2006年08月30日

「ハリウッド☆ホンコン」陳果

ハリウッド・ホンコン.jpgハリウッド・ホンコン2.jpgハリウッド・ホンコン3.jpg

何度目かの鑑賞です。
陳果醍醐味満載という感じで冒頭から楽しめますね。
いつも陳果監督は陳果らしい味を失わない方だと思っていますが。
これは是非真夏のどろどろ猛暑の中で観たい映画です(と夏の終わりに言う)もう汗だくですよ。

香港の下町「ダイホム」のすぐ側には巨大なビルディング「ハリウッド」が立ち並んでいて貧しいその街並みを見下ろしている。「ダイホム」にはトタン屋根の家が入り組んだ路地と共に存在する。そこには様々な人々の生活があり、焼き豚屋を営むチュー一家や同棲相手に売春をさせているウォンたちもそこの住人であった。
そこへある日上海から“天使”がやって来たのだった。

“天使”の名は「紅紅(ホンホン)」「東東(トントン)」「芳芳(フォンフォン)」とも言う。
彼女は男達に夢を与え、そして手ひどいしっぺ返しをして去っていったのだった。

この大陸から来た不思議な少女(ではないんだけどそんなイメージ)を周迅がいつもながらの魅力で演じている。
そんなトントンと仲良くなるチュー家の次男坊タイニーが凄く可愛い。陳果監督はこれもまたいつも子供が凄くいいんだけどここでもタイニー君の活躍なしではなりたたない。
いつもと違うと思ったのは、陳果監督は非常に細身な少年少女が好きでここでも周迅とチンピラのウォンは細身ですがチュー家の男は親子ともでっぷりとした身体を誇示している。しかも焼き豚製造店なのでたくさんの豚をさばいては焼き上げるのだ。ゴウゴウと燃え盛る炎の中で焼けていく豚肉の映像が熱い。おデブな身体からは汗が滴り落ち観ているだけでも温度が上がりそうだ。
冒頭のスタッフ・ロールが「007」を彷彿とさせる演出なんだけど名前が映し出されるの豚の皮膚なのか人間の皮膚なのか判らなくなっていくとこが最初っから陳果やるーなのである。

香港のありのままの姿を描きだしていくという狙いもいつもと一緒である。香港が中国に返還され大陸から来た娘に翻弄されていく。古い建物は取り壊される運命にあり、新しく巨大な建物が作られていく。
大陸をイメージさせるトントンがタイニーに赤い布を振ったり、トントンが危険の迫ったトントンに「走」(逃げろ・行けという意味)の字を書いた旗を振るところなどなんとも意味深である。
またいつものように素人を使ったキャストであったようだ。勿論、周迅はそんな中でもすんなりと小悪魔的な少女を演じていて違和感がない。
トントンがチュー家でブランコをこぐシーンが幻想的である。

人間の体外受精卵を豚で育てて出産させようという大陸出身の女医者(?)が凄い。
ウォンが他のチンピラたちから右手を切り落とされその女医者に他の男の左手を移植されてしまう。これもまた意味深。
無理矢理くっつけられた他人の手などいらない、と言って泣くウォン。これもまた香港と大陸を表しておるのでしょうな。ただし、間違った他人の右手をつけられてどっこい生きてる他の男もいるわけで。
香港はたくましい。というオチでございましたでしょうか。

監督・脚本:陳果(フルーツ・チャン )音楽:ラム・ワ−チョン/チュ−・ヒンチョン
出演:周迅(ジョウ・シュン)/グレン・チン/ウォン・ユーナン/ホウ・サイマン/レオン・ツィーピン
2002年香港
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2006年04月03日

「長恨歌」スタンリー・クワン

長恨歌.jpg

やっと観ましたが、中文字幕の上、ぱっと判るような感じではないので、まあ眺めていたというところです。
物語はすんなりとは判りにくいのですが、一こま一こまがまるで絵画のような美しさ。ヒロインのサミー・チェンも美々しい限りです。
映像が美しいのも当然で美術監督がウィリアム・チャンなのです。たとえ言葉がわからなくともストーリーが掴めなくともこの映像は魅せてくれます。
ただ、いくら判らないと言っても感激が薄い印象でした。

ウィリアム・チャンの美術というのは華やかな時だけではなく、というよりむしろ寂しい感じの薄汚れた壁や古い調度品により魅力があり、そこが好きなのですが。

こういう雰囲気がいくら好きとはいえ忍耐を強いられましたね。
レオン・カーフェイとフー・ジュンを観るのは楽しいことではありますが。

物語がきちんとわからないで文句もいいにくいし、日本語字幕で観る機会があったらもう一度観てみたいものです。

監督:スタンリー・クワン 出演:レオン・カーフェイ、サミー・チェン、フー・ジュン

ダニエル・ウー、チャン・チェンかと思ってびっくりした。
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2006年03月12日

「如果・愛(PERHAPS LOVE)」ピーター・チャン

Perhaps Love.jpg如果・愛.jpg愛ai.jpg

中文字幕で観ました。ので、ほぼ画面を眺めていたに過ぎないのですが、これは凄く素敵な映画ではありませんか!

タイトル通り愛がテーマのミュージカルと言う事で、夢を見ているような不思議な感覚。そして映像の美しさ。ちょいと小汚い所も含めて外国人が想う中国の雰囲気を幻想的に描いていてこれは惚れてしまいました。本当に言葉が直に解らないのがもどかしい。これはもう絶対購入してでも日本語字幕で観たいものです!

