2005年09月19日

「頭文字D」をついに映画館で観た!!

ハチロク.jpg

とうとう「頭文字D」が公開されました。

普通の人には当たり前の話なんですが(笑)ついにこのブログ始まって以来、初めて映画館で映画見ました(爆)予告通り「イニシャルD」を映画館で観たぞ!!

やはりねえ、大画面で観ると違いますよ。ええ。もうさ、パソコン画面で観てたのとは違って自分自身が峠で拓海のバトルを見てるかの如くだものね。あのスピード感、あのスキル音、ギャアアア、キュイヤアアアアたまんないっす。
実際、カメラが車に近づいている迫力も凄いけど、遠く引いて、峠を走る車たちを映してる場面が好きでくねくねとした山道を車のライトが見え隠れしながら夜空にキュイヤアアアっていうのがよかったなあ。何だか悲しくなるような、何だか胸にぐっとくるものがありましたね。

そして出演者たち。もう書きましたが、黄秋生(アンソニー・ウォン)親父がたまんないやな。あのへべれけ。だらしなくて色っぽいぞ。親父見るだけでもこの映画価値あるって。
エディソン・チャン。最初観た時は、涼介さんとは違うかな、と思ってたんですが、今日観てたら涼介さんでした(笑)ハンサムだなー。クールで素敵。公式ビジュアルブックなるものを読むと監督から出ていない弟・啓介と一体化して演じてくれと言われたそうで(なんつー無茶な注文・笑)エディソンはその辺を考えて演じたそうです。それで納得。なんだか、涼介と言うか啓介みたいな、と思ったもの。このブログでもそう書きましたよ。凄いね、エディソンって。
ショーン・ユーもやっぱステキですわ。拓海を段々好きになっていくのがよかった。

そうそう、この映画ではバトルシーンもだけどこの3人の友情が(おっとイツキは最初から友達だからさ)またかっこよくてよかったんだよ。

で、主人公藤原拓海を演じる周杰倫(ジェイ・チョウ)みんなこれでジェイを好きになってしまうんじゃない?ジェイ・チョウは、アジアを代表する最高のR&Bミュージシャンなんだけど、これを観てると普通の男の子みたい。
女の子があいてだと緊張して何もできない。でも走り出すとイツキ曰く神になってしまう。そんなとこはジェイそのものだと思う。

映画館で観て感動が何倍にもなった私ですが、残念な部分もある。一つは吹き替えだったこと。字幕版と二通りあると思ったら違うんですね。全国的にも吹き替えが多いという話で。ものすごいスピード感がある映画なのでいいのかもしれないが、やはり広東語を聞きたかったなあ。第一、日本が舞台なのにみんな広東語を話してる、という不思議世界を体験したかったし、みんなにも味わって欲しかった(私はまー、香港DVD観るからいいっちゃいいんですが)

もう一つは公開映画では日本人の歌手の歌が使われていて最後にジェイの歌が流れるべき所でそちらのが流れていたこと(ジェイの歌はその後で少しだけ使われていた)ジェイとしても自分の歌を聞かせたかったと思うのに残念でした。

とは言え、すっごく楽しいかっこいい映画です。みんな観てくれるといいなあ。


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2005年07月31日

「愛の神、Eros(エロス)」ウォン・カーウァイ

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「愛の神、エロス (Eros : 愛神)」
何と言ってもチャン・チェンが美しいのだ。コン・リーの美貌はもう何度も讃えているが、チャン・チェンがこんなに繊細な美しさを持っていたとは。
いつもの如くウォン・カーウァイの背景の魔力。闇の中に紅い灯がともっている。研ぎ澄まされたようなチャン・チェンの思いつめた顔だけを映している。声だけしか聞こえない女との会話。女は病気のようだ。「初めて会った日を覚えている?私の手を覚えている?」妙な質問だ。だが、それが何の意味を持つのか次の場面で知る。
仕立て屋になったばかりのチャン(チャン・チェン)は師匠に言いつけられ上客である高級娼婦のホア(コン・リー)の家を訪れる。ちょうど客を迎えていたホアの部屋の隣でチャンは男女のあえぎ声を聞きながら、終わるのを待っている。
チャンを部屋へ招きいれたホアはチャンの様子を見て、ズボンを下ろすよう命じる。羞恥で震えながらも命令を聞くチャン。美しい娼婦ホアの手はチャンの内股、そしてさらに奥のほうへと撫でていく。チャンはただホアの手の動きを耐え忍んでいた。

チャンを見上げているホアの顎がきれいだ。ホアはこの感覚を覚えておく様にチャンに命じる。そして自分の服をあなたが作るように、と。
チャンは懸命にホアの服を作り上げていく。この時、服を仕立てているチャン・チェンの横顔がレスリー・チャンのように見えてはっとする。きちんと撫で付けられた髪型のせいだろうか。顔が似ていると言うわけではないのに。

腕を上げていくチャンとは逆にホアはかつての華やかさを失いつつあった。客の足が少しずつ遠ざかっていくのをホアはつなぎとめるよう焦り出していた。そんな時もチャンはホアの服を仕立てるため、黙ってピンで補正をしているのだ(このピンを刺す行為というのは何だか色っぽいと思うのだが)ホアの身体に僅かに触れ、寄り添うように立つチャンがまた切ない。

ホアの仕事場である寝室の隣部屋でチャンはいつも待たされるのだが、その調度もまたいつも同じに整えられている。だが、来客の様子は次第にひどく変わっていく。この時、チャンはどのような気持ちで去っていく男たちを見ていたのだろうか。もしかしたら喜んではいなかったのだろうか。

落ちぶれていくホアは仕立て代も払えぬようになり師匠はチャンに催促を促す。

ホアはチャンに、旅に出るのでこれまで作らせた服を売りたいと申し出る。承諾するチャン。お礼にと酒を注ぐホア。この時、チャンの肩に何気なくホアの手がのせられ、チャンはじっと自分の肩を見つめる。二人は酒を飲み干す。このときのチャンのホアを見つめる目の凄まじいほどの色っぽさ。心が引き裂かれるような悲しい目である。

