2005年12月24日

笑傲江湖・第三十四集 後半

令狐冲は祖千秋、老頭子と話し合い、五岳剣派の集まりには不戒和尚、藍鳳凰、桃谷六仙などの連中は連れて行かないことに決めた。
尼僧たちを連れて、令狐冲、祖千秋、老頭子が山道を急いでいるとなんと不戒和尚と藍鳳凰が仲間を連れて待ち伏せしていたのだ。「皆、令狐冲のために集まっているのに、なぜ連れて行かない」老頭子は皆を抑えて「もし五岳剣派が合併したら皆が嫌な思いをするのではないかと心配したのだ」不戒和尚は「令狐のために来たんだ。針の山でも登るぞ。五岳派が何だ」皆も一斉に声をあげる「ありがとう」令狐冲は礼を言った。「桃谷六仙は?」「奴らは吊るされて魚でも食ってるだろう」「では行こう」(納得していくのもおかしいが)

その頃魚を目の前に吊るされた桃谷六仙は男装した盈盈に助けられていた。「わしらが嵩山についていくと掌門に迷惑をかけると不戒和尚に吊るされた」らしい。それを聞いて男装の盈盈は(何故男装?)急ぎ馬に乗って駆け出した。それを見た桃谷六仙も「今のは任お嬢さんの男装だ」と見破り(結構眼力あるね)後を追いかけた。

令狐冲・恒山派は途中崋山派一行と出会ってしまう。狭い山道でぶつかった両派。令狐冲はさっと岳不群の前に出て(弟子の手前、ややとまどったが)跪いた。岳不群は相変わらず「何をしておる。掌門なのだぞ。笑われてしまう」寧中則が優しく令狐冲を立たせた。「恒山派掌門になったと。おめでとう」「ありがとうございます」と言いながら背後を見る令狐冲に「小師妹は先月結婚したの」令狐冲は祖千秋、老頭子と話し合い、五岳剣派の集まりには不戒和尚、藍鳳凰、桃谷六仙などの連中は連れて行かないことに決めた。
尼僧たちを連れて、令狐冲、祖千秋、老頭子が山道を急いでいるとなんと不戒和尚と藍鳳凰が仲間を連れて待ち伏せしていたのだ。「皆、令狐冲のために集まっているのに、なぜ連れて行かない」老頭子は皆を抑えて「もし五岳剣派が合併したら皆が嫌な思いをするのではないかと心配したのだ」不戒和尚は「令狐のために来たんだ。針の山でも登るぞ。五岳派が何だ」皆も一斉に声をあげる「ありがとう」令狐冲は礼を言った。「桃谷六仙は?」「奴らは吊るされて魚でも食ってるだろう」「では行こう」(納得していくのもおかしいが)

その頃魚を目の前に吊るされた桃谷六仙は男装した盈盈に助けられていた。「わしらが嵩山についていくと掌門に迷惑をかけると不戒和尚に吊るされた」らしい。それを聞いて男装の盈盈は(何故男装?)急ぎ馬に乗って駆け出した。それを見た桃谷六仙も「今のは任お嬢さんの男装だ」と見破り(結構眼力あるね)後を追いかけた。

令狐冲・恒山派は途中崋山派一行と出会ってしまう。狭い山道でぶつかった両派。令狐冲はさっと岳不群の前に出て(弟子の手前、ややとまどったが)跪いた。岳不群は相変わらず「何をしておる。掌門なのだぞ。笑われてしまう」寧中則が優しく令狐冲を立たせた。「恒山派掌門になったと。おめでとう」「ありがとうございます」と言いながら背後を見る令狐冲に「小師妹は先月結婚したの」令狐冲はやや呆然としながらも「左冷禅は五岳剣派の統合を考えているよう出会う。どう思われますか」「お前は」「私は師父に従います」「武林で大切なのは正邪の区別だ。お前を破門したのは無情だからではない。お前が規律を破ったからだ」「お二人のご恩には感謝しております」「おぬしは家族同然じゃ。今までの過ちを悔い改めるのみ。五岳剣派が統合すればおぬしもわしも同派になる」そして礼をすると先にたって崋山派を引きつれ歩き出した。岳不群を見送る令狐冲は何をつぶやいたのか。そして何を思ったのか。なぜここで岳不群は家族などと必殺の言葉を令狐冲に言ったのか。老頭子の先を急ぎましょう、と言う言葉に答えた令狐冲は明るく答えたように思える。令狐冲はまだ崋山派に戻りたいのだろうか。

嵩山派の屋敷の中に各派の掌門たちが集まった。左冷禅はまるですでに総帥であるかのように皆を見下ろすように座る。そして五岳剣派の統合が決まったかのように話し出した時、莫大が抗議の声を上げた。急いでとりなす左冷禅。莫大の疑問に答えながらも弱みを引き出して反対を言えないようにしてしまった。
次は泰山派に問うがこちらはどさくさに紛れて天門掌門がその座を玉[王幾]子に奪われてしまう。周りの派もあきれて見守るばかり。


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2005年12月22日

笑傲江湖・第三十四集 前半

東方不敗一人に四人は剣を取って立ち向かう。東方不敗の傍には様々な色の糸つむが並べられ東方不敗が針を投げるとそれらの糸が引き出されて敵を封じてしまう。
次々と東方不敗に指から放たれる針に四人は全く思ったように動く事ができない。やはり最強の戦士は東方不敗なのだろうか。
令狐冲の攻撃に「剣の腕は確かじゃ」とつぶやく東方不敗。任我行も「吸星大法」を使い東方不敗に対抗する。令狐冲も続けて仕掛けていく。それを見て「武芸は天下一だと言ったじゃないか」と言う楊蓮亭に「思ったより腕が立つようだ」と言う東方不敗はけしてあきらめてはいない。
令狐冲に対して東方不敗が鋭い攻撃を繰り出していくのを見て、盈盈は東方不敗自身ではなく恋人である楊蓮亭を襲った。それを見つけた東方不敗は「蓮弟」と叫んで令狐冲から離れた。
盈盈は楊蓮亭を鞭で弾き飛ばし剣で刺した。逃げた東方不敗を追ってきた令狐冲が剣で刺す。が、その傷は浅い「とどめを」と叫ぶ任我行に令狐冲は一瞬戸惑い、東方不敗を離してしまった。
盈盈に刺された楊蓮亭はどうと倒れた。屋根の上に逃げ延びた東方不敗は日月神教の印をかたどった飾りにもたれ愛しい楊蓮亭を見つめた。その体からは血が流れ出した。
「東方不敗いや必敗。お前の負けだ」高笑いをする任我行。東方不敗は静かに話し出した「令狐冲。お前の剣の腕はすばらしい。だが蓮弟に気を取られなければその剣は届かなかったがのう」令狐冲はこれに答え「確かに。四人でもかなわない。さすが天下一に恥じぬ腕前」と礼を取った。「何と男らしく潔い気概のあること。黒木崖に閉じこもって10年。だが恩怨からは逃げられぬ」これを聞いて令狐冲「10年間、一度も外へ出ていないのか」「死に際に嘘はつかぬ」「定逸師太の暗殺は?」東方不敗はふっと笑い、「私は天下の東方不敗。殺すのにこそこそする必要はない」定逸師太暗殺の犯人が東方不敗でないと知り令狐冲が呆然となった時、任我行が「吸星大法」と叫んで楊蓮亭から流れる血を吸い取ろうとした。それを見た東方不敗が動いた「危ない」令狐冲が叫んだ時には任我行の左目に針が突き刺さっていた。向問天が弾かれた任我行を身を持って助ける。盈盈がその目から針を抜き取った。

「これこそが“葵花宝典”ずっと肌身離さず身につけていたが、やっと返す時がきたようじゃ」言うや身にまとっていた薄い着物を空に放った。その面にはびっしりと葵花宝典の文字が記されている。「私の“葵花宝典”」と任我行はそれを掴み「芸を極めたくば、まず去勢せよ。二度と目にするものか」と言って引き裂いた。
「12年の恩怨に決着がついたようだ」と東方不敗。任我行が剣を投げつけ東方不敗はそれを防いだが、屋根が破壊され東方不敗は地に倒れた(このシーン。私にはどうなったのかいまいちよく解りません)任我行が高らかに笑う。任我行を見上げる東方不敗。この時、令狐冲はどのような感慨に浸っていたのだろうか。
東方不敗が手に残った針を持ち、それを見た盈盈は父の目から抜き取った針を構える。だが、東方不敗が放った針は屏風に施された刺繍の最後の仕上げをしたのだった。そして「蓮弟」と手を伸ばして呼ぶのだった。構えた針を下ろす盈盈。
令狐冲は動けない東方不敗の身体を気を送って愛しい人の傍へ飛ばしてやった。もう動く事はない楊蓮亭に「蓮弟。愛している」と言って寄り添った。花びらが舞い散り二人の身体を覆った。

日月神教の洞窟で任我行は再び教主としてあがめられるようになった。大勢の信奉者がひれ伏し口々に教主の繁栄を祈る。そして反逆者としてあげられたものたちは一族諸共処刑される事になった。その場を離れて東方不敗を倒した美しい緑の中に立つ令狐冲の姿を見て盈盈はその心の中を察していた。
食卓を囲み任我行がまずは一杯と酒を勧めた時、令狐冲は「ひとえに任教主の功徳。私はこれで」と席を立とうとした「待て」任我行が止め「盈盈とは婚礼を挙げないのか」「できません。まだ恒山派内でやり残したことがあるのです」何と立ち上がった任我行。しばらく思案していたが、軽く笑って出て行ってしまった。ほっとする盈盈。「急いで令狐冲を送っていくのだ」と言う向問天「今行かねばもう行けなくなってしまうぞ」向問天は令狐冲に「縁があって出会えたのは光栄だ。私のせいで巻き込んでしまった」「そんなことは」(盈盈のためだもんね)そして令狐冲は盈盈の傍に寄った。盈盈も令狐冲を見つめながら立ち上がる(この雰囲気、もう完全に恋人同士の言葉の要らない間と言う感じです)令狐冲は兄・向問天に礼をして出て行った。

辟邪剣譜を手に入れ、自ら宮(去勢)した林平之は修行を重ねていた。その腕前は以前とは別人だった。微笑も凄みが加わり、武芸は破壊的なものとなっていた。
崋山派の岳霊珊らも五岳合併の日を目の前にして錬剣に余念がなかった。思過崖の洞窟での図柄を見ながら弟子たちは腕を磨いていく。それを見た岳不群は安堵の息をついた。

「左冷禅が嵩山で五岳剣派を召集するわ。それでも行くの」令狐冲の身を案じる盈盈。「野心の強い男だ。武林の支配権を握るつもりだ。だからこそ行かねば」名残惜しそうに互いを見やりながら別れる二人だった。

左冷禅は泰山派の師淑を迎えて五岳剣派合併への気運を高めようとしていた。残る衡山派、崋山派は取るに足りぬ。手強いのは恒山派だ、というと陸柏が奴らはどうせ烏合の集。意見はばらばらです。と言って左冷禅を喜ばせる(仲はいいんだよね)

なんと言っても今回、楊蓮亭の傍に東方不敗を飛ばしてあげた令狐冲の優しさにぐっと来ました。色々観てても結構こういう女装の男などには冷たい番組・映画などは多いものです。確かに悲しい結果に終わりましたが、せめて愛しい人の傍に行かせてあげるなんて令狐冲は思いやりに溢れた人です。やはり東方不敗は天下一といわれるだけはある、という言葉もかっこよかったけど。
それにしても盈盈と令狐冲はなかなか落ち着く事ができませんね。互いを見つめる目だけはもう熱々なのですが。


posted by フェイユイ at 22:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

任盈盈そして金庸のヒロインたち

金庸のヒロインたち、とご大層なことを書いてしまいましたが、例によって最近観たドラマ3作品のみのヒロインたちですのでその上で読んでください(他の作品に魅力的なヒロインがたくさんいることは想像に難くないことですので)

