう♪

ちなみに私は

あなたは在金庸小説中是:殷離

殷離是張无忌的表妹,不容于父親 離家出走,跟着金花婆婆[門の中に馬]江湖,為了練武功,将自己的容顔,弄得丑陋无比,一心記挂着曾経咬過[女也]一口的張无忌,落落寡歓,超然物外,是上上人物。

ということです。誰でしょうか?調べたら「倚天屠竜記」の登場人物のようですが。詳しく知ってる方がいたら教えてください(笑)なんか壮絶な感じのようですが。

一度で表示されない時があるみたいですが、何回かクリックすると出てきます。
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2005年09月07日

天龍八部第32集

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蕭峯(喬峯)

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阿朱

少林寺の方丈は「少林寺は戦いを好まないがあなたが戦いを挑むというなら受けてたとう」と自ら游担之と戦いだす。だが、またもや游担之は星宿派の技を出すので丐幇らは憤慨し降龍十八掌で戦えと騒ぎ立てる。阿紫を捕まえた丁春秋は「星宿派こそ降龍十八掌より優れているわ」と言い返す。
「降龍十八掌より星宿派が強いだと」と朗々たる声が響き渡る。その声の主は蕭峯その人であった。十数騎の馬が疾風の如く現れたのだ。そして阿紫が丁春秋に捕らえられているのを見てまさしく降龍十八掌・亢龍有悔を打ち込んだ。卑怯にも丁春秋は阿紫を盾にした。飛び込んで蕭峯は阿紫を抱え揚げ、丁春秋だけが蕭峯の拳を思い切りあび飛び上がる。
この蕭峯の登場はまさしく英雄(ヒーロー)の威厳があり、堂々としていた。阿紫でなくとも惚れ惚れします。
蕭峯は人混みの中に段正淳・阿星の姿をみつけ阿紫を預ける。段誉が久し振りの義兄弟の対面で喜ぶと蕭峯もこれに答えた。が、群集は蕭峯の出現で騒然とし始めた。蕭峯を仇と思う者の声が高まってくる。少林寺の僧らも玄苦を殺した犯人と信じて蕭峯を恨みここで帰してはならじと囲みを作る。聚賢荘の戦いで身内を殺された者も多い。そこに丁春秋、游担之、そして慕容復までが「ここで皆に恩を着せておけば後で燕復興に役立つ」と蕭峯と戦わんと思い立つ。蕭峯は「北の喬峯、南の慕容」の相手と出合った喜びを示すが慕容復は「中原武林の為、お相手いたす」段誉はこれをとりなすが慕容復は却ってこれに憤懣をぶつけた。

かくして少林寺に集った英雄が蕭峯を取り囲むことになった。しかも3人の武芸者が同時に蕭峯と戦うというのだ。しかし段誉と大理の段正淳たちは恩のある蕭峯を手助けしようと決意する。

蕭峯は大笑し、酒の入った皮袋を取り上げ、「さあ、酒を飲もう!」と部下らに渡しはじめた。段誉にも「兄弟」と酒を渡す。「そなたと契りが交わせてよかった。心ゆくまで飲もうぞ」そこに虚竹が「私も入れてください」と駆け寄る。
段誉が「3人で義兄弟の契りを結びたいのです」突然のことだが、蕭峯はこの大勢の敵のなかで義兄弟になるという男の心意気に打たれ、では、とひざまづく。3人の義兄弟の誓いの声が響き、皮袋から酒を浴びるように飲み干した。
虚竹は丁春秋を指し、「この星宿老怪は私の師父・師兄玄難大師と玄痛大師の仇なのです」と言って打ってかかる。驚いた蕭峯だったが二兄・虚竹の巧みな掌法と内力に感心する。
戦いを見守る段正淳・阿星、慕容復の家来も虚竹のその舞い姿にも似た美しい逍遥派の戦いに思わず見とれる。
蕭峯は慕容復と游担之を相手にし、さすがに体力を消耗するのは目に見えている。段誉は人影に隠れていては義兄弟ではない。と蕭峯を助けるため慕容復に呼びかける。すぐに慕容復に踏みつけられてしまうが段誉は参ったとは言わない。段誉にまさに刀が打ち降ろされるかという瞬間。そこへ息子を案じた段正淳と師匠を案じた南海鰐神が慕容復を打ち返す。
慕容復が父・段正淳に一撃を与え、父が血を吐くのを見て段誉は怒りで思わず「六脈神剣」を打ち込む。
仁義を旨としてきた丐幇の数百年の侠名を汚した游担之を蕭峯は蹴り落とした。そして慕容復との戦いに難儀している段誉に「一手に絞れ」と助言する。うなづいてたちまち段誉は六脈神剣を鋭く発し、慕容復の剣を打ち砕く。段家の凄まじい技を見た蕭峯は「阿朱はこれを心配して俺を止めてくれたのだ」と思う。(ここで阿朱の深い愛を感じた蕭峯。なんてかわいそうなのだろうか。かけがえのない人は戻って来ないのだ)

虚竹のもとに霊鷲宮の女たちが駆けつけ「ご主人様、生死府をお使いください」虚竹は渡された酒を用い氷片を作って丁春秋の口に生死府を打ち込む。たちまちたまらないかゆみに襲われる丁春秋。

段誉は慕容復に六脈神剣で襲い掛かる。だが従兄を心配した王語嫣の「ご容赦を」の一言に手を止めてしまう。が、その隙に慕容復が段誉を攻めた。それを見ていた蕭峯は「命の恩人になんと卑劣な。殺す気も失せたわ」と慕容復の身体を持ち上げ、投げ飛ばした。
屈辱に慕容復は刀を取って自害しようとする。