ホアはいなくなった。

再び彼女に呼ばれチャンが侘しいホテルを訪れる。ホアはチャンが結婚していないと知り、私はどう?と聞く。チャンはホアに近寄る。だがホアは服を作って欲しいと話し出す。愛人に気に入ってもらえる最後のチャンスを逃さないような綺麗な服を作りたい。そしてなけなしの金を渡そうとする。チャンは「あなたの服は取っています。それを作り直せばいい」と言う。ホアは「ではサイズを測って」チャンは「あなたの身体は知っています。ただ手で少し測るだけでいい」チャンはホアの身体に手を触れます。ホアはチャンの腕に抱かれるようにして涙を流すのだった。

チャンは丁寧にホアの服を仕立て直していく。大雨の中、仕上げてホアに会いに行くが彼女はいない。しばらくするとホアは客をとって帰ってきた。またも廊下で事が終わるのを待つチャン。仕上げた服は渡せなかった。

店に戻り彼女が切るはずだった服のすそから手を差し込むチャン。その行為だけでチャンは陶酔してしまうのだった。

彼女はついに病気で倒れてしまう。彼女の部屋代を払うチャン。チャンはホアに会う。ここで出だしのシーンに戻る。チャンの苦しい顔が映し出される。今度は何故彼がこんなに苦しんでいるのかが解っている。ホアは、うつるから会いに来ないで、と言う。大丈夫だ、とチャン。こちらに来て。最初に出会った時のことを覚えている?私を恨んだわね。いや、僕はあなたに感謝しています。私には何もないわ、でもまだ手だけは残ってる。ベッドに横たわり苦しそうなホアはそのまだ美しい手でチャンを触っていくのだった。あの時のように。チャンは長い間夢みていた感覚を再び知ったのだ。唇を触れようとするが、感染を案じて、ホアは拒絶する。二人に許されたのは互いの手の感触だけだった。

チャンは店に戻り師匠に、ホアが行ってしまった、と伝える。師匠はホアが愛人に連れられていったと思い、こうなるとは思いもよらなかった、と笑う。「そう、思いもよらなかった」それでホアさんの服は上手くできたのかい、と聞く師匠の問いにチャンは答えない。どうした?
チャンの顔が映される。

チャンの悲しい思いに涙があふれてしまう。

いつもの撮影監督クリストファー・ドイルと美術監督のウィリアム・チョンはすばらしい。
またこの映画はほぼチャン・チェンとコン・リー、そして仕立て屋の師匠ジンを演じるティン・ファンの3人なのだが、このティン・ファンさんは「ニエズ」でロンズの家の爺やをやった方ですね。


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2005年07月27日

「花火降る夏」後半(原題:去年煙花特別多 THE LONGEST SUMMER)

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たまらなく悲しい花火だった。タクシーのおじさんが言う。「花火だ外へ出よう」気が乗らなかったガーインだが、つい花火を見てしまう。香港が英国の支配から中国の支配へと変わる式典だ。香港の空が真っ赤に燃え上がるかのように花火が打ち上げられ、ガーインの頭上に広がる。「20年、軍隊にいて何もならなかった」と言う仲間たち。だが、弟シュンが金を持ち逃げし、行方がわからなくなり、皆あきらめてしまった。ガーイン以外の仲間はそれなりに仕事を見つけた。ヤクザのボスはガーインに戻って来いと言ってくれてる。が、ガーインの心のもやもやは晴れない。「自分は誰なんだ」と鏡を割るガーイン。
ガーインは大きなナイフを持って街へ出る。ある少年がそのナイフを見つけ「こんなナイフじゃ人を刺せないぜ」と絡んでくる。黙ったままのガーインの目の前でその少年たちがでかいナイフを持ち喧嘩を始める。ガーインの精神が狂いだす。少年たちの一人が弟・シュンに見える。ガーインは叫び絡んできた少年を追いかける。逃げる少年。だが、追い詰められ、金属製の保護服をつけた身体をガーインに滅多打ちにされる。ガーインは少年をまるでシュンであるかのよう二叫ぶ「なぜ銀行強盗をさせた。お前には失望した」そして喚き散らす少年の脚と腕を撃ち抜く。そしてさらにその頬に風穴を開けてしまうのだった!(この少年が出だしの地下鉄の穴の開いた少年だったのだ)なおも興奮が収まらないガーインの後頭部が突然撃たれた。ガーインは倒れた。花火が打ち上がっている。ガーインの目にもそれは見えた。

ヤクザの娘ジェーンは、英国に旅立つ前にガーインに会いにきた。一緒に行かないか、と誘いに来たのだ。だが、ガーインは承諾しない。あきらめて一人旅立つジェーンにガーインは出合ったとき投げられた白いシャツを窓から放り投げて返そうとする、だがシャツは途中の電線に絡まってしまう。
ガーインの事件の後、ジェーンが帰ってきた。すぐにガーインを訪ねる。今ではガーインも運送の仕事についている。が、ガーインはジェーンを思い出さない。ジェーンはいらだった文句を言う。ガーインの後頭部には大きな傷跡が付いていた。幸せそうに笑いながら仕事をするガイン。ガーインはもう何も考えることはないのだろう。これからは、ガーインも幸せに笑って生きていけるのだ、何も考えずに。

という、陳果監督の皮肉である。圧倒されるエネルギーがある作品だ。惹き付けられるシーンが随所にある。かっこいいまたせつないシーンも。ガーイン・ジェーン・シュンの3人がオープンカーに乗って香港の街中を駆け抜ける場面など、まさにかっこいい場面だろう。解放軍が来た、ということでガーインたちがつい戦車に向かって敬礼するシーン。そして警察が爆弾犯人と間違えて男を取り押さえ、壁に投げた爆弾がスイカだった、というシーン。スイカは砕け真っ赤な中身が飛び散った。