まずは現在進行中の「笑傲江湖」の任盈盈。ドラマで見ていると許晴のきりっとした且つふくよかなイメージの美貌に魅了されてしまうのですが、原作で読んでいると、正直言って、人を殺すことも平気な魔教の部分と令狐冲に対してのしおらしい部分が極端に感じられて私は少し怖いのですよ(わー、盈盈ファンから猛攻撃を受けそう。が、そう感じてしまったのでしょうがない。ドラマでは全くそう思わないんですが)
この他人に対しての冷酷さと恋人に対しての情熱というのは中国男性の理想なのか?金庸さんが理想妻の筆頭に盈盈をあげていたのでそう考えてしまうのですが。(恋人の方が儀琳なのだよね)
この冷酷な面と柔和な面を併せ持つ、もしくは結構意地悪な部分が多く感じられる女性が数多く登場するのが金庸世界の魅力(?)のひとつですね。
女性ファンが多いのも(私を含めて)超美貌で且つめっぽう強く、自分の意思をしっかり持っている女性が活躍するからでしょう。
私が好きなのは周迅が演じていたという事もあって黄蓉なのですが、彼女はこれらの要素をたっぷり持ちつつ、しかも可愛い。盈盈のような両極端な感じでなくてあまり裏表のないいつも悪女的な雰囲気を漂わせている所が好きですね。それは原作でもドラマでも同じように感じました。
「天龍八部」ではその両面性が二人の女性として現されているのが、阿朱・阿紫なのでしょうね。阿朱は思い切り「善」ですし、阿紫は「悪」の権化として登場するわけで。
つまり無理矢理整理しちゃうと「善」と「悪」を二人で表現してるのが阿朱と阿紫。「善悪」を一人の中に入れてしまったのが盈盈。「善悪」を併せ持っているのにそれを昇華した形で表現できているのが黄蓉。と、私的にはそう把握しております。

別に人格と言うのは「善悪」だけで形作られるものではありませんが、金庸の女性達はこの「善悪」のブレンドが絶妙なので様々なタイプの女性がいるように感じられるのだと思います。男性の作家が女性を表現する場合どうしても同じようなタイプが繰り返し出てきてしまうものですが、金庸作の女性は「善悪」のブレンド配合だけでも色んなバリエーションを持っています。「天龍八部」で「悪」は阿紫、馬夫人は殆ど純粋培養の「悪」逆に王語嫣は「善」そのものですね。
が、そういうタイプだけではなく天山童姥のように「悪」のように見えて「善」の部分を持ちうる女性、段誉のママのように善そのもののようでありながら「悪」の過去を持つ女性もまたいます。金庸世界に登場する女性で善そのものより悪の要素を多く持つ女性ほど魅力的なのも事実です。

盈盈は生まれつき「悪」と言われる世界に生きてきて実際他人の生命を左右する事をやってのけています。令狐冲はそれをこころよくは思っていませんが、はっきりやめろとは言ってませんね。
ただ令狐冲の影響で盈盈は自然と「悪」でなくなり「善」の部分が強くなってきています。例えばそれは盈盈が儀琳と出会っても絶えず令狐冲の身を案じている儀琳が「あの人はいい人です」と言い、盈盈と令狐冲の結婚を望む事からも伺えますね。
金庸のヒロイン達が「善」と「悪」の様々なバリエーションを持ち、またその作中でも変化して行くと言えますね。
posted by フェイユイ at 10:37| Comment(5) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月20日

笑傲江湖・第三十三集 後半

童柏熊は言う「任我行はわが教団の前教主だ。重い病気を患い東方不敗に教務を任されただけ。任教主は日月神教の創始者なのだ。そうだろう」と東方不敗に問うが相変わらず表情も変えず一言もない。楊蓮亭は「皆の前で東方教主にあやまり心を入れ替えればよいがさもなくば・・・」童柏熊は「どうなろうとかまわん」「では殺せ」童柏熊は東方不敗の名を何度も呼ぶが答えない「3年間一度も声を聞いたことがない。声を聞ければ死んでもよい。誰が声を奪ったか確かめるだけだ」こう叫ぶと身体を縛っていた綱を引きちぎり傍にいた兵を襲った。
これをきっかけに盈盈が「かかれ」と声をかけ、任我行は東方不敗に何か金属片のような物を投げ額を打った。倒れていた令狐冲は起き上がり、向問天も変装を放りだした。
そして次々と兵たちを襲って高みへ登りあっという間に東方不敗と楊蓮亭を捕らえた。任我行は東方不敗の首根っこを掴み、「こいつは偽物だ。一体何者だ」答えようとする偽物を楊蓮亭がにらみつける。向問天が楊蓮亭を「一体何者だ」と怒鳴りつけると「聞ける義理か。謀反人め」言うや否や向問天から脚を蹴り飛ばされ立てなくなってしまう。「言ってやろう、悪人を退治するため戻ってきたのだ」任我行は叫んだ「こいつは教団を乱す真っ赤な偽物だ。我こそが真の教主、任我行」(ここで皆シーンとなって白けてしまうのは悲しい)だがここで上官雲が任我行に手を差し伸べ、「東方不敗はもう殺されているのだろう。真の教主は任我行だ。これからは任教主にお仕えするのだ。任教主に拝謁だ。教主様の発展と江湖の統一を」「教主様の発展と江湖の統一を」と神教の教徒たちが声を合わせる。満足して大笑いする任我行を令狐冲は背後で悲しそうな表情で見守っていた。任我行が「東方不敗を探す」と言うと兵の一人が楊蓮亭が知っていると教える。立てなくなった楊蓮亭を担架に乗せて東方不敗を探しに行く。

美しい緑と花の咲く庭を通っていくと男性の声のようなのに艶やかな怪しい声が聞こえてきた「蓮弟。誰を連れてきたのじゃ」「古い友人がお会いしたいと」「なぜ?私はお前以外には会いたくない」楊蓮亭は「連れてこなければ殺されていた。一目合わなければ死ねません」「そんな乱暴な振る舞いは任我行に違いない」その言葉に任我は大笑い。「葵花宝典を会得したとは本当か」「その目でたしかめるがよい」
美しいつつじの花に囲まれた部屋に東方不敗は色鮮やかな服を身にまとい化粧も華やかに施して艶然と微笑んだ。
任我行はその姿を見て「捕らわれた湖のそこで12年間、お前の事を忘れはしなかった。よもやお前がこのような男とも女ともつかぬ妖魔になっていようとはおもいもせなんだ。悪行の報いだ」東方不敗は「そちはちっとも変わらぬのう。盈盈の傍にいるのは令狐冲か。立派な若者じゃ。向左使。蓮弟を放しておくれ」向問天が楊蓮亭を下に置くや、東方不敗は音もなく蓮弟に近づきその身体を優しく寝かせ甘ったるい声を出すのだった。「どうしたのじゃ、痛めつけられたのか」「脚を折られた」「奴らを追い返したらすぐ直してあげましょう」ハンカチを出して汗を拭いてやろうとすると「何をぐずぐずと。やつらを早く倒すのが先でしょう」「まあまあ、そう怒らずとも。すぐ追い返しましょう」
童柏熊がたまらず「なぜ楊蓮亭の悪事に目をつぶっておる。影武者を使ってやりたい放題なのだぞ」「教内のことは全て任せている。蓮弟のすることは皆正しいのじゃ」「わしを殺そうとした「蓮弟が殺そうとするなら、お前が悪いのじゃ」「わしが殺されてもよいと」「この世で蓮弟だけが私によくしてくれる。蓮弟の望みなら何でもかなえてあげたい。たとえそなたとの友情があっても連弟との話は別じゃ」「気がふれたと思って許していたが、そなたは私との友情を覚えている」「そなたとの友情は片時も忘れた事はなかった。どうして蓮弟のようにいてくれなんだ」楊蓮亭は東方不敗の腕を掴み「早く倒してしまえ」「そう焦るでない。傷にさわる」東方不敗は童柏熊に近寄り、太行山で敵に囲まれた時、重傷をおった私を命がけで救ってくれた。日月神教で実権を握った時も異を唱えた者を切り捨ててくれた。11の時貧しくて、親の葬式もそなたが出してくれた」(てことは少しは年が離れてるよね)「蓮弟がそなたを殺せと言っておる。私にはどうすることもできない」と言って口元をハンカチで押さえた。「気をつけろ」と任我行が叫ぶ。東方不敗の手元から繰り出された色とりどりの糸が童柏熊の身体にまきつき引き絞られ体が裂けた。東方不敗が楊蓮亭の身体を抱き上げたかと思うと童柏熊から血しぶきが飛んだ。

舞台がつつじが咲き乱れる庭に変わった。東方不敗が楊蓮亭を抱き、任我行・向問天・盈盈・令狐冲の4人がこれに向かい合う。
「12年前の事で私を攻められはしない。宝典を始末しようとするからじゃ」「“芸を極めたく場去勢すべし”危険な宝典だからだ。それでお前はあのような仕打ちをしたのだな」「まるで私に義理人情がないかのように言うのじゃな。湖に閉じ込めたが、命だけは取らなかった」「お前の野望は最初からわかってた」「向左使に見破られたのだね。神教で私と任我行を除けば才ある者じゃ」また盈盈には「私はそなたがうらやましい。生まれながらに女は男より幸せなのじゃ。しかもそなたは若く美しい。もしそなたになれるのなら教主どころか皇帝にさえなりたいと思わない。令狐冲、私はそなたが気に入った。そなたは私の手の中で死ぬのだ」と言って針を何かにこすり付ける。4人は剣を抜いた。

童柏熊さんと東方不敗ってかなり深い関係のようです。縛り付けられても名前を呼び続けていたし。女装する前から東方不敗を好きだったんじゃないでしょうか。でもそれは友情としてだたから楊蓮亭のほうに走っちゃったんじゃないでしょうかねえ。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)巴音(向問天)劉仲元(莫大)
posted by フェイユイ at 21:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月19日

笑傲江湖・第三十三集 前半

令狐冲が仏様に向かっている時、盈盈は琴を奏でた。盈盈の心は決まっていた。令狐冲は恒山派の掌門に、自分は父と共に東方不敗を倒すため、黒木崖に行くのだと。
傍に来た令狐冲を却って励まして、琴を弾いてくれるように頼んだ。令狐冲が琴を弾く間に盈盈はその場を離れた。
途中で儀琳に会ったが盈盈は黙ったまま去っていった。

崋山では林平之と岳霊珊の婚儀も終わり、一つの寝台で二人は眠っていた。やがて目を覚ました林平之は妻が眠るのを見つめて「来世で結ばれよう」と言い残して出て行く。
ただ一人林平之は暗闇の中に「辟邪剣譜」が記された袈裟を投げ上げた。そして自らを去勢したのであった。

朝になり、岳霊珊は林平之がいなくなったと泣いて母・寧中則の部屋へ駆け込んできた。人を出して、と言う寧中則を止めたのは父・岳不群だった。動揺する娘の前で岳不群は世間体を考え騒ぐなと言う。「辟邪剣譜を見つけて修行しているのだろう。五岳派の統一まで一ヶ月。今我々に必要なのは剣の稽古だ。林平之はお墓参りにでも行ったのだろう」父のあまりにそっけない言葉に岳霊珊は泣くばかりだった。