その時、空を飛んで一人の顔を隠した男が現れた。「燕の血筋をここで絶えさせるのか」慕容復ははっとなり、「浅はかでした。よくご指摘くださった」とひざを折る。「偉業には艱難辛苦があるものだ」そして蕭峯に向き直り、「ご教授願いたい」が、また一人の顔を隠した黒衣の男が舞い降りてきた。蕭峯はこの黒衣の男がかつての恩人と見抜いた。
二人は揃って顔を隠しており、数十年と少林寺に身を隠していたと言う。そして捜し物がやっと見つかったと言うのだ。

虚竹は方丈の言葉で丁春秋に解毒剤を与える。その薬は三日効き、三日後にまた薬をもらえるかは自分次第、と梅剣は言い渡す。丁春秋の手下どもはボスの無様な負け様にあっという間に寝返って虚竹たちに平伏する。

戦いが終わり、虚竹は言い渡されていた棒叩きの罰を受けることになった。大勢が見守る中で虚竹は肌を表し僧たちから棒で罰を受ける。その背中には整然と九つの焼き痕が並んでいる。それを見て飛び出してきた女がいた。四大悪人の一人「無悪不作」葉二娘であった。「その焼き痕は私がつけたのだ。お前は私の息子。本当の息子を今見つけた。誰がこの子をさらったのか」「私だ」と出てきたのは先程の黒衣の男。「この子の父親は誰だ」「それは言えない。あの人はいい人で、お金もたくさんくれたのだ」まわりにいる者たちは皆、段正淳を盗み見る。段正淳も己の胸に問い詰め、出合った女の一人か?もしそうなら例え名前が地に落ちても償ってやらねば、と思いやる。

ものすごい一話でした。大感動の蕭峯登場。目を見張る武芸のやり取り。蕭峯の阿朱への思い。友情・親子の愛・師弟の愛に感激し、蕭峯・段誉・虚竹の魅力を堪能し、虚竹がそれでも罰を受ける所まではもうひたすら大感動の嵐だったのですが、虚竹の身体にすごく大きな焼き痕があってそれが実の母・葉二娘のつけたものというのはもうあんまりひどすぎのような。自分の子供なんだからせめて目立たぬとこに一つにして欲しい(泣)阿朱たちの「段」くらいならまあいいとしてもだね。段誉にしてもここで阿紫が妹と気づきがっくりしたすぐ後にまたもや父への疑いが。果たしてどうなりますやら。突然の大波乱に混乱しつつもここで一旦筆を置きます、というかキーを離します。
posted by フェイユイ at 21:43| Comment(16) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月06日

天龍八部第31集

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阿紫

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游担之

果たしてそれまで虚竹をしっかり罰してくれてた縁根は途端に虚竹にひれ伏し酒を注ぎましょうか、町に遊びにいきませんか、とおべっか使い。この坊さんもちょっと困りものですよー、少林寺の品格が失われるって。自分を罰したい虚竹はあっけにとられていると方丈様から集まれという合図があった。(しかしここで縁根が足かせをはずしましょうと言って鍵がないので困っていたら私がやりましょう、と手で鎖をちぎってしまった虚竹。その力はすごい事になってますね)

方丈様の下に皆が集まっているとあの吐蕃国の国師・鳩摩智がやってきてもう少林寺の地位は落ちたから無くしてしまえと無茶を言う。さすがに僧たちも顔色を変えるが達人である玄寂が技比べで負けてしまう。そこへ虚竹が戦いを許され鳩摩智と競う事になる。そこにまた梅剣・竹剣が助太刀に来たものだから、鳩摩智は女が少林寺は女がいるのかと侮蔑する。たちまち力を失う虚竹(だから困るって)

仕方なく方丈は虚竹に師匠の分まで含めて130回棒叩きの罰を申しつけ、虚竹は素直にこれを受け入れる。だが、破門だけはお許しくださいと頼むのだった。

そこへ丐幇の全冠清と游担之が各地の武芸者たちに出した知らせで次々と人々が集まってきた。またその噂を聞いて是非少林寺と他の武芸者の力比べを見たいと言う者たちが続々と集まってきた。彼らはやはり武林では少林寺が一番強いはずでその少林寺に戦いを挑むということで興味津々なのだった。

やって来たのは丁春秋、まだ残っていた鳩摩智、段正淳と阿紫の母・阿星、そして段誉も駆けつけ久し振りの父親との再会に喜んだ。さらに段延慶ら四大悪人。慕容復・王語嫣一行。無論、丐幇の面々。游担之と阿紫も到着した。阿紫は目が見えないが丁春秋が来ているということで仇が討てると大喜び。丁春秋も阿紫に戦いを挑んだ。が、阿紫の前に游担之が飛び出し、丁春秋に挑みかかる。が、游担之の繰り出す技は阿紫から教えられた星宿派のもの。これには
丐幇たちが幇主が他派の技を使ったと不満を持つ。そして丁春秋と互角に戦ったものの阿紫を捕まえられ突然丁春秋に平伏して許しを請いだす。丁春秋は阿紫の命が惜しくば弟子になれと言い、游担之はすぐに承知する。丐幇の幇主が星宿派の弟子になったとあって丐幇たちますます不満が高まる。
さらに丁春秋はでは少林寺の方丈と戦えと命令し、阿紫を失いたくない游担之は言われたとおり方丈に向かって言う。「戦って勝った方が武林の盟主になる」方丈は今まで何百年と少林寺と丐幇は仲良くしていたのになぜ戦うのだ、それにあなたはもう丐幇でなく星宿派であろう。星宿派は西域の門派で武林のものではない。従ってあなたに盟主の問題は関係ないと言い放つ。
この言葉に段正淳が賛同した。

武林の英雄が続々と集まり緊張感が高まっていきます。それにしても全冠清がなぜ游担之を推しているのか。全くの部外者で仲間の賛同を得られるはずもなし。毎度のことながら游担之のエムに徹した態度は恐れ入ります。

それにしても虚竹が師匠が30回の棒打ちになるのを自分で引き受け、破門だけはお許しくださいというところは泣けました。虚竹には少林寺が家、師匠たちが親なのですから、悲しいことだと思います。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)周冰清(梅剣)周玉[さんずい吉](竹剣)
 