それとエンディングでガーインと仲間たちが水辺で子供のようにはしゃぐシーンがある。いずれも頭も薄いおじさんたちなのだが、とても楽しそうなのだ。

出だしの頬に穴が開いた少年、というのは香港人の心の穴を演出したものらしい。特に若者たちの不安な心を。だが、劇中では完全におじさんたちが主役になってるようだ。ガーインはまだ若いけど少年たちには「おじさん」といわれているし。若い人向けの映画、と陳果監督は言われてるが、昨日も書いたように歳をとってから解る映画でもあると思う。

監督:フルーツ・チャン 出演:トニー・ホー、サム・リー、ジョー・クーク 
1998年制作


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2005年07月26日

「花火降る夏」フルーツ・チャン・前半

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これが、前に一度観た陳果監督の映画だった。しかし、今回観て全然受け取ったものは違うのではないか、と感じた。

1997年3月30日、英国から中国へ返還間近の香港。蛍の光がバグパイプで演奏される中、イギリス軍香港駐屯部隊が解散した。

地下鉄の中、居眠りしている男の顔を覗き込む少年。男の頬にはなぜかぽっかりと穴が開いていて、向こう側が見えるのだ。

主人公・ガーイン(トニー・ホー)は放り出された軍の兵士仲間と仕事を探しているが長年、軍隊にいた彼らに仕事はみつからない。父親からは上手く立ち回って稼ぐんだ、と言われるばかり。ヤクザになった弟を見習えとさえ。仕方なく兄・ガーインは弟・シュンがいるヤクザのボスの運転手として雇われることになる。

前作「メイドインホンコン」で鮮烈な印象のサム・リーはここでもちょっとキレた弟役を魅力的に演じています。軍人で堅物の兄との対比がおもしろく、といっても兄弟の絆も感じられて引き込まれます。あの細いサム・リーの身体は健在で(ずっと細いですが)ペッタリした髪型と身体に張り付いたTシャツと共に彼の魅力を浮き出させています。

自分たちの仕事を奪った英国と香港に不満を持たざるを得ない彼らはとうとうヤクザの一味・シュンの提案で英国系の銀行を襲おうと計画する。

訓練はしていたが戦争の経験はない彼ら。「戦争がなんだ。今がその戦争だ」と喚くシーンがある。まったくだ。日々、必死で働いていてもいつどうなるのか、わかりはしない。稼げる金は僅かで、休みもなく働き続けてようよう生きていけるしかないのだから。

彼らは暗号も決めて銀行強盗へと赴く。だが、なんと言うことか!彼らの前に先客の強盗が入ってしまい、そこに勤めていた仲間が殺されてしまうのだ。そして飛び出してきた先客強盗と鉢合わせ。警察も駆けつけて銃撃戦となってしまう。本物の銃は持ってなかった彼らだが、弟・シュンだけがヤクザの仕事がらみで手にしていた銃をぶっ放す。慌てて逃げ出したガーイン一行、だがいつの間にやら車の中に先客強盗の一人が間違って乗り込んでいた(点呼の暗号でばれたのだった)しかもそいつはヤクザのボスの娘でガーイン・シュンとちょっとした事件で顔見知りであったのだった。

青馬大橋落成で花火が打ち上げられる。6月ではあるが暑そうな香港の夜である。花火だけでなく、映画そのものも熱く動いている。やるせない怒り、あきらめ、願い、などが画面を通してぎらぎらと伝わってくる。これは、昔観た時には、むしろ感じなかったものだ。若いときでなく、日々の生活に追われている今のほうがこの映画の持つエネルギーを感じ取れる気がする。若くて可愛いシュンでなくお兄ちゃんの苛立ちがわかるのだ。

このおもしろい映画を前半だけというのは心苦しいが、また明日続きを語りたい。
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2005年06月25日

「ドリアンドリアン」後半

ネタバレです。

物語は前半と後半できれいに分かれている。前半は香港でのイェンとファンの話。後半はイェンが東北・牡丹江に戻ってからの話だ。

大金を稼いできたイェン。両親はそんなイェンを祝う宴の席をもうけて大勢を呼びご馳走を振舞うのだ。勿論、そのお金をどうやって稼いできたのかをイェンは誰にも言えない。皆がイェンを羨みあやかりたいと思っている。熱心にダンスを学んでいる18歳の娘を持った母親は親戚のよしみで今度南方に行く時は娘をよろしく頼むと言いにくるのだ。「いつ南方にもどるの?」と誰からもイェンは聞かれる、その都度に「解らないわ」としか答えられない。

華やかな香港と違って牡丹江はまるきり田舎である。建物も冴えないし、人々が着ている服も明らかに野暮ったい。道路はやたら広いだけで舗装もされてはいない。おまけにものすごく寒そうである。香港に帰ろうとしないイェンのことを皆は不思議がる。

牡丹江に戻ったイェンは香港に戻ろうとはしないが心はひどく揺れ動いているようだ。何か仕事を見つけたくてもこれというものがない。儲けも香港での売春という仕事に比べたら微々たる物なのだ。そして「イェンが一番偉くなったわね」という賛辞。

そんな中、実は同級生のシャオミンと結婚していたイェンは離婚手続きをする。夫のシャオミンは仲間とパフォーマンスをしている芸人。今度はイェンを故郷に残し巡業の旅に出るというのだった。

イェンを頼りに香港で働きたいと言った従姉妹は煮え切らないイェンを待ちきれず一人香港へ向かってしまった。それがどういうことになるのか知っているイェンは複雑な思いを抱いて細かくふる雪の中に立っている。この時イェンは決心したのだろう。

イェンの友達は共に勉強した京劇を仕事としている。そしてイェンにまたやらないかと声をかけてくれた。「もう何年もやってないもの」と答えたイェンだが、ラストシーンで京劇の美女に扮しているのはまさしくイェンであった。満面の笑みを浮かべるイェンにはもう迷いはないのだ。