仏様の前に座る令狐冲に儀琳は盈盈が下山した事を話す。令狐冲は盈盈が父のために東方不敗を倒しに行ったのだが、掌門である自分は行くわけにはいかない、と言う。儀琳は「それで後悔しないのですか」と訊ねた。令狐冲はその言葉を聞き「弟子達に私は外出すると伝えろ。後は儀清と儀和に任せた」と言い走り出した。儀琳は呼び止め、振り向いた令狐冲に「ご無事で」と祈った。礼を返し急ぐ令狐冲の後姿を儀琳は見つめた。
愛する人がいなくなった後、どうするのかを対比するように二つの話が続く。世間体だけを考える岳不群とそれに逆らえない岳霊珊。
他人に何と言われようと(掌門が弟子を放って、魔教の女を救いに行くなら悪評が広がってもしょうがない)飛び出して行く令狐冲。彼も一旦は戸惑ってはいるのだが、二人の心を察した優しい儀琳の言葉で「後悔したくない」と考えて行動する令狐冲は(たとえそれが間違いだったとしても)素敵だ。

盈盈と三尸脳神丹を飲まされた上官雲は任我行・向問天主従と出会う。上官雲は任我行に前で「教主様の繁栄と江湖統一を」と言ってひざまずく。
任我行は盈盈に令狐冲は?と聞くと盈盈は目を伏せて「連れてこれなかった」が、馬の蹄の音が響き、令狐冲が駆けつけたのだ。うれしそうな盈盈。令狐冲は「天下を揺るがす一大事。令狐冲もお連れください」任我行は「盈盈が見そめただけはある」と言って大笑い。
一行は東方不敗のもとへ急いだ。

一行は上官雲が令狐冲を捕らえ生き延びた3人の部下を連れてきたということにして日月神教の内部に入り込んだ。薄暗い洞穴の中におどろおどろしい雰囲気が立ち込めている。
教主・東方不敗の代わりに楊蓮亭が全てを取り仕切っている。
東方不敗の親友であった童柏熊が捕らえられて岩に縛られていた。教主に逆らい、任我行と結託した罪であった。
上官雲とその部下は令狐冲を捕らえた褒美として謁見を許された。楊蓮亭の傍に物言わぬ東方不敗が座っていた。
童柏熊は叫んだ。「私と東方兄弟の仲はお前よりずっと長いのだ。俺達が生死をかけて戦っていた時お前はまだ生まれてもいなかった。」
posted by フェイユイ at 22:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月18日

笑傲江湖・第三十二集

こっそり「辟邪剣譜」を手に入れ修行する岳不群。ふと娘・岳霊珊と林平之の錬剣を盗み見ていた。

いつまでも「師姐」と呼ぶ平之に岳霊珊はすねる。「珊妹」でもダメで「妻よ」と呼ぶ平之にやっと微笑む岳霊珊。が、林平之は結婚を延期したいと言い出す。すでに結婚の準備は崋山派あげてやっているのだ。林平之は「今は仇討ちのことしか考えられない」と言う。岳霊珊は「結婚してから仇を討てばいいわ」と答える。寄り添う岳霊珊を胸に抱きながら林平之は「どんなに苦しくても必ず仇を討ちます」と誓う。その顔は苦渋に満ちているように見える。

恒山では尼僧達が剣術の稽古に励んでいた。令狐冲がその様子を見守っているとそれに気づいた尼僧達は是非剣の達人である令狐冲に教えていただきたいと申し出る。令狐冲は以前学んだ恒山派の剣を披露する。すばらしい技に尼僧達は感激を隠さない。「一体どこで習ったのですか」「それは・・・ある洞穴の中だ。習いたいなら、掌門として教えよう。だがまず酒だな」と言う令狐冲に(おいおい)尼僧たちは困惑気味に「ここでは戒律があり酒はないのです」今度は令狐冲が困惑して川の水をすくって飲み「水酒でいい。この水酒はうまいぞ」(やさしいというかなんなのか)
そこへ不戒和尚が大声で呼ばわりながら酒の入った甕を運んできた。「酒を持ってきたぞ」令狐冲は尼僧達をちらと見て「口と鼻は繋がっているから、匂いをかいだだけで飲んだことにしよう」「なんだい、そりゃ」
そして桃谷六仙も到着。「令狐冲、令狐冲」と相変わらずかしましく一人が傍に近づいて「ほんとに恒山派の掌門になったのか」と聞く。令狐冲が「本当だ」と答えると喜んで滑って転んで川にはまって大騒ぎである。
お次はまたわらわらと大勢を引き連れてきたのが老頭子と祖千秋。藍鳳凰の姿も見え、一言令狐冲に皮肉を言う。皆は盈盈から聞いて駆けつけてきたのだ。魔教の者では歓迎はされないだろうが食事は用意してきた、今日は令狐冲兄貴が掌門になられたお祝いだと騒ぎ出す(いい人たちだなあ)
そこへまた楽器入りで現れたのがなんと東方不敗からのお祝いの品を持った一行だ。令狐冲は東方教主とは面識もないので受け取れないと言うと「これらの半分は聖姑様の衣服と日用品、半分は結婚の祝いの品です。東方教主は令狐冲大侠の掌門就任のお祝いだけでなく聖姑様との結婚祝もしたいと言っておられます」これを聞いて令狐冲は「東方教主も人情のわかるお方だったのだな。よろしい。全部お受けします」と答え、皆大喜びとなった。

崋山派では岳霊珊と林平之の結婚式が行われていた。椅子に座った両親の前での跪拝で林平之は流れるように汗をかいていた。

恒山では尼僧たちが令狐冲に崋山派は来られていない、と報告していた「お祝いもないなんてね」令狐冲の顔が曇る。「嵩山派、泰山派もまだです。これは衡山派の莫大掌門からです」と手紙を手渡した。中には禅語が書かれており令狐冲にはわからない。傍にいた儀琳が訳をする「ものの流れに惑わされずに心と外界を調和させ本当の自由を手に入れる。天地が広くなれば正道を歩み道理を忘れずに」「いい言葉だ」
そこへ少林派の方証方丈と武当派の冲虚道長が到着された。令狐冲は喜んで迎えた。
令狐冲の恒山派掌門就任の儀式が始まった。代々伝わる品が渡され、規律を教えられた。続いて令狐冲が皆の前でした掌門就任の挨拶は実に堂々としていた。不戒和尚も感心する。
その時表から「五岳令旗だ」その声の主は嵩山派の陸柏だった。「左冷禅の命令だ。許可なく勝手に掌門になってはならぬ」令狐冲は五岳派に入るかは今から決めると言い返す。恒山派のことを他からとやかく言われたくない、というとみんなでそうだ、帰れの大合唱。
陸柏が「恒山派の五番目の規律は“悪党と交わるな”だ。」「だから恒山派は陸柏とは交われないのだな」といつもの口の悪さが爆発。皆やんやの大喝采。
そこへ日月神教の聖姑様がご到着、ということで皆、出迎えに走り出す。盈盈は紅い華やかな服装で華やかだ。にこやかに令狐冲にお祝いを述べる。
陸柏は魔教の重要人物だとまた口を出す。その女と付き合う限り、掌門にはなれん。令狐冲は「知った事か」盈盈が「この方はどなた」「嵩山派からの遣いでこんな小さな令旗を持ってきたのだ。だが掌門自身が来ても恒山派の事に口出しはさせない」この力強い言葉に方証方丈と冲虚道長も感心した様子。
盈盈は「その旗は五岳令旗ではないわ」と言ってあっという間に陸柏から旗を奪って高みに上がった。「これは五仙教の五毒旗よ」と蛇やムカデのついた藍鳳凰の五毒旗を掲げる。皆また大喜び。
陸柏はたまらず方証大師に助けを求めると「令狐冲少侠は初めて掌門になるが道理・道徳ともすばらしい。嵩山派も道理をお持ちのはずなのになぜ辛くあたるのだ。また仏門は心を改めたものには寛大なものだ」と言われる。これを受けて不戒和尚も「恒山派に入れば悪党はいない」令狐冲も恒山派は男の弟子も受け入れるという確認を取ってから通元谷に別院を建てて男弟子はそこに住むのだ、と決めた。

陸柏は五岳剣派の総帥を選ぶ。必ず参加するように、と命令する。令狐冲は合併した覚えはないと返す。盈盈の目配せで藍鳳凰は陸柏に令旗を返す。受け取った陸柏の手が焼け爛れてしまった。「薬が欲しければ、令狐冲掌門と呼びなさい。そのままにしておくと腐るわよ」仕方なく陸柏は令狐冲掌門と呼びかけ薬をもらいたいと頼み、受け取って早々に逃げ帰った。
やんやと騒ぐ皆のものに令狐冲は恒山派に入った以上規律は守るのだぞ、と言い聞かせた。

方証大師と冲虚道長は令狐冲に恒山に皇帝の命令で作られた山道のすばらしさにたとえて権力とはこのような山道を作ることができる。左冷禅もまた最初は五岳派だけだが、次々に他の武芸派を合併しようという権力への欲望があるのだ。令狐冲は人生はわずか数十年なのに何故そんな苦心を、と思う。
さらに令狐冲は定逸師太を襲った針を見せたことで「葵花宝典」の話を聞く。それは崋山派と魔教の戦いに繋がり、その深い憎しみの傷跡を知る。そしてまた「葵花宝典」が「辟邪剣譜」に繋がっていくのだ。だが、林震南はそのような武功を持っていなかった。
方証大師と冲虚道長は令狐冲に3月15日の総帥選定で五岳派の総帥になってくれと頼まれる。そうしなければ、預かった恒山派の尼僧達が危なくなる。
気配を感じ外を見ると東方不敗からの贈り物を持ってきた者たちが弓矢を構えて取り囲んでいる。方証大師と冲虚道長の命が惜しくば令狐冲に黒木崖まで来るよう東方不敗から命じられたという。武功が高くて危険だから右腕をこれで切り落とせと妙な真ん丸い刃物を渡す。
令狐冲は二人に「ついてきてください」と言って静かに進もうとした時、上から盈盈が飛び降りてきた。聖姑様の登場に神教の者たちは恐れを感じる。
盈盈は「これは謀反よ」と言い黒木令という札を見せ皆の動きを封じ込めてしまう。火事が起きて皆が騒ぎ出し戦いになるが圧倒的に令狐冲側は強い。謀反者が橋から転落し事は収まった。残ったもう一人に盈盈は三尸脳神丹を飲ませる。これには令狐冲もちょっと渋い顔をしている。が、方証大師と冲虚道長に3月15日の再会を約束した後、令狐冲と盈盈は向かい合って微笑む。そこに桃谷六仙や他の者たちも駆けつけて火事を起こしたのは俺達だと騒ぎ出す。
盈盈は私は魔教の女、令狐冲は恒山派の掌門なのだから皆よく世話をしてね、と言って去ろうとする。
令狐冲はその後姿に「盈盈!」と呼びかけた。

もう二人の仲は絶対!と思っていたのに最後の盈盈の悲しい言葉。果たして令狐冲は何と言おうとしているのだろうか。

この回では令狐冲の人生を示唆する言葉が出てくる。一つは莫大掌門の手紙。この言葉が令狐冲の理想を現しているのだろう。
もう一つが方証大師と冲虚道長との会話。自由を求めて生きる令狐冲だが、やはり戦わねばならない時があるのだ。
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2005年12月17日