出演者が歌神様のジャッキー・チュン氏、可憐であり魔性的な周迅。端正かつ愛らしさもある金城武(ところで金城武って読み方そのままKaneshiroTakeshiなんですね、知らなかった)韓国の二枚目チ・ジニ(とても素敵で見とれてしまった。「チャングム」でもその頼りがいのある男性的二枚目ぶりにいつも感心していましたが、お髭がなくともハンサムなんですね。ぽ)というスター勢ぞろいではあるのですが、それだけではこんなにも切なく愛らしいストーリーが(ってストーリーまだよく解ってませんが)生まれるとは思えませんのでこれはやはりピーター・チャン監督の力量なのでしょう。

ジャッキー・チュン氏の歌に聞き惚れ、周迅のコケティッシュな表情に見惚れ、落ちて来る粉雪の冷たさや濡れた舗道、半地下室の窓から見える景色、妖しげな雰囲気の踊り子たち、そういうものが何とも中華風に味付けされ彩られてフェイユイとしては最高に好きな世界に仕上がっているのでした。

この美しさはできるなら映画館で観て欲しいものです。

「如果・愛」オフィシャルサイト

監督:陳可辛(ピーター・チャン)撮影:クリストファー・ドイル、ピーター・パウ
出演:張学友(ジャッキー・チュン)周迅(ジョウ・シュン)金城武(KaneshiroTakeshi)池珍煕(チ・ジニ)エリック・ツァン 2005年製作

金城武くんは帽子を被ると少年のようで可愛いですね。
タグ:周迅
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2006年03月04日

「ドラゴン・イン 新龍門客棧」後半

ドラc.jpg龍門客棧b.jpg龍門客棧a.jpg

決戦の砂嵐は凄まじいものでした。その中での悪徳宦官(ドニー・イェン)とチョウ・ワイオン(レオン・カーフェイ)ヤウ・モーイン(ブリジッド・リン)カム・シュンユク(マギー・チャン)の壮絶な戦いはまさに息を呑む迫力でした。

明の時代。悪徳宦官に殺された大臣の2人の子供を守る剣士ヤウ・モーインはかつての恋人チョウ・ワイオンと龍門客棧(ドラゴン・イン)で落ち合う。
その宿の女将シュンユクは美しいが男を惑わせては殺し、その人肉で肉饅頭を作っていた。
策略のためにチョウ・ワイオンは女将に言い寄り結婚する事になるが、恋人モーインは酒を飲みながら涙を流す。

二人の女の戦いも見ごたえありました。レオン・カーフェイも色気があるし、こんなにいい映画があるなんて。うーん、信じられませんね。
舞台と言ったら砂漠の中のぼろい宿屋だけなんですからね。後はもうひたすら戦い、あるのみ。これは凄いことですよ。

熊欣欣さんも脇を固めてました。

この映画は有名な胡金銓(キン・フー)監督の1965年の台湾映画のリメイクなのですが、キン・フー監督作品は当時(日本を除く)アジア圏で凄い人気だったそうです。
そしてこのブログでも紹介した蔡明亮監督の「不見不散:不散」(さらば、龍門客桟)の中で上映されるのがこのキン・フー監督の「龍門客桟」ですね。
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2006年03月02日

「ドラゴン・イン」ブリジッド・リン 前半

ドラゴン・イン.jpg

「ニエズ」も書き終わり、「霍元甲」の主題歌問題でめげてしまっているので、何か面白いものを観たいなーと思い、まだ目を通してなかった「ドラゴン・イン」をあまり期待もせずに見始めましたが。
これは面白いのですね!!
いやー、凄いアクションの連続。中文字幕で観ているので内容を詳しくは言えないのですが、映像を見ているだけで文句なしに面白いです。
できればまた日本語字幕つきで観たいものです。
ドラゴン・インという宿屋の女将役のマギー・チャンの色っぽく可愛いこと。男装の麗人(ははは)のブリジッド・リン様のりりしく美しいこと。見とれてしまいます。しかもお2人で風呂場のヌードでの(香港映画ですからあからさまではないが)丁々発止のやり取りのセクシーかつ迫力でこんなに楽しいものもありません。
いつもの顔で出てくるレオン・カーフェイも味わい豊かでいいですなー。

舞台となる砂漠の風景も鄙びたドラゴン・インの風情も雰囲気を盛り上げてくれます。
はなから犯罪者を馬に乗せて走らせては後ろから弓矢で射るという緊張感を強いられる展開で場面が進むごとに切れまくったアクションが待っている。
ドニー・イェンはお化粧も鮮やかな悪徳宦官(!)に扮しておられる!しかしやはり迫力あります。ドニー・イェンがこの役なんてすげえなあ。凄く嫌な感じで最高です。
美人女将のマギーが取り仕切るドラゴン・インは繁盛しているのですが、なんと女将が殺した男の肉を饅頭にして客に食べさせると言う仕組みになっております。うひゃあ。「水滸伝」でこういう女性が出てきたね。
前半観てる分ではマギーとブリジッドの魅力に参ってしまうこと請け合い。強い美女を見るのはうれしいことです。
また明日も後半を楽しもう。

こうして観てると周杰倫主題歌!ジャッキー・ウーの「一石二鳥」はこれのパロディでもあるのかな。色んな映画のパロディをやってたみたいでしたが。

監督:レイモンド・リー 脚本:ツイ・ハーク / カーボン・チョン / シャオ・ユー
出演:レオン・カーフェイ / ブリジット・リン / マギー・チャン / ドニー・イェン
1992年製作
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2006年02月23日

「七剣」再び

オ剣a.jpg

日本語字幕付きで観ました。

やはり解りやすくていいですね(笑)言葉がわかっても物語はぶっ飛びで全くもって恐ろしい急流に巻き込まれたが如く弄ばれてしまう。ついて来れない奴はおいてくぜ、って感じであるし。

七つの剣、というモチーフには惹かれます。飛び道具にはない趣きというものがありますね。
それぞれの剣に性格と力を反映させるという設定は好きです。一つ一つに名前がついていてそれぞれのデザインがある。不思議な音が響くという由龍剣。また両方に剣が飛び出す天瀑剣も面白い。
そして七人が特徴を持って描かれるのも楽しいのだ。今回観てて志邦役のルー・イー(陸毅)がいいなあ、と思いました。

風火連城(孫紅雷)の悪党振りを見ているのはまた愉快ですし、まじめなヤン・ユンフォン(レオン・ライ)ちょっと皮肉っぽい笑い方をするムーラン(ダンカン・チョウ)もいい味ですね(つまりは皆いいのだが)
批評されているのを見ると何だかダメな方が多いようなのだが、世界の中に入ってしまえば凄く楽しめると思うんですが。もしかしたら、ドラマにしたほうがいいのかも?かなり世界がつまってるんで。

監督:ツイ・ハーク 出演:レオン・ライ、孫紅雷、ルー・イー、ダンカン・チョウ、ドニー・イェン 2005年製作
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2006年02月06日