時計が早く回っているような前半の香港の部と同じ国とは思えないゆったりとした北方の牡丹江。故郷に戻ったイェンの人には何も話せない思いが伝わってくる。香港では金儲けのことだけ考えて売春に明け暮れたイェンが故郷に戻った時、その世界へ帰りたいとは思っていない。が、彼女ははっきりした答えが出せず迷っている。そんな時香港で出会ったファンからドリアンが送られてくる。男友達に割ってもらおうとするがいくら包丁で叩きつけても割れようとしない。そしてその強烈な臭い匂いは皆から嫌われてしまう。ドリアンを香港そのものに見立てイェンの気持ちを現している。両親が食べずに残ったドリアンをかみ締めるように食べるイェンには香港はもう遠い場所となった。

そして幼いファンもイェンが去った後、故郷である深址に戻っていたのだった。ファンもまた家に戻れてほっとしているのだ。狭い路地で母親の皿洗いの手伝いを懸命にしていたファンが幸せになれたと言う便りが届いて本当によかった。
posted by フェイユイ at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月23日

「ドリアンドリアン」フルーツ・チャン・前半

ドリアン.jpg

もう何回となく観ました。最初に観た時はまだ香港映画もそんなに観てない時期で、そのリアルさと幻想的映像とユーモアに「香港映画ってすげー」とマジに驚いたものです。その後、陳果監督は香港でもかなり特出した人だと知って安心しましたが。

それにしても「ドリアンドリアン」というタイトルにフルーツ・チャンという名前はインパクトあります。
映画も特に前半、香港を舞台にした部分では画面には、雑多な人々、車、街並み、売春婦、彼女らの旺盛な食欲、そして排泄、セックスといったものがごちゃごちゃと溢れています。残念ながらまだ食べたことはないのですが、排泄物の匂いがするという果物「ドリアン」がまさに香港の匂いを思い起こさせるのでしょうか。またドリアンは固くてとげとげがあって一筋縄ではいかない感じだし、フルーツの王様だとも言われています。

前半の物語は深センからやってきた少女ファンと同じく大陸から来たイェンの目を代わる代わる通して描かれています。
少女ファンの一家は香港に不正に渡ってきていて父親は脚が不自由でかなり年齢が高い。母親はやっと皿洗いの仕事で生計を立てている。小さなウェンウェンはとても可愛い。一家は貧しくて何のあてもない不安定な生活ながらお互いを支えあっていてとてもほほえましい。
同じく香港にやって来て3ヶ月のビザの間に売春で稼ごうとがんばってるイェンはひたすら香港を歩き回り、食事は買ってきた弁当。相手の男の身体を洗うため手は皮がむけてしまっている。
警察にあえば隠れなければいけない境遇の二人だ。少女ファンは皿を洗い、21歳のイェンは男の身体を洗う。
身体を売った男たちが「どこから来た?」と聞くと中国のあちこちを適当に答えるイェン。だが、帰らねばならなくなった時、少女ファンには自分の故郷東北の牡丹江に手紙を書いてよ、と頼むのだった。

陳果監督は細いからだが好きなんだなあと思う。イェンを演じるチン・ハイルーもグラマラストはいえないスレンダーな体つきだし、少女ファンもほっそりと手足が長い。そしてイェンの護衛を命じられる若い男はいつも上半身裸でいるのだが、サム・リー並みにくっきりと痩せている。この方は多分その痩せた裸を見せるために登場してると思うんですが。

そして1日38人の客をとってさらに追加で仕事した後、イェンは遠い北の故郷・牡丹江に帰る。
寒い北国。川は凍っていてバイクで走っていける。暑い暑い香港からイェンは凍てつく国に帰ってきたのだった。

劇中、イェンは腰に赤い糸をまいているがこれは幸運のしるしで、小さいうちに死なないようにということらしいです。チン・ハイルー自身もしている、とインタビューで答えてました。うちの近くの子供たちには首に極小さなひょうたんをつけてる子もいます(昔は大勢してたんでしょうけど)
posted by フェイユイ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月26日

「メイド・イン・ホンコン(香港製造)」後半

サム・リー.jpg
この映画じゃないのかどうかよくわかんないけどサム・リー。かわいい。

熱くていい映画だあ!なんか一回観たように書いたけど観てませんね(笑)これ観てたら忘れるわけないもの。もう今頃何なんですが、サム・リーがめちゃめちゃかっこいい!(笑)かっこいい身体の役者さん選ぶときは絶対サム・リー入れるよ。また、ぴたーとした服着て髪つんつんでヘッドホン、ズボン短くて足首に刺青あるし、手足がひょろ長くてもうめちゃ絵になるんだ。監督インタビューで陳果監督は街で遊んでいたサム・リーの上半身裸をみてその裸に惚れたそうな(笑)「映画に出てくれ、連絡を待つよ」といったけど連絡来なくて(単にホモのおじさんと間違われたんじゃないの?)再度アタックして「でも演技経験ない」ってサム・リーが言うんで2ヶ月間演技指導した、他の男の子は考えられなかったんですと。しかしストック・フィルムを使ってスタッフは5人だけ、スタイリストもなし。と言う状況でよくこんなすごい映画作れたものです。いや、だからこそ、このエネルギーこのスピード感、なのでしょうか。

ネタバレ注意!