笑傲江湖・第三十一集

苦しんで寝込んでいる盈盈を恋敵と知りながらも懸命に看病していた儀琳はいつしか寝てしまった。
盈盈は目が覚め、儀琳もそれに気づいた。なぜ敵の私を看病したのかという問いに僧には慈悲がありますと言う儀琳。なぜお両親はあなたを仏門に入れたのかという盈盈の問いに儀琳は両親のことを話し出した。
尼僧だった母を見初めた父は地獄に落ちるなら自分が先だと僧になって結婚し儀琳をもうけたのだった。ある日家の前を美女が歩いていたのを父親が眺めていてその美女から「好色だ!」とののしられたのを母親が聞き、出て行ってしまった。「薄情者の女たらし」と書いた手紙を残して。儀琳は母の姿を求めて恒山に着き、尼僧になったというのだ。もともと自分は尼僧になる運命だったのだ。
そして儀琳は盈盈が寝言で令狐冲の名を呼んでいたことを伝え、なぜ好きならひどい事をするのか、大事にしないのか、自分の損得より相手に無理をさせないように進言した。

女によからぬ事をいたすと死んでしまう不可不戒・田伯光は死んでしまおうと考えた。が、その前に兄弟である令狐冲に会おうと思い、遊郭に令狐冲を呼ぶ。
令狐冲は女遊びを楽しんでいた田伯光のもとへ行く。
田伯光は「30年しか生きてないが」!田伯光って30歳だったんだ。びっくり。今までもっと上だと思ってました。「美女も美酒も味わい尽くした。いつ死んでも悔いはない」不戒に解毒剤をもらってもっと生きればと言う令狐冲に「俺は万里独行、と呼ばれていたが今では不戒の思うがままだ。不自由より死を選ぶ」
令狐冲は儀琳が行方不明なのに師匠を見捨てるのは男じゃない、というと儀琳は聖姑といると答える。なぜ聖姑が儀琳を捕らえたかというとそれは田伯光が盈盈に言って一挙両得をねらったのだ。儀琳を守らせることと盈盈が儀琳をさらい、令狐冲が恒山派につく事で二人は正邪に別れたと世間は見る。盈盈は令狐冲を思ってそうする事で父・任我行に令狐冲の入信をあきらめさせ、令狐冲は正派から追われずにすむ、と。
が、令狐冲はそれを聞いて不満に感じた。令狐冲は田兄に聖姑を一緒に探してくれと頼むが田伯光は自分はもう死人だからと断る。令狐冲は以前のように賭けをして立ち上がったら生きると約束させる。そしてまんまと田兄を騙し、不戒に解毒剤をもらって聖姑探しに行くのだった。

竹林の中で盈盈と儀琳は見つめあい互いを思いやる言葉を口にした「お母さんが見つかるといいわね」「令狐さんは任さんを愛していますよ」二人が微笑んだ時、どこからかあざ笑う声が聞こえてきた「魔教の聖姑と恒山派の尼僧が仲良くなるとは不可解なことだ。まとめて相手をしよう」そして声の主はすでに恒山派がなくなったと言う。儀琳はワケがわからない。
現れた男は顔を隠していた。
男は恐ろしい技で次々と二人に竹を切っては放ち攻撃し続ける。二人は必死で竹の攻撃をかわした。だが覆面男の仲間が大勢涌いて出て二人を襲ってくる。盈盈は力の弱い儀琳を守るためにも戦った。かっこいいです。美しい。
「辟邪剣譜をよこせ」と言う覆面男に盈盈は「左冷禅」と見破った。だが左冷禅の執拗な攻撃に盈盈もおされてしまう。それを見た儀琳は必死で助けようと左冷禅に斬りかかったがはね飛ばされてしまった。が儀琳を支えて倒れたのは不可不戒だった。さらなる攻撃から守ってくれたのは父・不戒和尚だった。不戒和尚と盈盈は戦いながら「逃げろ」と叫ぶ。父を呼ぶ儀琳を不可不戒が懸命に引き離して逃げた。

儀琳を背負って逃げる不可不戒を陸柏が大勢を連れて追いかけてきた。不可不戒は「俺は万里独行だ!」と叫んで儀琳を背負ったまま走り続ける。その速さは馬よりも速いのだ。山になっても不可不戒は置いていってくれと弱気になる儀琳をしかりつけながら逃げ続ける。行く手が崖になっていても不可不戒は儀琳を背負って奇声を発し、向こう側の崖に飛び移ったのだった。陸柏は悔しがりさらに矢を放った。不可不戒は襲ってくる矢から儀琳を守る。そして陸柏たちに「来てみろ」と叫んだ。陸柏はなす術もなく帰っていった。だが、不可不戒の背には一本の矢が突き刺さっていたのだ。
陸柏が立ち去るとどうと倒れてしまう。儀琳は慌て不可不戒を助け起こす。そして矢を抜き取り、不可不戒の身体を支えながら歩きだした。
二人が力尽きて座り込んでいるところへ不戒和尚と盈盈が駆けつけた。急いで万能薬を取り出すが田伯光は「来世では必ず娘さんを無事に届けるよ」とつぶやいた。
令狐冲も「田兄」と呼びながら駆けつけた。後ろには恒山派がついてきている。だがすでに田伯光は動かず儀琳は「死んではだめ」といいながらすがって泣き出した。

不可不戒・田伯光は皆によって墓の下に葬られたのだった。盈盈はその場をそっと離れた。

崋山派では婚礼の準備が進められていた。
が、当の花婿・林平之は岳霊珊にかまわず剣術の稽古に没頭していた。
寧中則は夫婦の寝台に抜け毛を見つけていた。
恒山派の尼僧が訪れ、恒山派の新しい掌門に令狐冲がつくことを告げた。これが定逸師太の遺言であると。

岳不群は皆と離れ、思過崖にこもって「辟邪剣譜」の修行に取り組んでいた。そして奥にさらに洞穴があるのを見つけそこに閉じ込められて恨んで死んでいった者たちの骨と恨みの言葉を見つけた。令狐冲がここで剣を学んだ事も知った。そこへ寧中則がやってきた。岳不群は急いで「辟邪剣譜」を隠した。「何の練習をしているの」という問いには「紫霞神功だ」と答えた。そして奥の洞穴を見せ魔教たちの剣術が記されていてそれと「紫霞神功」を混ぜ合わせて魔教を撃退する方法を見つけようとしていると説明した。寧中則は寝台に落ちていた髭を差し出し問うと、魔教を撃退する方法を学ぶために陰の気が襲ってくるのだ、と言う。そして数人の弟子を思う過崖に呼び嵩山派と戦うための練習を行うと言った。
寧中則が令狐冲が恒山派の掌門になった事を伝えると目をつぶった(この表情、岳不群の十八番ですね)

林平之はひたすら錬剣にはげんでいたが、ちっとも上手くならない自分にいらだっていた。そこに天から袈裟が舞い降りてきた。そこには「辟邪剣譜」と記されていた。林平之が逸る心を抑えながら読むと「この技を修練するには去勢すべし」と書かれていた。

追記:原作とドラマの違いを色々書いてるわけですが、ここは一番違うと思いますねー。この回で田伯光は男らしい最後を迎えますが、原作では最後まで生きてますから。ここでぱっと華やかに散るか何気なくずっと生きているか好みは分かれるとは思いますが、私は生きていて欲しい派です。物語の中だけでなくずっと後になっても令狐冲の飲み友達でいて欲しいから。何か令狐冲は辛い思いをした時、きっと助けに来てくれる一人だと思うから。
posted by フェイユイ at 22:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笑傲江湖における令狐冲

ちょっとまただべります(笑)ここでもまた最後までのネタバレになってしまうので、ご注意ください。(観終わってから比較感想書きますと言ったのに我慢できませんでした)

以前コメント欄にドラマで観た金庸3作品では(それしか知らないからだけど)「天龍八部」が一番好き、と書いた。2番目は「射[周鳥]英雄伝」である。そして最後に「笑傲江湖」
(TVドラマの影響が大きいので原作のみの評価ではないが、という注釈はつく)
しかしそれなのにいちいち感想・批評をしているのは「笑傲江湖」が一番のようだ。それはやはりそれだけこの物語が一番気になるからである。

何故なんだろう?

前の2作品はスケールも大きくてダイナミックな展開で盛り上がっていくしキャラクターも実に多岐にわたって豊富である。「笑傲江湖」だってそうだ、と反論される方もいるかもしれないが、私は「笑傲江湖」は狭い世界でキャラクターも地味にリアルだからこそ面白い、と思っているのだ。
以前に書いた「令狐冲は番長なんじゃないか」という妙な説は別に撤回しなくてもいいと思ってる。観るもの・読む者によってこの世界のキャラクターは会社でも学校でもどこでも当てはまってしまうからだ。

主人公・令狐冲は特別なスーパーヒーローと言う感じがしない。なかなかの男前なのに、美青年の林平之に対しては劣等感もいだく可愛らしさがある。誠実だが、ちょっとお調子者である。剣術においては秀でているが、他は苦手な科目がいっぱいある生徒である。男らしいさっぱりした性格だが、単純ではない。事があるごとに「こんなことするのは男らしくないんじゃないか」とか「泣いたと思われたら恥ずかしい。でも思い切り泣くのが男じゃないか」と様々に思いをめぐらせる。
不思議なのは急に敵として出会った盈盈に対してはざっくばらんで思いを打ち明けるのも平気なのに、兄妹として育ったはずの岳霊珊に対してはまるででくの坊となり小師妹のいうことならどんな間違ったことでもかなえよう、という困った性格を露呈してしまう。この一つでも二人の結婚生活があったとしても破綻するのは見え見えである。
結局、孤児である令狐冲にとって小師妹は、育ててもらった恩義ある憧れの師匠・憧れの家庭のお嬢様にしかすぎないのだ。小師妹にしたってそんな令狐冲の愛情が間違っていると感じたのではないのだろうか。
それに対して盈盈とは、共に親との縁が薄く、武芸の道に没頭して生きてきた同じ魂を持つ仲間という気持ちが持てるのだろう。仲間的な女性と必ず恋に落ちるわけではないが、令狐冲はそんな盈盈といると一番心が落ち着くのではないのだろうか。音楽を共に愛するというのも二人の共通点だった。令狐冲はなかなかそれに気づけなかったが、どちらかがしもべとして仕えるような夫婦ではなく(この場合は夫である令狐冲が仕えようとしているわけだが)共に並んで戦っていけるような結婚生活でなければ幸福にはなれないのかもしれない。(「笑傲江湖」ってそういう結婚指南書でもあるわけね)

師と敬っていた人の失墜、妻の父の権力への暴走、愛されても返すことのできない女性への想いなど多くの苦難を経て令狐冲は次第に己の自由への欲求を確信していく。
令狐冲はついに日月神教にも入らず、少林寺へも行かず、崋山派へも戻らなかった。令狐冲は自由に生きる道を歩んで行くのだ。
(ドラマではまだ解らないのだけど)結婚によって令狐冲は自由を失ってしまったのだろうか?しかし最後につぶやくのは盈盈のほうだ。「この任盈盈も大きなお猿さんに繋がれてしまうなんてね」このセリフは本来なら主人公である令狐冲が言うのかもしれない。だが金庸小説の中で夫婦は対等であるということなのだろう。
盈盈の方が令狐冲によって自由でなくなったわ、とわざと嘆いて見せるのだ。(勿論うれしいに決まってますよ)これは凄い!すばらしいエンディングではないでしょうか。
posted by フェイユイ at 19:06| Comment(3) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笑傲江湖・第三十一集を観ましたが・・・

第三十一集、観たんですが、時間がなくて書くのは明日までお預け。かなり波乱含みの一話です。

ところで今頃気づいたんですが、「辟邪剣譜」の「この技を修練するには去勢すべし」というのは中国語では韻を踏んだ言葉になってますね。私では中国語に訳す事ができなくてここに表記できないんですが(ああ、あの時借りた原語本、そこだけでも見とくんだった)(もう一回借りるか)てことは、これ、単に語呂合わせで去勢させてんじゃないですよね?それだけで去勢されてたら酷い(笑)
「イーリエンシウゴン、ビーシェンツーゴン」と聞こえるんですが。以前に字が写された場面がありましたっけ?どなたか、原語判る方いらっしゃいませんか?気になるー。
posted by フェイユイ at 01:21| Comment(6) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月14日