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天龍八部第30集

気が合い酒を酌み交わす段誉と虚竹。虚竹は酒の戒めも破ってしまい、酔ってしまう。段誉は「ここに蕭峯兄さんがいたら3人で兄弟になれるのに」これを聞いた虚竹、「では先に二人で兄弟となりましょう」ということで段誉と虚竹は義兄弟の契りを結ぶこととなった。

やっと蕭峯の名がでてきましたね。しかも3人兄弟となる約束を。蕭峯が大兄、虚竹が次男、段誉が末っ子です。

立派な寝台で目覚めた虚竹。そばには可愛らしい梅剣・竹剣が着替えを持って待っている。着てみるとまるでロックスターの如き華々しい衣装である。
段誉はすでに霊鷲宮を出たということで虚竹はたくさんの美女にかしずかれて暮らす事となる。虚竹が断ると気に入らないのですかと言って泣き出すのでどうしようもない。
約束どおり三十六洞七十二島の者たちの生死府を解いてやった。この虚竹の骨身を惜しまぬ行為を見て私が思ったのは「気持ちよさそう」であった。肩こり体質なので、こういう肩をもんでいるような(肩はもんでない)場面を見ると気持ちよさそうでしょうがない(虚竹の技を按摩に使うなー)あの蕭峯が阿朱の身体を直してあげてるときも背中をばんとするのが気持ちよさそうで、やってもらいたかった(そんなのに内功使わされたら蕭峯も泣くよ)
さらに虚竹だけが入れる部屋で修行も続けたが、虚竹の心には満たされないものがあった。ついに虚竹は伸びていた髪を自ら削いでしまい、衣も元に改める。そして女たちに「孤児であった自分は少林寺に拾われ育ててもらった恩を忘れる事はできない」と少林寺へ戻る事を伝える。全く夢のような豊かな生活を捨てて坊主に戻るという虚竹なのだ。
女たちは皆悲しみいつでもお戻りください、とお別れを言う(あの天山童姥に仕えたことを思えば虚竹に仕えるのは極楽ですよね)
だが、可愛い梅剣・竹剣はこっそり旅支度をして虚竹の後を追ったのだった。

厳しい少林寺へ戻れば、戒律を犯した虚竹は思い罰を受けるのは覚悟の上。戒律院の掌律長老が忙しい為、虚竹は罰を受けるまで肥やし汲みをしていなさいと言われる。
菜園に行くとそこに縁根という年配の僧がいて虚竹に足かせをし、薪割り、肥やし汲みと命令しその上、棒で容赦なく殴りつける。だが、許しを得たい一心の虚竹はひたすらに仕事をこなしていくのだった。
しかし、それを見守っていた梅剣・竹剣の二人は大事な主人をひどい目にあわせている縁根が歩いてるところを捕まえ、それこそひどい目にあわせ、目をえぐられたくなかったら、言う事を聞け!とどやしつける(うーむ、可愛くて主人思いはいいけれど、虚竹は坊主に戻りたくてがんばってるのだから却って困るんだけど。でも可愛いからなー)
 
一方、慕容復は西夏国が養子婿を募集しているのを知り、それを機に燕の復興をとまた考える。従者たちも賛成するのだが、何だかちょっと女性的な復興作戦ですね。ここまで必死というのも偉いものです。ただお婿にいくと王語嫣に言うわけにもいかずとりあえず王語嫣を故郷の姑蘇へ帰すことに。ところがそこにまた段誉が現れ、一行についていく事に(段誉も偉いもんだ)

そして久し振りの蕭峯(やっぱりかっこいい!←節操なし)は丐幇の一人を捕まえ、その後の丐幇の様子を聞く。男は喬峯かと驚き,蕭峯はきまり悪げ。男は新しい幇主が決まった事を教える。そして阿紫という凶悪な女が一緒だとも。阿紫と聞いて蕭峯は驚く。男はさらに新幇主が各地に知らせを出して武林の盟主の名をかけて少林寺で戦おうとしている事を告げる。それは全冠清が游担之に天下を取りたくないかとそそのかした結果であった。

虚竹が髪を剃って坊主頭に戻したのを見てなんて清い人なんだろうかと見とれてしまいました。いつものように強情と言ってしまってもいいのですが、虚竹はやはり少林寺の人なんだなあと思って。それにずっとお寺の人たちを父親とも兄弟とも思って育っているのですから、寂しかったんだろうなあとも。虚竹の少林寺への強い思いはじんとします。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)舒暢(天山童姥)謝雨欣(李秋水)
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2005年09月05日

天龍八部第29集

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慕容復。かわいそうといえばかわいそうな人だな。
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王語嫣。美しい。

少林寺での生活しか知らない虚竹が果たして天山童姥の後を継ぎ人々を治めていけるか、という困難な話。

霊鷲宮の主であり、多大な力を持っていた天山童姥が死に、後を任された虚竹が童姥に仕えていた数多い女しもべたちを従えて童姥の住居である霊鷲宮に急ぎ戻る。
道すがら虚竹はさりげなく身につけた技を見せてしもべたちから感謝される。

虚竹が童姥の霊鷲宮へ入ると中では女たちが烏老大をはじめとする三十六洞七十二島のものたちにひどい目に合わされていた。慕容復一行と段誉もいたのだがどうする事もできない。そこへ虚竹が慌てて飛び込んできて女たちの穴道を開く。

虚竹は烏老大に腕を捩じ上げられ、三十六洞七十二島らからは天山童姥はどこだ、と怒鳴られる。彼らは急いで童姥に仕込まれた生死府を取り除きたいのだ。童姥が死んだと聞き、では死に際の言葉はという問いにそれは愛する夢姑との事だったので言うわけにもいかない。どうにも煮え切らない虚竹の態度に皆いらだつ。
卓不凡も出てきて虚竹を操ろうとするがどうにも虚竹はつかみどころがなく、さすがの卓不凡も手にあまる。そこで武力にものを言わせようとするが、さすが逍遥派と天山童姥の力を授かった虚竹は信じられぬ力を秘めていた。