映画は中国返還前の不安定な心理状態にある香港そのままに未来の見えない若者たちの心を表しているのでしょう。重い腎臓病の16歳の少女、知的障害者でいつもいじめられている男の子、家族に見放され、ただ一人で生きていかねばならない主人公チャウもそういった香港そのものを具現化しているのでしょう。それにしてもチャウたちは立ち止まったりせずいつも何かを求めてさまよい歩いています。障害者のロンは病気の少女がエレベーターで上がってくるだけで鼻血が出ちゃうし、明日をも知れないペンすらぱっとスカートをまくってロンに鼻血を出させて喜んでいます。ラストについては何だか悲しくなってしまうのだが、勿論3人は香港の具象化であるから、返還によって香港がなくなることを暗示しているのだろう。毛沢東の言葉による「生気はつらつとしている若者」と言うのは香港を示してるわけで。じゃ、香港が本当に死んじゃったのか、というと現に存在しているわけだしね。この映画は香港でとても受けたそうだけどまさに自分たちをこんなに魅力的に表現されてるわけで当然の結果なのでしょうね。

一応最初のお題のキム・ギドクと似てるのか、なんだけど昨日は似てないっていったけど、やっぱり似てるのかもしんない(笑)ていうか確かに表現や明るさなんかは違うんだけど、その芯の部分が通じているのではないか、と思いました。
posted by フェイユイ at 23:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「メイド・イン・ホンコン」フルーツ・チャン  前半

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何故急にフルーツ・チャンかというと、この前の「1:99電影行動」で石公さんに「これからはもっと香港モノを観ます!」と約束したのもあるし、キム・ギドクについてshitoさんが「北野武というよりフルーツ・チャンを思わせる」と言われて、私は「私もそう思います!」といったくせに実はもう「メイド・イン・ホンコン」ってどんなだったっけ?(す、すみません)と言う有様で(「ドリアン・ドリアン」と「ハリウッド・ホンコン」「パブリック・トイレット」はよーく覚えてます!あと「餃子」!)慌ててレンタルしました。

で、前半みたのですが、こんなによかったんだなあ。あらためて、フルーツ・チャンが好きに。前半見てての感想としては、意外とキム・ギドクじゃないなと思いました(ひゃは、shitoさんごめんなさい)底辺を生きる人々・若者、汚い感じ、ぎょっとするような暴力表現という同じ題材を扱っては、いるのですが、その映画の中に溢れてるリズムや雰囲気は明るくてすごく楽しい。友達や親との連帯感が全然違うのです。サム・リー演じるチャウはすごく友達思いでやさしくて行動力があって全く自分を惨めに感じていません(ああこのサム・リーの魅力的なこと!こんなに痩せた身体が素敵に思えたことってない!このサム・リーを見た人はみんなそう思うんだろうな。いつもパンツを低く下げてはいてるんで腰のなんというのか付け根の線がくっきりと見えててものすご色っぽい。頭の弱い友達(子分?)のロンが学生たちに痛めつけられてるのを助けてやり汚れた体を洗ってやるシーンなんてすごくいい)

似ていると思わせるのに何か違う。それは韓国人と香港人との違いなのでしょうか。フルーツ・チャンが描くと画面には熱気や汗、匂い、いつもがやがやとうるさい音、が溢れています。また、はっきりとした話作りをするキム・ギドクと違って陳果(こっちが短かったw)はぐちゃぐちゃと話が混ざり合ってるようでおもしろくて大好きです。私としては陳果の映画のほうがとても映画としての楽しさに満ちている、と思います。

別に比較せずともいいのですが、ここではあえて好きな二人の監督を比べてみました。かいつまんで言うと同じような曲を弾いてはいるがその音色は全く違う、というような。
でも、解りませんね。ここまであくまで前半なので後半を観てまた感想を続けたいと思います。
posted by フェイユイ at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月21日

「1:99 電影行動」

images.jpg1:99.jpg

実はよく内容も見もせず、「お、フルーツ・チャンも噛んでいるオムニバス映画かあ」などと思い込んで借りてしまったwトンでもない。コレは香港・中国を襲った新型肺炎SARSの流行で打撃を受けた香港社会を元気づけようと、香港電影工作者總會が企画したキャンペーン「1:99電影行動」。映画監督15人によるショートフィルム11編は、いずれも香港市民を励ます内容のものだ。香港特別区政府も支持するこのキャンペーンは非営利で運営され、経費を除いた後の収益は慈善団体に寄付される、というものだった。

出だしの「狂想曲」からしてジョニー・トー監督アンディ・ラウを筆頭にサミー・チェン、ラウ・チンワン、チャップマン・トーらが歌い踊るという、のりのりのミュージカルもの。2番目の「子豚は体調不良」はフルーツ・チャン監督サム・リー、shine出演というまたこれもフルーツ・チャン独特のあのタッチで描く香港の匂い立つようなw映像です。3は可愛い男の子の可愛らしいミュージックビデオ風。4、ツイ・ハークはアニメです。5の「香港必勝」はチャウ・シンチー愉快です。なぜかメイキングの時のチャウ・シンチーがかっこいい。6、「ミス香港は誰?」は一番可愛い人がミスに選ばれますよ。7、「飛んでる家族」「インファナル・アフェア」の時とは違うアンソニー・ウォンがみれまする。8、「運よ、開け」かっこいいアーロン・クォック、ウォン・ジーワー、パロディです。9、「マクダルの1:99」星の王子様に扮した子豚がかわいいです。くしゃみをするカモも。10、「2003年春・追想」コレを見たくて借りるもしくは買う人もいるかもね。ピーター・チャン監督トニー・レオン出演なぜかしらんコレだけはすごくシリアスでまた可愛らしくもかっこいいトニーがみれますよん。カメラもクリストファー・ドイルという凝りよう。本人も出演してます。やはり映像が美しい。最後の11はスター総出演といったかんじで香港でのさまざまな困難を乗り切った歴史を振り返りながらそれでも香港は負けない!最高さ!という力強い言葉を投げかけてます。

全く香港人の明るいエネルギッシュなフィルムでした。あの恐ろしいSARSに襲われた直後とは思えないほど。またオリジナル版やメイキングも付いていて見ごたえあります。
特にメイキングの最初に、2003年香港アカデミー賞授賞式でエリック・ツァンの「今、香港はSARSに襲われ、また親愛なる張国栄を失い・・・」というスピーチがあり、はっとしました。エリック・ツァンの続けて言った「辛い出来事に全てを放棄したくなった」という言葉にレスリーはやはりそういう存在の人だったのだ、と胸が詰まる想いでした。

時間にすればごく短い11篇なのですが、香港の困難を笑いで吹き飛ばす根性と底力をみせつけられます。何でこんなに楽しいのだ?