笑傲江湖・第三十集

腹を決めたのか、令狐冲自ら嵩山派の陸柏らに会い、「禿鷹」と「白頭翁」は自分が殺したと認める。もう自分は崋山派の人間ではないからと外へ出る。
するとそこへ恒山派一行が。定逸は陸柏を見て「また合併を持ちかけてるの」とちくり。令狐冲が行こうとするのを見て陸柏が大声を出すと、たちまち恒山派と嵩山派の戦いになる。
が、ここでも陸柏は卑怯な手を使って尼僧を傷つける。しかもそこを令狐冲の吸星大法にやられてしまい、「魔教と結託しているお前は全正派の敵だ」などと言い出す。
そしてまたまた師父の口からも「吸星大法を会得したのなら正派・崋山派の敵だ」と言う言葉が(もうどうでもいいや)が、令狐冲はガーンと来て剣を取り落とす。
がここで口添えしてくれたのが恒山派の定逸師太。恒山派が令狐冲のおかげで助かったと師父に言ってくれる。
が突然、口をはさんできたのが労徳諾。令狐冲はずっと魔教と結託していると言い出す。定逸が「令狐冲は、口だけで義侠だの正道だの言っているあなた方とは正反対です」と言うと剣を抜いて攻めてきた。尼僧達に押さえ込まれぽとりと落としたのは、なんとあの崋山派の秘伝書「紫霞秘笈」だった。大有を殺したのもお前だな、令狐冲が問う。ざわめく中で恒山派の一人が「儀琳が聖姑に捕まりました」という知らせを持ってくる。
定逸は岳不群に暇を告げ、足早に去っていった。この隙に労徳諾は軽功でその場を逃げ出した。見送る岳不群は何も言わない。

一人いる林平之を岳霊珊が訪れて加減を聞き、「一体誰が辟邪剣譜を持っていったのか」というと林平之は「皆怪しい」と答える。岳霊珊は「崋山派も疑っているの」と言い怒って出て行く。
また一人になった林平之を突然誰かが襲った。林平之の身体を容赦なく弾き飛ばした。

左冷禅の前に陸柏と労徳諾がかしこまった。労徳諾は左冷禅が崋山派を見張るために送り込んだ物だったのだ。だが、「紫霞秘笈」は個人的に盗んだ物らしい。散々、左冷禅から怒られ、今度は必ず崋山派を見張り「辟邪剣譜」を手に入れるよう努力する事を誓う。
陸柏は恒山派を全滅させること、岳不群に辟邪剣譜を取られないよう命じた。

横になっている林平之を師父たちが見舞い、誰にやられたのかを聞く。林平之は「令狐冲だった」と答えた。
小師妹は馬に乗って令狐冲を追いかける。令狐冲は田兄貴・不可不戒と話をしていた。
林平之を襲って辟邪剣譜を取った、と問い詰める小師妹に令狐冲は答えようがない。以前二人が愛し合っていた時に互いに一つずつ持つことにした小さな宝剣を令狐冲は返した。そして別れを告げると馬に乗って駆け出した。
途中で令狐冲は恒山派の尼に呼び止められ、何物かに襲われているので助けてくださいと頼まれる。急ぎ駆けつけるとと左冷禅が送った3人が恒山派の尼僧たちを次々と殺してしまっているのだ。捕まえて問いただすと一人が左冷禅の差し金である事を自供した。定逸は3人を解放した。

定逸は岳不群に嵩山派が酷い事をしたと告げに行く。そして令狐冲を褒め、岳不群は誤解をしているのでは、と訊ねる。だが岳不群は耳を貸そうとしない。だが恒山派のためなら尽力しますと言い、崋山に戻ったら林平之と岳霊珊の婚礼を行うと話した。定逸は伺いますと言って去っていった。

雨の竹林。蓑傘をつけた何者かが、一人きりで竹になにやらを広げた。それは袈裟に書かれた
「辟邪剣譜」だった。そこには「神功を極めたくば、まずは自ら去勢すべし」と書かれていた。

恒山派の定逸と弟子二人が辺りを窺いながら剣を抜いて歩んでいた。人影を感じはっとして定逸が見ると二人の弟子は死んでいた。
定逸が「隠れているなど卑怯もの」と叫ぶとどこからか針が飛んできて定逸を襲った。定逸がくずおれるとその者が現れた「あなたなの。どうして」
人影が去り、定逸は気を失った。

令狐冲、不可不戒と恒山派の弟子達が駆けつけると、定逸はうっすらと目を開けた。そして令狐冲に恒山派の掌門になって欲しい、なりなさい。と命じた。男だから尼僧の集団である恒山派の掌門にはなれない、と断った令狐冲だが、定逸の死に際の願いについに折れて約束をした。
ここでも不思議な男女の枠を超えたエピソードが語られる。令狐冲は男なのに尼僧たちの掌門となる。

その頃、盈盈は倒れて苦しんでいた。それを儀琳がかいがいしく世話をしていたのだ。令狐冲の名を呼ぶ盈盈を儀琳は切ない気持ちで見つめたのではなかろうか。
最初、儀琳を変な奴呼ばわりして申し訳ない(汗)こんなに優しい人だったのね。しかし気を失って令狐冲の名を呼び続ける盈盈さんって色っぽいです。何してんだ令狐冲。

令狐冲、不可不戒(田伯光)、恒山派の尼僧たちは定逸の身体に残された針で犯人を予想した。定逸師太は一度目はよけたのに2度目がよけきれなかったのは、顔見知りで安心したためではないか。
そして令狐冲は定逸の遺言によって自分は恒山派の掌門となったからには皆を引き連れて恒山に帰ると告げる。それを聞いた不可不戒「本気で尼さんたちの掌門になるのか」と言って突然苦しみだした。令狐冲たちがびっくり手を伸ばすと不可不戒は「ちきしょう。不戒のやつ何飲ませやがった。ここんとこ女にはずっとご無沙汰なのによ」と呻き苦しむのだった。
うわあ、田伯光、可哀想です。いくら自分が悪いとは言え、大好きな尼さんの掌門になる、と聞いてよからぬ妄想でも働いたんでしょうかねえ。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)巴音(向問天)劉仲元(莫大)
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2005年12月13日

笑傲江湖・第二十九集

久し振りで凄くうれしい。またまた「笑傲江湖」の日々が始まりましたよ。当分続きます。

宿屋で令狐冲が飲んだくれていると(まさに浴びるように飲む令狐冲です。落ちて来る酒を飲むのが好き)宿の者が「軍官様、大変です」と叫ぶ。令狐冲、急いで軍官に変身。何でもひどい強盗がやってくると言って町中大騒ぎらしい。別の村では何十人も殺されたと言う。宿の者はそう言って逃げ出した。町中の者が逃げ出し、そこに強盗が入り込んできたのだった。

続いて恒山派一行がその町に入ってきた。町の妙な様子に緊張感が走る。町はもぬけの殻。恒山派が町を見回っているのを田伯光こと不可不戒が見守っている。
定逸師太は弟子を二手に分け、自ら様子を伺っていると謎の黒装束集団に襲われた。

令狐冲は気を失っている儀琳と尼僧たちを見つけ、儀琳を起こすが、彼女は軍官が令狐冲だと気づかない。

恒山派を襲った黒装束集団は嵩山派の陸柏たちだった。手下が若い尼僧達は捕まえたと報告に来たところで陸柏は定逸の前に姿を現す。
見知った顔に定逸も安心する。陸柏は魔教の者を7人も相手にされるとは、と褒め称える(自分たちがしたことなのによくもぬけぬけと魔教のせいにできるものだ)
定逸は弟子達が突然いなくなって困っているという。話をする定逸を殺そうとしてか、陸柏は恐ろしい爪のある手袋をしている(というか怪獣の手袋みたいでかわいいの)が上手く隙をつかめなくてそのまま定逸と話し込む。

宿屋で陸柏は再び定逸に五岳派統一の話を始める。正派がばらばらだから魔教に負けてしまうと。定逸は弱みに付け込んでまたその話を蒸し返すとは、と言って怒って出て行く。
外へでて儀琳と出会い「軍官に助けられた」と聞く。当の将軍様・令狐冲はドアを蹴破って陸柏の面々の前に登場。軽く見てかかってきた連中を吹き飛ばす。かっこいい。「吸星大法だ!」と言って悪党連中尻をからげて逃げ出した。ほんとに嵩山派ってカッコ悪。

軍官・令狐冲、気づかない定逸と儀琳を連れて他の尼僧の下へ駆けつけるがすでに姿はない。定逸は探そうと外へ飛び出し、儀琳も後を追う。
そこへ待機していた不可不戒が馬に乗って儀琳を乗せ、「親父さんの命令で福州まで送り届ける」と言う。軍官・令狐冲が「無礼者め」と止めるが見ると田兄貴だとわかって笑い出し、「いつ仏門にはいったんだ。戒名はあるのか」と問うと「不可不戒だ」と答える「その名のとおり、しっかり戒律を守れよ」と言って走り出す。

令狐冲達は、尼僧達が縛られ、定逸が魔教に扮した嵩山派と戦っている場面に遭遇する。
が、令狐冲にかかっては手足も出ない連中だ。仏門に入ってもさすが切れる田兄貴・不可不戒の手助けもあってあっと言う間に助け出す。定逸は礼を言うが令狐冲はひょうきんな物言いをして馬に乗って立ち去る。
不戒が「軍官じゃない。令狐冲だよ」と言い、儀琳は愛しい人に気づかなかったと悔しく思う。

福州に来た令狐冲は小師妹と林平之が話をしながら歩いている所を見かけてしまう。そして小師妹の後姿をじっと見つめるのだった。
小師妹が食べたいと話していた蟹を肴に令狐冲は酒をがぶ飲み。すっかり飲んだくれて店を追い出される。
林平之の実家・福威鏢局に向かうとそこへ林平之と小師妹もやって来たのだった。林平之はいつもそこへきては遺産である「辟邪剣譜」を探しているのだった。どうしても見つからずあせる林平之を小師妹は優しくなだめている。
令狐冲は怪しい人影を感じて姿を隠した。二人組みが部屋の様子を伺い始めた。
林平之が、ご先祖にお祈りしていると屋根から光が差し、瓦の一つが透明であることがわかった。光が強くなり、ご先祖の絵が変わった。何かを指差している。林平之が「わかった」と叫んだ時、謎の二人組みが飛び込んできて二人を襲った。
そして瓦を打ち壊し、そこから落ちてきた一枚の袈裟に文字がびっしりと書かれている。それこそが「辟邪剣譜」だった。

袈裟を取って逃げようとする二人組みを令狐中は逃さなかった。またしても目を見張る強さで二人を倒してしまう。二人は死んだ。令狐冲が袈裟を奪い返したその時背後から襲われ気を失った。

令狐冲が目覚めた時。目の前には師父と師娘がいた。驚く令狐冲。またもや、何をしていたと師父から語気荒く問われる。令狐冲がたどたどしく答えていると労徳諾が嵩山派の方が来られていると告げに来た。師父・師娘が出て行くと小師妹が「逃げて」と飛び込んできた。続いて師父が「嵩山派の方を殺したのか」と怒って戻ってくる。令狐冲が嵩山派の「禿鷹」と「白頭翁」を殺したと嵩山派が仕返しに来ているのだ。師父が令狐冲を打とうとするのを師娘がかばった。令狐冲は「師父に殺されてもかまいません」と言う。師娘は「遠くまで言って帰ってこないで」
「嵩山派に説明がつかん」と言う師父の言葉に「では私が会います」と令狐冲は言い放った。