が、虚竹は胸に隠し持っていた美女の絵の巻物を見られ、それが王語嫣にそっくりなのでたちまち皆から誤解を受けてしまう。

ところが三十六洞七十二島の一人が生死府の効き目で苦しみ始めてしまったのを虚竹がたちどころに解いてしまったので、突然皆、虚竹に向かって平伏する。そして「私たちが悪うございました。どうぞ罰してください。そして生死府を解いてください」と頼むのだ。人のいい虚竹は皆が平伏するので慌て困ってしまう。そこへさすが王子の段誉ゆるりと登場して「代わりに私があなた方に罰を与えましょう。皆。天山童姥と殺した女たちに叩頭して喪に服すこと。そして虚竹殿の言いつけを守り、騒ぎを起こさぬ事」虚竹は大いに感心ししもべもその寛大さに感銘を受ける。
続けて虚竹がやっとの思いで言ったのは「どうぞ皆さんこれから少林寺の人に会っても手を出さないでください、いや、これは命令じゃなくてお願いです」が、烏老大が「みんな、決して少林寺の方には手を出すな」「おう」「それとできるだけ無意味な殺生はおやめください。平和が一番です」「みんなわかったか」「おう」というわけでぐにゃぐにゃの虚竹の言葉もなんとか三十六洞七十二島の者たちに通じた。というのも皆生死府を解いて欲しい一心なのだ。

一部始終を見ていた慕容復はその場を立ち去ろうとする。これを虚竹がもう少しいてご指導をいただきたい、といったのが慕容復のカンに触り、慕容復は指導して欲しいなら技をみせろと口調を荒くする。そしてこれも離れがたき段誉を残し王語嫣と慕容復一行は立ち去った。あまりに無礼な態度に烏老大はこれでは虚竹様のメンツがたちません、と怒るが、当の虚竹は追いかけるのを止め、どうして急に怒ったんだろうかとつぶやくだけだった。

憤う然と立ち去る慕容復はまだ腹の虫がおさまらず、段誉をののしると王語嫣がなだめるのでますますいらだち、今度は王語嫣叱責するのだ(一体ナンなの、こいつ)(まあ一番おかしいといやおかしいが)

また丐幇たちのなかでは全冠清が実権を握りながらもお面をつけた游担之を幇主に仕立て上げていた。

霊鷲宮に残された虚竹と段誉はそれぞれの思い人を胸にへべれけになるまで酒を酌み交わすのだった。

虚竹が以前どおりのひょろひょろなのにさすがに逍遥派の掌門になり、天山童姥の教えを受けただけあって胸のすくような強さになっていてますますかっこいいです。
それに引き換え、慕容復(がっくし)一体ナンなんでしょうか。段誉が刀を受けて傷を負ったのを王語嫣が心配そうにした事と、皆の前で自分が何も言い切れず、段誉がかっこよく虚竹を助けたのがしゃくにさわったのだ。そんなら自分が先に言ってみりゃいいじゃないか。自分の国の再興しか考えてないから全くかっこいい事ができないんだよね。こんなに頭にくる人も珍しいです。
ま、ここで段誉と虚竹がかみ合わない話をかみ合わせるというおとぼけ二人じゃないと出来ない技を繰り出してるのも見ものです。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)
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2005年09月04日

天龍八部第28集

虚竹.jpg童姥.jpg秋水.jpg

虚竹編になって止められなくなりました。もうツボです、高虎さん。名前書きやすい。しかし検索すると藤原高虎さんばかり出てきて困ります。もっと有名になって欲しい。寅年だと言う事と身長185センチということは解りました。是非ぜひ、別の映画も見たい方です。

ついに童姥の回復があと一日となった夜、秋水は我が城の中に童姥が潜んでいる気配を感じ取り、「お師姐さま」と呼びかける。きりっとなった虚竹またもや頼りない顔に戻ってあたふたと童姥に話しかける。が、童姥は気配は感じてもどこにいるかはわからない。と言い微動だにしない。秋水はあきらめず無崖子兄様がいらっしゃってるわ、とささやき続ける。突然、童姥が返答し始め、その声で秋水が二人の居場所を嗅ぎつけ、氷室へと入ってくる。
仲を取り持とうとする虚竹を撥ね付け、とうとう96歳と88歳の女同士の戦いが始まる。手助けはしないと言った虚竹だがやはり気にかかり様子を伺う。

修行を積んだ二人の戦いは凄まじく、やがて虚竹も巻き込んで氷室中を駆け巡る。一旦死んだかと思われた童姥の生死をめぐって虚竹が秋水に立ち向かい、童姥がその隙に生き返って(死んだ振りだった)秋水を攻め、灯りの火が燃え移り氷室を溶かし始める。今度は氷室が洪水のようになり、3人は水の中で戦う。3人が一つに連なった形になり水が今度は凍り始める。虚竹はなぜか「熱い、熱い」と叫び二人も諸共に外へと飛び出す。

3人が飛んできたのは山の中だった。童姥と秋水はもう息も絶え絶えだったのだがここにいたっても言い争いを止めない。二人はそれぞれ師弟、師兄にあたる無崖子をめぐって嫉妬をとめきれないのだった。童姥は虚竹を使って合図を打ち上げ、仲間を呼ぶ。やがて秋水が血を吐き死んだ。
童姥の手下たちが馬で駆けつける。皆、女性である。童姥は嫌味を言いながらも彼女らをねぎらう。そして虚竹に例の女の絵を見せて、と言う。童姥はこの時、初めて無崖子の描いたその絵が、思い込んでいた秋水を描いたものでないと知る。そして「あの女じゃなかった」と叫んで笑いとうとう死んでしまう。この時にはあの96歳にして童女の顔だったものがしわがより、髪も白く変わっていた。
すると秋水が目を開けたではないか。秋水は絵を見てそれが自分ではなく秋水の妹だったと知る。二人が愛していた無崖子は二人のどちらでもなく別の女、秋水の妹を愛していたのだった。秋水は童姥ににじり寄り私たちは二人とも騙されていたのよと言って死んだ。