作品リスト

「狂想曲」 監督:杜[王其]峰(ジョニー・トー)、韋家輝(ワイ・ガーファイ) 出演:劉徳華(アンディ・ラウ)、鄭秀文(サミー・チェン)、劉青雲(ラウ・チンワン)、杜[シ文]澤(トー・マンザッ)、林雪(ラム・シュッ)
「小豬不舒服」 監督:陳果(フルーツ・チャン) 出演:Shine 、李燦森(サム・リー)、嘉嘉龍
「向好看」 監督:陳徳森 出演:薛立賢
「信不信由[イ尓]」監督:徐克(ツイ・ハーク) 原作:王澤 出演:老夫子、大蕃薯、秦先生、陳小姐
「香港必勝」 監督:周星馳(チャウ・シンチー) 出演:Jenny Yip、元秋、呉凡、洪維濤、蘇醒、李漫芬
「誰是香港小姐?」監督:馬偉豪(ジョー・マー) 出演:陳奕迅(イーソン・チャン)、胡楓(ウー・フォン)、張英才、周麗淇(ニキ・チャウ)、何韻詩(デニス・ホー)、應釆兒(チェリー・イン)、李蘢怡(ティファニー・リー)、劉思惠、茜利妹、Mini Cookies、趙頌茹
「我的飛行家族」 監督:羅啓鋭、張婉 出演:黄秋生(アンソニー・ウォン)
「等運到」 監督:林超賢(ダンテ・ラム) 出演:郭富城(アーロン・クォック)、梁詠[王其](ジジ・リョン)、黄子華(ウォン・ジーワー)、何超儀(ジェシー・ホー)、黎姿(ジジ・ライ)
「麥兜 1:99」監督:謝立文 声の出演:林海峰(ジャン・ラム)、the Pancakes、陳浩峰、香港童聲合唱天地
「2003春天…的回憶」監督:陳可辛(ピーター・チャン) 出演:梁朝偉(トニー・レオン)、原麗淇、杜可風(クリストファー・ドイル)、張堅庭、杜[シ文]澤、田蕊[女尼]、呉君如(サンドラ・ン)、黄貫中(ポール・ウォン)、張同祖
「輝ける未来」監督:劉偉強(アンドリュー・ラウ) 、麥兆輝 出演:劉嘉玲(カリーナ・ラウ)、呉鎮宇(フランシス・ン)、黄秋生(アンソニー・ウォン)、余文樂(ショーン・ユー)、曾志偉(エリック・ツァン)、劉徳華(アンディ・ラウ)、張學友(ジャッキー・チョン)、陳冠希(エディソン・チャン)
posted by フェイユイ at 23:09| Comment(11) | TrackBack(4) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月15日

「海南鶏飯(ライス・ラプソディ)」後半

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心温まるいい映画でした。この先ネタバレです。

ジェンの悩みは同じ母親という立場で考えれば、とてもよく解るし、たとえ偏見がないとしても(ジェンは別に過激にゲイであることを攻撃してはいないようだし)わが子となれば世間様の目もあるし(そのことでカメラを向けられたりすれば、ジェンのように反撃もしてやらねばいかん)かつ、孫の顔も見たい。3人の息子がいて全員ゲイというのはつらいよな。(私もできることなら孫を抱いてみたい。いつになるかはわからんがさぞ可愛い事でしょう!)

だが子供の心は親の思い通りにはならないものです。上手くいってるとほくそ笑んだジェンを運命は裏切ります。だけどジェンを愛する金水の優しい心遣いは。終盤の料理コンテストの美味しそうなこと。私はジェンさんには悪いけど金水さんの料理が旨そうで(ヨダレ)美味しいご飯とともに映画も美味しく出来上がりました。と言う感じでした。

監督ケネス・ビイ 出演シルビア・チャン マーティン・ヤン マギー・Q(ゲスト出演)
プロデューサーの一人がジャッキー・チェン(映画中話題に上る)
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2005年05月14日

「海南鶏飯(ライス・ラプソディ)」前半

ディ.jpgラプ3.jpg 

香港映画とはなってるが、シンガポールを舞台にレストラン「珍記」を経営するジェン(シルビア・チャン)は3人の息子を養うシングルマザーでもある。彼女の作るハイナン・チキンライスは人気だが、彼女には悩みがある。それは長男・次男がそろってゲイであること。しかも残った3男もどうも怪しいのだ。悩んだ彼女はコックであり男友達である金水の助言で美しいフランス人留学生サビーヌをホームステイさせて3男に女性に目覚めてもらおうと苦心惨憺する、と言う話。

最初、言葉が普通語なので、香港映画と思い込んでた私は「なぜ?」舞台がシンガポールと解り、納得したが、英語とまぜこぜの会話だ。またもや?であったが、シンガポールは中国普通語と英語がごちゃ混ぜで話すのですね。初めて知ったことでした。

全体におしゃれな感じでママ・ジェンが出すご馳走はおいしそうだし、とても楽しい映画です。兄弟にひとりゲイがいるという話はわりとあるでしょうが、3人が3人ともゲイとは、お母さんの心痛は計り知れません。と言っても大騒ぎしたりするわけでもなく、淡々と進むとこががまた現代的で都会的。ゲイと言ってもまたさらりとした風でほんとに美味しい食事をしているかのように楽しめます。

さて、3男レオはいつのまにやら美しいサビーヌといい関係に?!これからどうなりますやら。 「海南鶏飯」のホームページはここ。
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2005年04月25日