軍官に化けてひょうきんな令狐冲と崋山派の中に入り込んだ哀れな令狐冲。もうはっきり言って師父の前には出て欲しくないです。小師妹も忘れて欲しい。ただ師娘だけが優しいので帰って心残りに思ってしまうよ。しかし、何が来ても(師父と小師妹以外は)全く動ぜずやっつける令狐冲。最強の剣士になってしまいました。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)巴音(向問天)劉仲元(莫大)
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2005年12月12日

笑傲江湖・男性と武芸

まだDVDが届かないので、思いついたことをまた書いてみます。
このブログは「基本的にネタバレです」と上に表記しているとは言え、「笑傲江湖」はドラマなのでこれまでは順を追って書いてきました。ドラマはまだ途中までしか見てませんが、ここでほとんど原作を読んでしまったので今から書くことは完全ネタバレになっています。
いきなり種明かしを見たくない方はここから先は読まないでください。
また、ここに書いているのは私の勝手な考えですので至らぬ点はご容赦ください(でも勘違いしている部分があったら教えてください)

ラブ・ストーリー、とこの前「笑傲江湖」の事を書いたのだが、それとまた別にこの小説は問題を含んでいる。もしかしたら、甘いラブストーリーと言うのはこの苦い問題を包み込むためのオブラートに過ぎないのかもしれない。

「天龍八部」の感想としてその数多くの異常な愛の形を取り上げた。不倫、兄妹愛、サディズム、マゾヒズムなど。この「笑傲江湖」の中で語られるのは男女のセックス・ジェンダーと言う事である。それは「天龍八部」「射[周鳥]英雄伝」のなかでは殆ど扱われてなかった事柄なので作者は特にこの物語の中で語る意思があったに違いない。

最も顕著な例は勿論、東方不敗である。武芸の極意を手に入れたいと願った彼は任我行から渡された「葵花宝典」に書かれていた「神功を習得したくば、刀で去勢せよ」の言葉通り、睾丸を切り取ってしまう。その糸はそこで途切れてしまうわけではなく、親の仇を討ちたいと念願する林平之、そして崋山派の掌門である岳不群までもがその道を進んでしまう。だがそれは「葵花宝典」ではなく「辟邪剣譜」によってであった。世にも稀な武芸書の二つともが最高の武芸を手に入れるために男性性器を失わなければならない事を礎にしているとは。
男性とは強くなりたいと願うものかもしれない。そのために男性でなくなってしまう、とはどういうことなのだろうか。レスラーなどで見事な筋肉をつけるため薬を用い、そのため性器が小さくなったという話を聞いたことがあるが(見たわけではない)強さと男性性というものの繋がりを考えてしまう。

そしてこの3人は男性でなくなっただけでなく人格までもがおかしくなっていくのが悲しい。それは別に男性性器を失ったから、ということでなくそういう間違った願望を持ってでも強くなろうとする人間の来るべき結果ということなのだろうか。

そして東方不敗の役に女性を使うのはやはり間違いなのだ。(「スウォーズマン」でのブリジッド・リンはもう全く違う話なのでかまわない)そして恋人の楊蓮亭を宦官だとしてしまうのも。
東方不敗の悲しさは盈盈にとっていい伯父さんだった彼が強くなりたいという欲望のために男性性器を失い、女装しているところなのだ。彼は20代の楊蓮亭よりずっと年上で(童百熊と義兄弟なのだから)しかも女装し、楊蓮亭と男色の関係にあるのだ。宦官では肉体関係をもてないのだからこれは完全に逃げですよ。従ってその通りの中年男性がやった方がよかったのだ(私は中年の男性が女装して男色である事に何らの悪い感情は持ちません。じっとは見ますが)作者・金庸さんも女性が演じている事に不満だったと言う。これは男性の役者がやってこそ意味があるのだ。この物語の核心を逃げられては意味をなさなくなってしまう。

東方不敗だけでも問題なのだが、若い美男子の林平之と人望厚い正派・崋山派の掌門・岳不群までもが同じ事を繰り返す。
小説中、令狐冲が盈盈に聞く「俺も葵花宝典を学ぶのが心配か」笑って聞くのだが、令狐冲もまた強くなりたいと望んでいる男なのだ。その可能性がないとは言えないのだろう。

瑣末な事を色々書くことになるが、原作では令狐冲も女装をする場面がある。まだドラマでは観ていないのでたくましい李亜鵬が女装しているのか気になる。
また令狐冲が悪い女に「言う事を聞かなければ去勢するよ」と言われる場面もある。令狐冲と盈盈は動けず話せないよう点穴されてしまっている。そこでまばたきだけで会話をするのだが、令狐冲は盈盈と深く心が通じ合っている事を感じる。そしてたとえ宦官にされても関係ない、死のうが生きようが関係ない、この一瞬は永遠に消えないのだ、と思うのだ。

またドラマでは好色家・田伯光はそのあまりの淫蕩ぶりに不戒和尚から今度女に手を出すと死ぬという薬を飲まされていたが、原作では去勢されてしまったのだ。これにもかなり驚いた。

「笑傲江湖」と言う物語の中に正邪の戦い、男女の愛、武芸の達人になる事への強い欲望、そのために男性性を捨ててしまった男達、そして美しい音楽、といったものが織り込まれている。
男性は強さと男性性のどちらを取りたいと思うのだろうか。

ドラマを見終わり、原作本を図書館の期限が許す限り読んでまた感想を書いてみたいと思います。
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2005年12月10日

ラブストーリー「笑傲江湖」

ドラマも原作も途中までしか把握していないのですが、「笑傲江湖」は凄くいいラブストーリーなのですね。
「射[周鳥]英雄伝」でも「天龍八部」でも最高の恋人同士だなと感じたものですが、「笑傲江湖」の場合、恋に落ちる二人(令狐冲と盈盈)が正邪という相反する立場にいるため、その愛は努力して勝ち得たというものなので、余計に夢中になって読んで(観て)しまいますね。

盈盈は最初から令狐冲に惹かれてそしてどんどんその思いが強くなっていきますが、令狐冲はどうしても小師妹・岳霊珊への恋心を断ち切ることはできません。盈盈がそれに嫉妬しながらも小師妹に一途な思いを抱く令狐冲のひたむきさにまた惹かれてしまうのですから盈盈はせつないですね。だけど令狐冲が次第に盈盈の愛に向き合っていくのがまたよいですね。令狐冲は盈盈をお婆さんだと思っている時から好意を持っているし、度々盈盈の事をふざけてお婆さんと呼んでいることからも二人が末永く結ばれている事を暗示しているんだと思います。
 
posted by フェイユイ at 00:25| Comment(7) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月06日

笑傲江湖・第二十八集

嵩山派からの要請で恒山派の尼僧たちは福州へ行く事となった。神教が福州にある「辟邪剣譜」を手に入れようと画策しているのを五岳派で阻止しようという要請なのだ。尼僧たちからなる恒山派がこれに加わるのは大変危険な事なのだが、もし拒絶すれば立場がなくなる、ということで決死の覚悟で参加する事になったのだ。この中には儀琳も加わっており、生きて帰れないかもしれないと考えていた。
儀琳の父・不戒は儀琳の身を心配し、田伯光を捕まえ、坊主にして「女に手を出すと死ぬ」薬を飲ませる。その解毒剤は儀琳が持っているのだと言う。
魔教と戦いに福州へ行く娘を守ってくれと頼むのだった。
田伯光は以前、儀琳の弟子になっていたので、定逸師太を差し置いて儀琳を師匠とひざまずくのだった。

嵩山派では左冷禅が悪だくみを実行中。3人組みを頭にした一群を福州へ行く恒山派へ差し向けた。そして陸柏をその見張りに後をつけさせた。
ぶぶ、あっちもこっちも見張りって陸柏って何人いるの。毎日毎日、人の後をつける仕事ばかりで大変ですよ、陸柏。

令狐冲が泊まった宿には威張りかえった嫌な軍官がいて、無神経にも2階から話をしている令狐冲と宿の親父の頭の上に水をぶっ掛ける。さっとよけた令狐冲はさんざん軍官をからかった。こういう時は生き生きしてます、令狐冲。
その上、令狐冲は軍官の通り道で待ち伏せし、まんまと馬と鎧を奪い取ってしまいます。あはは、もう師父から怒られないかとも気にしてない豪胆さですね。
軍官が令狐冲から身ぐるみはがされ縛りつけられている小屋にやってきたのは薄いベールのついた笠を被った盈盈だった。情けなく助けを求める軍官の髪の結び目を斬っただけで盈盈は泣き喚く軍官を置いたまま出て行った。

林平之は岳霊珊と福州の家へ急いだ。後には岳不群・寧中則も続く。
散々に荒らされた我が家で林平之は先祖に誓った。両親の仇をきっと取ると。


岳不群は娘・岳霊珊と二人きりで話をした。林平之から片時も傍を離れず守るように。そして崋山にもどったら結婚してもいいと。林平之は心がまっすぐで善良だ。父さんもうれしく思う、と。
あれ,じゃこの前、令狐冲に娘との結婚を考えている、と言ったのはうそだったのだね。
岳霊珊が結婚を許されて喜んでいる時も林平之の頭の中は遺書として言い残された、この向陽巷の旧宅の中に先祖代々伝わるものがある、と言う言葉を何度も考えてみるのだった。

激しい雨の降る夜。とある酒場で軍官に扮した令狐冲は博打をやっていた。そこへ雨宿りに入り込んできたのが、嵩山派から派遣されてきた黒衣の男達だ。令狐冲を役人だと見ておとなしくしている様子だった。
その後入ってきたのは、盈盈だった。謎の女侠客が入ってきたと見て黒衣たちが険悪な雰囲気となる。口達者な令狐冲は「お前は梅花紅じゃないか」と盈盈を女侠客に扮装した女郎に見立てて話を進める。盈盈もこれに乗り身請けしてくれたはずの男を追いかけてきた売春婦の役を演じるのだから偉い。ここはちょっと見所ですよ。
黒衣たちは盈盈と令狐冲の寸劇をどうも怪しいと見ていたが、左冷禅の命令の方が先だと、恒山派より早く福州へ急ぐ方を選んだ。

酒場の2階で令狐冲と盈盈は話し合う。盈盈は向問天があなたが崋山派ともめないよう捕まえに来ているから早く逃げてと言う。が、そう話している間に向問天が階段を上ってきたのだった。向問天は自分は江湖で誰も信じる者はないと思っていたが、令狐冲に会って撤回した。お前は義侠心に厚い男だ。そして東方不敗を倒すのを手伝ってくれるなら、吸星大法を取り除き、無理に神教に入らなくていいよう説得すると言うのだ。だが、断るのなら、令狐兄弟と剣で語るのみ。その言葉を聞き、盈盈は向問天の首筋に刀を当てた。「この剣に情けはないわ」そして向問天を殺したくないなら早く逃げなさい、と令狐冲を促した。仕方なく馬に乗る令狐冲。
激しい雨の中去っていく令狐冲を盈盈は泣きながら見送った。

盈盈が切ない。かっこいい。もういい加減にしろよ、令狐冲、と思うんですがねえ。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)巴音(向問天)劉仲元(莫大)
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2005年12月05日

笑傲江湖・第二十七集

ついに師父・岳不群と戦う事になった令狐冲。しかも師父は殺した方が勝ち、殺された方が負け、とまで言われたのだ。だが、師父を父とも思う令狐冲が手を下せるわけがない。が、勝たなければ任我行、盈盈、向問天を10年間少林寺に閉じ込める事になる。揺れ動く令狐冲の心。そして師父の剣はまさに令狐冲を亡き者にしようという激しさだった。令狐冲はただ防戦一方。逃げまくるばかりだ。師娘が「許してあげて」と言い、令狐冲は「師父には及びません」と言う。そして任我行が「師弟では勝負にならない。引き分けとしよう」と言って方証大師にも同意を求める。だが(憎たらしい)左冷禅が「それでも崋山派の掌門か」と言って岳不群を囃し立てる。いきなり剣を受けて令狐冲は師父の胸を突いてしまった。激しい怒りを覚え令狐冲を蹴飛ばす師父。刀を投げつけ「今日からは崋山派の宿敵だ。必ずお前を殺す」