童姥は死ぬ前に手下たちに虚竹が新しい主人となると告げていた。集まった女たちは虚竹を主人として指示を待っている。虚竹は二人を同じ場所に葬って欲しいと頼む。虚竹のことなのでとても威張っては話せない。一行が童姥の住処へ戻ろうとしたとき、手下の一人が大怪我をして駆けつけ馬から倒れ落ちた。聞くと三十六洞七十二島の者たちが童姥がいない住処に攻め入り女性たちを襲ったのだった。虚竹はまずは反乱を鎮めるのが先決です。と皆に言い渡す。

李秋水が死ぬ前に。虚竹に「無崖子と私の娘は蘇州の王という家に嫁いでいます。よかったら・・」といいかけて止める場面がある。ではやはりこの絵とあの女性像が王語嫣に似ていたのは・・・。

「天龍八部」はもともと胡軍が目的、そして途中でリウ・イーフェイが出てると知って益々見たくなったのですが、今は高虎ですね(笑)いやあ、こんなにいい人がいるとは、全く中国の役者さんって。最近は映画が何故だかあんまり見る機会がないんですが、ドラマ見てると年配でも若い人でもいい人がたくさんいるのでもっとがんばっていい映画作って欲しいです。ドラマもいいけどやはり映画の方が多くの人が観れるから。(中国国内は別でしょうが)彼は「神雕侠侶」にも出てるのですね。ああ、絶対観なきゃなあああ。

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天龍八部第27集

童姥の師妹である女は李秋水という名で、童姥とは深い恨みを持ち合う仲だった。童姥は秋水のためにもう一歩で大人の身体になれるのを邪魔され、秋水は童姥によって顔に傷をつけられた。
童姥は秋水を従えようと逍遥派の掌門の印である指輪を見せた、だが秋水は盗んだものと決めてかかり、指輪をつけていた親指ごと切りけ左足にも傷をおわせる。あまりの力の差に二人は再び逃げ出すが、秋水の攻撃に崖から諸共に落ちてしまう。

童姥の力が戻るには後79日かかるのだ。どこへ逃げるのか、童姥は虚竹が碁でわが身を殺して打開した事を聞き、秋水の家である西夏国の皇居に逃げ込む事を考える。秋水は西夏国の皇太妃なのだ。敵の陣地の下に隠れようという案なのだ。

二人は皇居の氷室へと入り込んだ。虚竹はここならもう安心と少林寺へ戻ると言う。すでに少林寺の内功は抜き去られているのに虚竹はもう一度修行しなおすと言うのだ。だが、童姥はそれを許さない。

氷室で回復を待ちながら、童姥は獲物を捕まえてきては血を啜った。虚竹は相変わらずなまぐさを口にしようとはしない。腹をたてた童姥はもうひとつの獲物の生き血を無理矢理虚竹の口に注ぎ込む。そして肉料理を運んでくるが虚竹はひもじさを我慢して食べない。「無理強いはせん」と言った童姥だが、その強情さに虚竹の口に肉を無理矢理詰め込む。
虚竹がうとうとしてはっと目覚めると我が腕の中に裸の若い女性がいるではないか。女性は寒がって虚竹にしがみつく。初めて触れる女性の肌に虚竹はつい抱きしめてしまう。これは夢の中なのか、娘と虚竹は互いに相手を夢の中の人と呼び愛し合う。

だが、その事を童姥は知っていた。そして娘にまた会いたければ童の加勢をするのじゃ、というのだ。童姥の回復はあと僅かになっており、そうすればあの仇敵である秋水を討とうとしているのだ。虚竹は恨みは断ち切るべきです、と説得する。そして殺人の手伝いなどできません、と言い切り、例えあの女性に会えなくてもそれは縁がなかったのです、と立ち去ろうとする。

虚竹の強情にとうとう童姥は生死府を打ち込む「生死府の意味がわかるか」「生きるに生きられず、死ぬにも死ねない」
だが、童姥は虚竹の体から生死府を抜く方法を教えてやる。「まずは生死府を作り、使いこなす。生死府は薄い氷のかけらなので水を手にとって内力を逆にめぐらす」虚竹はすぐ飲み込みさらに童姥は虚竹の体に入れた生死府を取り出ださせた。

そして「わらわも明日には回復する」と言うのだった。

虚竹もいいのですが、何と言ってもこの天山童姥がすごいですね。はじめ出てきたときは本当に童女のようだったのが若い娘に少しずつ変貌していく様が怖いほどです。そして外見はそうなのに中身はすでに96歳の老女であると言う天山童姥をこうまで見事に演じている舒暢さんには脱帽ですね。まだかなり若い女優さんのはずですが。
また敵役の李秋水がまた美貌で見とれてしまいますね。彼女はもっと年上と思いますが実際の年齢とドラマのキャラクターが交差して不思議です。

私が思いが変わったと言うのは、まさしくこの氷室の中での虚竹の変貌によってです。今までの虚竹は少林寺の変り種っぽい抜けた感じでまたそれも可愛くて好きだったんですが、この氷室での欲望による苦悩は虚竹を変えてしまいました。無理矢理、生き血や肉を口にさせられる様子はかわいそうでならないものでしたし、また女性を抱いてしまい、もう僧としての資格はない、と自ら肉を食べ始めるのもつらいことでした。氷室で2ヶ月以上も暮らしているので髪も生え、童姥に従って修行をする内、顔つきも変わってしまってすごく驚きました。前の虚竹と同じ人とは思えない。目がすごくかっこいい人なんですよね。ちょっと私としては虚竹ファンクラブ作ろうかと・・・冗談ですが(笑)統率力ないんで。イヤ気持ちはあるので個人的にファンクラブやります(まじ)