「リトル・チュン」フルーツ・チャン

リトル・チュン.bmpリトル・チュン2.jpg

香港返還三部作の最後の作品。1部は若者を。2部は中年を。そして最後は子供と老人を描いたということである。

いつもながらの陳果流。中国に返還される前の香港の人々の生活が生々しく描き出される。
主人公リトル・チュンは香港で絶大な人気を持っていた大スターと同じ名前を持つ。彼がブラザー・チュンと呼ばれていたので主人公の少年はリトル・チュンと呼ばれるのだ。
チュンは父が経営する食堂の配達を任される。本当は働くのは嫌なのだが、チュンは幼くして人間には金が必要だと知っている。そして大陸からの移民の少女・ファンが仕事を探しているのを見て「7:3でどうだい」などと持ちかける。ファンも不公平と思いながらも承知する。とは言え、チュンとファンはこうして友達になり、出前を共同で受け持つ事になる。

チュンには家を出て行ったきりの兄がいるのだが、兄は出産の時、医者が来るより先に母のお腹から飛び出してしまったらしい。少しでも早く世の中に出たがったんですよ、と医者は言ったのだそうだ。おばあちゃんはこんな世の中にね、とため息をつく。

チュンの両親は子供を愛してはいるのだが、父親はがみがみ、母親は賭け事ばかり。チュンが日頃、頼りにしているのはおばあちゃんとフィリピン人のメイド・アーミである。アーミは夫に会いたいと願いながらもブラザー・チュンの歌を歌ったり、リトル・チュンやおばあちゃんをかいがいしく世話したりする優しい女性だ。だが、したたかな香港人を批判するのも忘れてはいない。
おばあちゃんはチュンに色々な事を教えてくれたりわがままを聞いてくれる。
チュンは物語りの後半でその二人に別れを告げられる。おばあちゃんは亡くなり、アーミは国へ帰ることになったのだ。チュンはこうして子供から大人への道を歩んでいくのだ。

それにしてもチュンとファンが金儲けの事も忘れて無心に遊んでいる場面はとても微笑ましいものだ。小さなチュンが後ろにファンと前にファンの妹を乗せて自転車をこぐシーンはなんと逞しいではないか。
が、その後でファンが言う言葉がある「中国では綺麗な星が見えたけど香港ではダメね」チュンは負けん気を出してトラックの幌の破れから街の光が入るのを見て「ここだって星があるよ」なんて言い返す。その光は何とも物悲しいものなのだ。ファンは答えない。

また、チュンはファンのために店の菓子を盗んでいたのを父親に見つかり家出する。探しに来た父親の剣幕に恐れをなしたファンはつい「出てきて」と叫んでしまう。チュンはお仕置きに往来でパンツを脱がされて立たされる。恥を忍びながらチュンは大声で歌う「生まれる時代を間違えました」
チュンの父親は「あの女の子は不法侵入者だ。つきあうな」と怒鳴りつける。

そしてとうとうファンは不法侵入者として送還させられる。その前にファンは彼女の父親に託してチュンからもらった「たまごっち」と手紙を届ける。手紙には「私は不法侵入者の子供と言われるのが大嫌い」とあった。
幼い子供が「不法侵入者」と指差されて穏やかでいられるはずがない。明るく働き者のファンのたった一言だけの手紙が私は辛かった。
ファンたち母子が警察に捕まるのを見たチュンは身体に不釣合いな大人用自転車で彼女らを連れ去った車を追う。小さく細い身体で懸命に大きな自転車をこぎながら香港の雑踏を走り抜けるチュン。彼が追いかけたからといって何かできるはずはないのだが。不覚にも涙がこみ上げてくる。仲のよい子どもたちを裂いてしまうものは何なのか。
運命は皮肉だ。チュンがやっと追いついたと思った車はチュンの家族をいつもいじめてきた暴力団の男が運ばれていた救急車だったのだ。男は「お前だけだ。嫌われ者の俺を心配してくれたのは」と感動して泣き出す。チュンはもう会うことはないファンの名前をつぶやくだけだった。
チュンと同じ名前を持つ大スターブラザー・チュンの訃報が伝えられ香港は悲しみに沈む。こうして時代は古き者から新しき世代であるリトル・チュンへと受け継がれたのだった。

映画の最後に第1部・2部の主人公であるトニー・ホーとサム・リーが通行人として登場し同じ場面に3人の主人公が集結するのだ。これは監督のお遊びなのだが、香港返還3部作の最後を締めくくりとしてふさわしいものであった。

監督:フルーツ・チャン 出演:リトル・チュン… ユイ・ユエミン/ファン…マク・ワイファン/ギン(チュンの父親)…ゲイリー・ライ/おバアちゃん…チュ・スーヤウ/アーミ(ギン家の家政婦)…アーミ・アンドレス/ホイおじさん(街の長老)…ヒュー・ホイ/デビット(ホイの長男)…ロビー/ケニ(ホイの次男)…テオ・チャン


チュンの店から金を巻き上げようとするデビットに対し、チュンは復讐を考えるそれは彼が注文したレモネードに自分のおしっこを混ぜて特別カクテルを作ると言うものだった。ばれたら逃げようと身構えると。デビットは「旨くなったな」などと言う。そしてその後の使用済みタンポン入りレモネードは陳果ならではでしたね。
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2006年01月27日

李連杰&獅童共演『霍元甲』で「映画は信念」

spirit.jpg

李連杰主演そして周杰倫が主題歌を歌う『霍元甲(邦題:SPIRIT)』が大陸では25日、香港。・台湾では26日から公開された。
日本では3月18日からですか。待ち遠しいですねー。
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2006年01月22日

「霍元甲」李連杰

ジェット・リー.png

周杰倫の事ばかり書いていましたのでいかーん!と思い主人公及び作品について少しだけ。

武術家である「霍元甲」は、武館「精武体操学校」(後に精武体育会)を創立したとされる人物であり、中国のマーシャル・アーツの伝説的人物として有名な方なのですね。
詳しくは映画を観る事にしましょう(笑)
この方が日本人とも闘ったということで以前に記事にもしましたが、中村獅童さんも出演されております。そしてこの期待高まる映画に周杰倫が音楽でコラボしているという事ですね。
監督・于仁泰(ロニー・ユー)はレスリー・チャンの「夜半歌聲/逢いたくて、逢えなくて(1995) 」「白髪魔女伝(1993)」を作った方。アクション監督は袁和平(ユェン・ ウーピン)プロデューサーは江志強(ビル・コン)(『臥虎藏龍(邦題:グリーンデスティニー)』 『英雄(邦題:ヒーロー)』『十面埋伏(邦題:LOVERS)』など)

なんと言ってもジェイは李連杰の大ファン!これはジェイファンなら誰でも知ってますね。ずっと前から彼の著書にはジェット・リーのファンであることが書かれていますから。
その彼の映画の主題曲を作ることになるとは。ジェイも力込めたことでしょう!
素晴らしい曲に仕上がってますねー。MVでは共演しているかのような作りになっててジェイもやりますね。
李連杰かっこいいです。早く観たい!!