令狐冲はうなされて師父を呼んだ。目が覚めた時、傍で見ていてくれたのは盈盈だった。令狐冲は少林寺まで来てくれた礼を言う。盈盈は他人行儀なのね、と哀しそうにする。愛してる人がいるのね。令狐冲は小師妹か、愛される資格はないんだと寂しそうに言う。林平之と一緒の方が幸せになれる。
令狐冲がじっと盈盈を見ているので、盈盈が何故と聞くと「結婚するならお婆様のような人がいい」盈盈は「恩返しはいいから一生傍にいて優しくして欲しい」言いよどむ令狐冲に盈盈は泣きべそをかく。令狐冲は慌てて嘘じゃないと言い、盈盈は約束を破ったら殺すわ(さすが聖姑様)

令狐冲と盈盈が連れ立って雪の中を歩いていると、任我行と向問天が手を結び座り込んでいるではないか。盈盈は寒氷真気のせいだわ、除去しないとと言って横に座って手をつなぐ。令狐冲もそれに習ってやはり手を握って座り込んだ。雪は降り四人の身体に積もった。やがて四つの雪だるまのようになっても、座り続けていた。

少林寺から出発しようとする恒山派の定逸のもとに左冷禅がやって来た。「五岳合併」を推進しようとしているのだ。次第に力をつけている魔教に立ち向かうためと言うのだ。だが、定逸は左冷禅の狙いは他にあり、それは五岳派総帥の座であると見抜く。左冷禅は「合併したら総帥は定逸に」などと甘いことを言うが定逸は五個の拳があってこそ強い。一つになる承認はしません、ときっぱり。五岳派の急務は合併ではなく争いをやめることだとも。定逸はいつも小気味いいね。
左冷禅は次に岳不群に「五岳合併したら総帥はぜひ岳不群に」などと言い寄る。いい加減にしろー。そして令狐冲を殺すべきだと言い出すので共にいる寧中則は「最初からそのつもりだったようね」と憮然とした態度でその場を離れる。夫・岳不群も後を追う。
その後も陸柏に崋山派を見張れといつものセリフ。ああ、もう誰かこいつ殺して。しかし実に楽しそうにやってるね。

寧中則は完全に怒りまくってた。道端の雪だるまの一つが令狐冲とは知らず、夫の前で剣の舞い。「玉女三怒」と言って18年前、岳不群に怒った時に作ったものだと言う。岳不群は私の剣語が読めなかったのか、と言う。何が剣語よと言って切りつける寧中則。うわ、さすがに師父・師娘の夫婦喧嘩は物凄いっす。命がけだ。令狐冲に冷酷すぎると言って怒る妻に私は剣で語っていたのがわからんのか、と夫。何と岳不群は剣の動きで令狐冲に「改心せよ」「客を待つ」つまり改心して戻ってきたら受け入れる、と剣術によって教えていたと言うのだ。驚き!知らなんだ。そんなものがあったとは。そして師父は岳霊珊との結婚も許すと教えていたらしいが令狐冲はどうも気づいていないようだ。誤解していたわと寧中則。でも最後の蹴りはあんまりよ。岳不群はやはり正派と邪派は相容れぬと解ったからなのだ。嫌なら私を刺せ。
そう言って岳不群は去り、寧中則は後を追った。全てを令狐冲は見ていた。
岳不群はやっぱり令狐冲のためを思って怒っていたのか。しかし今までの厳しい態度や言葉を思い返すと本当かなとも思いますよね。しかしとにかく家族愛に飢えた令狐冲にはこの言葉は効いたのでは。突き放され散々ののしられた後、愛していると言われてもなあ。信じるのか,令狐冲。

次に通りかかったのは、岳霊珊と林平之。雪だるまの令狐冲の前でいかにも親しげな様子。小師妹は結婚の許しももらったわ、と言うのだ。小師妹は令狐冲の雪だるまの背中に何やら文字を書き、それを見て林ちゃんも言葉を彫り付けた。仲むつまじい二人の前にならず者が数人現れてからかい、ひどい事に岳霊珊の馬を殺してしまう。林平之ではならず者を倒す力がない。そして岳霊珊を押し倒し、狼藉を働こうとした時、雪だるまの一つが破裂し中から令狐冲は飛び出した。そしてあっという間にならず者を叩ききった。「言え!さっき雪に何と書いてあった」悪党が震えながら「海が涸れても愛は変わらず」「もう一度」「海が涸れても愛は変わらず」「言うなー!もう言うなー」ぐさ(刺した音)ってちょっと可哀想ですよ。が、この雪だるまシーン、令狐冲の心は張り裂けましたね。そして令狐冲は助けた二人に「行け」と言った。二人が黙って立ち去ろうとした時、盈盈が飛び出してきた「よくも礼も言わずいけるものね」と言って小師妹を刺そうとした瞬間、令狐冲はその切っ先を素手でつかんだ「早く行け」
「死んでもあの子を助けるつもりだったわね」盈盈の声にはっと我に返る令狐冲。あやまろうとするが盈盈は膨れて離れていった。
続いて任我行、向問天も雪だるまから脱した。すねる盈盈をなだめる父。そして令狐冲にはもう婿も同然だから吸星大法の欠陥の補い方も伝授しよう。そこで神教への入信は今度はいいだろうな。しかし令狐冲は日月神教に入る気は全くありませんと言う。大笑いする任我行。
行こうとする令狐冲に「岳の娘の所へ行くのか。皆の前で婿にすると言った以上娘を捨てたら承知せんぞ」が盈盈は「行きなさい。これでもう貸し借りはなしよ。行かないと剣で語るわよ」令狐冲は黙って馬に乗った。その姿を盈盈は泣きながら見送った。
ううん。令狐冲がどうして小師妹にそこまでこだわるのか。盈盈の方がずっとべっぴんさんなのに。とは言え、孤児として岳家に育てられた令狐冲は、その家に入ることこそが幸せなのだとずっと思ってきたのだろうしな。でもここでちぎれそうな心を抑えながら「行きなさい」と言う盈盈の切なさ。令狐冲わかってくれよ。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)巴音(向問天)劉仲元(莫大)
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2005年12月04日

笑傲江湖・第二十六集

盈盈は父と向問天を従えて令狐冲を救うため少林寺へと馬を駆けさせた。

少林寺ではどうしても下山できない令狐冲一行が矢傷の手当をしていた。そんな中桃谷六仙の一人が隠れた穴を見つける。令狐冲たちが通り抜けると何とそのまま下山できたのだった(令狐冲は逃げ出す際に寺の掃除もさせておいた)冷姑冲はここで解散を宣言し、皆が仲間であると言った。そして皆でやんやと下山できた事を叫んだ。それを聞いた嵩山派の左冷禅は皆が見ている前で怒りを椅子にぶちまけた(馬鹿ね)

皆別れたが、令狐冲は一人、少林寺へと戻る。そして天井に身を潜めた。
冲虚や僧たちは冷狐冲を褒め称えたが、岳不群と左冷禅は冷たい態度。左冷禅はどうでもいいが、岳不群のこの態度は一体何?段々怒り沸騰だ。もう絶対教育のためじゃないね。しかも左冷禅、少林寺には抜け穴がある、と皮肉なセリフ。大師も苦笑するのみ。

令狐冲と同じく身を隠していた盈盈、任我行、向問天が正派の前に姿を現す。
12年ぶりに姿を見せた任我行は弁舌巧みに各正派の批評をする。尊敬するのは方証大師と風清楊と冲虚と東方不敗。軽蔑する第一は左冷禅(それみろ)そして寧中則は知ってるが、こちらの岳何とかさんは崋山派の英雄冷狐冲を排斥した。名誉の方が大切な俗物だ(もっと言って欲しい、任教主)そして冷狐冲を我が娘盈盈の婿にしたいと言っちゃった。おお、天井で聞いてる令狐冲の心境やいかに。が、岳不群は令狐冲を悪党だとののしり、左冷禅の策略がなければ少林寺はどうなっていたかとさえ言うのだ。隠れて聞いている令狐冲の顔が一瞬にして曇る。方証大師は言いすぎですぞととりなし、令狐冲には感謝しているともおっしゃった。それを聞いて任我行は満足。出て行こうとするところを左冷禅が引きとめる。

3番戦って、2勝した方が勝ちとなる。方証大師が最初の手合わせを申し出る。高齢とは言え易筋経は威力がある。さすがに任我行も押されてしまう。が大師は負けを認めた。次に左冷禅。いっそう激しい戦いとなり一旦任我行の勝ちかと思えば、左冷禅の寒氷真気で互角に倒れこむ。
次に、冲虚と向問天となるが、任我行は向問天を止め、隠れている令狐冲を呼ぶ。令狐冲は登場し、大師に隠れていたことをあやまるが大師は笑っておられる。岳不群にも礼をしようとするがそっぽを向いたまま(子供?心が狭いよな)
任我行と向問天に礼をし、久し振りに盈盈の名前を呼ぶ。盈盈もうれしそうに答える。「女のためならなんでもする。敬服した」とあざける余滄海、かっこわるいぞ(解ってるけど)これには令狐冲も「恩は返すもの。恩返しをそこまで褒めていただきうれしいです」と皮肉に返す。それを聞いた定逸は「口ばかり達者で、真面目にしておれば崋山派の掌門にもなれたものを」と言う。任我行は笑い「そんなものはいらん。令狐冲はやがて名だたる日月神教の教主になるのだから」と言い返す。この言葉に令狐冲は師父・師娘を見る。師娘は「令狐冲を破門したのは成長させるため。なのにここまで堕落するとは」「師娘」と寄ろうとする令狐冲を任我行は押しとどめ「自分を信じろ。お前の少林寺での行いは江湖が評価する」と言った。盈盈はうれしそうに微笑んだ。
令狐冲は冲虚に向かい「学のない私にも解る道理があります。恩には報いねばなりません。勝負願います」冲虚道人は一度負けたのだから、もう戦う必要はない。山を下りなさい、と言う。令狐冲は師父・師娘に叩頭をする。師娘は今度会うときは敵として容赦はしませんと言うのだった。そして岳不群は令狐冲に「3番戦うはずだ。冲虚道人は辞退したのだから、私がお前と戦う。殺した方が勝ち、殺された方が負けだ」と言った。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)
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笑傲江湖・第二十五集

莫大さんから「盈盈は令狐冲を救うために少林寺に10年間軟禁される事を受け入れた」と聞く。そしてその盈盈を救出しようと神教の連中が少林寺を攻撃して困っている事も。
莫大さんはその連中が近く五覇岡で盟主を選んでさらに少林寺を攻撃しようとしている。そんな状況を止められるのは、令狐冲、お前だけだと。そう言って頭を下げて頼もうとする莫大さんを令狐冲は押しとどめた。そして莫大さんの餞の酒をいただき、用意された早馬に乗って令狐冲は駆け出した。