驚いたのはこのドラマで性的なシーンというのは閉じ込められた段誉と木婉清、段正淳と馬夫人、蕭峯と阿朱はまったく清らかな関係だったのでそういう場面がなかったのに、一番どきっとするラブシーンを演じたのが少林寺の僧である虚竹とは。しかし虚竹だと(というか高虎さんだと)いやらしくなくてむしろ切ない感じがしてすごくいいラブシーンだと思いました。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)舒暢(天山童姥)謝雨欣(李秋水)
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天龍八部第26集

わあああっ。どうしよう。この26・27集で私の「天龍八部」にかけていた思いが変ってしまいました。と言っても悪くなったわけじゃなく(とんでもない!)掛け替えのないものになってしまったんですよーっ。あんまりおもしろくて2集続けて観てしまった。

とにかくこの2集は皆から離れ、虚竹の話となる。
三十六洞七十二島の頭領たちの束ね役である烏老大を中心に天山童姥がどんなに恐ろしい存在かを話し出す。天山童姥は「生死府」というもので三十六洞七十二島の者達を皆支配しているのだった。それのために彼女にさからう者はなくもし逆らえば死より恐ろしい刑罰が与えられるのだ。だが、無論皆は何とかその戒めから解き放たれたいと望みこうして集まって話会っていたのだ。
ここで烏老大が実は天山童姥の住む山からさらって来た者がいるのだ、と言い袋につめていた幼い少女を見せる。ここでも段誉はこんな幼い女の子をひどい目にあわせるなんて、と同情する。が、烏老大達は今まで自分たちの方がよほどひどい目にあってきた。ここでこの少女を一人ずつ切りつけ、天山童姥への憎しみを固めようと言い、今にも切りつけるか、と思ったその瞬間、陰で見ていた虚竹がやめろと叫び飛び込んで来て少女を担ぎ上げたかと思うとあっという間に逃げ出した。

離れた場所で行くと少女はいつの間にか虚竹から下りていた。何の力もない哀れな少女と思っていたが、虚竹に向かって話す声は威厳に満ちたものだった。そして少女は虚竹の指に逍遥派の無崖子から貰い受けた指輪を見つけ驚き、どうしたのかと訊ねる。虚竹はもらったものだと答える。少女は虚竹の言葉を信じない。そして虚竹に指輪を託した老人とはただならぬ関係のようであった。
話す内、追っ手が迫ってきており、再び逃げようとする。少女は虚竹に軽功を使い空を駆けるよう命ずる。がまだ力を使えぬ虚竹はすぐ落ちてしまう。
が、空から落ちた時、虚竹は下になって少女をかばったので少女は大いに虚竹が気に入ったようだった。

少女にコツを教えてもらい、虚竹は少女を背負い、あっという間に空を走る。
二人は追っての来ない場所まで逃げおおせた。少女は早く水を、と虚竹に命ず。虚竹は満面の笑みで少女に水を汲むのだった。

少女もやっと虚竹が無崖子より掌門に任ぜられたと認める。が当人の虚竹は私は少林寺の者なので流派は変えられませんというばかり。少女がでは、指輪をよこせと言うとすぐ渡してしまった。他には?の問いに虚竹は美女の描かれた巻物を見せる。少女は顔色を変え、「死ぬまでこのあばずれを忘れなんだか」とののしる。

少女は虚竹に腹がすいたかと聞く。虚竹がうなづくと獣の捕まえ方を教えてやろうと言う。虚竹は殺生は出来ませんと答える。少女は自分が生き血を吸わなければ死ぬのだ、と言う。
その時、烏老大と仲間が追いついて来た。少女は虚竹に松かさに真気をこめて弾き出せと命ずる。虚竹が弾いた松かさは烏老大の仲間に当たり絶命する。烏老大も胸に受け傷つく。少女は死んだばかりの男に飛びつき血を啜ったのだった。
傷ついた烏老大に少女は二粒の丸薬を与える。そして烏老大の生死府のありかである「天地穴」のある左胸の様子を問う。烏老大がはっとなり見るとそこは赤くはれている。
「言う事を聞けば死ぬような事にはならない」少女は冷たく言い放つ。

烏老大が鹿をつかまえてくると少女は首に噛み付き生き血を啜った。虚竹はお許しをと祈りばかり。烏老大は少女が少し年を取ったようだ、しかし身体はそのままだと言うと「よく気づいた。天山童姥はとこしえに女童なのじゃ」

これを聞いて烏老大は悔しがった。「早く殺せばよかったと思っているのだろう」だが少女が天山童姥である以上烏老大は生死府を握られているのだ。烏老大は童姥に命じられ鹿を捕らえに行くのだった。

天山童姥は30年ごとに若返る特徴を持つ。童姥は6歳で修行を始め、功力を戻すのに36歳で30日を費やし、66歳で60日。今年が96歳で90日を要すると言うのだ。そしてその間に少しずつもとに戻るため、今は功力を失っているのだ。そしてそのために生き血が必要となるのだ。
虚竹は動物を殺すむごたらしさと烏老大がいることから童姥から去り、少林寺へ戻ろうとする。だが虚竹は思いとどまり、童姥に鹿を無駄に殺さぬよう頼む。そして童姥から武芸を学ぶのだった。虚竹はめきめきと腕を上げた。
そんな時、一人の美しい女性が二人の前に立つ。「お姉さま」その女性は童姥の師妹なのだった。「虚竹、おぶって逃げるのじゃ。あれが私の仇敵じゃ」慌てて逃げ出すふたりを師妹は追いかけてきた。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)
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2005年09月03日