「無間道(インファナル・アフェア)」T、U

ユー.jpgショーン.jpgエリック.jpgフー・ジュン.jpgアンディ.jpg無間道.jpg

またまた古いネタですが。巷ではすでにVが上映されてるというのにこの話題。
Tはかなり前に香港のDVDで中文字幕で見ました。おもしろかったですが、いまいち中文が解りづらくてT,Uとレンタル。いやー、おもしろかったですねえ。私としてはTよりUの方がより楽しめました。
多分ネタバレするので、よろしく。

Tは大スターアンディ・ラウとトニー・レオンが主演。黒社会のアンディが警察学校に入り、警官となりとんとんと出世。片やトニー・レオンは警察官になりたかったのにわけありで警官になれずどうしてもというなら黒社会に潜入しろという上の命令で仕方なくその世界に入り込む、というのはもうご存知ですね。
そしてUはTの前に戻るということで、ここら辺りは「ゴッドファーザー」のようですね。しかも華やかなTと違ってちょっと渋いUの方がおもしろい。というとこも似てる。
とにかくTではアンディを中心に物語が進むのですが、やや控えめな感のあるトニーが出てきて寂しげに微笑むとファンがバタッといくわけですねw私もかなり倒れました。あのまなざしというのはどういうものでしょうか?
Uでは彼らはまだ未成熟な若者。まるでアンディがそのまま若くなったかのようなエディソン・チャンもいいんですが、一見ちょっとトニーとは違うかなと思ったショーン・ユーが見てると次第にトニーかなと思えてくるようなすばらしい演技だと思いました。トニーを模倣しているのでしょうか?繊細な眼差しや微笑でした。
しかしUでは圧倒的にウォン警部(アンソニー・ウォン)とサム(エリック・ツァン)そしてサムの愛妻(カリーナ・ラウ)の物語に重きが置かれてましたね。
そんでもってヤン(ショーン・ユー)の異母兄であり組織のボスであるハウのなんともいえない悪党ぶり。一見まじめな風でタチが悪いというとこがよくて異母弟のヤン(ショーン・ユー)をさも愛してるかのように操ってその結果、といういい役でしたねえ。
んでもってこの映画最大のポイント・胡軍wイヤ笑わんでいいんですが、この方だけはなぜでていたのでしょうか?何だかさほど重要な役でもないようでいてウォン警部の親友。ヤン(ショーン・ユー)を励ますためにでてきた?いやいや私としては久し振りにお会いできて本当にうれしゅうございました。やっぱ素敵です、胡軍。

「無間道」とは終わりのない苦しみのことらしい。自分の手で黒社会とのつながりを断ち切ったラウ。しかしその苦しみは終わることはないのだろうか。

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2005年04月14日

「功夫/カンフーハッスル」チャウ・シンチー

カンフーハッスル.jpg功夫.jpgチャウ・シンチー.jpg

堪能しました!おもしろかったよう!!香港ではあるのでしょうが、チャウ・シンチー独特の不思議世界を味わえて何だか幸せな気分です。映画の楽しい要素をたっぷり盛り込んだそしてロマンチックなお話でしたねえ。
何より出演者の皆さんがめちゃめちゃ楽しんで作ってる気がします。色んな映画のパロディもあり、また武侠モノの技なんかもどんどん出てきてまさにワンダーランドという感じ。
 
なんとなく他の役者さんの活躍が多かった気もするけど、チャウ・シンチーはいつまでもかわいいなあ。鍛えられた体もすてきでしたね。
おなじみの顔もたくさん見れてうれしいことでした。

しかしこれだけ色んな武芸者(?)がいて、最強はおばちゃんだというのがよかったw

最後の花はカモミールですよね?なんだかかわいいなあ。
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2005年03月24日

アニタ・ムイの蝋人形

アニタ・ムイ.jpg

香港のビクトリア・ピークにあるマダム・タッソー蝋人形館にアニタ・ムイ(2003年12月30日に亡くなった)の蝋人形がお目見えしたとのこと。
除幕式にはお母さんたちも参加された。

この蝋人形館にはアニタ・ムイの親友だったレスリー・チャンの蝋人形も展示されている。

しかしすばらしい美脚ですね。
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2005年01月21日

「死亡写真」後半

んー、こちらは前半おもしろく感じたんだけど後半はどうなんだろ?いや、けっこうはらはらして見てはいたんだけど、なんとなく男性の欲望だけでつくられてる気もするし。そりゃラストはあーでしょうといわれてもなんとなくとってつけた感じもする・・・。私としてはこういうんじゃなくてずーっとおかしな女の子という設定でやって欲しかった。な。後半からアメリカ某映画そのもののようになった(ニコラス・ケイジの・・)ような。
退屈はしないと思いますけどォ。
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2005年01月20日

オキサイド・パン「死亡写真」前半

まずタイトルが怖いです。といっても残酷嫌、残酷嫌、と繰り返した私としては、まあ死体はみてもいいかw 裕福な家庭で何不自由なく育った美少女・ウィンケイ(レース)は、写真を専攻する女子大生。すでに多くの写真展で受賞し、その才能を認められているウィンケイだったが、彼女自身はその作品に満足していなかった。実は彼女にとって、最も美しいものは"死"−。幼い頃のトラウマから死体に異様な興味を持つ彼女は、死体の撮影にのめりこんで行く。
 異常に気づいたルームメイトのバクペイ(ロザンヌ)の助けで、彼女は自分の犯した過ちに気づく。しかしその頃、彼女と全く同じ嗜好を持つ何者かが彼女たちを狙っていた・・・。というとこまで見た。
出だし見てすぐ思い出したのが、タランティーノが総指揮の(葬式ではない)「フェティッシュ」という愉快な映画。中身はまったく違うんだが、かわいらしい女の子が殺人現場にものすごい興味があって、現場の掃除屋さん(こんな仕事があるんですねえ?)に就職、殺人現場に嬉々としておもむく、というコミカルな映画で大好きだった。こちらは、やや沈痛なムード、そしてウィンケイとパクペイはなんともビアンな関係でなかなか楽しい。ビアンな感じの映画って見たいと思うんですが、男同士以上にあんまりないよね。ま,それはそれとして、けっこうおもしろいです。筋書きとしては、そんなに珍しくはないんだけどもね。何故だろ。撮り方がおもしろいのかな。後半ウィンケイがどうなってしまうか、楽しみですね。
監督オキサイド・パン 出演2R(レースとロザンヌ) 梁俊一 2004年
死亡写真
怖がりの方、ごめんなさい。グフフ、怖いよね、このジャケット。
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2005年01月02日

