2005年04月06日

「きらめきの季節」アウェイと双子の姉

姉.jpg

昨日の続き少し、やはりねたばれなのでよろしく。

映画の中で突然というか少しずつアウェイが具合が悪くなっていく。これはもしや双子の姉が癌なのだから彼も・・と思いながら見ていた次第に病状が悪化して吐きまくってる。姉の元夫と海に行ったときはとうとう耐え切れず病院へ。そして遅れてアジェが帰ってきた時「アウェイに大変なことがあった、と。だが、それは双子の姉の死だった。それからアウェイの病気について説明がない。???と思ってたのだが、後でお風呂に入っててやっと気づいた。アレは双子の姉の苦しみが彼に伝わってたんだー。と思いましたが。

ところでこのアウェイの姉の死ぬ前の苦しみは見ててものすごくかわいそうなものだった。映画でこんなに痛みを訴える場面を見たことはない気がする。家族のものの悲しみもつらく、「また戻って来い」とか「私もすぐ行くよ」というおばあちゃんとか、確かに死は綺麗なものではないのだということなのだ。

謎解きをするようなストーリー、幻想的な映像、癒しを感じさせる。とだけ言えば、キム・ギドクのようだが、中身はまったく違うなあ。全然別の世界と思います。
でもね、キム・ギドクの「空き家」の美青年を見た時、「あ、なんだかファン・チイウェイに似てる」と思ったの。なんとなくね。それだけ。




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2005年04月05日

「きらめきの季節/美麗時光」後半

アジェ.jpg

後半に入ってもろネタバレしますのでよろしくお願いします。これから見る人はご了解ください。

またもや不思議な映画だったなあ。この感覚、いいですね。
後半に入って物語りは大きく動いてくる。日々の繰り返しの様なゆったりとした時間が不安なものに変わっていく。それはアウェイの「悪いことばかりおきるんだ」というように。

自分を抑えきれず取り立て相手の手下を撃ってしまうアジェ。そのアジェが復讐のため刺される時、アウェイは助けに行くことができない。そのためアジェはさらにピストルで撃たれ、死んでしまう。
やりきれない気持ちでいるアウェイはアジェを殺した連中のボスを石でおもいきり殴りつける。そして必死で逃げ走ると、そこにアジェがいるのだ。
だが次の瞬間、再びアジェは刺されてしまう。が、この時、アウェイはアジェを救うため敵を追い払い、一緒に逃げ走る。これはなんなのだろうか。人生には色々な可能性がある、ということなんだろうか。刺されるアジェを助けるか助けられないか、人生はあらゆる可能性がある。

ファン・チイウェイのアウェイはとてもよかったけど、いとこのアジェがすごく可愛かった。
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2005年04月04日

「きらめきの季節/美麗時光」前半

アジェとアウェイ.jpgアウェイ.jpg

出だしの水槽のシーンから、すでにとりこだー。「ニエズ」の主役ファン・チイウェイが主演なのだから、もっと早く見ねばいけなかったのだが、ようやく見ました。
アウェイ(ファンチイウェイ)(劇中の名前と本人の呼び名が同じですね)の双子の姉アミンが癌で余命いくばくもないということ、隣に住んでるいとこのアジェ(ガオ・モンジェ)(こちらも)がいつも手品を見せたがること、その父親はいつも賭け事で負けっぱなしということ以外にはさして何もまだ起こってはいない。だけども。まるで時が止まってるような熱い空気、よどんだ川の流れ、突然現れる一角獣、知的障害者であるアジェの兄さんの訳ありの言葉、すぐに消えてしまう外灯、幾重にも重なってるかのような石の壁の間から見える風景などに見とれてしまう。
仲良しのいとこ同士アウェイとアジェが暴力団がらみでピストルを手に入れたことで、不安な予感は起きるのだが。
張孝全ほどではないにしても久し振りに見たファン・チイウェイ(と言っても作品自体は随分前のだが)また明日もこの風景を見ることができると思うとうれしい。
監督 チャン・ツォーチ 出演 ファン・チイウェイ、ガオ・モンジェ 2002年制作
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2005年02月26日