五覇岡ではすでに烏合の衆が集まって桃谷六仙を中心に何やら騒いでいる所だった。令狐冲は屋根から飛び降りる派手な登場でかっこいい。いつもの口の上手さで六仙を始め皆をまとめてしまう。しかし六仙を美男子だと持ち上げたのにはびっくり。それを喜ぶ六仙も偉いものだわ。
老頭子は聖姑様の命令通り、令狐冲に切りかかるが殺すのは無理だったというパフォーマンスで忠義を見せた。別の者は聖姑様が令狐冲を殺せと言われるなら、美酒で酔い潰そうかと言い出したり、何故聖姑様は好きな令狐冲を殺せと言うのだ、側に置いておきたいからだ、では結婚すればいい、などと大騒ぎ。久し振りに賑やかな連中に囲まれて本来は楽しい事が好きな令狐冲はなんだかうれしそうである。
思い通り、烏合の盟主に任命された。

少林寺までの道のりを旗を掲げ音楽つきの賑やかな隊列で向かう令狐冲一行である。武当山で現れたのはロバに乗った老人。
老人が列を阻んだために皆が騒ぎ出し、令狐冲は思いもよらず戦う羽目になる。老人は変わった剣法を使うが、令狐冲は冷静に老人の剣の隙をつき勝負に勝つ。老人は負けを認め令狐冲を招いて話をした。
老人は武当派の掌門・冲虚であった。冲虚は令狐冲の事を知っており、また吸星大法を会得している事を心配した。吸星大法は凄い技だが、自分の見も危うくなるからだ。冲虚はそれの修行をやめるように言うのだった。
そして冲虚は令狐冲達が今から少林寺へ行くのも知って待っていたのだった。盈盈はすでに半月前に大師に解放されたのだということを告げる為に。
令狐冲は彼らを納得させるために少林寺へは行かねばならず、盟主に選ばれた以上、彼らには少林寺の草一本折らせない、と言いまた盈盈には恩義があるので絶対に助け出すと誓うのだった。

すでに少林寺から出ていた盈盈は馬を駆けさせていた。
ある食堂で無頼の輩に(左令禅の手下か)絡まれ戦う所を、向問天に加勢され、そしてとうとう父との再会を果たしたのだった。向問天ももらい泣き。

そうと知らない令狐冲たちは少林寺に到着した。そこには藍鳳凰教主が。相変わらず色っぽいですね。令狐冲も「前より綺麗になりましたね」なんて言ってます。大体こういう口の軽いのが令狐冲らしいとこなんですが。

一行は少林寺へ入ったが寺はすでにもぬけの殻。それもそのはず、僧たちは集まった五岳剣派と共に寺の外にいた。そこでも嵩山派の左令禅は相変わらず、画策の真っ最中。乗り込んできた令狐冲と邪派の者たちを殺そうと考えていた。
盈盈がいないことを確認した令狐冲は集まった半分を下山させようとするが、嵩山派の企みで矢を射られ下山できない。
再び皆で降りようとするが、けが人続出で再び寺に戻る。気の毒な事をしたと悔いる大師に岳不群は邪派は死んで当然と言い放つ。

君子って何?岳不群の邪派に対するこの憎しみは一体どこからくるのだろう?
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2005年12月03日

笑傲江湖・第二十四集

令狐冲が2ヶ月間閉じ込められた檻から逃げ出した後、梅荘には日月神教の使者二人が訪ねてきた。任我行が今も檻に中にいるのか、心配した楊蓮亭が差し向けたのだ。
梅荘に住む兄弟達は任我行の見張りを命じられた者たちだったのだ。無論、檻の中には任我行はおらず身代わりの令狐冲もいなくなり、二兄・黒白子が押し込められ、ぐったりとなっていた。使者たちはその顛末に怒り、兄弟達はあたふたとなる。

この間に令狐冲は自分を檻に閉じ込めた向問天と再会するが、何も知らない令狐冲は「兄貴」と言って喜んでいる。

任我行は十二年間檻に閉じ込めていた者たちの前に姿を現した。そして隠れていた向問天と令狐冲を呼んだ。そして令狐冲に身代わりをさせたことをあやまった。だが代わりに「吸星大法」を会得できたのだから、貸し借りは無しだと言う。任我行が何者か解っていない令狐冲派驚く。そしてやっと任我行が日月教の教主なのだと知る。が、その話を聞いていた使者は教主は東方不敗だと言って任我行を馬鹿にする。むっとなった任我行ははむかう女使者を手痛い目にあわせる。それを見ていた男使者の方は恐れおののき、許しを請う。任我行は三屍脳神丹を男使者に飲めと命じる。それを飲むと解毒剤をもらわなければ、薬の中の虫が脳髄にまで入り込み死ぬまで苦しむ事になるのだ。皆、怖れたが、二兄・黒白子だけは飲ませて欲しいと嘆願する。が、任我行は「お前に飲ませるのはもったいない」と蹴り飛ばす。

任我行は女に薬を飲ませようとするが、飲もうとはしない。令狐冲が「許してやって欲しい」というと任我行も無理強いをやめたが、女がまた手裏剣を投げたため、とうとう向問天に放り投げられてしまう。任我行は残った兄弟に薬を飲ませる。大兄は「江湖での争いが嫌になり、ここで暮らした十二年間は楽しかった」と言って自害する。それを見た任我行は酒でも飲まんか、と令狐冲を誘うが、「酒は楽しく飲みたい」と言って立ち去る。任我行は「わしにそっくりだ」と言って笑った。

自由になった令狐冲は一人歩いていると馬に乗った男が「主人から渡してくれと言う事です」と言って酒の入ったつぼを渡される。それを飲んでいい気分になった令狐冲。
川辺の食堂に入ると「もうお代はいただいています」と言ってご馳走を出される。酒を注ぎながら「あの二人も一緒だったらよかったのに」と言うと脇からその二人が登場した。
任我行はますます令狐冲の率直さが気に入って是非義兄弟になりたい。向問天が神教の光明左使なので令狐冲には右使になってもらいたい、と言う。令狐冲はしばらく考え、ありがたいが崋山派から破門されたとは言え、また復帰できればという願いを持っている、と伝えた。
任我行はやや鼻白んだようだが、気を取り直し、「吸星大法には欠点があって、他人の功力を吸い込むのはいいが、それが毒となって暴れだす時がある。つまり他人の功力が自分を襲ってくる。私は捉えられた12年間にその欠陥を防ぐ方法を考えた。わしについてくれば命を落とす心配はない」令狐冲はもともとからだを悪くしていたのだから大法のせいで具合が悪くなっても病身にもどるだけと返す。
死を迎えても運命です、と立ち去ろうとする令狐冲を押しとどめて盈盈の行方を尋ねる。令狐冲は意識を失っていたので解らないが、目覚めたのは少林寺だというと、やはり盈盈は少林寺に軟禁されてりのだと言う。
令狐冲は別れを告げた。一人舟で移動する令狐冲を見つめる目があった。それは衝山派の総帥・莫大であった。

崋山派一行はもう少しで目指す福州を目の前にして、岳霊珊の病気で足止めになっていた。そこへ少林寺からの使いが届く。邪派の面々から攻撃を受けるので五岳剣派に助けを求めているのだ。しかもその元凶がまた令狐冲なのだ。師父は自分と師娘、林平之の3人で助けに行く事に決める。岳霊珊や他の弟子には永福寺で留まるように言い渡す。3人で進んでいると怪しい人影が邪魔をする。が、師父たちにはそれが霊珊であるとすぐ見破られる。林平之の馬に乗って小師妹も共する事になった。

嵩山派は相変わらず策略中。左冷禅が身体を鍛えている様も何とも言えず嫌いです。陸柏も相変わらずいまいち詰めが甘くて怒られているしな。また隠居生活から江湖に戻った客人を迎えて、「少林寺を囲んでいるのは嵩山はの企みだとは言わないで」とか、いちいち、嫌な男です。

令狐冲が孤独に酒に溺れていると莫大が近くに座って「あの人はお前の為に監禁されているのに、武林の好漢が酔いどれてはいかん」と言って立ち去る。令狐冲ははっとなって後を追う。が、姿がない。姿をお見せください、と頼むと「最近は楽しそうだな」と言う声がした。

大きな力を持つことになった令狐冲ですが、心は孤独にさいなまれて落ち込んでいます。とは言え、任我行の誘いを受けても「いつか崋山派に戻りたい」とけなげな思いを捨てきれない令狐冲なのでした。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)
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2005年12月01日

笑傲江湖・第二十三集

気を失った間に任我行の身代わりに吊るされた檻に入れられてしまった令狐冲。目が覚めても訳はわからず、兄弟になった向問天の仕業とも思っていない。運ばれてくる酒で憂さを晴らすしかない。
そんな中で令狐冲は鉄格子に刻まれた文章に気づく。それは任我行が残していったものだった。読み進む内、令狐冲は「吸星大法」を会得していったのだ。それによって今まで令狐冲の体の中で暴れていた桃谷六仙と不戒和尚の内功が流れ出てすっきりしてしまったのだった。
そこへ四兄弟の一人黒白子がこっそりやって来て「吸星大法」を教えてくれ、というのだ。令狐冲を任我行と間違えているのだ。何と彼は長い間、一人だけで「吸星大法」を伝授してもらおうと画策してきたのだった。
が、この機会を逃すまいと令狐冲は任我行になりすまして檻を下ろさせ、今度は黒白子を身代わりにしてしまった。
2ヶ月ぶりに外へ出た令狐冲だった。

任盈盈は少林寺に潜んでいたものの、令狐冲の様子を見せろと言い出す。困った方証大師は冲虚道人に助言を求めると、冲虚道人は全てを話したほうがよい、と言われる。方証大師は冲虚道人にまかせて盈盈をなだめ、ことを荒立てないように説得してもらう。

令狐冲はこうやって次第に崋山派から離れていってしまいますね。原作ではここでまた岳霊珊を思い出ししんみりしてますが、ドラマではもう小師妹のことは思い出しませんね。盈盈なら自分で助けに来てくれるだろう,なんてことも考えたりしてますが。

出演:李亜鵬(リー・ヤーポン)(令狐冲)許晴(任盈盈)李解(林平之)孫海英(田伯光)陳麗峰(儀琳)彭登懐(余滄海)李勤勤(定逸師太)巍子(岳不群)苗乙乙(岳霊珊)
posted by フェイユイ at 23:56| Comment(3) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月30日

笑傲江湖原作・続き

さてまた少し読みました。
記事でも書いたと思うんですが、儀琳の登場が何とも??だったわけなんですが、原作だとその辺はさすがに納得いく感じです。というか、ドラマは随分儀琳と令狐冲のパートを削ってるのですね。通りでワケ解らないはずです。だって令狐冲が儀琳と売春宿で添い寝するシーンなどがあるし(期待するでしょう(笑))令狐冲が儀琳をからかうシーンなどもあったりするんですが、ドラマではそんな感じじゃないですね。その分、岳霊珊とのやり取りはかなり忠実に再現されてて作り手の意図が解ります。多分、あっちもこっちもじゃ令狐冲が軽薄な男になってしまうのでドラマでは令狐冲は儀琳に対しては随分そっけなく岳霊珊に対しては愛情深く演じ分けている気がします。と言っても原作でも令狐冲は浮気な感じはないんですよ。
令狐冲は本当に岳霊珊が大好きだったんですね。文章で読んでると彼の小師妹への苦しい恋心がより伝わります。そして突然現れた林平之への嫉妬も。
そうそう令狐冲の師父への畏敬の念と言うのもよく解りました。師父が武芸の手本を示していると「さすが、君子と言われるだけあってすばらしいなあ」とか言って見とれてるとこなんか可愛いです。でもそれだけに洞窟で師父から教えられた剣術ではない技を見出し、崋山派からそれていってしまうところは苦しいです。この辺りは原作と違うわけではありませんが、どうしても読んだ方が解りやすいですね。やはりこれは中国では原作は読んでて当たり前。それを知ってる上でのドラマ作りと思った方がいいのでしょう。
posted by フェイユイ at 21:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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