「霍元甲」サイト

ワーナーブラザース映画近日公開作品
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2005年11月23日

「ブレード/刀」ツイ・ハーク

刀.jpg

「セブン・ソード」」の時、ちらりと「面白かった」の一言で片付けたツイ・ハーク監督の「ブレード/刀」もう一度観たくなって、観てみましたよ。これはもう破格に面白いですね(「セブン・ソード」よりアクションシーン迫力あるかも)

主人公テンゴン(趙文卓 チウ・マンチェク/ジャウ・ウェンジュオ)のアクションのかっこいい事!!凄い!!!
父を殺され、片腕を斬られ、逆さ吊りにされ、火であぶられ、徹底的に痛めつけられたテンゴン。これ以上ないほど酷い目にあわされたのですから、思う存分敵をやっつけてかまいませんとも。斬って斬って斬りまくってまわってまわってまわりまくり。かっこええ。
強くなって仇敵ルンと戦うテンゴンを見てるとかつて子供達の(大人もだったろうけど)ヒーローだった座頭市(最近のじゃなくてむかーし昔の若い勝新の座頭市ね)を思い出した。あの頃、男の子達はよく座頭市の真似をしてた。とにかく座頭市はカッコよかったのだ。(チウ・マンチェクには申し訳ないけど、あの時の勝新ほどかっこいい剣士(?)はないね)(こんな事書いたら、この映画を褒めてることになんないな、忘れてくだされ)
座頭市は目が見えなくて、テンゴンは片腕がない。この非情な身体的なハンデを持ちながらも大勢の悪人を滅多切りにしてしまう爽快さといったらない。この映画は76年のジミー・ウォン主演作「独臂刀」のリメイクと言う事だけど、きっと座頭市も加味されてるのではなかろうか。

同監督の「セブン・ソード」を観た後なので見比べてしまうわけだが、こちらの方が筋が単純なので非常に解り易く、アクションも楽しめると思う。
また、敵の親玉が似たようなつるつる頭であるのもおかしい。孫紅雷の親分も素敵だったが、こちらの仇役ルン(熊欣欣 ション・シンシン)も全身刺青、クレイジーな戦いっぷりで見ごたえ充分。迫力ありました。
まさしくラストのテンゴンとルン(可愛い名前のようにしか感じないが、そこが不気味?)の対決は文句なしに手に汗握る、息もつかせぬ凄まじさ。ここを見るためにも是非観たい映画であるのは間違いなし。

ところでこの映画には3人の女性が出てくるのだが(師匠の娘・テンゴンと仲間のチュタオが自分を狙って争うよう仕向けたつもりだが二人の男はテンで争わなかった(笑)、売春宿の女・強い美女、テンゴンを助けた娘・一番くっついてはいる)一人くらい主人公と何やら怪しい雰囲気になってもよさそうだがテンゴンはさっぱりそんな感じじゃないね。普通ラストでヒロインがにっこりしたらその後はそれらしき状況になるわけだが、「やっと二人が戻ってきた。そして去って行った」って・・・。嫌われてるだけじゃ。仕方ないか、あれじゃな。しかしこの何もしない師匠の娘リンの気だるい始まりと終わりのナレーションによる演出は私としては凄く好きなものです。話の全てが変な女の妄想だったのではないかとは考えないことにしよう。

監督:ツイ・ハーク 出演:趙文卓(チウ・マンチェク/ジャウ・ウェンジュオ)、熊欣欣 ション・シンシン、ソニー・スー 、陳豪 (チャン・ホー)、惠天賜( ウァイ・テンチ)(刀匠) 1995年制作
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2005年11月17日

「ムービング・ターゲット」エディソン・チャン

ムービング.jpg

エディソンが見たくて観た映画ですので特に不満はございません。
ニコラス・ツェーとの美形共演、ということになっているようですね。

観ているとなぜ?どうして?がちょぼちょぼ出てくるわけですが、まあそれも楽しみの一つとして観ましょうか。
とはいえ、ニコラスのお父さんが本当はいい人だとか、いくら何でも接点があったと知った時でいいから早く言ってくれないと憎しみあまって殺したりしたらどうすんの、お母さん。
ニコラス君としては怒りをどこに収めていいのやらわからんで可哀想です。

女の子が眼鏡を取ったらかわいかったとか、エディソン・ママの彼は便器の水の中に顔をどのくらいの間つけてたのかとか自分で顔上げられなかったのかとか。
エディソンが嫌疑をかけられたり、サイモン・ヤムがワイ捜査官の射殺容疑をかけられた時その銃弾を見つけきれないとか警察仕事甘すぎ。

物凄くあっさりエディソンと女の子が結婚してしまってるとか、妊娠した妻のいる家に何故マフィアのボスを連れてくるんだ、とか。

がまあそんなことはどうでもいいくらいエディソン・チャンは凄くうまいです。はっきり言ってこういう映画に使っているのが勿体無いです。
ホントにいい映画に出てもらいたい人だと思いますね。

と言っても映像もそれなりに凝って綺麗に撮れてますし、サイモン・ヤムをはじめ脇役陣もしっかりいい味出してますし、渋めのアイドル映画としてとても楽しめるのではないでしょうか。

監督・バリー・ウォン 出演エディソン・チャン、ニコラス・ツェー、サイモン・ヤム、ジリアン・チョン
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2005年11月06日