「夜奔」ストーリー

レネ+ホアン.jpgnight.jpg

昨晩はまた「夜奔」を見てたんです。いいですねえ。美しくて。ですぐ書こうとしたんですが、あんまり眠くて、負けた。
ところで私は「夜奔」何度も見てるんですが、一般にあんまり見られてはいないんですよね? 確か。
ということで、少しストーリー書いちゃおうかな。しかし未見なら読まないだろうし、見たなら読む必要ないし、誰が読むんだ?まー気の向いた方のみ読んでやってください。最後まで書いてますので、そのつもりで。

1930年代、中国。女学校で英語を教えているインアル(英児)はアメリカでチェロを学んでいる婚約者・シャオドン(少東)がいる。文通を通じて互いを知り合っていた。
ある日、シャオドンが帰ってくるという手紙が届く。
インアルの家は裕福で旅の一座「ロンチン座」を家に宿泊させ稽古も許していた。そのなかに「林冲夜奔」の主役を演じるリンチョン(林冲)という若者がいた。林冲というのは水滸伝に出てくる悲劇のヒーローの名です。正義の士であるにもかかわらず、悪い権力者に都を追われる。その悲劇のシーンを昆劇(歌と踊り)で表すのだ。インアルはリンチョンのその気高さに打たれ惹かれる。

インアルはシャオドンの両親とともに港へ迎えに行く。おしゃれをするためにインアルは懸命に自分で焼けた鏝を髪に当てると煙がでて髪を焦がし慌てる。顔のふちの髪が焦げて縮れてしまい、泣き顔になるインアルがかわいいです。

初めて出会うインアルとシャオドン。だが手紙で心が通じていた二人はすぐ打ち解け互いに好意を抱く(意外と珍しいことかもね)

インアルはシャオドンをロンチン一座に連れて行く。インアルがすぐ出て行こうとしたため、シャオドンは背中を向けたまま、リンチョンの歌声を聞く。音楽家であるシャオドンはその歌声に心を刺し貫かれる思いをし、リンチョンが忘れられなくなる。リンチョンの歌声にシャオドンは寒い夜空と星の下、逃げていく林冲の姿を見たのだった。

ためらうシャオドンをインアルはリンチョンに会わせようとし、もめていた。そのときお金持ちの美丈夫・ホアン・ズーレイ(黄子雷)がやってくる。仕方なくズーレイにシャオドンを紹介するインアル。ズーレイは「知ってますよ。銀行頭取の息子さんだ」と言って冷たく去っていく。

嫌がったくせにシャオドンはインアルに「あの主役の名は?」と聞く。「リンチョン(林冲)よ」「そうじゃなくて、本名だよ」「それがリンチョンなの。すごい人気だから、リンチョン」

シャオドンまたリンチョンを見に行く。今度は楽屋へ自ら会いに行く。途中でリンチョンと出会う。そこへインアルもやってくる。自己紹介するシャオドン。またそこへズーレイがやってきて邪魔をする。むくれるインアル。ズーレイは昆劇役者・リンチョンに目をかけパトロンとなっているのだ。近寄るシャオドンの心を敏感に感じ取っている。

シャオドン意を決してインアルとともにリンチョンに昆劇を教えてくれるよう頼む。3人の輝くような青春の一幕が始まる。それはほんの短いひとときではあったのだが。

短い逃避行の後、リンチョンはシャオドンに言う。「僕はきみを忘れないよ」

翌日インアルはリンチョンの背中に激しい折檻の後を見つける。動揺するインアル。それが親代わりの一座の座長の仕業であるとすぐ知ったのだった。

ホアン・ズーレイは執拗にリンチョンを自分だけのものにしようとする。それを見てシャオドンはズーレイにはむかう。だが、結局リンチョンはズーレイのものになり、夜をズーレイの床で過ごすのだった。