天龍八部第25集

また濃い一話ですな。しかも怒涛におもしろいです。

荘聚賢(游担之)は阿紫の手を取って歩き出すが、丐幇・大智分舵の舵主である全冠清の一行と出会う。游担之は阿紫に正体を悟られたくないので全冠清に黙っていてくれるよう頼み込む。全冠清は快く引き受け、何と游担之と義兄弟になってしまう(なんとまあ)しかも游担之の鉄仮面を剥がして別の軽い面をつけてやり、そのうえ丐幇の幇主になってくれと頼むのだった(なぜまた)聞いていた阿紫も荘兄さんなら適役よ、と喜ぶのだった。

慕容復と王語嫣は二人の共を連れて帰路に着いていたが、怪しい雰囲気の森に入り込み、奇妙な集団に出会ってしまう。
ここで期待していた慕容復の技が見られるのだが、なんとも言えず彼の武術は人間味がなくてやっぱり好きになれません。しかも襲われた時、王語嫣を木ノ上に避難させたのはよかったが(この時の王語嫣のうれしそうだったこと。なんと可憐なんでしょう)戦っている間に敵に王語嫣を「殺すぞ」と脅され「出来るものか」と言い返す。王語嫣は見捨てられた思いで悲しくなる(かわいそうじゃないかーっ)この時どこから飛んできたものか、段誉が王語嫣を必死で追いかけてきており、「その人を助けて下さいっ」と王子のプライドなぞかなぐり捨てて土下座する(ちょとじんとしました)しかも隙をみて王語嫣のそばに飛び上がり王語嫣を安心させる。敵が怒って二人を突き落とすが段誉はしっかり王語嫣を抱きとめる。それを見て慕容復、嫉妬の炎を上げますが、段誉の捨て身の愛に完全に負けてますよ。
しかも一度王語嫣を抱きかかえ、得意の凌波微歩を駆使して逃げおおせたのに、王語嫣を見捨てた慕容復を王語嫣自身が心配するので、彼女の願いなら死んでもかまわぬ、と段誉、また王語嫣をおぶって敵の陣地に舞い戻る。
武芸は中途半端な段誉だが、武芸を熟知している王語嫣の指図どおり動いて何とか敵をなぎ払う。
そこに一人の男が現れ慕容復一行と森に集う怪しい輩との戦いを止めた「何の恨みもないものたちが争うことはない」博識な王語嫣は彼が卓不凡であると慕容復に耳打ちする。卓不凡と聞けば皆その軽功に納得し言葉に従う事にする。だが、卓不凡は慕容復たちを襲った者たちに「三十六洞七十二島の頭領がた、天山同姥のことで話し合っているのなら侠義の方、慕容復殿にお願いしては」と言い出す。突然の話に慕容復も王語嫣も何の事か解らない。
実は慕容復たちを襲ったものたちは「天山童姥」という女に人間の仕打ちとは思えぬ非道な責め苦にあっており、耐え切れなくなりこうして集まって話あっていたのだった。慕容復は(ここで助けておけば後で役に立つかもしれん)と考え、突然「是非とも力を貸そう」と言い出す。一方の段誉はひどい目にあった人々に(鞭の痕、背中に釘を打ち込まれたもの)涙を流さんばかりで「私も手助けします」と言い出す(相変わらずお人よしです)
しかもどうやら慕容家のものが江湖の者たちを殺したという噂は違うのではないか、という話まで出てくる。ここでも王語嫣の智恵が皆を感心させた。一番うれしそうなのは段誉ですが。慕容復は皆が自分ではなく王語嫣に感心してるのでふてくされてましたが。どこまでも器量の狭い人です。
卓不凡が「これで皆仲間だ」と言い、一同は天山童姥について語り合う。

この様子を影で虚竹が見ていました。

またまたおもしろい話になってきました。技は見せてもちっとも冴えない慕容復。段誉は少しは名誉回復できたのでは(というか私は感動ものでしたが)影で覗いてる虚竹も気になるし、益々これから波乱万丈になりそうですね。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)
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2005年08月24日

天龍八部第24集

虚竹がおかしいキャラクターなのでここら辺りちょっと一息つけますね。

虚竹は改めて蘇星河に自分は少林寺のものであって今更流派換えなどできませんと言う。が、蘇星河は虚竹に「掌門となって丁春秋を討ち取ってもらいたい」と頼む。

その頃段誉は王語嫣から離れ難く慕容復一行から嫌がられながらもくっついて行く。お供の朱丹臣がよしましょうよと段誉を説得するが段誉はしつこい。
とうとう慕容復たちからはっきりと離れてくれといわれてしまう。

少林寺の師匠と蘇星河が丁春秋の毒「三笑逍遥散」によって殺されてしまい、虚竹は蘇星河の弟子たちの前で「丁春秋を討たなければ」と思わず叫んでしまう。虚竹が掌門の指輪をしているのを見て弟子たちは虚竹をすぐさまに掌門としてひれ伏す。だが虚竹は残された蘇星河の弟子たちに気兼ねしながらも早く少林寺に帰りたくてたまらない。「すぐ戻る」と嘘を言い、先に戻った少林寺の僧たちを追いかけるのだった。

追いかける虚竹の脚力は恐ろしく速くなっていた。それを見た慕容復が虚竹と駆け比べをしたがまったくひけをとらない。
宿での慕容復はなにやら考え込む様子で王語嫣は愛想よく従兄に飲み物など勧めるが慕容復はにこりともせず王語嫣の親切もうっとおしいだけのようだ。「これほど英雄が多くては復興の大業が成らん」とまったくご機嫌斜めなのだった(そんなにぶりぶりしていては何にも成らんと思いますがね)

段誉もご機嫌斜めだったがそこへ巴天石が駆けつけ「慕容家へ忍び込んだところ、亡くなったはずの慕容博(慕容復の父)の亡骸が棺の中になかった」と報告した。皆、唖然とし、では亡くなったはずの慕容博は生きており、息子をうろつかせ、自分は陰で殺しをしているのだ、と話し合う。しかし謎は以前残っており、大理で考えようということになる。
しかし段誉は王語嫣と離れてしまったことだけをいつまでも悔やんでいた。