「ツインズ・エフェクト/千機変」エディソン・チャン 後半

the_twins_effect.jpg

最後に来て、二人の女の子の大立ち回りで大変楽しかったです。つまりこれエディソンがお姫様で女の子たちが男だったら、普通の話ですが、可愛い女の子が大暴れ、というのがうれしいですね。
ヴァンパイヤ・ハンターのジプシーが強いのはいいとしても妹のヘレンもめちゃ強いです。王子様のエディソンはいつも具合悪いか寝てるだけだわい。イーキンも優しいお兄さんと言う笑顔を振りまいていざと言う時は活躍できなくて悲しかったかも。
アンソニーもも少し活躍したかったでしょうが、あの王子様ではね。

とは言え、ここでのエディソンはそのか弱い王子様を実に魅力的に演じていましたよ。

監督:林超賢 出演:ツインズ(シャーリーン・チョイ/ジリアン・チョン)、エディソン・チャン、イーキン・チェン、ジョシー・ホー、アンソニー・ウォン、チャップマン・トゥ、ジャッキー・チェン、カレン・モク
posted by フェイユイ at 18:15| Comment(4) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月05日

「ツインズ・エフェクト/千機変」エディソン・チャン 前半

ツィンズ・エフェクト.bmp

エディソンシリーズ第何弾か忘れた(^_^;)
まー主人公はエディソンじゃないですけどね。

こんなに楽しい映画があるだろうか(笑)ワケのわかんない映画は大好きだけどかなりワケわかんないです。エディソン・チャンがヴァンパイヤー王族の末裔で侍従がアンソニー・ウォンであります。アンソニー=プラダはエディソン=カザフにいつも寄り添うようにお仕えしているのです。
しかもエディソンは人間の女の子を好きになってしまい、決して血を吸いたくない!と言い張ってアンソニーの言う事など聞きゃしないのです。したがって王家の跡取りであるエディソンは日に日に弱ってきて・・・というヴァンパイヤものにありがちなストーリー。ただしこれをエディソンとアンソニーにやられるとおかしくて我慢できません(我慢しなくていいんだおー)
しかもチャップマン・トゥーまで出てきてまぜっかえしてくれるし。
ジャッキー・チェンも出てきて活躍してくださるし。

ヴァンパイヤー・スレイヤー(吸血鬼始末人)と言う不思議な職業のリーブ(イーキン・チェン)は相棒・リリア(ジョシー・ホー)と共にデコテス公爵を抹殺するために激しい戦いに挑む。そしてデコテス公爵を逃した上、愛する相棒リリアをヴァンパイヤーに殺されてしまう。
次にリーブの相棒となったのはリーブに憧れているジプシー((ジリアン・チョン)だ。だが、彼女はリーブの妹ヘレン(シャーリーン・チョイ)に嫌われ寄ると触ると大喧嘩。しかもヘレンはいつの間にか、ヴァンパイヤー王子カザフと仲良しになってしまった。

カザフ=エディソン王子は侍従プラダ=アンソニーとともに教会に住み着く事になったヴァンパイヤ王族(ヴァンパイヤが教会に住むのは無理だと思いますが)だ。
彼らが持っている秘伝書「昼と夜の書」をヴァンパイヤ一族の頂点の座を狙うデコテスが狙っている。それを手に入れなければ王座につけないからであった。

ジャッキー・チェンが金持ちの花婿役で登場。花嫁はカレン・モク。だがジャッキーの付き人がこともあろうに超高価な指輪を失くしてしまう。それを知ったヘレンはカザフの指から王家の指輪を取って渡してしまう。
ジャッキーはなぜか救急隊員でもあって、何日も食べていない(血を吸っていない)エディソンを助けようとた救急車に乗せて走っているとエディソンの命を付け狙うデコテスの手下どもが。さてどうなる?

血を吸わない青ざめたヴァンパイヤ王子姿が何とも愛おしいエディソンです。側に仕える黄秋生がおかしい。血のワインのテイスティングが笑える。

全編にちりばめられたアクションが凄いです。後半に続く。
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2005年11月01日

ジェネックス・コップ2(特警新人類2)陳冠希(エディソン・チャン)後半

リチャード・スン.jpgコップ.jpg

中文字幕で観たんですが、関係ないほどのアクションに継ぐアクション。サム・リーがどんどこ笑わせてくれて顔見てるだけで楽しいし、無表情なエディソンにはサムがついてる方がいいね。
破壊ロボット・RS1は胸に名前ついてて解りやすい。前半出てきた,D1010とアンソニー・ウォンの東風一号が再び登場して活躍するとは。

しかしサム・リーもスティーブン・フォンもエディソンも死ぬほど体張ってやってるのじゃないこれ。すごいなあ。とにかく最強ロボに生身で戦うんだから香港人侮れません。

RS1を操るカート(リチャード・スン)とエディソン(エディソン・チャン)の一騎打ちが普通なら若すぎてお子様ランチのようにちゃちに見えてしまいそうですが、私はなかなか二人とも見ごたえあるなと思いました。リチャード・スンは初めて観たけど結構切れてて迫力充分。他でも観れてよさそうだけど、なぜか出演作少ないですね。
とにかく脇が凄いんでエディソンも大変ですが、彼はとてもいいムードを持っています。おまけに腰が細くて、ぴったりした服を着てたらお人形のように肩幅はあるのに腰が細くてびっくり。見とれてしまいます。

エディソンのこれから、と言う映画だし、とにかくおかしく面白い映画なのでとても楽しく観れましたよ。
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ジェネックス・コップ2(特警新人類2)陳冠希(エディソン・チャン)前半

ジェネックス.jpg

1でなく2なのは単にエディソンが観たかったからである。とは言え、他にもスティーブン・フォン、サム・リー、アンソニー・ウォン、マギー・Q、クリスティ・チョン(!馬夫人〜)などの豪華メンバーであります。

アメリカ科学研究所から生み出された超破壊ロボ・RS1と言う代物がかなり笑える。あらゆる攻撃を撥ね返す超合金、全ての物を破壊しつくす武器を搭載、ということなのだが、なぜか昔の「トムとジェリー」の猫型ロボット(ドラえもんではない)を思い出させる。あの武器の出方はいつの時代も変わらないものなのか。おまけにお豆腐を壊さないように持てるという繊細さも併せ持つ。こういう時は普通、卵を持つものだけど豆腐というとこが東洋的でよい。
しかしロボットなどはいくらお金使ってもしょぼく見えるものでしょうね。