ある日ある浴場でシャオドンとリンチョンは出会う。リンチョンはズーレイと一緒だったのだが、二人はズーレイの目を盗んで逃げ出す。静かに怒るズーレイ。

シャオドンとリンチョンは昆劇の仕事をすっぽかして雪の中動かなくなった車の中にいた。「美しい手だね」と言ってシャオドンの手をとるリンチョン。そしてリンチョンはシャオドンに口づけしようとした、がシャオドンは戸惑ってさけてしまい、車を飛び出す。戻ったときすでにリンチョンの姿はなかった。

ここで二人の青春は終わってしまうのだ。シャオドンは昆劇役者との逃避行を新聞に書き立てられ(たったあれだけのことを書きたてられるってどういうこと???)父親を怒らせ、部屋に閉じ込められてしまう。
インアルは二人の男を静かに愛しながら、その二人の男が愛し合ってることを感じ取っている。
そしてリンチョンは、ああ、親代わりの座長が一座の少年に手を出しているところを目撃し、怒りで座長を縊り殺してしまうのだ。一座の者たちはリンチョンに「逃げるんだ」と口々に叫ぶ。リンチョンは芝居のとおり、「夜奔」夜の闇の中を逃げていくこととなる。正義のことをしただけなのに。逃げる時リンチョンはインアルに会い、笛をシャオドンに渡して欲しいと頼む。リンチョンのシャオドンに対する愛を感じてしまうインアルは、シャオドンからもらったクリスタルのチェロのおもちゃをリンチョンに渡す。

シャオドンは話を聞き、インアルに「結婚しよう」という。インアルは「あなたが愛してるのはリンチョンなのよ。あなたも行って頂戴。二人はずっと手紙を書きましょう。あなたは答えをみつけられるわ」
 
アメリカへ戻るシャオドン。孤独な心を抱えたまま、生きていくのだ。そしてある店でリンチョンの歌声の吹き込まれたレコードを見つけ涙を流す。

そして手紙でインアルはリンチョンを見つけたことを伝える。「リンチョンは波止場で苦力をしてたのよ。そしてわずかな金を稼いで病気で倒れたホアン・ズーレイの面倒を見ていたのです。あの男の家は日本軍から権限を奪われ落ちぶれてしまっていたの。私はリンチョンにあなたのアメリカの住所を教えたの、彼は英文どころか文字も読めないのに」

だが、リンチョンはズーレイの死後、アメリカへ向かうのだ。シャオドンに会うことはついにかなわなかったが。不法移民として捕まったのだ。牢の中でもリンチョンは背筋を伸ばして黙ったままシャオドンに思いをはせていたのだろう。

そしてインアルもアメリカのシャオドンのもとを訪れる。シャオドンはリンチョンの遺骨を受け取ったことを話す。そして自分がどんなにリンチョンを愛していたのかを。あのひどい雪の夜、リンチョンに背を向けた時、すでにもう生き別れ死に別れたのだと。夢に見るのだと言う。リンチョンの最期の時に駆けつけ、手を握りどんなに自分が愛していたかを話す夢を。

シャオドンはずっとニューヨークに住みついている。そしてお墓参りをしている。「僕の側へ来てこの3つの墓碑をたずねる人がいる。僕は答える。ここに僕の妻が眠っている。そしてここに僕の愛する人が。僕は決めている。インアルを僕たちの間に置こうと」
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2005年02月24日

夜奔

FleeingNight.jpg

何だか急に中国語が聞きたくなって、といってもおもしろいのじゃないと見たくないし、解りやすくていい感じのというとこれになったw

いやもう何回見たんだか数え切れませんwこのときのレネ・リウが大好きでもう憧れです。レネの一番好きなシーンは、婚約者シャオドンと昆劇役者リンチョンが仲良くなろうとするのをレネ演じるインアルが見守ってたらパトロンのホアン・ズーレイが邪魔しにやってきたんでレネがむくれるとこ。すっごくかわいいんですよ。ぷん。

もう以前に書いたんですが、とてもきれいないい映画なんです。シャオドンとリンチョンの同志愛なわけですが、手を触れるのも恥ずかしいというかわいらしさ。見守るレネもシャオドンとリンチョンにそれぞれ愛をもっていてその雰囲気がとても好きです。