慕容復は王語嫣や共と離れ一人酒を飲んでいた。そこへあの虚竹がばたばたと入り込んできて精進の麺を頼む。その虚竹の横に座ったのが、男装をした阿紫であった。ここでも阿紫はいたずら心を発揮して肉や油をとってはいけない僧侶である虚竹の麺の中に肉汁や鶏肉をこっそりいれてしまう(とんでもないことを!)
だがとんでもないことにそうやって悪ふざけしているその店に師匠である丁春秋が共を引きつれて訪れたのだ。すぐに隠れた阿紫だったが目ざとい丁春秋にすぐ見つかり、盗んだ神木王鼎について聞かれる。阿紫は持ち前の弁舌でこの危機をなんとか乗り切ろうとする。だが丁春秋はその頭の良さに感心したものの許さない。
その時隣で一部始終を聞いていた慕容復が「人前で弟子をしかるのは如何か」と口を出す。たちまち慕容復と丁春秋の技の戦いが始まる。そして丁春秋の発した毒が阿紫の目を射てしまった。「目が見えない」暴れまわる阿紫。その時、弟子となって丁春秋についていた游担之が阿紫を抱え連れ去ったのだ。

目の見えなくなった阿紫は自分を助けたのがさんざん弄んだ鉄丑(游担之)とは気づかない。荘聚賢と名乗る游担之を荘兄さんと呼び感謝する。だが、こうなっても阿紫は阿紫。嫌がる荘兄さん(游担之)に無理矢理遼国へ連れて帰らせて、と頼み込む。阿紫の頼みは断りきれない
游担之はついに阿紫の手をとって歩き出すのだった。

矢継ぎ早で目が放せませんね。醜男と称される虚竹ですが、この役者さんはなかなかかわいくて別に醜男ということはないですね。しかも3枚目でおもしろいのでまたどうなるか楽しみです。しかしちょうど中ほどに来て中だるみしそうなものですが新しいキャラクターもおもしろいなんてやはり人気の小説だけのことはあると改めて感心します。
原作で女扱いの上手い父親に比べ、息子の段誉は女一人も上手く扱えない、と岩穴の老人に揶揄されるところがあっておかしかったです。でもまだ若いからですねー、と言ってもあんな父親になってまた嘆く母子が増えては困ります。かわいい王語嫣に振り回されているくらいでちょうどいいと思いますがね。

出演:胡軍(蕭峯)ジミー・リン(段誉)リウ・イーフェイ(王語嫣)高虎(虚竹)申軍誼(丁春秋)馬浴柯(游担之)修慶(慕容復)陳好(阿紫)
posted by フェイユイ at 22:37| Comment(3) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天龍八部第23集

幻覚を見せる棋盤「珍瓏」を前に武林の英雄たちが集まり、碁の腕を争う。ここで知勇ともに優れているはずの慕容復が大いに混乱してしまい、自害しようとする。助けようとした王語嫣を撥ね退けて失態を表す。段誉はすぐに助けに入ったが、撥ね付けられた王語嫣も動揺を隠せず段誉はかける言葉も見つからない。
そこへ4大悪人も登場する。大兄貴である段延慶は以前もあったが碁の達人である。が、次第に蘇星河に追い詰められ、段延慶ほどの悪人までが自害しようという欲求に襲われてしまう。が、ここで少林寺の頼りなげな若い僧・虚竹が目をつぶったまま適当に碁石を置き、危機を脱してしまった。我に返った段延慶は助けてくれた虚竹を今度は確かな碁の技で、他には聞こえぬささやき声にて助言する。
やがて蘇星河は「師が作られた「珍瓏」を御坊が解いてくださった」と感心し岩の中に入ってくれと言い出す。戸惑う虚竹を段延慶が放り込んでしまう。
岩の中には人が住めるような穴がありさらに虚竹が進むと一人の老人が座っていた。この人が「逍遥派」の師匠であった。最初は虚竹の顔を見て不細工だと嘆いたが、話す内に気に入られ、虚竹を弟子にすると言い出す。虚竹はわけのわからぬままに今までの少林派の内功を抜き取り代わりに70年間の逍遥派の功力を注ぎ込まれる。そして大理無量山に住む女性から教えを乞うよう言い渡される。さらに自分は死ぬと言い、逍遥派の指輪を渡して丁春秋を斃してくれと言い残して亡くなられた。

外では蘇星河と星宿老仙が戦っていた。星宿老怪は状況が不利になると逃げ出してしまった。
蘇星河は弟弟子ができたことを喜びすぐ虚竹を従えて師匠がいる部屋へ入っていく。
老人はすでに事切れており、蘇星河は嘆き悲しむ。そして虚竹を掌門であるとひれ伏すのだった。まだ未熟な小坊主である虚竹はたまげてしまう。しかし蘇星河は師匠が虚竹に内功を与え、掌門の印である指輪も授けられていることを指摘し、他にも師匠が何か残されなかったか訊ねる。虚竹が困っていると蘇星河はあなたは掌門なのだから言いたくない場合は無理に言われることはない,と言う。そういわれると返って仕方なく虚竹は女性を訪ねよと言われたとき渡された巻物を取り出す。開けてみるとそれは王語嫣のようであった。だが、書物は3,40年はたったもの。不思議ではあったが師匠のなさることに間違いはあるまい、と蘇星河は言い、さらに虚竹に師匠の命に従い、武芸を身につけ、丁春秋を討ち果たすのじゃ、と続ける。そしてまだ弟子になるのを渋っている虚竹を説得するのだった。

段誉ときたらまったく王語嫣の事しか考えてません。が、あれほど会いたかった王語嫣は慕容復のことしか眼中にない様子で段誉はすっかり落ち込んでしまうのでした。かわいそうではありますが、他の人は色々な事で悩んでいるのに一人幸せな奴、としかいえませんね。
posted by フェイユイ at 01:32| Comment(3) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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