2046

おお!やっと見ました「2046」思い切りぐちゃぐちゃしてました!よかった、よかった。なんといっても木村拓哉くんが日本語をしゃべってくれたのが助かりました。ありがとう、木村君。時間と空間が錯綜するぐちゃぐちゃ感は相変わらず堪能できたし、言葉も錯綜してましたね。DVDで見たんですが、音声「広東語」にしたんですが、木村君・日本語、トニー・広東語、チャン・ズィーイー&コン・リー普通語、フェイ・ウォン・広東語で会話してました。通じ合うのか?ま、日本語は通じなかったですがね。「花様年華」に通じる映画ということだったが、私は勝手にトニーがタクシーの中でチャン・ズィーイー&マギー・チャンの肩に頭を乗せるシーンが「ブエノスアイレス」を思い出させてどきりとした。モノクロになったしね。ま、それだけでなくウォン・カーウァイの今までの映画を思い起こさせる場面は多々あるのだろうが。
しかし美男美女が出てくる映画である。
特に女性陣が美しくて。フェイ・ウォンの鎖骨と細い首がきれいでした。チャン・ズィーイーもきれいでしたねー。多分、今までにない魅力を思う存分発揮していました。それとなんといってもコン・リーの美しさ。ですね。よかったなー。
トニー・レオンは、もう、申し分ない色っぽさだったと感じました。一つ一つの動作がすてきでした。
それになんといっても美術が大好きだから、もうそれ見てるだけで楽しいしね。音楽も相変わらずで(笑)私としては、ウォン・カーウァイの世界にたっぷり浸ることが出来たひと時でした。難解なことはもう確かなんでまた見たくなりますし。美しくてぐちゃぐちゃで宝石箱を覗き込んでるような映画でしたね。
2046 
フェイ・ウォン2046
監督ウォン・カーウァイ 出演トニー・レオン 木村拓哉 フェイ・ウォン コン・リー チャン・ツィイー マギー・チャン チャン・チェン カリーナ・ラウ 2004年
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2004年12月18日

「トイレ、どこですか?」

という日本語タイトルがあったのね。
3分の2後半は一気に見てしまいました。やっぱ、いいです、フルーツ・チャン。どうしてこう、ぐちゃぐちゃした映画が作れるんだろ?ぐちゃぐちゃした映画大好きです。でもなかなかないんですよ、意外と。

北京のとある公衆トイレ(あの有名なニーハオトイレ思い浮かべてください)の便槽のなかに(!)捨てられていた赤子・ドンドン(アベツヨシ)は「トイレの神様」というあだ名をつけられる。ドンドンは助けてくれたおばあさんの癌の治療薬を探して旅にでる。そして韓国でキム・ソンパク(チャン・ヒョク)に出会う。舞台は中国・香港・韓国・ニューヨーク・インド・ローマ。色んな人がそれぞれの想いで旅をする。勿論、トイレが重要なキーワードです。トイレの内部にカメラが入り込んで水の中を泳いでいくような(そして色んなものが浮いている)カットが何度か入ってくるので、なんともいえない気分にさせてもらえます。

不思議な気分になる映像です。チャン・ヒョクはほんとにいい顔だ。サム・リーもでてます。
癒し系映画なのかもしれない。
posted by フェイユイ at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月16日

フルーツ・チャン「パブリック・トイレット」3分の1

はっきり言って恐怖でした。フルーツ・チャンのことだから、もうどんなにか見るにたえないだろうと。もひとつはっきり言うと、いつものように中文字幕で見てるんですが、言葉がわかったほうが感動しそうです(笑)多分人間の本質を鋭く突いてるんだと思うんですが、いかんせん言葉の壁が(ああ)「火山高」で好きになったチャン・ヒョクが見たくて見たといったほうが正しいかも。可愛いです。金金の金髪です。
そんなわけで3分の1で挫折しました。また明日少しみます。
あ、私が何をそんなに怖がったのかはおわかりですよね。タイトルどおり公衆トイレを舞台にした映画なのでどんな情景が繰り広げられるかは想像に難くないわけで。ま、そのとおりでした。トイレの中に人生がある、ということですね?(誰に聞いてんだ)  
監督フルーツ・チャン 出演チャン・ヒョク サム・リー ジョー・コク アベ・ツヨシ
Public Toilet.jpg
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2004年11月09日

トニー・レオン、と言っても花様年華その他

注文しているDVDがなぜか来ない。なぜ?こういうときはあほな妄想が駆け巡る。忘れられた?郵便やさんがさぼってる?まさか。仕方ないのでなんとなしに「花様年華」をみてみた。音楽と言い映像と言いウォン・カーウァイ世界を堪能できます。そういえばトニー・レオンのことにはまだ触れてなかったような。「ブエノスアイレス」でレスリーの恋人だった大切な人なのに。しかしトニー・レオンという人はこのような悲しい目の男もやれるし、大英雄(東成西就)のすさまじい演技もやれる。でもって「楽園の瑕」(東邪西毒)ではめちゃくちゃかっこよかったしね。「非情城市」や「シクロ」もみましたよ。最近は「インファナル・アフェア」でしたね。

なのでもちろん「2046」見たいんですが、まだも少し後だろうなあ。
posted by フェイユイ at 23:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 香港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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