それと忘れちゃならない敵役のホアン・ズーレイ。まさに憎憎しい役を見事に演じきっているダイ・リーレン。こちらのファンという方も多いのでは。

中国の昆劇とアメリカ仕込のチェロの調べ。という華やかな設定。30年代の中国を舞台に3人の若者の青春を胸が痛くなるような切なさで描いた秀作です。

監督 シュイ・リー・ゴン/イン・チー 出演レネ・リウ ホアン・レイ イン・ジャオトゥ ダイ・リーレン  2000年
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2004年10月11日

マギー・チャン

今日は「五月之恋」を訳してみたり(それでやっと細部がわかってきました笑・それでいいのか)マギー・チャンの「客途秋恨」を少し見たりしました。「客・・」はDVDなのに映像ひどすぎです。しくしく。1度テレビでなんとなく見たんですが、よく見てみたいなあと思って買ったのに。後半大分に来るんですよね、楽しみです。が,映りがこれじゃな。マギー・チャンもよく見たお方です。きれいなんですよねえ。私はやっぱり「楽園の瑕」のあの物憂げなマギーが好きですう。それから「花様年華」の妖艶さ。「ロアン・リンユイ」もよかったです。「英雄」も勿論みましたよん。そいえば、この前、マギー・チャンがレズビアンじゃないかという疑惑に答えてましたっけ。さわやかな美女だからそういう疑惑もされるのでしょう。といってもレズビアンでも勿論いいですよね。ますます素敵です。
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2004年10月09日

かわいいチェン・ボーリン、美しいリウ・イーフェイ、それにじいやも

[五月之恋」をやっとみれた!ほんとはもっと早く見られたはずなのにごたごたがあって注文から1ヶ月近くたってしまった。あの「ニエズ」にもちょい出演のチェン・ボーリン君がかわいらしい。がそれ以上にリウ・イーフェイの輝くばかりの愛らしさ。チェン・ボーリン君でなくとも後をつけちゃいそうである。それと定番と知りつつも私は映画のなかでちょっとだけ、京劇が使われてるのに弱い。それを見て居眠りしちゃうアレイ(ボーリン)もいい。名場面であろう陸橋のシーンがまた弱い(別の意味で)見てるだけで足ががくがくする。ずっと登場する「五月天」はこの映画のタイトルともかさなってるわけだが、私ははじめてみました。それからロンズさんのお宅のじいやさん(副官)も出演されております。そしておやおや、「藍宇」のハントンの妹の夫役で「藍宇」のプロデューサーである方も京劇の先生としてご出演。なぜかこちらではちょいとオカマっぽく感じたのは気のせい?しかし背たかっ。あっちはみんな大きかったから気づかなかった。美しい二人のさわやかーな映画です。
mayday
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2004年10月02日

「夜奔」

今日はゆっくり映画を見る暇はなかったので、過去の話をします。私が好きな映画のひとつに「夜奔」があります。中国映画を見始めた頃の私には、とてもよい案内役だったような気がします。ストーリーはふたりの青年と一人の少女の不思議な愛情関係から成り立ってます。許婚のふたりはそれぞれに舞台役者の青年を愛してしまいます。役者の青年はまたほかに彼を偏愛する金持ちの男がいます。そんななかで役者のリンチョンは音楽家である青年シャオドンを愛するようになります。
昆曲の名場面とチェロの音色、美しい3人の若者の甘い青春のひと時。うっとりと魅入ってしまいましたね。なんといっても、レネ・リウがとてもよかったと思います。またダイ・リーレンを知ることができてほんとによかったです。
ホアン・レイはまさにはまり役といった感じでお坊ちゃま的魅力を発揮してましたし、林冲役の林冲はシャオドンが心を奪われるだけの美しさが確かに現されていたと思います。
そんな感じで私はもう何回となくこの映画をみてしまいました。ヨーロッパ映画をたくさん見てて、これから、中国映画を見ようという人にはとてもお勧めです。
yeben1
監督シュイ・リーゴン 出演イン・ジャオトー ダイ・リーレン ホアン・レイ レネ・リウ
1999年
posted by フェイユイ at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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