アンソニー・ウォンが扮する中国代表の科学者が作り上げた「東風一号」もいい味出しています。

「天龍八部」の馬夫人、その妖艶な美貌で男をとりこにしたクリスティ・チョンもちょっととぼけたセクシーさで出演。

サム・リー。いつも他人と違う空気を持っていて素敵ですねー。スティーブン・フォン、え〜知らなかった人ですが(す、すまん)サム・リーとのドタバタコンビでおもしろいです。

そしてお目当てのエディソン・チャン。可愛いです。顔がいいのでつい忘れがちだが、エディソンは凄く上手いんですよ。無表情に見えますが、結構渋いとこで演技してます。しかし無表情な香港人って不思議。

ストーリーは警護に着いたエディソンたちは国際ハイテク軍備展の警備を任ぜられる。そこでエディソンにかつての親友から電話がかかってきた。だが、実はその友人こそRS1を開発し、その成果を博士に横取りされた者だったのだ。彼は復讐のために親友・エディソンを利用して・・・。どうなる?

監督:ベニー・チャン 出演:サム・リー、スティーブン・フォン、エディソン・チャン、アンソニー・ウォン、マギー・Q、クリスティ・チョン 2000年制作


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2005年10月20日

「ベルベットレイン〜江湖〜」エディソン・チャン

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エディソン・シリーズ。困ったね。初めて観た時は何も思わなかったのに。「頭文字D」の時も「お、かっこよくなったね」だけだった。なのに。ある日、突然、「エディソンが好きだ。ああ、どうしよう。エディソンが好きだ」(註:萩尾望都「小鳥の巣」より改作)となって以来彼の作品を観たくなり。
顔が凄く好き、と言うわけでないから、むしろ「イニD」の時、インタビューなど色々見てる内にその人柄に撃たれてしまったよう。こういうのは一番根強く残るのだ。最初はショーン・ユーの方がかっこよく見えたものだが、今は(比較すれば)何てことは無くなった(女心の移り変わりよ)
 
さて本作品「ベルベットレイン」って何、と思ったよ。香港版DVDでの「江湖」だったのだね。私にはこちらの方が解りやすい。
DVDのタイトルを見た時は、アンディ・ラウとジャッキー・チュンが空飛ぶのかな、と思ったけど、そうじゃなく暗黒街の男同士の友情物語だった。
アンディとジャッキーの友情物語と言ったらやはり思い出すのは「いますぐ抱きしめたい」でしょう。いい映画でしたね。ジャッキー・チュンが大好きになった。この「ベルベット・レイン」ではさらに渋くなって素敵です。
香港映画ファンならすぐあの映画を思い浮かべて、重ねてしまうのではないでしょうか。あの時、若かった二人も年を取った男としてその友情もさらに深いものになって感じられる。
特にレフティ(ジャッキー・チュン)のホン(アンディ・ラウ)への献身的な友情はやはり胸を打ちます。

そして若い二人、暗黒街をのし上がろうと意気込む一見クール実は激しい心のイック(ショーン・ユー)と軽いのりのターボ(エディソン・チャン)こちらではターボのイックへの献身的な思いがまたよいね。
若い二人は暗黒街の大物であるホンを殺ることになる。

ある時、ターボはチンピラどもに右手をぐちゃぐちゃに潰されてしまう。レフティは右手に手袋をしている。この同一性。

そしてラストでのカットバックによってこの二組が実は同じ人間。つまりイックとホン。ターボとレフティは若いときの彼らと年を取ってからの彼らなのだと知らされる。

若いイックとターボの物語は、年を取り、ついには暗黒街の若造どもに殺される運命のホンとレフティが垣間見た夢だったのかもしれない。二人は熱い心を持って駆け上がっていったあの頃を一瞬蘇らせたのだ。

「ベルベットレイン」でのエディソンはまた凄くよかった。ここではジャッキー・チュンを彷彿とさせるべく軽快なしかも熱い心を持った男ターボを魅力的に演じていた。日本映画の「DEAD OR ALIVE2」「ファイナルロマンス」「インファナルアフェア」と観て来て(この後に「イニシャルD」が来る)確実に上手くなってきているのではないか。「イニシャルD」の時はさらに貫禄あったように思う。

監督:ウォン・ジンポー 出演:アンディ・ラウ、ジャッキー・チュン、エディソン・チャン、ショーン・ユー、エリック・ツァン、チャップマン・トゥ 2004年制作
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2005年10月18日

「ファイナルロマンス〜願望樹〜」エディソン・チャン・後半

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後半にもカー・アクションがあるんだけど、抜群にいいね。ディクがジーンをさらって追っ手をまくカーチェイスやディクがジーンのパパを助けるため携帯で話しながら車を走らせるシーンがかっこよく、車を盾にして止めた時反動で頭をぶつけてしまうシーンなどもリアルだった。やはり監督が車好きなんだなと思わせる。ディクの乗る車はトヨタだしね。

ストーリーがとにかくぶっ飛んでるんでどうしても軽く見られてしまうんだと思うけど妙に細部はしっかりしてるという変わった映画です。画面もとても綺麗だと思う。

後半の筋。
香港に戻ったディクは兄が死んでから世話になっている修理工場のモンヨン(テレンス・イン)のところで再び働き出す。モンヨンはやばい仕事もやっていてディクはもうやめなよ、と言ったりするが、モンヨンは笑うだけだった。

一方のジーンも香港に戻り、結婚する予定になっていた金持ちでジーンの主治医でもある陳さんと婚約式をすることになる。ジーンは父の説得でやはり貧乏なディクより大金持ちで趣味のよい陳さんと結婚するほうがいいかも、と思ったりもしている。別に陳さんは狒々爺なんではなく若くてハンサムでもある。友達も全てエリート大学出身である。ジーンを前にどこ大学出身かを次々と言う。「修理工です」と言ってあらわれたのはディク。「僕の車に乗りたいかい」ということでドサクサに紛れてジーンを婚約式会場から連れ出す。
二人が話し合ってるとタンポポの綿毛が風にどっと吹かれて舞い上がってくる「雪みたい」という演出なのでした。

前後するが、友人セナがディクに金持ち娘はあきらめろ、と言う場面がある。お前は日本に行ってプロのレーサーになるんだろ。100キロでカーブを曲がるんだろ。ディクは答える、このカーブだけはどうしても曲がらなきゃいけないんだ、わけは言えないけど。
セナは、俺も助けるよ、わけは言えないけど。

ディクとジーンが再び心が通じ合い、ジーンが父親を説得しようと決心する。父親はなぜかすんなりとジーンにお前に任せるよ、と言って立ち去る。ジーンからそれを聞いてほっと安心したディクにモンヨン(テレンス・イン)から連絡が入る「お前の兄貴は事故じゃない。ジーンの父親に殺されたんだ」
ジーンの父はミシェルを渡したくないために、ウーを部下に殺させていたのだ。モンヨンは「復讐だ」と言って車を走らせる。セナがディクにそれを知らせ、ディクが駆けつけたのだった。崖っぷちでジーンの父を助けるために命を張って車を止めたディク。
が、なおもモンヨンはジーンの父にナイフを突きつけそれをディクは身体で受け止め倒れた。ディクにしがみついたジーンは気を失ってしまう。目が覚めた時、ジーンはアメリカにいて心臓の手術は終わっていた。香港に帰って来た時、ジーンの父は癌で死亡しており、フェイとセナは仲良くなっていた。
そしてジーンはまた湯沢を訪れたのだった。
願いの樹を見上げるジーンの前に現れたのはディクだった。彼は死んでいなかったのだ。抱きしめあう二人に雪が降りかかる。劇終。

うん、確かに凄いストーリー展開だ。が、ナンと言っても役者陣が際立って上手い。サム・リーが特に引き締めてくれている。あの話し方と飄々としたキャラクター作りはさすがである。
エディソンも可愛いだけでなくとても落ち着いてて上手いと思う。

そして勿論アラン・マック監督どうしてこんな不思議国の話になるのか「頭文字D」にしてもそうなのだが、でもそれ以外の作りは抜群にうまいのではないか。わかりやすいし。私としては不思議物語りは好きなので監督自身におおいに興味がわいてきました。というか「インファナル・アフェア」も「1:99電影行動」も観てるのでたくさん観てますねすでに。
これからもますます注目していきたい監督です。
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2005年10月17日

「ファイナルロマンス〜願望樹〜」エディソン・チャン・前半

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普段は観ない様なタイプの映画です。これも全て、私が突然エディソン狂いになったからです。
が!これは!観てよかったーーっ!!こんなに観てよかった、と思うことはない(笑)
これは、有意義な映画でしたね(ふむ)

一言に言うと摩訶不思議映画である。
香港人で富豪の娘であるジーン(アマンダ・ストラング)は友人・フェイ(シンディ・オウ)と共に日本の湯沢にあるスキー場を訪ねる。
それはジーンの姉ミシェルが亡くなる前に彼女に頼んだからだ。「私の遺骨をバレンタインデーに日本の湯沢と言う場場所でウーに渡して欲しい」
ジーンの姉ミシェルは父親が反対する貧乏なウーという男を好きになり200万ドルを渡していた。父は金目当てだと猛反対。が、姉の気持ちは変わらなかった。そしてある時、雪の中でウーを待ち続け凍傷にかかって死んでしまったのだ。
ジーンは重い心臓病を患っているのだが、ミシェルの願いをかなえるため、2月14日湯沢でウーに会う決心をしたのだった。

んー、この出だしのあらすじを読んで貰っただけでも、もうすでに不思議世界に足を半分突っ込んだ気持ちでしょう。甘い!もう書いていったら突っ込みどころ異次元どころ満載なのですが、何故に私がこうも感動しているのかと言うと、まさしくこれは「頭文字D」の前哨戦と言える世界であるからです。

監督はアラン・マック。そして主演:エディソン・チャン。エディソン演じるディクは修理工をやりながら、いつか日本でカーレースチームに入るのが夢(おお!)ディクの友人にサム・リー演じるセナ(おお!)セナはコンビニで万引きしてる所をジーンに見られてしまう。この時、ジーンがコンビニでサラダ油を買おうとしている。旅行先でサラダ油??最初わからなかったが、この時、ジーンは心臓病の薬を飲もうとして、コンビニへ行ったのね。つまり彼女は「水」と思ってサラダ油を手にとって見てたのだ。万引き男セナに驚いて逃げ出したからよかったけど、もう少しでサラダ油で薬を飲むとこだった。
ディクたちは金が無いので通りすがりのバスの修理をしてただでバスに乗せてもらう。日本のバス会社はそんなにアバウトではないと思います。また、ジーンたちはレンタルカーで湯沢に向かうのですがいくらも行かないうちに車が動かなくなってしまう。それを見ていた修理工のディクが「クラッチが悪いんだよ」と言ってカパカパのクラッチを直してくれるんですが、レンタルカーもそんなにクラッチ効かなくて動かなくなってしまうなんてないと思う(多分)ただ、運転してるエディソンが凄くかっこいいです、ここ(笑)

さて雪の中に置き去りにされたディク&セナは歩いて旅館に着くのですが、玄関に大雪を被ったまま座ってる。解りやすいけど普通、表で払ってくるよね。
そして、ジーンが姉の遺骨を渡そうとしていたウーさんはディクだったのだ。ただしディクも死んだ兄の頼みで遺骨をミシェルに渡そうとしてきていたのだった。
つまりジーンとディクは互いの兄・姉が死んでその遺骨を託されていたのだった。ディクは「一緒に埋葬してあげよう」と言う。
またここで問題。旅館が満室ということでジーン&フェイとディク&セナは同室を余儀なくされてしまうのですが、いくらなんだって若い男女4人見知らぬ同士を同室にはしないでしょー。ついたてだけは立ててくれるんですが強引だなあ。

この筋立てだけでなくこの4人が懸命に駆使してくれる日本語も聞いてて楽しいです。特にディクは将来日本のレースチームに入るため日本語特訓中ということでエディソンの日本語がたっぷり聞けますね。
そしてこの旅館の主人があのチューヤンなんですよ。日本語も広東語も話せると言う事でこれは絶妙でした。そしてノロ(チューヤン)が説明する。この旅館には縁結びの「願いの樹」がある。そこでウーとミシェルも恋に落ちたんだ、と。

冬の湯沢なのでスキーも出てきます。ディクとジーンは上手派、セナとフェイはお笑い派であります。別に普通ではあるんですが、香港人だと思って見てると雪は寒いだろうなーなんて。ただしエディソンはカナダ育ちなので問題なしですね。しかしジーンは心臓病なのに大丈夫なのだろうか。

さて「イニシャルD」の前哨戦はここからなんですが(笑・前振り長すぎ)スキーの途中で心臓病の薬を雪の中に落としてしまったジーンは薬を飲む時間が一時間後に迫っている。街までは3時間はかかるのだ。セナは「彼女死ぬの?」なんてのんびり(サム・リーホントにいい味でおかしい)ここでエディソン=ディクが「車は用意した」と真剣な顔「飛ぶ車なの?」とフェイ。
がディクは3人を乗せて雪道を吹っ飛ばす。思い切りドリフトしてました。なにしろ高橋涼介ですからね、最速の男なんでこのくらいは当たり前。3時間の道を1時間でついてさらにディクは彼女のために薬局をしらみつぶし。何とか間に合ったのでした。かっこいいー。

そしてディクはジーンをサーキットにつれて行き(これも唐突だあ)自分がプロのレーサーになる夢を話すのだ。

この後、チューヤン=ノロさんの息子・平安君が吹雪の中遭難し、探しに行ったディクとジーンは彼を助けた代わりになだれに巻き込まれてしまう。ここでとても心温まるステキなラブシーンがあるのですが、それは見てのお楽しみ。エディソンファンなら心がとろけてしまいます。っていうか、ずーっと彼の甘ーい笑顔が見れるのでとろけっぱなしですが。
なんとか助かった二人ですがコートを彼女に着せてあげたディクは熱が引かなくて。(零下十数度でコートを脱ぐとは、って言うんですが普通死にますよね。凍傷にもかからなかったそうですが。南国人間なのでよくわかんないが)
そして彼女の手厚い看護でまたほんわか。

2月14日二人は互いの兄・姉の遺骨を願いの樹の下に埋めたのでした。

皆が旅館でダンスパーティに興じている時、ディクはジーンに「願いの樹のところで会おう」と約束して先に向かう。が、急ぐジーンの前に現れたのは香港から駆けつけた父チョク(サイモン・ヤム)だった。

ひゃあ、前半だけなのに物凄く書いてしまった。実際見たらもっと面白いんですが(当たり前だー)相変わらずサム・リーのひょろひょろ手足にはみとれます。サム・リーはさすがに貫禄ですねー。この雰囲気、他の人には出せません。明日の後半が待ち遠しい。

監督:アラン・マック 出演エディソン・チャン、サム・リー、テレンス・イン、サイモン・ヤム、チューヤン 2001年制作
posted by フェイユイ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「七剣(セブンソード)」ツイ・ハーク

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楽しかったですねー、これは。いかにもかっこよくしあげたい重厚さがあって堪能しました。バトルシーンも見ごたえあり。
私の環境的にはもう毎日最近は武侠三昧なのでいつでも来い!の戦闘態勢ではありますし、泣きに泣いた「天龍八部」の後なので楽しく観れたということもあります。

まず画面の美しさに見とれました。イントロ部分のグレイのトーンに赤を効かせた配色はこの映画の持つイメージをそのまま表しているようで凄みのある美しさでした。

私がこれを観た理由は大悪人・風火連城=孫紅雷(スン・ホンレイ)目当てなんですが、七剣士の敵・悪役と言う事で、少ししかお目にかかれないと思ってたんですが、蓋を開けてみたらなんとも一番孫紅雷の出番が多いじゃないですか(笑)正義の士は出番が7分の一なんでしょうがないですね。
風火連城は美女の背中は咬むし、気に入らない奴はすぐ殺すといういかにもの悪党振りが魅力的。頭も剃りあげて迫力をましていました。
が、さすがにスン・ホンレイ。単なる悪玉に終わるはずもなく、彼自身が言うように手に入れたい物を手に入れることの出来なかった悲しい運命の男、を思いいれたっぷりに演じてくれまてましたね。

次に見とれたのは由龍剣の楚昭南。ドニー・イェンなのだから当然と言えば当然ですが、どすの利いた迫力で最高の強さを持つ剣士と言う雰囲気がたまりませんね。

主人公のはずの青幹剣・ヤン・ユンツォン(レオン・ライ)はその温厚な人格からむしろ控えめな印象でしたが、こういう人がいないといけませんから。この方が主人公と言うことでも作品を本格的に感じさせております。

後はダンカン・チョウとルー・イーが二枚目役でよかったのではないでしょうか。特にダンカン君は「十七歳的天空」にも出演ですから、注目ですよ。

剣がそれぞれに特徴がある、というのも楽しかった。ちょっとアニメ「サムライトルーパー」思い出してしまいました。光輪剣がかっこよかった。主人公リョウの烈火剣はチャーリー・ヤンの剣に似てる?

ところでツイ・ハークと言えば「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」「ブレード/刀」(どちらも面白かった)ですが、私としてはやはり「チャイニーズ・ゴーストストーリー」と「金玉満堂」なんですよね。こういう明るく軽いノリを想像していただけに重厚な作品の出来に驚きました。こうなると「頭文字D」を作るはずだった、と言うのが再び気になります。

なお。私はこれは映画館でなく輸入版DVDにて鑑賞しました。

監督:ツイ・ハーク 出演:レオン・ライ、ドニー・イェン、チャーリー・ヤン、ルー・イー、ダンカン・チョウ、孫紅雷(スン・ホンレイ)


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2005年10月06日

エディソン・チャン便り

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エディソンが気になって仕方ない今日この頃。「イニD」で受けた毒が今頃きいてきた?!

で、彼の別作品も気になる。何と言っても11月19日に公開になる日本映画に出てるというのが凄い。窪塚洋介主演の「同じ月を見ている」これは観てみたいですね。後、「ベルベット・レイン」ですね。これも是非観たいものです。

彼は1980年10月7日生まれと言う事で、おお、近く誕生日ですね。それでやっと25歳ですか。まだまだこれからの役者さんと言う事で楽しみはつきませんねー。
posted by フェイユイ at 00:58| Comment(2) | TrackBack(1) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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